JP2513488B2

JP2513488B2 - デイスクプレ―ヤ

Info

Publication number: JP2513488B2
Application number: JP62219619A
Authority: JP
Inventors: 和幸岡本
Original assignee: Sanyo Denki Co Ltd
Current assignee: Sanyo Denki Co Ltd
Priority date: 1987-09-02
Filing date: 1987-09-02
Publication date: 1996-07-03
Anticipated expiration: 2011-07-03
Also published as: JPS6462865A

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、ビデオテープレコーダ（VTR）等の記録再
生装置を後段に接続し、デイスクからの再生信号を記録
させるデイスクプレーヤに関する。

（ロ）従来の技術ビデオデイスクプレーヤからの再生信号をVTRに供給
したり、２台のVTR間でダビングを実行する場合には、
後段の記録側装置を記録モードにすると共に、前段の再
生側装置を再生モードにしなければならないが、この時
に両装置を記録あるいは再生モードに移行するタイミン
グが問題となり、記録モードへの移行のみが遅いと再生
信号の頭の部分が記録されず、また記録モードへの移行
のみが極端に早いと、無駄な記録が為されることにな
る。

そこで、特開昭58−211350号公報（G11B15/10）に
は、２台のVTRを用いてダビングを実行する場合に、一
旦再生側VTRを再生待機モードに、また記録側VTRを記録
待機モードにした後に、再生側VTRの再生待機モードを
解除して再生動作を開始させると、この操作に同期して
記録側VTRの記録待機モードを解除して記録動作を開始
させる制御信号を、再生側VTRから記録側VTRに供給せし
める構成を採用して、上述の欠点を解決する技術が提案
されている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点前記従来技術によると、再生側VTRを再生待機状態か
ら再生状態に移行させた直後には、テープ走行が不安定
であり、安定した画像が得られず上述のタイミングで無
条件に記録側VTRを記録状態に移行させると頭の部分の
画像乱れは免れ得ない。この点に関しては、ビデオデイ
スクプレーヤからの再生信号をVTRにて記録する場合に
特に顕著である。即ち、ビデオデイスクプレーヤでCLV
（線速一定）デイスクを再生する際には、デイスクの回
転速度はデイスクの半径位置に応じて変化させる必要が
あり、常に最初にデイスク最内周のリードイン部の再生
中にデイスクの回転初期の制御を行つた後に再生動作を
行う必要があるため、記録側VTRにはリードイン部脱出
までに要する間に無駄な記録が為されることになる。

（ニ）問題点を解決するための手段一時停止制御信号が入力される制御信号入力端子と、
情報信号が入力される情報入力端子を有し、一時停止制
御信号の非入力時には情報信号の記録を為し、一時停止
制御信号の入力期間中は情報信号の記録を一時停止する
情報記録装置と共に用いられ、ピックアップによりデイ
スクを走査して得られる再生情報を情報入力端子に供給
し、ピックアップがデイスクのリードイン部をとリード
アウト部の間のプログラムエリアを走査中でない時に、
一時停止信号を制御信号入力端子に供給することを特徴
とする。

（ホ）作用本発明は上述の如く構成したので、情報記録装置に
は、プログラムエリアに記録された情報のみが無駄なく
記録される。

（ヘ）実施例以下、図面に従い本発明の一実施例について説明す
る。

第２図乃至第４図は本発明の光学式ビデオデイスクプ
レーヤ（51）のピックアップ移送機構を示す図である。

（６）はピックアップ（４）．フイードモータ（５）
を支持する支持ベースであり、両側面には駆動力伝達機
構（図示省略）を介してフイードモータ（５）にて駆動
されるピニオン（7a）（7b）と、このピニオンと同軸的
に配されたガイドローラ（8a）（8b）と、ガイドローラ
（8a）（8b）と同一高さ位置にガイドローラ（8a）（8
b）と隣接して軸支されたガイドローラ（図示省略）と
を有し、更に底面には上・下シヤーシ（49a）（49b）に
デイスク（９）の径方向に延在する様に配設された直線
状のガイドポール（11a）（11b）が嵌合可能なガイド孔
（12）が形成されている。

（17）（18）は支持ベース（６）の移動案内を為す一
対の支持ブロックであり、デイスク（９）の上側に延在
する上側直線状部（17a）（18a）と、下側に延在する下
側直線状部（17c）（18c）と、両直線状部（17a）（18
a）、（17c）（18c）を連結する連結部（17b）（18b）
から構成され、対向する内周面にはラック（19）（20）
とガイド溝（21）（22）が形成されている。ピニオン
（7a）（7b）をラック（19）（20）と噛合せしめ、ガイ
ドローラ（8a）（8b）及び隣接するガイドローラを夫々
ガイド溝（21）（22）に遊嵌せしめることにより、支持
ベース（６）は支持ブロック（17）（18）上を移動し、
下側直線状部（17c）（18c）を移動中は、ガイド孔（1
2）にガイドボール（11b）が嵌合されて直線案内され、
デイスク（９）の下面の走査が可能となり、上側直線状
部（17a）（18a）を移動中はガイド孔（12）にはガイド
ボール（11a）が嵌合されて直線案内され上面の再生が
可能となり、また連結部（17b）（18b）を移動すること
により下面と上面の連続的な再生が可能となる。

デイスク（９）について第５図を参照に説明するとデ
イスク（９）の内周には、垂直プランキング期間の所定
ライン（17H、18H）に情報の記録開始を示すリードイン
信号が記録されトラック数が900本のリードイン部（20
a）が、最外周には情報の記録が終了したことを示すリ
ードアウト信号が記録されたトラック数が600本のリー
ドアウト部（20c）が形成され、両者間のプログラム部
（20b）（プログラムエリア）には映像及び音声信号が
記録されている。尚、デイスク両面についてもリードイ
ン部、プログラム部、リードアウト部が形成され、片面
Ａ面側のプログラム部の映像及び音声信号は、他面Ｂ面
側の映像及び音声信号と連続性を有している。そして、
第５図の様に支持ベース（５）が上側直線状部（17a）
（18a）の位置（Ａ）、あるいは下側直線状部（17c）
（18c）の位置（Ｄ）にある時には、ピックアップ
（４）はデイスクの下面あるいは上面のリードイン部を
走査可能であり、同様に上・下側直線状部（17a）（18
a）、（17c）（18c）の最外周位置（Ｂ）（Ｃ）にある
時には、ピックアップ（４）は下面あるいは上面のリー
ドアウト部を走査して各面の再生が終了したことが検出
される。

次に本実施例のピックアップ（４）、即ち支持ベース
（６）の移動制御について説明する。

再生指令手段（50）は、PLAY操作釦にて構成され、デ
イスクの下面から上面への両側連続再生指令、あるいは
上面か下面のいずれか一方の面を再生する片面再生指令
を発する手段であり、 TURN指令手段（52）は、再生指令手段（50）の操作に
よりデイスク（９）の両面を自動的に連続再生する所謂
両面連続再生モードが指定された状態で、リードアウト
検出回路（39）にて上・下面のいずれか一方のリードア
ウト信号が検出された時にTURN指令を発する手段であ
る。尚、両面再生モードに対してデイスクの片面のみを
再生する片面再生モードもあり、この片面再生モードに
おいてはリードアウト信号が検出されると、ピックアッ
プは下面の最内周に復帰する。

再生指令手段（50）からの両面連続再生指令あるいは
片面再生指令は、一旦メイン制御回路（48）に入力さ
れ、指令に応じてスピンドルモータ制御回路（33）、フ
イードモータ制御回路（34）に制御信号が供給される。

スピンドルモータ制御回路（33）は後述の様に支持ベ
ース（６）が下側直線状部（17c）（18c）側にあつて下
面を再生する場合にはスピンドルモータ（３）を正転せ
しめ、上側直線状部（17a）（18a）側にあつて上面を再
生する場合には逆転せしめる様にスピンドルモータ
（３）の回転を制御する。

フイードモータ制御回路（34）は、後述の様にフイー
ドモータ（５）を高速回転・低速回転及び停止させるも
のである。

両面連続再生指令が入力されると、支持ベース（６）
は下側直線状部（17c）（18c）の先端、即ちデイスク
（９）の下面の最内周に位置して後述の下側リードイン
スイッチ（41）をONし、スピンドルモータ（３）はとり
あえず1800rpmに正転せしめられ、ピックアップ（４）
により下面のリードイン部の走査を開始させると同時に
フイードモータ（５）が低速回転せしめられる。このリ
ードイン部の再生に際してピックアップ（４）により復
調回路（100）を経てリードイン信号が読み出され、リ
ードイン検出回路（36）にてこのリードイン信号が検出
されると、スピンドルモータ（３）の回転数がプログラ
ム部（20b）の再生が可能となる値に達したとしてキッ
ク制御回路（37）によりピックアップのトラックジヤン
プ（例えば５倍速）が開始され、この動作がリードイン
部を脱出するまで繰り返され、スピンドルモータ（３）
の回転数が情報再生可能な値に保持されつつ、速やかに
リードイン部を脱出することになる。このリードイン部
の脱出は、リードイン検出回路（36）にてリードイン信
号が検出されなくなり、代りにチヤプタ番号（18H）、
プログラムタイム（17H、18H）等のコードデータが抽出
されることで判別される。尚、上側及び下側直線状部
（17a）（18a）、（17c）（18c）の先端には上側、下側
リードインスイッチ（40）（41）が配設され、前述の如
くピックアップ（４）がリードイン部を走査可能な位置
まで支持ベース（６）が達するとONされ、スピンドルモ
ータ（３）の起動並びにフイードモータ（５）の回転制
御が為される。リードイン部（20a）の脱出後、下面の
プログラム部の再生が為され復調回路（100）にて復調
されて所望の映像及び音声信号がCRT（53）に映出され
ると共に、この再生信号は出力端子（54）に導出され
る。

ピックアップ（４）の走査が進み、リードアウト部
（20c）が走査され、復調回路（100）による復調出力よ
りリードアウト信号がリードアウト検出回路（39）にて
読み出されると、フイードモータ（５）は高速回転に移
行し、支持ベース（６）は連結部（17b）（18b）を経て
下側直線状部（17c）（18c）から上側直線状部（17a）
（18a）に移動し、上側のリードインスイッチ（40）がO
Nした時点でフイードモータは逆転し更に低速回転に移
行し、上面の再生が為される。尚、この上面への移動中
に、スピンドルモータ（３）は1800rpmで逆転する。

この上面の再生に際してもリードイン部の再生時にス
ピンドルモータ（３）は所定回転数（再生可能）に達
し、上面のリードイン部脱出後プログラム部の再生が完
了しリードアウト信号が読み出されると、支持ベース
（６）は連結部（17b）（18b）を経て上側直線状部（17
a）（18a）から下側直線状部（17c）（18c）に移行し
て、下面の最内周位置に達し、この位置を待機位置にし
て停止し両面の連続再生が完了する。

以上の動作は上面がＢ面、下面がＡ面の場合にのみ対
応するものであり、逆の場合即ち上面がＡ面、下面がＢ
面の場合には、サイド情報の検出と同時にピックアップ
（４）を上面の最内周に到らしめ、上面側から再生を開
始することも可能である。

（55）はリードイン検出回路（36）及びリードアウト
検出回路（39）の両出力に基いて、ピックアップ（４）
の走査位置がプログラム部（20b）であるか否かを判定
する再生位置判別回路であり、例えばリードイン検出回
路（36）にてリードイ部をピックアップ（４）が脱出し
たことが検出された時点から、リードアウト検出回路
（39）にてリードアウト信号が検出されてリードアウト
部に突入したことが検出される時点までＨレベルの一時
停止制御信号（Ａ）を出力端子（56）に導出する。従つ
て、支持ベース（６）が連結部（17b）（18b）を移動
中、及びリードイン部走査中には一時停止制御信号
（Ａ）はＬレベルが維持される。

（57）は入力端子（58）（59）、記録装置（60）、及
び記憶制御回路（61）を内蔵するVTR（情報記録装置）
である。

入力端子（情報入力端子）（58）はケーブル（62）に
よつて出力端子（54）と接続され、出力端子（54）から
出力される再生信号が入力され、この再生信号は記録装
置（60）にて磁気テープに記録される。

入力端子（制御信号入力端子）（59）はケーブル（6
3）によつて出力端子（56）と接続され、出力端子（5
6）から出力される一時停止制御信号（Ａ）が入力され
て、記録制御回路（61）に送られる。

記録制御回路（61）は、この一時停止制御信号（Ａ）
に基いて、記録装置（60）の動作制御を為すものであ
り、一時停止制御信号（Ａ）がＨレベルの期間は記録装
置（60）によつて記録動作を実行させ、一時停止制御信
号（Ａ）がＬレベルの期間は記録信号（60）による記録
動作を禁止させる。

従つて、磁気テープにはデイスク（９）の下面及び上
面のプログラム部（20b）のみの再生信号が記録され、
ピックアップ（４）の下面の走査開始から下面のリード
イン部の脱出まで、及び下面のリードアウト部への突入
時点から上面のリードイン部の脱出時点まで、更に下面
のリードアウト部への突入以降は記録は為されない。

第６図は一時停止制御信号の変化を示したタイミング
チヤートである。一時停止制御信号（Ａ）は下面側のプ
ログラム部と上面側のプログラム部の再生時にのみ、Ｈ
レベルとなつている。尚、上述の説明は両面の連続再生
について行つたが、片面例えば片面側だけの再生につい
ても同様に下面側プログラム部再生時にのみ一時停止制
御信号（Ａ）がＨレベルとなる。

（ト）発明の効果上述の如く本発明によれば、リードイン部の脱出位置
からリードアウト部までのプログラムエリアの再生信号
のみが無駄なく記録され有効である。特に、両面再生プ
レーヤの如く一方の面から他方の面へのピックアップの
移行等の再生面の切り換え動作が不可欠な場合には、こ
の切り換え動作途中も記録が禁止され、ディスク両面の
プログラムエリアの再生信号が中断することなく、連続
的に記録可能になる。

【図面の簡単な説明】

図面は全て本発明の一実施例に係り、第１図は回路ブロ
ック図、第２図はターン動作の説明図、第３図．第４図
は支持ベースと下側及び上側直線状部との関係を示す
図、第５図はデイスクとピックアップ位置との関係図、
第６図はタイミングチヤートである。Ａ……一時停止制御信号、（59）……（制御信号）入力
端子、（58）……（情報）入力端子、（57）……VTR
（情報記録装置）、（４）……ピックアップ、（９）…
…デイスク、（20a）……リードイン部、（20b）……プ
ログラム部（プログラムエリア）、（20c）……リード
アウト部。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】一時停止制御信号が入力される制御信号入
力端子と、情報信号が入力される情報入力端子を有し、
前記一時停止制御信号の非入力時には前記情報信号の記
録を為し、前記一時停止制御信号の入力期間中は前記情
報信号の記録を一時停止する情報記録装置と共に用いら
れ、ディスクの第１または第２面より再生信号を得て、該再
生信号を情報信号として前記情報入力端子に供給するピ
ックアップ手段と、該ピックアップ手段が前記ディスク各面のリードイン部
を再生中に得られるリードイン信号とリードアウト部を
再生中に得られるリードアウト信号を前記再生信号より
取り出す信号取り出し手段と、前記信号取り出し手段出力に基づき、前記ピックアップ
手段が前記ディスク各面のリードイン部及びリードアウ
ト部間のプログラムエリアを再生中でない時に、前記一
時停止信号を前記制御信号入力端子に供給する制御手段
を備え、前記ディスクの前記第１面から前記第２面への連続的な
再生を実行する際に、前記第１面のプログラムエリアの
再生終了時点から前記第２面のプログラムエリアの再生
開始時点までの期間は前記情報記録装置の記録を一時停
止させることを特徴とするディスクプレーヤ。