JP2513999Y2 - 船外機のハンドル装置 - Google Patents

船外機のハンドル装置

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JP2513999Y2
JP2513999Y2 JP6114989U JP6114989U JP2513999Y2 JP 2513999 Y2 JP2513999 Y2 JP 2513999Y2 JP 6114989 U JP6114989 U JP 6114989U JP 6114989 U JP6114989 U JP 6114989U JP 2513999 Y2 JP2513999 Y2 JP 2513999Y2
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JP
Japan
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accelerator grip
outboard motor
ring
switch
slip ring
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俊哉 片岡
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は小型船舶に備えられる船外機のハンドル装置
に係り、特にティラーハンドルのアクセルグリップに対
しスイッチを取付けたハンドル装置に関する。
(従来の技術) 従来の船外機に取付けられたティラーハンドルを第5
図乃至第7図において説明する。第5図は、小型船舶に
取付けられた船外機を操舵している状態を表わす後方か
らの斜視図である。第6図は、第5図の船外機の斜め前
方から見た斜視図である。第7図は第6図のティラーハ
ンドルの分解斜視図である。
第5図乃至第7図において、船外機本体1から略水平
方向に延びるティラーハンドル2は、概略棒状をしてお
り、先端にアクセルグリップ3が同軸上に回転自在に取
付けられている。そしてこのアクセルグリップ3を回動
させることにより、船外機1の出力を調節することがで
きる。アクセルグリップ3の先端には、ストップスイッ
チ4が取付けられている。このストップスイッチ4は、
アクセルグリップ3の内部に配設された固定軸5の先端
に固定されるものである。また、船外機本体1のロアカ
バー6にはスタートスイッチ7が突設されている。な
お、ティラーハンドル2には、上記したもの以外にハン
ドルロッドやスロットルケーブル(図示せず)などが備
えられている。このような従来技術を示す公知文献とし
て、例えば実開昭61-27795号が存在する。
(考案が解決しようとする課題) 従来の船外機のティラーハンドルには、前述したよう
にストップスイッチ4しか用いられておらず、スタート
スイッチ7等他のスイッチは船外機本体1側に設けられ
ている。そして、第5図に示すように、船外機本体側に
設けられたスイッチを操作する為に、運転者は進行方向
8と反対側を向かねばならず(第5図鎖線で示す)、動
作が不自然となっていまうのみならず危険である。
これに対する対策としてアクセルグリップ3にスイッ
チを取付けることも考えられるが、アクセルグリップは
回動を行うものであり、スイッチから延びるリード線の
配線が繁雑になってしまうという問題がある。また該リ
ード線が回動の邪魔になり、装置の信頼性を低下させて
しまう可能性がある。
本考案は、以上の問題点に鑑みてなされてたもので、
運転者が進行方向と反対方向を向く必要がないようにテ
ィラーハンドルにスイッチ類を設け、しかもスイッチの
リード線がアクセルグリップの回動の邪魔にならない、
船外機のハンドル装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、船外機本体から略水平方向に延びる棒状の
ティラーハンドルと、このティラーハンドルの先端側に
同軸上に回動自在に取付けられたアクセルグリップと、
を備えた船外機のハンドル装置において、前記アクセル
グリップ内に前記船外機本体側へ電気的に接続された接
続軸を設けるとともに、この接続軸の外周に前記アクセ
ルグリップと同期して回転するスリップリングを摺動自
在に設け、前記アクセルグリップ外周に前記スリップリ
ングの端子に接続されるスイッチを取付けたことを特徴
とする。
(作用) アクセルグリップを回動させると、アクセルグリップ
の回動に伴ってスリップリングも同期して回動するが、
スリップリングの各リング部は、対応する接続軸のリン
グ部に対して摺動することで電気的接触を保つ。このこ
とにより、スイッチと船外機本体側とが、スリップリン
グと接続軸とのリング部同士を介して電気的に接続され
る。従って、回動するアクセルグリップにスイッチを取
付ても、アクセルグリップ内に設けられたスリップリン
グの働きにより、スイッチのリード線がねじれたり引っ
張られたりすることがなく、アクセルグリップの回動を
邪魔することがない。
(実施例) 本考案の一実施例を第1図乃至第4図において説明す
る。第1図はアクセルグリップの一部を破断した説明
図、第2図は船外機の側面図、第3図は第2図のティラ
ーハンドルの斜視図であってアクセルグリップを外した
状態を示す図、第4図は第3図に取付けられるアクセル
グリップを示す斜視図である。第1図においてアクセル
グリップ3の回動力は、ティラーハンドル2の内部を通
ってスロットルケーブル等によりエンジン10側へ伝えら
れ、エンジン10の出力を調整する。そして、エンジン10
からの出力によってドライブシャフト部11内のドライブ
シャフトを回転させ、この回転はギヤ部12を介してプロ
ペラ13に伝達される。なお、前記ドライブシャフト部11
は舵の機能も有するので、ティラーハンドル2を左右に
首振り運動させることにより操舵することができる。テ
ィラーハンドル2の先端側には、ティラーハンドルと同
軸上にアクセルグリップ3が回動自在に取付けられてお
り、この回動によってエンジン10の出力を調整すること
ができるようになっている。アクセルグリップ3の先端
にはストップスイッチ4が設けられ、側面にはトリムス
イッチ14が設けられている。トリムスイッチ14は船外機
1全体を前後方向に揺動させ、該揺動角度を調節するも
のである。
第1図に示すようにアクセルグリップ3の内部には、
前記ティラーハンドル2に固定され船外機本体側へ電気
的に接続された接続軸15が設けられている。また、この
接続軸15の外周に摺動自在にスリップリング16が設けら
れる。
本実施例においては、ストップスイッチ4とトリムス
イッチ14の為の合計6本のリード線17が、該スリップリ
ング16とアクセルグリップ3の間に設けられている。そ
して、この6本のリード線17に対応する6つの接触が、
スリップリング16と接続軸15の間で行なわれる。この接
触構造は、図示しないが、例えばスリップリング16の内
周面に設けられ軸方向に配置されるとともに各リード線
17と接続された6つのリング部と、同様に接続軸15に設
けられスリップリング16のリング部に対応して軸方向に
配置されるとともに、各々船外機本体側へ電気的に接続
された6つのリング部によって行うことができる。
なお、本実施例においてはストップスイッチ4とトリ
ムスイッチ14とが設けられるのみであるが、他の実施例
においてはこの他にもアイドルアジャストスイッチなど
種々のスイッチを設けることが可能である。前記電気的
な接触構造を有する部分は、アクセルグリップ3の内部
に形成された部屋18に収納されている。この部屋18は先
端側では、アクセルグリップ3の先端に取付けられたス
トップスイッチ4がねじ止めされることにより防水が行
なわれている。又、部屋18の後端側では、Oリング19に
よって防水されている。これにより部屋18は水密構造と
なっている。なお、前記トリムスイッチ14は図示しない
がビス等によってアクセルグリップの側面に固定され
る。
以下、本実施例の動作について説明する。エンジン10
の出力を調整する時は従来と同様にアクセルグリップ3
を回動させる。このアクセルグリップ3の回動に伴って
スリップリング16も同期して回動するが、スリップリン
グ16の各リング部は、対応する接続軸15のリング部に対
して摺動することで電気的接触を保つ。このことによ
り、各スイッチ4,14のリード線17と船外機本体側とが、
スリップリング16と接続軸15との各リング部同士を介し
て電気的に接続される。この回動の際に、スリップリン
グ16とアクセルグリップ3とは同期して回動し、両者3,
16の間の相対的な位置は変化しないので、両者3,16の間
に設けられたリード線17は全く動く必要がなく、力が加
わったりねじれたりすることがない。従って、リード線
17が引っ掛かる等によってアクセルグリップ3の回動が
邪魔されるということがなく、装置の信頼性を低下させ
ることがない。また、アクセルグリップ3に対し種々の
スイッチを設けることにより、運転者はアクセルグリッ
プ3を握ったまま、これらのスイッチを操作することが
できる。従って、例えばアクセルグリップを握り進行方
向を向いたままトリムスイッチ14を操作し船外機の揺動
角度を調整することができる。従って、従来のようにト
リムスイッチを操作するために進行方向と反対方向を向
くという必要がなく、運転中であっても安全にトリム操
作を行なうことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の船外機のハンドル装置に
よればアクセルグリップに対し種々のスイッチを設ける
ことができ、運転者はアクセルグリップを握ったままの
状態で、これらのスイッチを操作することができる。従
って、従来のように船外機本体に設けられたスイッチを
操作するため進行方向とは逆方向を向く必要はなく、安
全性の向上を図ることができる。また、アクセルグリッ
プ内に設けられたスリップリングの働きにより、前記ス
イッチからのリード線がアクセルグリップの回動の邪魔
となることがなく、装置の信頼性を低下させることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すティラーハンドルに取
付けられたアクセルグリップの内部を示す斜視図、第2
図は本考案の一実施例に係る船外機の概略側面図、第3
図は第2図のティラーハンドルであってアクセルグリッ
プを取り除いた状態のものを示す斜視図、第4図は第3
図のティラーハンドルに取付けられるアクセルグリップ
を示す斜視図、第5図は従来の船外機を取付けた小型船
舶の斜視図、第6図は第5図の船外機の斜め前方から見
た拡大斜視図、第7図は第6図の船外機のティラーハン
ドルを示す分解斜視図。 1……船外機、2……ティラーハンドル、3……アクセ
ルグリップ、4……ストップスイッチ、7……スタート
スイッチ、10……エンジン、11……ドライブシャフト
部、12……ギヤー部、13……プロペラ、14……トリムス
イッチ、15……接続軸、16……スリップリング、17……
リード線、19……Oリング。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船外機本体から略水平方向に延びる棒状の
    ティラーハンドルと、このティラーハンドルの先端側に
    同軸上に回動自在に取付けられたアクセルグリップと、
    を備えた船外機のハンドル装置において、前記アクセル
    グリップ内に、前記船外機本体側へ各々電気的に接続さ
    れ軸方向に配置された1又は2以上のリング部を有する
    接続軸を設けるとともに、この接続軸の外周に、前記接
    続軸のリング部に各々対応するリング部を有するととも
    に前記アクセルグリップと同期して回動するスリップリ
    ングを摺動自在に設け、前記アクセルグリップ外周に前
    記スリップリングの各リング部に接続されるスイッチを
    取付けたことを特徴とする船外機のハンドル装置。
JP6114989U 1989-05-26 1989-05-26 船外機のハンドル装置 Expired - Lifetime JP2513999Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005335448A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Yamaha Marine Co Ltd 船外機用操舵ハンドル
US11433982B2 (en) 2020-02-12 2022-09-06 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Electric outboard motor

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JP3984348B2 (ja) * 1998-01-30 2007-10-03 ヤマハマリン株式会社 船外機の操舵ハンドル
JP6373075B2 (ja) * 2014-06-06 2018-08-15 ヤマハ発動機株式会社 スイッチ、スイッチ組立体、およびスイッチシール構造

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