JP2514122B2 - 自動車用電子バンパ - Google Patents

自動車用電子バンパ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高周波近接スイッチ
を応用して車が物体に近づいたことを感知し、表示又は
警告を発する自動車用電子バンパに関する。
【0002】
【従来の技術】車が物体に近づいたことを感知するバン
パとして現在市場に出ているものには、超音波方式又
は、光電反射方式等がある。図10に示すようにバンパ
1の上或いは内側に取付けられて超音波又は光線3を放
射し、その反射波をセンサ2で検出するようにしてい
る。これ等の方式はいずれも感知範囲が狭いので、自動
車のコーナに取付け、後方もしくは前方全体をカバーす
るようにしているが、感知範囲のバラ付きや、バンパに
センサ検出用の孔を明けるため美観上好ましくない。ま
た利点として比較的感知距離を長くとれることや、コー
ナに取付けるため感知箇所(左右)が判ることなどが挙
げられるが、この種の用途としては感知距離は2〜3m
も必要とせず、それより一様な感知範囲を持つ方が重要
である。
【0003】このため、特開昭60−186773号公
報に記載のような高周波近接スイッチの適用が提案され
ている。その原理は、高周波発振回路の一部に平行板電
極を設けてコンデンサの機能を持たせ、その一極をボデ
ィアースし、他方の電極を感知板としてこれに物体が近
づくとコンデンサの容量が増し、発振条件に影響を与え
て発振出力を変化させる。これを検波してスイッチング
させるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、高周波
近接スイッチを適用して障害物を検知できるが、その位
置までは判断できない。そのためには1つのバンパに2
〜3個の周波数近接スイッチが必要であり、その数に応
じて配線も多くなって煩雑になる。また、周波数の異な
る回路系が至近距離で同時に発振すると、互いに干渉し
て誤動作を起こすので、タンク回路を設けて調整するな
どの必要があった。更にバンパは直接日光に曝されたり
雨水や雪の付着などによって容量が変化する。その場合
に、検知した信号の大きさよりも検波出力の温度ドリフ
トの方が大きくなったりして誤動作を起すことがある。
【0005】この発明は上述した事情に鑑みて成された
ものであり、この発明の目的は、バンパ内に複数感知の
高周波近接スイッチを設け、誤動作を起すことなく柱、
壁又は人などの物体を広範囲に検出できる自動車用電子
バンパを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は自動車用電子
バンパに関するもので、この発明の上記目的は、高周波
近接スイッチを形成する感知板容量、ローディングコイ
ル及びデバイドコンデンサから成る複数の感知部と、温
度等に安定した基準容量、ローディングコイル及びデバ
イドコンデンサから成る基準共振回路と、前記複数の感
知部及び前記基準共振回路をそれぞれスイッチ手段を介
して駆動する1つの発振部と、前記発振部の出力を検波
する検波部と、前記検波部の出力を弁別して前記複数の
感知部及び前記基準共振回路に対応した出力部に与える
弁別部と、前記スイッチ手段及び弁別部を同期して切換
える同期手段と、前記複数の感知部のそれぞれに対応し
た出力を平滑した後に前記基準共振回路に対応した出力
を基準電圧として零点調整される直流増幅器と、前記基
準電圧により2値化の基準を調整される比較器とを具備
した自動車用電子バンパによって達成される。
【0007】
【作用】上記の構成により、各感知板容量又は基準容量
が異なってもローディングコイル又はデバイドコンデン
サを調整して、各共振周波数を発振部の共振周波数に近
づけ、出力も同一レベルに近づけることができる。また
スイッチ手段と弁別部を同期させることにより、各感知
部及び基準共振回路は同時に発振することがなく、個別
に出力が分離されるので干渉はない。更に基準共振回路
に対応した出力に基づいて常に各感知部に対応した出力
を監視し、その変動を補償する。
【0008】この動作を図1の回路図を用いて説明す
る。図1では複数の感知部を1つの感知部4で代表させ
ている。感知部4と基準共振回路5とはクロックパルス
X,Yにより制御されたアナログスイッチAG1、AG
2により順次発振器6に接続される。感知板容量Cc又
は基準容量Cに対する発振器6の出力は可変容量C1、
C2を調整してほぼ同一レベルにする。検波器7で検波
された検波出力は、高インピーダンスのボルテージフォ
ロワ8を通して、アナログスイッチAG1,AG2と同
期したアナロフスイッチAG3,AG4により各感知部
4及び基準共振回路5に対応した検波出力に弁別され
て、フィルタ(R1,C6)又は(R2,C7)で平滑
される。
【0009】ここで、各感知部4に対応した検波出力
は、直流増幅器Amp2の正側入力に入力し、他方基準
共振回路5に対応した検波出力は負側入力に入力して、
これを基準電圧として可変抵抗器VR1により零点調整
を行ない温度等による出力変化の補償をする。増幅され
た出力はコンパレータにより2値化されるが、その基準
値も可変抵抗器VR3により調整される。また、直流増
幅器のゲインは可変抵抗器VR2によって調整される。
【0010】
【実施例】図2はこの発明の全体構成を表わす概念図、
図3はそのブロック構成図である。電子バンパは感知部
11、検出部13、リセット部14及び表示部15から
構成される。感知部11は二枚の平行板電極9,10で
コンデンサ機能を持たせており、その複数個が樹脂製の
バンパ内部に埋設され、車のシャーシにボルト12で締
着されている。感知部11は車の前方2箇所、後方1〜
2箇所とする。検出部13は発振器16、直流増幅器1
7及び制御部18から成り、発振器16からの検波出力
を直流増幅器17において補正しつつ増幅して制御部1
8に与え、制御部18は基準共振回路に対応した基準電
圧で調整された基準と比較することによって2値化した
信号をリセット部14を通して表示部15へ入力する。
リセット部14は車の速度が設定された速度になった時
に接点信号を入力し、装置をセットする。また、表示部
15は車のダッシュボードに設けて、ランプ表示或いは
警報を出すようになっている。
【0011】上述のような構成により電子バンパを使用
する場合、物体からの距離Lと出力信号V0との関係
は、図4に示すような指数関数的関係になるので、物体
から50cm位の距離において近接の信号を受け、注意
しながらバックして10〜20cmの所で停止する。こ
の位の距離では検波出力の変化分が大きくなり、上述の
ような回路が使用できる。この回路の特徴は永久保持が
可能なことで、10〜20cmの距離で停止した車を、
再びエンジンをかけると再び接近している表示をする。
図5はこの関係を示す実際のデータである。なお、表示
方法として、接近した物体の位置関係を音の断続や間隔
等で表すこともできる。
【0012】次に、この発明の変形例について説明す
る。例えば車の前後のバンパーに前方2箇所、後方2箇
所の感知部を設けるような場合、1個の発振器とこれら
の間にフィーダを用いることは車の中では支障をきたす
ことがある。そのため各感知部毎に発振器を設ける場合
にも、同じ原理により電子バンパを構成することができ
る。
【0013】図6にそのような変形例の回路図を示す。
図では感知部を2箇所としている。感知部19,20及
び基準共振回路21にはそれぞれ発振器22,23及び
24が付設され、リングカウンタ25から発生するクロ
ックパルスX,Y及びZで制御されるアナログスイッチ
AG5,AG6及びAG7を介して電源に接続されてい
る。感知部19,20及び基準共振回路21に対応した
検波出力O1,O2及びO3はそれぞれアナログスイッ
チAG5,AG6及びAG7と同期したアナログスイッ
チAG8,AG9及びAG10よりゲートし、フィルタ
で平滑された後、先の実施例と同様の信号処理手段によ
って物体の接近を表示するものである。この場合も、各
発振器は同時に発振することはないので干渉はない。な
お、発振器からの配線は検波後の出力とするので配線は
容易である。また発振器の回路部品など同じ部品を使用
すれば特性は殆ど変らないものとなる。
【0014】更に、スイッチ手段について説明を補足す
ると、感知部及び基準共振回路と発振器とを接続するス
イッチ手段として、先の実施例においてはアナログスイ
ッチを用いる例を示したが、その場合、回路がON状態
になったとき、例えばCMOSタイプアナログスイッチ
では100〜500Ωの抵抗を有し、ここで多少の減衰
が見られる。また、トランジスタをスイッチ手段に用い
る場合には、高周波信号が小信号の時は良いが、大信号
になると、図7に示すように、PNPとNPNトランジ
スタを逆接続して、パルスを正負位相に入れ同時ONさ
せるようにすれば信号を通すことができる。しかし、こ
の場合も抵抗が生じる。
【0015】その対策として、次のようなスイッチ手段
により良好な結果を得ることができる。図8にそのスイ
ッチ手段を用いた発振部の回路図を示す。カップリング
コンデンサC1,C2及びC3はバリキャップの容量C
Dに対してCD〈〈C1,C2,C3の関係にある。ト
ランジスタQ2又はQ3がOFFの状態で回路は結合と
する。すなわち、V1≧V2の時図9のようにバリキャ
ップの容量CDは大きい。その時、必要に応じたVA1
(VA1=V1−V2)の容量CDA1がカツプリング
コンデンサとしての最適容量とすると、感知部4が発振
部6に接続される。一方、トランジスタQ3はONであ
るのでV1−V3は電圧が大きく、バリキャップの容量
CDA2は容量が小さく、トランジスタQ3により接地
されるため、周波数f0をもった発振器のタンク回路の
コンンデンサC0にパラ接続されるが、発振周波数には
余り影響されない。
【0016】
【発明の効果】上述のようにこの発明の自動車用電子バ
ンパによれば、高周波を用いる複数の感知に同時発振を
させないので干渉が起きない。また、温度その他の影響
に安定した容量を基準として出力補正をし、2値化の基
準に対しても調整を行なって、誤動作を起さない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す回路図である。
【図2】この発明の全体構成を示す概念図である。
【図3】この発明のブロック構成図である。
【図4】出力信号と物体からの距離との関係図である。
【図5】図4の関係を示す実測データの図である。
【図6】この発明の他の例を示す回路図である。
【図7】トランジスタを用いたスイッチ手段の回路図で
ある。
【図8】この発明のスイッチ手段の他の例を示す回路図
である。
【図9】バリキャップ容量と逆電圧との関係を示す図で
ある。
【図10】障害物を感知するバンパの従来方式の例を示
す図である。
【符号の説明】
1 バンパ 2 センサ 3 超音波又は光線 4 感知部 5 基準共振回路 6 発振器 7 検波器 8 ボルテージフォロワ 9 電極板 10 電極板 11 感知部 12 ボルト 13 検出部 14 リセット部 15 表示部 16 発振器 17 直流増幅器 18 制御部 19 感知部 20 感知部 21 基準共振回路 22 発振器 23 発振器 24 発振器 25 リングカウンタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感知板容量、ローディングコイル及びデ
    バイドコンデンサから成り、自動車のバンパに設けられ
    た複数の感知部と、基準容量、ローディングコイル及び
    デバイドコンデンサから成る基準共振回路と、前記複数
    の感知部及び前記基準共振回路をそれぞれスイッチ手段
    を介して駆動する1つの発振部と、前記発振部の出力を
    検波する検波部と、前記検波部の出力を弁別して前記複
    数の感知部及び前記基準共振回路に対応した出力部に与
    える弁別部と、前記スイッチ手段及び弁別部を同期して
    切換える同期手段と、前記複数の感知部のそれぞれに対
    応した出力した出力を平滑した後に前記基準共振回路に
    対応した出力を基準電圧として零点調整される直流増幅
    器と、前記基準電圧によって2値化の基準を調整される
    比較器とを具備したことを特徴とする自動用電子バン
    パ。
  2. 【請求項2】 前記複数の感知部及び前記基準共振回路
    のそれぞれに付設した複数の発振部と、前記複数の発振
    部をそれぞれ電源に接続するスイッチ手段と、前記複数
    の感知部及び前記基準共振回路に対応する検波出力を弁
    別してゲートする弁別部と、前記スイッチ手段及び弁別
    部を同期して切換える同期手段とを設け、得られた出力
    を請求項1に記載の直流増幅器及び比較器を用いて信号
    処理することを特徴とする自動車用電子バンパ。
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