JP2514060Y2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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Publication number
JP2514060Y2
JP2514060Y2 JP3136893U JP3136893U JP2514060Y2 JP 2514060 Y2 JP2514060 Y2 JP 2514060Y2 JP 3136893 U JP3136893 U JP 3136893U JP 3136893 U JP3136893 U JP 3136893U JP 2514060 Y2 JP2514060 Y2 JP 2514060Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
door
vending machine
lock plate
back door
outer door
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3136893U
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English (en)
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JPH073066U (ja
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克信 佐藤
幸雄 菊池
茂信 平松
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Sanden Holdings Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Publication of JPH073066U publication Critical patent/JPH073066U/ja
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Publication of JP2514060Y2 publication Critical patent/JP2514060Y2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外扉の裏側に設けた裏
扉を開くことにより商品サンプルの交換等を行う自動販
売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機において、外
扉内に陳列された商品サンプルの交換などを行う場合に
は、まず外扉を開放して、更に外扉の裏側に設けられた
裏扉を開くことにより、これらの作業が行えるようにな
っている(例えば、実開平2−138808号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、裏扉を
開いて前記作業を行う場合、外扉の傾斜や風の影響等に
より裏扉が勝手に閉まり、作業に支障を来すという問題
点があった。また、このような不具合を解消するため
に、例えば開放状態の裏扉をチェーン等の繋止具を用い
て自動販売機本体に固定する方法もあるが、この場合は
チェーンの着脱や収納が面倒であり、結果的に作業者の
手を煩わすという問題点があった。
【0004】本考案は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、作業者の手を煩わす
ことなく、裏扉を容易且つ確実に開放状態で保持するこ
とのできる自動販売機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するために、一端を自動販売機本体に回動自在に支持さ
れ、自動販売機本体の前面を開閉する外扉と、一端を外
扉の回動支点側に回動自在に支持され、外扉の裏側の一
部を開閉する裏扉と、自動販売機本体側に設けられ、閉
鎖状態の外扉の自由端側に係合するロック板を設けた自
動販売機において、前記裏扉の回動支点を外扉を開いた
とき自動販売機本体のロック板側に近づくよう外扉の回
動支点から所定距離をおいて配置するとともに、裏扉の
回動支点と外扉の回動支点との距離を裏扉を開いたとき
裏扉の自由端が自動販売機本体のロック板まで届く長さ
に設定し、裏扉の自由端側には自動販売機本体のロック
板と係合する係合部を設けている。
【0006】
【作用】本考案の自動販売機によれば、外扉を閉じてい
るときは外扉の自由端側が自動販売機本体のロック板と
係合し、外扉が閉鎖状態でロックされる。また、外扉を
自動販売機本体側から開くと、裏扉の回動支点が自動販
売機本体のロック板側に近づき、この状態で裏扉を開く
と裏扉の自由端側が自動販売機本体のロック板まで届
き、裏扉の係合部とロック板とが係合して裏扉が開放状
態で保持される。
【0007】
【実施例】図1乃至図11は本考案の一実施例を示すも
ので、図1は自動販売機の全体斜視図である。この自動
販売機は、自動販売機本体1の前面開口部を開閉する外
扉2と、外扉2の裏側の一部を開閉する裏扉3とを備
え、自動販売機本体1の内部には商品収納部を覆う断熱
性の内扉4が設けられている。
【0008】外扉2は一端をヒンジ5によって自動販売
機本体1に回動自在に支持され、その上下2箇所には透
視窓2aが設けられている。
【0009】裏扉3は外扉2の回動軸側の一端を蝶番6
によって外扉2に回動自在に支持され、外扉2側の面に
は商品サンプル7及び蛍光灯8等が取付けられている。
【0010】また、図2及び図3に示すように、外扉2
には開閉用のハンドル10が設けられるとともに、ハン
ドル10の回動操作に連動するスライド板20と、スラ
イド板20に係合するロック板30により、閉扉時に外
扉2が自動販売機本体1にロックされるようになってい
る。
【0011】ハンドル10は、図示しない合鍵を鍵穴1
1に挿入して解錠することにより前方へ突出することが
できるとともに、後方に突出する回動軸12には両端側
を反対方向に屈曲した連結板13の一端がナット14及
びワッシャ15によって締結されている。
【0012】スライド板20は上下方向に延びる断面L
形の部材からなり、その上下方向計4箇所には縦長の長
孔20aがそれぞれ設けられている。スライド板20は
各長孔20aに遊挿された段付ねじ21によって外扉2
に固定され、各段付ねじ21の遊びによって長孔20a
の範囲内を上下に移動できるようになっている。また、
スライド板20の上端には外扉2に固定されたコイルば
ね22が連結され、スライド板20が常に上方へ付勢さ
れるようになっている。スライド板20の上下方向計3
箇所には、縦長のロック孔20bがそれぞれ設けられ、
各ロック孔20bの下端縁はロック板30との係合部を
なす。また、スライド板20の上下方向略中央にはL字
状に屈曲した連結板23が取付けられ、連結板23には
長孔23aが設けられている。即ち、連結板23の長孔
23aにはハンドル10側の連結板13に螺着されたボ
ルト24が遊挿され、各連結板13,23は互いに回動
自在に連結されている。
【0013】ロック板30は自動販売機本体1側の上下
方向計3箇所に設けられ、各スライド板20のロック孔
20bにそれぞれ対応する位置に取付板31を介して上
下方向に回動自在に取付けられている。取付板31の上
下端には、図3に示すように取付片31a,31bが形
成され、取付片31a,31bはねじ32によって自動
販売機本体1の側面板1aに固定されている。取付板3
1はその中央側と側面板1aとの間に間隙を有し、この
間隙内にロック板30を収容している。また、ロック板
30の前端側は外扉2側に突出するよう取付板31の外
部に位置しており、その後端側下部にはねじ孔30a
が、取付板31の対応箇所にはねじ挿通孔31cがそれ
ぞれ設けられている。ねじ孔30aはねじ挿通孔31c
に遊挿された段付ねじ33に連結され、ロック板30が
上下方向に回動できるようになっている。また、ロック
板30はねじ孔30aの斜め上方にねじ孔30bを有
し、取付板31の対応箇所にはねじ孔30bの移動軌道
に沿って円弧状に延びる所定長さの長孔31dが設けら
れている。ねじ孔30bは長孔31dに遊挿された段付
ねじ34に連結され、ロック板30の回動が長孔31d
の範囲内に規制されている。ロック板30の下端側には
コイルばね35を収容する切り欠き部30cが形成さ
れ、コイルばね35は切り欠き部30cの上方に設けら
れた孔30dと取付板31の下端側に設けられた孔31
eに両端をそれぞれ連結されている。コイルばね35は
引張り状態で取付けられ、ロック板30が下方に付勢さ
れるようになっている。一方、ロック板30の前端には
下方へ向かうに従って徐々に後退する傾斜部30eが形
成され、傾斜部30eの後方には下向きに開口する縦長
の溝30fが形成されている。
【0014】また、図4に示すように裏扉3の外側の面
には外扉2を開放した際に自動販売機本体1側のロック
板30に係合する係合金具40が設けられ、係合金具4
0は裏扉3の自由端側に取付けられている。この係合金
具40は断面略コ字状に形成され、その両端に設けられ
た取付片40aをねじ41によって裏扉3に締結されて
いる。また、係合金具40の一側面の上部には切り欠き
部40bが形成され、この切り欠き部40bは裏扉3の
自由端側に臨んでいる。
【0015】以上の構成により、外扉2を閉じるとロッ
ク板30の傾斜部30eがスライド板20のロック孔2
0bの下端縁に当接し、図5に示すようにロック板30
が傾斜部30eに案内され、上方へ回動しながらロック
孔20b内に侵入する。この後、ロック板30の溝30
fがロック孔20bの下端縁に達すると、ロック板30
が下方へ回動してロック孔20bの下端縁が溝30f内
に受容される。これにより、スライド板20とロック板
30とが係合して外扉2がロックされる。また、外扉2
を開放する場合には、ハンドル10を所定方向へ回動す
るとハンドル10側の連結板13が回転し、これに連動
してスライド板20側の連結板23が押し下げられる。
これにより、スライド板20のロック孔20bが下方に
移動してロック板30の溝30fから外れ、外扉2のロ
ックが解除される。
【0016】また、開放状態の外扉2から裏扉3を開く
ことにより、外扉2内の商品サンプル7の交換等が行わ
れるが、本実施例では以下に説明する構成により裏扉3
を開放状態で保持することができる。
【0017】即ち、図6は外扉2を閉じた状態を示す平
面図で、このときの裏扉3の回動支点の位置をAとす
る。尚、この位置Aは外扉2の回動支点Bから所定距離
Cだけ外扉2の裏面方向に離れた位置に設けられてい
る。次に、図7に示すように外扉2をはぼ90゜開く
と、裏扉3の回動支点の位置はA′まで移動する。その
際、裏扉3の回動支点の元の位置Aから自動販売機本体
1のロック板30までの距離をL1 とし、新たな位置
A′からロック板30までの距離をL2 とすると、L2
はL1 よりも短くなり、その分だけ裏扉3の回動支点が
ロック板30に近づく。従って、この状態から裏扉3を
開いて自動販売機本体1側まで回動すると、図8に示す
ように裏扉3の自由端がロック板30まで届き、ロック
板30と裏扉3の係合金具40とが当接する。これによ
り、図9に示すようにロック板30がスライド板20の
場合と同じように上下に回動して係合金具40と係合
し、裏扉3が開放状態で保持される。
【0018】また、裏扉3の開放状態は外扉2のみを閉
じることにより自動的に解除することができる。即ち、
図10に示すように外扉2を自動販売機本体1側に回動
すると、裏扉3の回動支点の位置がA′からAに向かっ
て移動するため、裏扉3の係合金具40はロック板30
の側方に移動する。これにより、図11に示すように係
合金具40の切り欠き部40bがロック板30を通過
し、係合金具40がロック板30から自動的に外れるの
で、裏扉3の開放状態を解除するのに特別な操作を必要
としない。
【0019】このように、本実施例の自動販売機によれ
ば、外扉2を開いたときに裏扉3の回動支点が自動販売
機本体1のロック板30側に近づくようにして裏扉3の
自由端をロック板30まで届かせ、裏扉3に設けた係合
金具40とロック板30とを係合させるようにしたの
で、裏扉3を確実に開放状態で保持することができるの
は勿論のこと、従来のようにチェーン等の繋止具を別途
用いる必要がないので、裏扉3の開放状態を保持及び解
除する作業を極めて容易に行うことができる。また、本
来は外扉2用に用いるロック板30を裏扉3の保持用に
利用しているので、複雑な部品を追加する必要がなく、
実用性に優れているという利点もある。
【0020】尚、本実施例では外扉2、裏扉3及び内扉
4がそれぞれ独立して設けられているものを示したが、
例えば実公昭63−43582号公報に記載されている
ように、裏扉と内扉が共通の扉によって構成されている
ものにも本考案を適用することができる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の自動販売
機によれば、裏扉を確実に開放状態で保持することがで
きるのは勿論のこと、従来のようにチェーン等の繋止具
を別途用いる必要がないので、裏扉の開放状態を保持及
び解除する作業を極めて容易に行うことができる。ま
た、本来は外扉用に用いるロック板を裏扉の保持用に利
用しているので、複雑な部品を追加する必要がなく、実
用性に優れているという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す自動販売機の全体斜視
図。
【図2】外扉のロック構造を示す分解斜視図
【図3】ロック板の分解斜視図
【図4】係合金具の斜視図
【図5】ロック板の動作説明図
【図6】外扉を閉じた状態を示す自動販売機の部分平面
【図7】外扉を開いた状態を示す自動販売機の部分平面
【図8】開放状態の外扉から裏扉を開いた状態を示す自
動販売機の部分平面図
【図9】係合金具とロック板との係合状態を示す動作説
明図
【図10】外扉を閉鎖方向に回動した状態を示す自動販
売機の部分平面図
【図11】係合金具とロック板との係合が解除された状
態を示す動作説明図
【符号の説明】 1…自動販売機本体、2…外扉、3…裏扉、30…ロッ
ク板、40…係合金具、A…裏扉の回動支点、B…外扉
の回動支点。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を自動販売機本体に回動自在に支持
    され、自動販売機本体の前面を開閉する外扉と、一端を
    外扉の回動支点側に回動自在に支持され、外扉の裏側の
    一部を開閉する裏扉と、自動販売機本体側に設けられ、
    閉鎖状態の外扉の自由端側に係合するロック板を設けた
    自動販売機において、 前記裏扉の回動支点を外扉を開いたとき自動販売機本体
    のロック板側に近づくよう外扉の回動支点から所定距離
    をおいて配置するとともに、裏扉の回動支点と外扉の回
    動支点との距離を裏扉を開いたとき裏扉の自由端が自動
    販売機本体のロック板まで届く長さに設定し、裏扉の自
    由端側には自動販売機本体のロック板と係合する係合部
    を設けたことを特徴とする自動販売機。
JP3136893U 1993-06-11 1993-06-11 自動販売機 Expired - Lifetime JP2514060Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3136893U JP2514060Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3136893U JP2514060Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 自動販売機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH073066U JPH073066U (ja) 1995-01-17
JP2514060Y2 true JP2514060Y2 (ja) 1996-10-16

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ID=12329312

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JP3136893U Expired - Lifetime JP2514060Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 自動販売機

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