JP2514356Y2 - 配管ユニットの管体支持構造 - Google Patents

配管ユニットの管体支持構造

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JP2514356Y2
JP2514356Y2 JP7280790U JP7280790U JP2514356Y2 JP 2514356 Y2 JP2514356 Y2 JP 2514356Y2 JP 7280790 U JP7280790 U JP 7280790U JP 7280790 U JP7280790 U JP 7280790U JP 2514356 Y2 JP2514356 Y2 JP 2514356Y2
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英文 竹内
文彦 後藤
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は配管ユニットの管体支持構造に関するもので
ある。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 便器の後方には、配管ユニットが設けられることがあ
り、この配管ユニット内には給水管、排水管、脱臭管等
が収納される。
ところでこれらの管体を支持するに際し、従来におい
てはトイレルームの壁面にブラケットを取付け、このブ
ラケット上に管体を載置することで行っていた。
しかしながらこのような従来の構造では管体の位置、
特に上下位置が変わるとこれに対応しにくく、改善が望
まれていた。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するための本考案は便器3の近傍に設
けられる配管ユニット25の管体6を支持する支持構造に
おいて、トイレルームの壁面2に支持ブラケット11を固
定し、該支持ブラケット11に前方に延出するボルト18を
取付け、このボルト18に上下動自在な吊部材33を設け、
この吊部材33で管体6を支持したことを特徴とする。
(作用) ボルトに設けた上下動自在な吊部材で管体を支持する
ようにしたので管体の上下位置を容易に調整することが
できる。
(実施例) 以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は大便器の側面図で、図中1はトイレルームの
床面、2はコンクリート製の壁面、3は大便器を示す。
大便器3の後部には排水管4、給水管5、脱臭管6を
取付け、給水管5の途中にはフラッシュバルブ7を設け
る。
前記壁面2には第1図,第2図に示すようにグリップ
アンカー9を埋設し、このグリップアンカー9にボルト
10を螺合し、このボルト10でブラケット11を支持する。
本実施例ではブラケット11の上下端は壁面2側に向かっ
て屈曲しており、ブラケット11に設けた挿通孔及びブラ
ケット11に当接する座金13の挿通孔を前記ボルト10が挿
通する。そしてボルト10に螺合するナット14を締め付け
ることでブラケット11が壁面2に対して固定される。前
記ブラケット11の上部にはもう一つの挿通孔を形成し、
この挿通孔にボルト18を挿通するとともにこのボルト18
の頭部18aを溶接等によりブラケット11に固定する。第
1図に示すようにボルト18は長尺であり、前方に延出
し、その前端でフレーム20を支持する。
フレーム20は垂直部21と水平部22から成り、前記垂直
部21の前面側には前面板23を取付け、水平部22の上面に
はカウンター24を取付ける。以上の排水管4、給水管
5、脱臭管6、フレーム20、前面板23、カウンター24等
で配管ユニット25を構成する。
前記ボルト28の中間部分には第2図に示すように支持
部材27を螺合し、支持部材27下部のボルト29にターンバ
ックル30を螺合し、このターンバックル30をナット31で
締付けて固定する。前記ターンバックル30の下部には吊
バンド33を固着し、この吊バンド33で脱臭管6を支持す
る。
以上において吊バンド33の前後位置(第2図の左右位
置)を調整する場合には支持部材27を回転させて該支持
部材27をボルト18に沿って進退動させる。又、吊バンド
33の上下位置を調整する場合にはナット31を緩めてボル
ト29と螺合するめねじを有するターンバックル30をボル
ト29に対して回転させる。
このように本実施例の構造によれば、容易に吊バンド
33の位置を変えることができるので、容易に脱臭管6の
位置を変えることができる。
尚、本実施例では管体の支持構造を脱臭管6について
適用したが、これは排水管4、給水管5等、他の管体に
ついても適用できるものであることはもちろんである。
(考案の効果) 以上述べたように本考案によればボルトに設けた上下
動自在な吊部材で管体を支持するようにしたので管体の
上下位置を容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は大便器の側面図、第2図は管体支持構造の側面
図、第3図は同側面図を示す。 2……トイレルームの壁面、3……大便器、4,5,6……
管体(排水管、給水管、脱臭管)、11……支持ブラケッ
ト(ブラケット)、18……ボルト、25……配管ユニッ
ト、33……吊部材(吊バンド)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器の近傍に設けられる配管ユニットの管
    体を支持する支持構造において、トイレルームの壁面に
    支持ブラケットを固定し、この支持ブラケットに前方に
    延出するボルトを取付け、このボルトに上下動自在な吊
    部材を設け、この吊部材で管体を支持したことを特徴と
    する配管ユニットの管体支持構造。
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