JP2513828Y2 - 差動装置のマウント構造 - Google Patents
差動装置のマウント構造Info
- Publication number
- JP2513828Y2 JP2513828Y2 JP12910490U JP12910490U JP2513828Y2 JP 2513828 Y2 JP2513828 Y2 JP 2513828Y2 JP 12910490 U JP12910490 U JP 12910490U JP 12910490 U JP12910490 U JP 12910490U JP 2513828 Y2 JP2513828 Y2 JP 2513828Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- differential device
- fluid
- pressure cylinder
- orifice
- position sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等の車両の差動装置のマウント構造に
関するものである。
関するものである。
第３図には自動車の動力伝達機構が示される。図にお
いて、（１）はエンジン、（２）はトランスミッショ
ン、（３）はパワーシャフト、（４）は差動装置であ
る。そして該パワーシャフト（３）はエンジン（１）側
と差動装置（４）側の接続部において夫々傾角を有する
ためにジョイント角θ１，θ２が形成される。
いて、（１）はエンジン、（２）はトランスミッショ
ン、（３）はパワーシャフト、（４）は差動装置であ
る。そして該パワーシャフト（３）はエンジン（１）側
と差動装置（４）側の接続部において夫々傾角を有する
ためにジョイント角θ１，θ２が形成される。
従来は差動装置（４）は第４図に示すようにスプリン
グ（５）を介して車体（６）側に接続されていた。
グ（５）を介して車体（６）側に接続されていた。
上記従来構成によれば自動車走行中に発生する差動装
置（４）のワインドアップおよびワインドダウンにより
ジョイント角θ１，θ２が大きく変化して２次偶力によ
る加振力が大きくなると云う問題点があった。
置（４）のワインドアップおよびワインドダウンにより
ジョイント角θ１，θ２が大きく変化して２次偶力によ
る加振力が大きくなると云う問題点があった。
本考案は上記従来の課題を解決するための手段とし
て、差動装置（４）と車体（６）との間に開度調節可能
なオリフィス（56）Ａを介して補助タンク（57）Ａが接
続する流体圧シリンダ（52）Ａと、該流体圧シリンダ
（52）Ａに内蔵されるピストン（53）Ａとからなる流体
マウント（５）Ａを介在させ、更に該差動装置（４）の
位置センサー（７）を差動装置（４）側または車体
（６）側に取付け、該位置センサー（７）の検出値によ
り流体マウント（５）Ａの該オリフィス（56）Ａの開度
を調節する差動装置（４）のマウント構造を提供するも
のである。
て、差動装置（４）と車体（６）との間に開度調節可能
なオリフィス（56）Ａを介して補助タンク（57）Ａが接
続する流体圧シリンダ（52）Ａと、該流体圧シリンダ
（52）Ａに内蔵されるピストン（53）Ａとからなる流体
マウント（５）Ａを介在させ、更に該差動装置（４）の
位置センサー（７）を差動装置（４）側または車体
（６）側に取付け、該位置センサー（７）の検出値によ
り流体マウント（５）Ａの該オリフィス（56）Ａの開度
を調節する差動装置（４）のマウント構造を提供するも
のである。
差動装置（４）の車両走行中のワインドアップおよび
ワインドダウンの量は位置センサー（７）によって検出
され、この量は多い時はオリフィス（56）Ａの開度を小
さくして流体圧シリンダ（52）Ａのピストン（53）Ａの
動きに対する流体抵抗を大きくして流体マウント（５）
Ａのバネ定数を大きくし、この量の小さい時はオリフィ
ス（56）Ａの開度を大きくして流体圧シリンダ（52）Ａ
内のピストン（53）Ａの動きに対する流体抵抗を小さく
して流体マウント（５）Ａのバネ定数を小さくする。
ワインドダウンの量は位置センサー（７）によって検出
され、この量は多い時はオリフィス（56）Ａの開度を小
さくして流体圧シリンダ（52）Ａのピストン（53）Ａの
動きに対する流体抵抗を大きくして流体マウント（５）
Ａのバネ定数を大きくし、この量の小さい時はオリフィ
ス（56）Ａの開度を大きくして流体圧シリンダ（52）Ａ
内のピストン（53）Ａの動きに対する流体抵抗を小さく
して流体マウント（５）Ａのバネ定数を小さくする。
したがって本考案では自動車走行中に発生する差動装
置のワインドアップおよびワインドダウンの量が大きく
なると流体マウントのバネ定数が大きくなり、その結果
該差動装置の動きが抑制されるので、ジョイント角
θ１，θ２の変化量も小さくなり、２次偶力による加振
力が小さくなる。
置のワインドアップおよびワインドダウンの量が大きく
なると流体マウントのバネ定数が大きくなり、その結果
該差動装置の動きが抑制されるので、ジョイント角
θ１，θ２の変化量も小さくなり、２次偶力による加振
力が小さくなる。
本考案を第１図および第２図に示す一実施例によって
説明すれば、差動装置（４）の流体マウント（５）Ａは
ベース（51）Ａ上に立設される流体圧シリンダ（52）Ａ
と、該流体圧シリンダ（52）Ａに内蔵されるピストン
（53）Ａと、該流体圧シリンダ（52）Ａを貫通するピス
トンロッド（54）Ａと、該ピストンロッド（54）Ａ先端
に取付けられているプレート（55）Ａと、該流体圧シリ
ンダ（52）Ａに開度調節可能なオリフィス（56）Ａを介
して接続する補助タンク（57）Ａとからなる。そして該
流体マウント（５）Ａのピストンロッド（54）Ａは車体
（６）側に接続する。（７）は超音波方式、レーザー方
式、差動トランス方式等の位置センサーであり、該位置
センサー（７）により流体マウント（５）Ａのオリフィ
ス（56）Ａの開度を調節する。
説明すれば、差動装置（４）の流体マウント（５）Ａは
ベース（51）Ａ上に立設される流体圧シリンダ（52）Ａ
と、該流体圧シリンダ（52）Ａに内蔵されるピストン
（53）Ａと、該流体圧シリンダ（52）Ａを貫通するピス
トンロッド（54）Ａと、該ピストンロッド（54）Ａ先端
に取付けられているプレート（55）Ａと、該流体圧シリ
ンダ（52）Ａに開度調節可能なオリフィス（56）Ａを介
して接続する補助タンク（57）Ａとからなる。そして該
流体マウント（５）Ａのピストンロッド（54）Ａは車体
（６）側に接続する。（７）は超音波方式、レーザー方
式、差動トランス方式等の位置センサーであり、該位置
センサー（７）により流体マウント（５）Ａのオリフィ
ス（56）Ａの開度を調節する。
上記構成において、車両走行中に差動装置（４）のワ
インドアップおよびワインドダウンの量が大きくなった
場合はこれを位置センサー（７）によって測定して流体
マウント（５）Ａのオリフィス（56）Ａの開度を小さく
する。そうすると該流体圧シリンダ（52）Ａ内の空気、
潤滑油等の流体の抵抗が大きくなってピストン（53）Ａ
の動きが規制され、差動装置（４）のワインドアップお
よびワインドダウンの量が制限され小さくなる。したが
ってジョイント角θ１，θ２の変化量も小さくなる。な
お流体マウント（５）Ａのストロークはベース（51）Ａ
とピストンロッド（54）Ａのプレート（55）Ａとの間隔
Ｓにより規制される。
インドアップおよびワインドダウンの量が大きくなった
場合はこれを位置センサー（７）によって測定して流体
マウント（５）Ａのオリフィス（56）Ａの開度を小さく
する。そうすると該流体圧シリンダ（52）Ａ内の空気、
潤滑油等の流体の抵抗が大きくなってピストン（53）Ａ
の動きが規制され、差動装置（４）のワインドアップお
よびワインドダウンの量が制限され小さくなる。したが
ってジョイント角θ１，θ２の変化量も小さくなる。な
お流体マウント（５）Ａのストロークはベース（51）Ａ
とピストンロッド（54）Ａのプレート（55）Ａとの間隔
Ｓにより規制される。
本実施例以外、流体マウント（５）Ａと車体（６）と
の間にはコイルスプリングを介在させてもよい。
の間にはコイルスプリングを介在させてもよい。
第１図および第２図は本考案の一実施例を示すものであ
り、第１図は流体マウント説明図、第２図は差動装置正
面図、第３図は動力伝達機構の説明図、第４図は従来の
差動装置の正面図である。 図中、（４）……差動装置、（５）Ａ……流体マウン
ト、（52）Ａ……流体圧シリンダ、（53）Ａ……ピスト
ン、（54）Ａ……ピストンロッド、（56）Ａ……オリフ
ィス、（57）Ａ……補助タンク、（７）……位置センサ
ー
り、第１図は流体マウント説明図、第２図は差動装置正
面図、第３図は動力伝達機構の説明図、第４図は従来の
差動装置の正面図である。 図中、（４）……差動装置、（５）Ａ……流体マウン
ト、（52）Ａ……流体圧シリンダ、（53）Ａ……ピスト
ン、（54）Ａ……ピストンロッド、（56）Ａ……オリフ
ィス、（57）Ａ……補助タンク、（７）……位置センサ
ー
Claims (1)
- 【請求項１】差動装置と車体との間に開度調節可能なオ
リフィスを介して補助タンクが接続する流体圧シリンダ
と、該流体圧シリンダに内蔵されるピストンとからなる
流体マウントを介在させ、更に該差動装置の位置センサ
ーを差動装置側または車体側に取付け、該位置センサー
の検出値により流体マウントの該オリフィスの開度を調
節することを特徴とする差動装置のマウント構造
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12910490U JP2513828Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 差動装置のマウント構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12910490U JP2513828Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 差動装置のマウント構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0484029U JPH0484029U (ja) | 1992-07-22 |
| JP2513828Y2 true JP2513828Y2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=31876525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12910490U Expired - Lifetime JP2513828Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 差動装置のマウント構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2513828Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP12910490U patent/JP2513828Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0484029U (ja) | 1992-07-22 |
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