JP2513829Y2 - 台座器具の伸縮脚部 - Google Patents

台座器具の伸縮脚部

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JP2513829Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は建築現場などで使用す
る作業足場や施工機械を載せる施工台などの台座器具に
関するものであり、特にその高さを任意に変えることが
可能な台座器具の伸縮脚部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築現場の屋内で壁や天井を施工するな
どの場合には、複数の脚立を間隔を置いて並べ、この上
に板を置いて足場としたり、折り畳みの作業足場を使用
していた。また施工機械を高くするために施工台を使用
している。このような脚立や作業足場、或いは施工台な
どの台座器具は、作業する高さに応じて自由に高さを変
更可能な伸縮可能な脚部を採用している。このような伸
縮可能な足場とするには、一定の長さの筒状の主脚の中
に摺動可能なように伸縮脚を収納し、主脚に対し伸縮脚
を伸ばしたり縮めたりして作業箇所の高さに対応してい
た。伸縮脚を主脚に対して伸ばして或る高さに固定する
には、伸縮の長手方向に適宜間隔づつ離して孔を穿設
し、主脚に明けた穴を通したピンを伸縮脚の適宜孔に通
して、高さを固定していた。或いはボルトを使用して伸
縮脚の側面にねじ込んで高さを固定していた。
【0003】
【この考案が解決しようとする課題】上記したような従
来の脚の長さを固定する方法であると、伸縮脚を伸ばし
て必要な高さで把持した状態でピンやボルトを穴に差し
込み、次に別の脚を伸ばして同一の作業を繰返さなけれ
ばならないという面倒さがる。また左右いずれかの脚の
高さを間違えると、その脚のピンなどをもう一度外して
別の孔に差し込み直すという面倒さがある。このように
その作業は、一本一本調整・固定を行なわねばならず、
著しく煩雑であった。またこの考案が解決すべきもうひ
とつの課題は、伸ばした伸縮脚が主脚の中でガタツクこ
とである。伸縮脚は主脚の中で自由に移動して、主脚に
対し伸び縮みしなければならず、そのために伸縮脚は主
脚よりも或る程度径が小さくなければならない。その径
の差のために伸縮脚が主脚の中で動き、これが脚部のガ
タツキとなっていた。伸縮脚を伸ばして高い位置で作業
しているとき、このガタツキは足場の不安定さとなるも
ので、作業員の歩行の困難さ、物の落下という事故を招
くことがあった。特に伸縮脚を長く伸ばして台座を高く
すればするほどこのガタツキは問題となるため、従来の
伸ばせる脚部の長さは比較的短いものでしかなかった。
【0004】このために図22に示すような折り畳み式
の作業足場も開発されている。この作業足場も主脚aの
中に伸縮脚bを収納しているが、ガタツキを無くする工
夫として、伸縮脚bの下端を外側へ広がるように湾曲さ
せてある。荷重が作用したとき、伸縮脚bの主脚a内の
部分が一方へ傾き、主脚aの内周面の一部に伸縮脚bの
外周面の一部が圧接して主脚aの中で伸縮脚bが動か
ず、ガタツカないというものであるしかしながらこのよ
うな構成であると、作業足場を折り畳んだとき伸縮脚の
湾曲させた部分が外側へ張り出ることになってしまう。
したがって折り畳んでも巾の大きなものとなってしま
い、搬出入時や保管時に大きなスペースを取る大柄なも
のとなってしまう。
【0005】この考案は以上のような課題を解決するた
めになされたもので、伸縮作業が極めて容易であるとと
もに、伸ばしたときガタツカない高い台座器具とするこ
とが可能な台座器具の伸縮脚部を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案にかかる台座器
具の伸縮脚部は、主脚と、この主脚の中に収納する伸縮
脚とピンよりなる。伸縮脚には長手方向に適宜間隔づつ
離れて複数の孔が穿設されている。この伸縮脚を筒状の
主脚の中に摺動可能なように収納する。主脚は円筒形で
も角筒形でもよく、伸縮脚はその形状に対応して形成す
る。主脚の側面にはピンを取り付ける。ピンはブラケッ
トなどに軸支するもので、主脚に向って伸びる先端が常
時下方に向って傾斜しており、かつピン先端は若干の長
さ上下動可能となっている。またピン先端は主脚方向へ
突き出るように付勢する。ピンを付勢するにはコイルバ
ネや板バネを使用してもよいし、またゴムのような弾性
材を使用してもよい。また、このピン先端に対応して、
主脚側面に穴が穿設している。 ピンは主脚の穴を通っ
て伸縮脚の孔に係止可能となっており、伸縮脚を伸ばし
たとき付勢されたピンの先端が伸縮脚の孔に自動的に係
止して伸縮脚の伸ばした長さを固定する。また伸縮脚の
孔の下縁が下向きのピンの傾斜面に沿ってピン側へ引き
寄せられる。その結果伸縮脚が主脚の内側面に圧接し
て、伸縮脚が主脚の中でガタツカない。
【0007】ピンから若干離れた位置、ピンよりも上方
或いは下方のいずれかにガタツキ防止部を設けるもとこ
ともできる。ガタツキ防止部を設けるのは、ピンに対し
裏面側となる主脚の内周面である。すなわちピンとガタ
ツキ防止部は主脚の裏側に位置することになる。ガタツ
キ防止部は他の部分よりも肉厚の厚い部分であり、主脚
と伸縮脚の径の差を埋めてガタツキを防ぐものである。
【0008】
【実施例】以下、折り畳みの作業足場に実施した一実施
例に基づき、この考案を詳細に説明する。図において1
は対角桟であり、一対の対角桟1・1によって一組とす
る。この二組の対角桟1を上下に配し、軸2の上下に中
間部を軸支してある。これにより各対角桟1は軸2を支
点として水平に回動可能となっている。上方の一対の対
角桟1a・1aは、各々図4〜6に示すように軸2に軸
止めしたCチャンネル材3と、このCチャンネル材3の
フランジ3a・3aの外側面に軸2を点として点対称に
互い違いに溶接されて反対方向に伸びる角パイプ4・4
とによって構成されている。対角桟1a・1aのCチャ
ンネル材3・3は上下に対称に配されて軸止めされ、角
パイプ4・4は同一高さに位置している。また一方の対
角桟1aの側面には、他方の対角桟1aの側面に向って
コイルバネ5が複数個取り付けられている。このような
対角桟1a・1aによって、図5に示すようCチャンネ
ル材3・3の左右に両対角桟1a・1aの角パイプ4・
4が納まるようになっている。
【0009】軸2の下方に中間部を軸支した対角桟1b
・1bは図7〜9に示す。二本の対角桟1b・1bのう
ち一方の対角桟1bは、軸2に軸支する角パイプ7と、
この角パイプ7の外側面に軸2を点として点対称に互い
違いに溶接されたCチャンネル8・8よりなる。また他
方の対角桟1bは先端に溶接した上下のフランジ9・9
と、それに溶接したCチャンネル材8・8よりなってい
る。各Cチャンネル材8は、図9に示すように、対角桟
1b・1bを閉じる時互いの方へ溝が向くようにしてあ
る。
【0010】図10・11に示すように、軸2の外周に
は摺動可能にロックパイプ10が被せてあり、前記した
下方の対角桟1bの角パイプ7との間に介在させたコイ
ルバネ10aによって、常時上方へ押し上げてある。ロ
ックパイプ10の上下中間部には、バネによって先端を
上向きに押し上げた爪11・11が左右に突出してい
る。爪11の若干下方には、側方に押し下げ材12が突
設されている。この押し下げ材12を下に向っておせ
ば、ロックパイプ10が爪11とともに下方に下がるこ
とになる。
【0011】上下の二組の対角桟1a・1bの各端部に
は、ほぼ垂直に立ち上げた主脚13が溶接によって固定
されている。つまり主脚13の上方に対角桟1aが固定
され、主脚13の下方に対角桟1bが固定され、四本の
主脚13が取り付けられることになる。四本の主脚13
は、上下の対角桟1a・1bの開き角度を変えることに
より、近づいたり離れたりすることになる。
【0012】各主脚13は円筒状になっており、内側に
円筒状の伸縮脚14が摺動可能であるとともに回転可能
に配されている。伸縮脚14には上下に適宜間隔づつ離
れて孔15が複数個明けてある。各主脚13の上下中間
部の側面には、ハンドル16が水平な軸17によってブ
ラケット18に回転可能に取り付けられている。ハンド
ル16の主脚13と向き合う端面は主脚13の側面に当
接して、ハンドル16が下向きに回転するが、水平より
も上には回転しないようになっている。ブラケット18
には山形に屈曲したピン19が回転可能に軸止めされ、
バネ20によって先端を主脚13方向へ付勢してある。
ピン19の先端は下方に向って傾斜するように軸止めさ
れており、或程度以上には上方へ回転しないようになっ
ている。主脚13には、ピン19に対応して穴21が明
けられており、ピン19の先端はこの穴21を通って伸
縮脚14の孔15に引っ掛けることが可能である。
【0013】主脚13の下端の内側には、内周の半分に
渡って、肉厚が厚いガタツキ防止部22が形成されてい
る。実施例では主脚13の下端の周方向半分を押し潰
し、他方の押し潰さなかった部分の内側に沿わせて厚み
を増している。各伸縮脚14の下端には、左右に並列す
る二個の車輪を有するキャスター23が取り付けられて
いる。キャスター23には、車輪の回転を止めるための
ストッパーが取り付けられている。
【0014】隣合う主脚13・13同士は、中間桟24
によって、伸縮脚14・14同士は下部桟25によって
連結されている。図14に示すように、中間桟24も下
部桟25も中間部が水平に屈曲可能なように、二本の分
割桟27・27を垂直なピン26によって連結してあ
る。中間桟24と下部桟25の両端は主脚13,伸縮脚
14にそれぞれ溶接されている。中間桟24も下部桟2
5も、一方の分割桟27に、他方に向って張り出る逆さ
溝状の係止具28がピン29によって取り付けられてい
る。係止具28はピン29によって先端部が上方に浮き
上がり可能となっている。中間桟24と下部桟25を伸
ばすとき、係止具28のテーパー部30に他方の分割桟
27が当接して先端を持ち上げる。そのまま伸ばすこと
により、図15に示すように、逆さ溝状の係止具28に
分割桟27が嵌まって、一直線に固定される。
【0014】下部桟25は、伸縮脚14を縮めて主脚1
3の中に最大限収めたときに、下方の対角桟1b・1b
と同高さに位置するようになっている。対角桟1・1の
開き角度を小さくしたとき、図8に示すように、下部桟
25の分割桟27・27が対角桟1b・1bの向き合う
Cチャンネル材8・8の溝内に収納される。
【0015】上方の対角桟1a・1aの上には二枚の作
業台31・31が取り付けられている。二枚の作業台3
1・31はピン32によって複数箇所がヒンジ結合さ
れ、下方に向って閉じることが可能となっている。作業
台31は方形に枠組して複数の桟を掛け、メタルラスを
張ったものである。二枚の作業台31・31の突き合わ
せた辺の中間部に取り付けたブラケット33と、上方の
対角桟1a・1aの下面間にアームリンク34・34を
介在させてピン32とピン35に軸支してある。対角桟
1a・1aの開き角度を大きくすることにより、図16
に示すようにアームリンク34・34がブラケット33
とともに作業台31・31の連結部分を引き降ろし、作
業台31・31を開いて水平に保つことになる。対角桟
1a・1aの開き角度を小さくすることにより、図17
に示すようにアームリンク34・34がブラケット33
を押し上げて、作業台31・31が自動的に閉じるよう
になっている。作業台31・31の下方へ閉じる側の辺
の中間には、前記したロックパイプ10の爪11・11
を引っ掛け可能な引っ掛け部39が各々取り付けられて
いる。
【0016】連結して一枚となる作業台31・31の四
隅に当たる部分には、ほぼ水平にピン36が各々突設さ
れており、主脚13の上端には、これに対応する穴36
aが明けられている。対角桟1・1を開いて作業台31
・31を上方へ開いた時、図18に示すようにピン36
が主脚13の穴36aの中に嵌まって、作業台31・3
1が浮き上がらない。また図19に示すように、主脚1
3の側面に角パイプからなるスペーサー部37が突出し
てあり、対応する対角桟1bには受け金具38が突設し
てある。対角桟1・1の開き角度を小さくして折り畳ん
だ時、スペーサー部37が受け金具38に当接して、両
対角桟1・1の間に一定のクリアランスを確保すること
ができる。折り畳んだ作業足場を数多く積み上げると
き、重量によって部材が変形するのを、このクリアラン
スによって防ぐ。
【0017】次に、以上のような作業足場の使用状態を
説明する。まず折り畳んだ作業足場を開く場合、ロック
パイプ10の押し下げ材12を脚などで押し下げ、爪1
1・11と作業台31・31の引っ掛け部39・39と
の引っ掛りを解除する。閉じられて近接した主脚13・
13を持って左右に開いて、対角桟1・1の開き角度を
大きくする。このとき、上方の対角桟1a・1aの間に
介在させたコイルバネ5の力によって、互いに離れるよ
うに押すため、対角桟1・1の開きは容易である。また
上記したように対角桟1a・1aの開きにともなってア
ームリンク34・34が作業台31・31の連結部分を
引き降ろして、作業台31・31が水平となるよう開い
てくる。連結部分が屈曲していた中間桟24と下部桟2
5がほぼ真っ直になると、係止具28が上記のように他
方の分割桟27に嵌まって、連結した分割桟27・27
を一直線に固定する。このとき、上記のように作業台3
1・31の四隅のピン36が主脚13の穴36aに嵌ま
って、作業台の浮き上がりが無くなる。作業台31・3
1の四隅は、四方に開いた主脚13の上に載って、広い
作業面積を有する安定した作業足場となる。
【0018】次に作業台31の高さを高くして、より高
い箇所を施工する場合について記載する。左右の主脚1
3・13、或いは主脚13・13のハンドル16・16
を握り、下部桟25に軽く足を置いたまま主脚13・1
3を持ち上げる。伸縮脚14・14は下部桟25ととも
に押えつけられているため、主脚13・13だけ上方に
上がり、結果として脚の全長が伸びることになる。ハン
ドル16下部のピン19はバネ20によって主脚13に
明けた穴21に向って付勢されており、この穴21内に
位置した伸縮脚14の適宜孔15に嵌まって、主脚13
が下がらない。ピン19の先端は下向きに傾斜している
ため、さらに伸ばそうと主脚13を持ち上げると容易に
孔15から外れ、伸長に支障とならない。次に作業足場
の反対側に廻り、ハンドル16・16を握って同じよう
に主脚13・13を持ち上げ、作業台31の高さが水平
となるようにする。
【0019】伸縮脚14を伸ばした場合のガタツキ防止
について説明する。主脚13の下端には内側に向けてガ
タツキ防止部22が設けられており、このガタツキ防止
部22によって伸縮脚14を主脚13の反対側内面に押
し付けて、伸縮脚14と主脚13の径の差によるガタツ
キが生じないようにしてある。また図13に示すよう
に、主脚13のピン19は下方に向って傾斜しており、
このピン19の下面に伸縮脚14の孔15の下部縁が当
たって、伸縮脚14がピン19方向に引き寄せられるこ
とになる。結果伸縮脚14は主脚13の内周面に引き寄
せられ、この接触によってガタツキが防止される。この
ように主脚13と伸縮脚14とのガタツキが無くなるた
め、伸縮脚14を大きく伸ばしても安定した足場とな
り、従来よりも高い作業足場とすることができる。
【0020】さらに別のガタツキ防止策として、図20
・21に示すようなガタツキ防止具40を採用できる。
ガタツキ防止具40は中間桟24の主脚13近くに取り
付けるもので、バネ42によって主脚13から離れる方
向へ付勢された押し付け具41と、中心からズレた位置
に軸止めした円形のカム43よりなっている。主脚13
の側面には、押し付け具41に対応して孔44が明けて
ある。カム43には一体に回転可能なようにレバー45
が固定されている。図20のようにレバー45を上げて
おけば、カム43が押し付け具41に当たらない。図2
1のようにレバー45を降ろすと、カム43の軸から離
れた部分が押し付け具41に当たる。押し付け具41
は、バネ42の力に抗して主脚13方向へ押し出され、
孔44を通って伸縮脚14の側面に圧接する。この力に
より伸縮脚14を主脚13の反対側内周面に押し付け、
主脚13と伸縮脚14のガタツキを防ぐ。
【0021】以上のような作業足場の折り畳み作業につ
き説明する。伸縮脚14を伸ばして作業台31の高さを
高くしてある場合は、ピン19のハンドル16の下に張
り出した部分に指を掛け、バネ20の力に抗してピン1
9の先端を伸縮脚14の孔15の中から離脱させる。こ
れによって容易に伸縮脚14を縮めて主脚13の中に収
納し、作業台31の高さを低くできる。次に中間桟24
と下部桟25の係止具28のピン止めした側を押えて先
端を浮き上がらせる。この状態で左右の主脚13・13
を互いの方向に引き寄せ、中間桟24と下部桟25を連
結部分で若干折曲させる。反対側に廻り、同様にして中
間桟24と下部桟25を折曲げさせる。そのまま主脚1
3・13を近づけることにより、対角桟1・1の開き角
度が小さくなって、反対側の主脚13・13も互いに近
づくことになる。対角桟1・1の開き角度が小さくなる
につれて、上記したように作業台31・31が下方に閉
じることになる。或程度作業台31・31が閉じたと
き、ロックパイプ10の爪11・11が作業台31・3
1の引っ掛け部39・39に引っ掛り、作業台31・3
1の開きがロックされる。また作業台31・31は対角
桟1・1を左右から押えるようになるため、対角桟1・
1が開くこともない。
【0022】
【考案の効果】この考案は以上のような構成を有するた
め、以下のような効果を得ることができる。 ピンが付勢されているため、伸縮脚を伸ばして適宜孔
にピンが係止して伸縮脚の固定が自動的に可能となる。
したがって伸縮脚を把持したままピンを貫通させるなど
の面倒な作業は一切不要である。 脚を更に伸ばす場合、ピンが下向きであるため、伸縮
脚をひっぱればピンが自動的に孔から離脱し、次の孔に
自動的に係止する。従って脚の長さの調整が極めて容易
である。 ピン先端が下向きに傾斜しているため、伸縮脚の孔が
ピン先端と係止したとき孔の下縁が傾斜に沿って移動
し、伸縮脚がピン方向へ引き寄せられる。これにより伸
縮脚が主脚のピン側の内側面に圧接され、主脚内での伸
縮脚のガタツキが防止される。 ガタツキ防止部を設けることにより、その肉厚によっ
て主脚と伸縮脚の径の差を埋め、脚のガタツキを防止す
る。このガタツキ防止部を主脚のピンとは離れた位置に
設けることにより、ピンとガタツキ防止部の複数箇所
で、主脚と伸縮脚のガタツキを防ぎ、有効なガタツキ防
止を成すことができる。これにより脚の高い台座器具と
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業足場を組み立てた状態の斜視図である。
【図2】作業足場を折り畳んだ状態の斜視図である。
【図3】対角桟の開きを説明する斜視図である。
【図4】上方の対角桟の開きを説明する平面図である。
【図5】上方の対角桟を閉じた状態の平面図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】下方の対角桟の開きを説明する平面図である。
【図8】下方の対角桟を閉じた状態の平面図である。
【図9】図8のB−B線断面図である。
【図10】作業台を閉じてロックパイプの爪に引っ掛け
た状態の側面図である。
【図11】作業台を爪との引っ掛りから解除した状態の
側面図である。
【図12】伸縮脚を伸ばしてピンによって固定した状態
の斜視図である。
【図13】脚部の一部断面図である。
【図14】桟を連結部分で折曲げた状態の斜視図であ
る。
【図15】桟を一直線に伸ばした状態の斜視図である。
【図16】作業台を開いて水平にした状態の一部側面図
である。
【図17】作業台を閉じて対角桟の左右に位置させた状
態の一部側面図である。
【図18】作業台の隅を主脚に固定する状態の斜視図で
ある。
【図19】スペーサー部と受け金具の斜視図である。
【図20】ガタツキ防止具の側面図である。
【図21】ガタツキ防止具によって伸縮脚を押した状態
の側面図である。
【図22】従来の折り畳み作業足場の斜視図である。
【符号の説明】
1 対角桟 2 軸 10 ロックパイプ 11 爪 13 主脚 14 伸縮脚 15 孔 16 ハンドル 19 ピン 20 バネ 21 穴 22 ガタツキ防止部 23 キャスター 24 中間桟 25 下部桟 28 係止具 31 作業台 32 ピン 34 アームリンク 35 ピン 37 スぺーサー 38 受け金具 39 引っ掛け部 40 ガタツキ防止具

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に適宜間隔づつ離れて複数の孔
    が穿設された伸縮脚を、筒状の主脚内に摺動可能に収納
    し、主脚に向う先端が下方に傾斜したピンを主脚の側方
    に軸支してピン先端が上下動可能なように取付けるとと
    もに先端を主脚方向へ付勢し、ピン先端に対応して主脚
    側面に穿設した穴を通ってピン先端が伸縮脚の孔に係止
    可能にした台座器具の伸縮脚部。
  2. 【請求項2】 ピンから若干離れた位置であり、ピン先
    端に対して裏面側となる主脚の内周面に、肉厚の厚いガ
    タツキ防止部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    台座器具の伸縮脚部。
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