JP2512810B2 - 土木・建設機械の吸気室 - Google Patents

土木・建設機械の吸気室

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JP2512810B2
JP2512810B2 JP1240183A JP24018389A JP2512810B2 JP 2512810 B2 JP2512810 B2 JP 2512810B2 JP 1240183 A JP1240183 A JP 1240183A JP 24018389 A JP24018389 A JP 24018389A JP 2512810 B2 JP2512810 B2 JP 2512810B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は油圧ショベル等の土木・建設機械に備えら
れ、ラジエータに吸い込まれる外気が導かれる吸気室に
関する。
〔従来の技術〕
第4図〜第6図は従来の油圧ショベルに備えられる吸
気室を示す図で、第4図は上面カバーを除いた要部平面
図、第5図は本体内部を示す正面図、第6図はラジエー
タ組立体を示す図である。
これらの第4〜第6図に示す油圧ショベルは、第5,6
図に示すように、車体の上面を形成する上面カバー11,1
2と、車体の下面を形成する下面カバー13と、第4,5図に
示すように、車体の側面を形成する側面カバー10とを備
え、同第4,5図に示すように本体内に、エンジン3と、
このエンジン3の冷却用ファン4とを備えている。
また、ファン4の前面には、オイルクーラ1aとラジエ
ータ1bとを接合して成り、それぞれの端部をフレーム2
a,2bで固定したラジエータ組立体1を備え、上述のフレ
ーム2aには第4,6図に示すように、仕切板5cに対向する
ように配置される仕切板6aが固着され、またフレーム2b
には、バランスウエイトの内壁5eに対向するように配置
される仕切板6bが固着されている。
上述した仕切板6a,5c,6b、及び内壁5eによって、ラジ
エータ組立体1と本体の側面カバー10間の側方に位置す
る空間部分、すなわちエンジン室15以外の部屋を仕切る
仕切部が構成されている。また、上面カバー11と、下面
カバー13と、側面カバー10と、ラジエータ組立体1と、
前述の仕切部によって、ラジエータ1bに吸い込まれる外
気を導く従来の吸気室14が構成されている。
なお、第5図に示すように、上面カバー12等により吸
気室14に連設されるエンジン室15が構成され、また上述
のラジエータ組立体1はその下面を車体フレームにボル
ト固定されるとともに、車体の揺れに対して揺動しない
ようにそのフレーム2a,2bのそれぞれをステー16を介し
て車体フレーム17に固定されている。
この従来の油圧ショベルにあっては、エンジン6の駆
動に伴うファン4の回転により、上面カバー11に形成さ
れる吸気口を介して外気が吸気室14内に導かれ、当該外
気がラジエータ組立体1のラジエータ1b、オイルクーラ
1aに吸い込まれてこれを冷却した後エンジン3を冷却
し、熱交換により暖められた空気となって車体の外部に
放出される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来の吸気室14の構造にあって
は、ラジエータ組立体1のフレーム2a,2bのそれぞれ
に、仕切板5cに対向する仕切板6a、及びバランスウエイ
トの内壁5eに対向する仕切板6bを設けてあるので、当該
仕切板6a,6bの前面部分で吸い込まれる外気の流れが渦
流となり、したがって吸気効率が悪く、また仕切板6a,6
bを設けることから吸気室14の容積が大きくなり、これ
らのことから容量の大きいファン4を設けなければなら
ず、これに伴って騒音を生じる。また、吸気室14の容積
が大きくなることに伴って、この車体内の吸気室14に隣
接する空間、すなわち部屋が小さくなり、この部屋内の
各種の部品、工具等の配置に制約を受ける。
本発明は、上記した従来技術における実情に鑑みてな
されたもので、その目的は、外気の吸い込みに伴う渦流
の発生を抑制でき、吸気室容積を小さくすることができ
る土木・建設機械の吸気室を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本発明は、車体の上面を
形成する上面カバーと、該車体の下面を形成する下面カ
バーと、該車体の側面を形成する側面カバーと、該車体
内のエンジン室に備えられるエンジン冷却用のファンの
前面に配置され、ラジエータとオイルクーラとを含むと
ともに、これらのラジエータとオイルクーラの両側端部
のそれぞれを保持し、これらのラジエータ、オイルクー
ラの端面に平行な平坦面を有するフレームを具備するラ
ジエータ組立体と、このラジエータ組立体と上記側面カ
バー間の側方に位置する空間部分、すなわち上記エンジ
ン室以外の部屋を仕切る仕切部とを備え、上記ラジエー
タ組立体の上記ラジエータに吸い込まれる外気が上記上
面カバーに形成された吸気口からのみ導かれる土木・建
設機械の吸気室において、上記仕切部が、その一方の端
部が上記ラジエータ組立体の上記フレームの上記平坦面
に固定され、かつ上記ラジエータ組立体を支持する部材
を兼ねた仕切板から成る構成にしてある。
〔作用〕
本発明は上記のように、車体の側面カバーとラジエー
タ組立体との間の側方に位置する空間部分、すなわちエ
ンジン室以外の部屋を仕切る仕切部が仕切板から成り、
その端部をラジエータ組立体の端面に平行な端面を有す
るフレームに固定した構成にしてあるので、吸気室に導
かれた外気は、ラジエータ組立体のフレーム近傍部分で
は仕切板によって案内されて円滑な流れとなり、すなわ
ち渦流を生じることなくラジエータ組立体に吸い込まれ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の土木・建設機械の吸気室の一実施例を
図に基づいて説明する。
第1図〜第3図は本発明の土木・建設機械の吸気室の
一実施例を示す図で、第1図は上面カバーを除いた状態
を示す要部平面図、第2図は車体内部を示す要部正面
図、第3図はラジエータ組立体の前面部分を示す図であ
る。
この実施例にあっては、吸気室14を構成するものとし
て、上面カバー11と、下面カバー13と、側面カバー10
と、オイルクーラ1a、ラジエータ1bを含むラジエータ組
立体1とを備えている。なお、このラジエータ組立体1
は、オイルクーラ1aとラジエータ1bのそれぞれを保持
し、これらのオイルクーラ1a、ラジエータ1bの端面に平
行な平坦面を有するフレーム2a,2bを具備している。そ
して、ラジエータ組立体1と側面カバー10間の側方に位
置する空間部分、すなわちエンジン室15以外の部屋を仕
切る仕切部として、例えば一対の仕切板5a,5bを設けて
ある。これらの仕切板5a,5bの一方の端部はボルト7に
よってラジエータ組立体1のフレーム2a,2bの平坦面に
それぞれ締結してあり、他方の端部は側面カバー10に隣
接し、かつ車体フレーム17に立設したサポート8にボル
ト9によってそれぞれ締結してある。
なお、外気を吸気室14に導く吸気口11aは、上面カバ
ー11に設けてある。また第2,3図中、12はエンジン室15
を形成する上面カバー、3はエンジン、4はエンジン3
の冷却用ファンである。
このように構成した実施例では、エンジン3の駆動に
伴うファン4の回転により上面カバー11に形成される吸
気口11aを介して外気が吸気室14内に導かれるが、当該
外気は仕切板5a,5bによって案内されて円滑な流れとな
って、すなわち渦流をほとんど生じることなくラジエー
タ組立体1に吸い込まれて、ラジエータ1b、オイルクー
ラ1aを冷却した後エンジン3を冷却し、熱交換により暖
められた空気となって車体外部に放出される。
このように構成した実施例にあっては、上述のように
渦流をほとんど生じることなく外気をラジエータ組立体
1に吸い込ませることができ、これにより吸気効率を向
上させることができ、また吸気室14の容積はラジエータ
組立体1の幅寸法、すなわちフレーム2aの表面である平
坦面からフレーム2bの表面である平坦面までの寸法に相
応する比較的小さな容積となり、これらのことから容量
の比較的小さいファン4を設ければ足り、これに伴って
騒音の発生を抑えることができる。また、吸気室14の容
積が比較的小さくなることから、本体内の吸気室14に隣
接する空間、すなわちエンジン室15以外の部屋が大きく
なり、この部屋に配置される各種の部品、工具等の配置
に対する制約を緩和させることができる。さらにまた、
ラジエータ組立体1は一対の仕切板5a,5bで支持される
ので他に特別な揺動防止のための支持部材を要せず、こ
の点で部品点数を抑制できる。
なお、上記実施例では、一対の仕切板5a,5bを設けて
あるが、仕切板5aだけ設け、他の側は従前と同等の構成
をとるようにしてもよい。このように構成しても従来に
比べれば渦流の発生を半減でき、吸気室14の容積も従来
に比べて小さくすることができ、またラジエータ組立体
1を支持するステーを半減でき、部品点数を抑制でき
る。
〔発明の効果〕
本発明の土木・建設機械の吸気室は、以上のように構
成してあることから外気の吸い込みに伴う渦流の発生を
抑制でき、これにより吸気効率を向上させることがで
き、また吸気室容積を小さくすることができ、これらの
ことから従来に比べて容積の小さいファンを設けること
ができ、騒音を抑えることができる。
また、吸気室の側方に位置するエンジン室以外の部屋
を従来に比べて大きくすることができ、この部屋内の各
種の部品、工具等の配置に対する制約を従来に比べて緩
和させることができる。
さらに、仕切板がラジエータ組立体を支持する部材を
兼ねていることから、他に特別な揺動防止のための支持
部材を要せず、この点で従来に比べて部品点数を抑制で
きる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の土木・建設機械の吸気室の一
実施例を示す図で、第1図は上面カバーを除いた状態を
示す要部平面図、第2図は本体内部を示す要部正面図、
第3図はラジエータ組立体の前面部分を示す図、第4図
〜第6図は従来の油圧ショベルに備えられる吸気室を示
す図で、第4図は上面カバーを除いた要部平面図、第5
図は本体内部を示す正面図、第6図はラジエータ組立体
の前面部分を示す図である。 1……ラジエータ組立体、1a……オイルクーラ、1b……
ラジエータ、2a,2b……フレーム、3……エンジン、4
……ファン、5a,5b……仕切板(仕切部)、7……ボル
ト、8……サポート、9……ボルト、10……側面カバ
ー、11……上面カバー、11a……吸気口、13……下面カ
バー、14……吸気室、15……エンジン室、17……本体フ
レーム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の上面を形成する上面カバーと、該車
    体の下面を形成する下面カバーと、該車体の側面を形成
    する側面カバーと、該車体内のエンジン室に備えられる
    エンジン冷却用のファンの前面に配置され、ラジエータ
    とオイルクーラとを含むとともに、これらのラジエータ
    とオイルクーラの両側端部のそれぞれを保持し、これら
    のラジエータ、オイルクーラの端面に平行な平坦面を有
    するフレームを具備するラジエータ組立体と、このラジ
    エータ組立体と上記側面カバー間の側方に位置する空間
    部分、すなわち上記エンジン室以外の部屋を仕切る仕切
    部とを備え、上記ラジエータ組立体の上記ラジエータに
    吸い込まれる外気が上記上面カバーに形成された吸気口
    からのみ導かれる土木・建設機械の吸気室において、上
    記仕切部が、その一方の端部が上記ラジエータ組立体の
    上記フレームの上記平坦面に固定され、かつ上記ラジエ
    ータ組立体を支持する部材を兼ねた仕切板から成ること
    を特徴とする土木・建設機械の吸気室。
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JPS5421728U (ja) * 1977-07-13 1979-02-13
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JPS5775119U (ja) * 1980-10-25 1982-05-10
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