JP2512622Y2 - 吸着用パッド - Google Patents
吸着用パッドInfo
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- JP2512622Y2 JP2512622Y2 JP7902190U JP7902190U JP2512622Y2 JP 2512622 Y2 JP2512622 Y2 JP 2512622Y2 JP 7902190 U JP7902190 U JP 7902190U JP 7902190 U JP7902190 U JP 7902190U JP 2512622 Y2 JP2512622 Y2 JP 2512622Y2
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- Japan
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- suction
- suction pad
- work
- pad
- wear
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ワークを吸着し、あるいは吸着後にこのワ
ークを保持して搬送するための吸着用パッドに関する。
ークを保持して搬送するための吸着用パッドに関する。
[従来の技術] 従来から、例えば、薄板状のワークを搬送するために
真空吸引源に連結される吸着用パッドが用いられてい
る。
真空吸引源に連結される吸着用パッドが用いられてい
る。
この種の吸着用パッドは、積層されているワークを吸
着し、搬送することを繰り返すことにより次第に摩耗し
てくる。摩耗の程度が甚だしくなるに従って、例えば、
スカート部の吸着面が確実にワークに密着せず、十分な
吸着力が得られなくなってくる。
着し、搬送することを繰り返すことにより次第に摩耗し
てくる。摩耗の程度が甚だしくなるに従って、例えば、
スカート部の吸着面が確実にワークに密着せず、十分な
吸着力が得られなくなってくる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記の従来の吸着用パッドでは、積層され
ているワークを吸着し、搬送することを繰り返すことに
より吸着面が摩耗した場合、その摩耗の程度を正確に知
る手段がない。従って、作業をする人によっては、摩耗
の程度が甚だしくなってワークを良好に吸着するための
十分な吸着力が得られなくなるまで、その吸着用パッド
を使用することになる。
ているワークを吸着し、搬送することを繰り返すことに
より吸着面が摩耗した場合、その摩耗の程度を正確に知
る手段がない。従って、作業をする人によっては、摩耗
の程度が甚だしくなってワークを良好に吸着するための
十分な吸着力が得られなくなるまで、その吸着用パッド
を使用することになる。
ワークを良好に吸着できないほど摩耗した吸着用パッ
ドをそのまま使用すると、ワークの搬送中にスカート部
内の減圧状態が破れて、搬送中のワークが脱落してしま
い、ワークを破損するというおそれがある。
ドをそのまま使用すると、ワークの搬送中にスカート部
内の減圧状態が破れて、搬送中のワークが脱落してしま
い、ワークを破損するというおそれがある。
本考案は、この種の問題を解決するものであり、吸着
面の摩耗の程度を容易に確認することができ、これによ
って作業者が吸着用パッドの適切な交換時期を知ること
ができる吸着用パッドを提供することを目的とする。
面の摩耗の程度を容易に確認することができ、これによ
って作業者が吸着用パッドの適切な交換時期を知ること
ができる吸着用パッドを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本考案は真空吸引源に
接続され、ワークを吸着する吸着用パッドにおいて、 前記ワークに接触する吸着用パッドの吸着面に、当該
吸着面とともに摩耗することで吸着面の摩耗の程度を検
知する摩耗検知手段を設けることを特徴とする。
接続され、ワークを吸着する吸着用パッドにおいて、 前記ワークに接触する吸着用パッドの吸着面に、当該
吸着面とともに摩耗することで吸着面の摩耗の程度を検
知する摩耗検知手段を設けることを特徴とする。
[作用] 上記の本考案に係る吸着用パッドでは、ワークに接触
する吸着面に、例えば、周回するリブ等の摩耗検知手段
が設けられており、ワークによって吸着面とともに摩耗
する前記摩耗検知手段の状態から吸着面の摩耗状態を検
知することができる。これにより、吸着用パッドの適切
な交換時期を判断することができる。
する吸着面に、例えば、周回するリブ等の摩耗検知手段
が設けられており、ワークによって吸着面とともに摩耗
する前記摩耗検知手段の状態から吸着面の摩耗状態を検
知することができる。これにより、吸着用パッドの適切
な交換時期を判断することができる。
[実施例] 本考案に係る吸着用パッドについて実施例を挙げ、添
付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図において、参照符号10は、本実施例に係る吸着
用パッドを示す。この吸着用パッド10は、アダプタ13を
介して真空吸引源15に接続される孔部11を有する円筒状
の根本部12と、前記根本部12に一体的に連設されるスカ
ート部14とからなる。前記スカート部14は、ワーク18に
接触する吸着面17の近傍に摩耗検知手段としての周回す
るリブ16を有する。
用パッドを示す。この吸着用パッド10は、アダプタ13を
介して真空吸引源15に接続される孔部11を有する円筒状
の根本部12と、前記根本部12に一体的に連設されるスカ
ート部14とからなる。前記スカート部14は、ワーク18に
接触する吸着面17の近傍に摩耗検知手段としての周回す
るリブ16を有する。
本実施例に係る吸着用パッド10は以上のように構成さ
れるものであり、次にその作用並びに効果について説明
する。
れるものであり、次にその作用並びに効果について説明
する。
先ず、真空吸引源15に連通する通路が画成されたアダ
プタ13に前記根本部12を接続する。次いで、前記アダプ
タ13を変位動作させることにより、積層されたワーク18
の最上面にスカート部14の吸着面17を接触させ、前記真
空吸引源15の減圧作用によりスカート部14内を減圧す
る。これにより、吸着用パッド10はワーク18を吸着して
搬送することができる。
プタ13に前記根本部12を接続する。次いで、前記アダプ
タ13を変位動作させることにより、積層されたワーク18
の最上面にスカート部14の吸着面17を接触させ、前記真
空吸引源15の減圧作用によりスカート部14内を減圧す
る。これにより、吸着用パッド10はワーク18を吸着して
搬送することができる。
ところで、以上のような吸着、搬送を繰り返すと、ス
カート部14の吸着面17が摩耗する。
カート部14の吸着面17が摩耗する。
第2図は、吸着面17が摩耗した状態の説明図である。
この場合、吸着面17が所定量摩耗すると、リブ16も摩耗
する。従って、リブ16を吸着面17の摩耗限界の位置に設
けておけば、リブ16の摩耗され始めることにより吸着用
パッド10の交換時期を知ることができる。
この場合、吸着面17が所定量摩耗すると、リブ16も摩耗
する。従って、リブ16を吸着面17の摩耗限界の位置に設
けておけば、リブ16の摩耗され始めることにより吸着用
パッド10の交換時期を知ることができる。
第3図a、bは、第1図に示す摩耗検知手段の他の実
施例の説明図である。この実施例では、第1図のリブ16
中にスカート部14とは異なる色からなるカラーマーク20
を設けている。この場合、摩耗していない吸着用パッド
10においては、第3図aのようにリブ16内のカラーマー
ク20は現れない。一方、吸着、搬送を繰り返した後の吸
着用パッド10においては、第3図bのようにリブ16内の
カラーマーク20が現れる。従って、このカラーマーク20
が現れる時を吸着用パッド10の交換時期とすることがで
きる。
施例の説明図である。この実施例では、第1図のリブ16
中にスカート部14とは異なる色からなるカラーマーク20
を設けている。この場合、摩耗していない吸着用パッド
10においては、第3図aのようにリブ16内のカラーマー
ク20は現れない。一方、吸着、搬送を繰り返した後の吸
着用パッド10においては、第3図bのようにリブ16内の
カラーマーク20が現れる。従って、このカラーマーク20
が現れる時を吸着用パッド10の交換時期とすることがで
きる。
なお、リブ16は周回しなくても、また、その形状が第
1図および第3図aの形状と異なっていても、その効果
には何ら影響はない。
1図および第3図aの形状と異なっていても、その効果
には何ら影響はない。
次に、さらに他の実施例を示す。
第4図において、吸着用パッド22は、スカート部24の
吸着面26の近傍に周回する溝部28を有する。
吸着面26の近傍に周回する溝部28を有する。
吸着用パッド22が積層されたワーク18を吸着し搬送す
ることを繰り返すと、スカート部24の吸着面26が摩耗す
る。吸着面26の摩耗が溝部28まで進行すると、前記溝部
28が吸着面26と面一の状態となり、これによって吸着用
パッド22の交換時期を知ることができる。
ることを繰り返すと、スカート部24の吸着面26が摩耗す
る。吸着面26の摩耗が溝部28まで進行すると、前記溝部
28が吸着面26と面一の状態となり、これによって吸着用
パッド22の交換時期を知ることができる。
なお、溝部28は、周回していなくてもその効果に何の
影響もないことは明らかである。従って、溝部28の代わ
りに小穴を複数設けることで、同様の検知が可能であ
る。
影響もないことは明らかである。従って、溝部28の代わ
りに小穴を複数設けることで、同様の検知が可能であ
る。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、吸着用パッドを用い
てワークの吸着を繰り返した際、ワークに接触する吸着
面の摩耗とともに摩耗検知手段も摩耗するため、それに
よって吸着用パッドの摩耗の程度を容易に確認すること
ができるという特有の効果が得られる。これにより、吸
着用パッドの適切な交換時期を知ることができる。
てワークの吸着を繰り返した際、ワークに接触する吸着
面の摩耗とともに摩耗検知手段も摩耗するため、それに
よって吸着用パッドの摩耗の程度を容易に確認すること
ができるという特有の効果が得られる。これにより、吸
着用パッドの適切な交換時期を知ることができる。
第1図は、本考案に係る吸着用パッドの実施例を示す縦
断面図、 第2図は、第1図に示す吸着用パッドが摩耗した状態の
説明図、 第3図a、bは本考案に係る吸着盤の他の実施例の要部
縦断面図、 第4図は、本考案に係る吸着用パッドのさらに他の実施
例の縦断面図である。 10…吸着用パッド 12…根本部 13…アダプタ 14…スカート部 15…真空吸引源 16…リブ 17…吸着面 18…ワーク 20…カラーマーク 22…吸着用パッド 24…スカート部 26…吸着面 28…溝部
断面図、 第2図は、第1図に示す吸着用パッドが摩耗した状態の
説明図、 第3図a、bは本考案に係る吸着盤の他の実施例の要部
縦断面図、 第4図は、本考案に係る吸着用パッドのさらに他の実施
例の縦断面図である。 10…吸着用パッド 12…根本部 13…アダプタ 14…スカート部 15…真空吸引源 16…リブ 17…吸着面 18…ワーク 20…カラーマーク 22…吸着用パッド 24…スカート部 26…吸着面 28…溝部
Claims (1)
- 【請求項1】真空吸引源に接続され、ワークを吸着する
吸着用パッドにおいて、 前記ワークに接触する吸着用パッドの吸着面に、当該吸
着面とともに摩耗することで吸着面の摩耗の程度を検知
する摩耗検知手段を設けることを特徴とする吸着用パッ
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7902190U JP2512622Y2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 吸着用パッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7902190U JP2512622Y2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 吸着用パッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0438391U JPH0438391U (ja) | 1992-03-31 |
JP2512622Y2 true JP2512622Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=31622812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7902190U Expired - Fee Related JP2512622Y2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 吸着用パッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512622Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170124452A (ko) * | 2016-05-02 | 2017-11-10 | 토와 가부시기가이샤 | 흡착 유닛, 판형상 부재 반송 유닛, 수지 밀봉 장치, 판형상 부재 반송 방법 및 수지 밀봉 방법 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4597696B2 (ja) * | 2005-02-10 | 2010-12-15 | 株式会社妙徳 | 吸着パッド |
GB2492099B8 (en) | 2011-06-21 | 2015-09-09 | Jaguar Land Rover Ltd | Vehicle components |
JP7342613B2 (ja) * | 2019-10-25 | 2023-09-12 | オムロン株式会社 | 劣化判定装置、劣化判定方法、および制御プログラム |
-
1990
- 1990-07-25 JP JP7902190U patent/JP2512622Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170124452A (ko) * | 2016-05-02 | 2017-11-10 | 토와 가부시기가이샤 | 흡착 유닛, 판형상 부재 반송 유닛, 수지 밀봉 장치, 판형상 부재 반송 방법 및 수지 밀봉 방법 |
KR102019542B1 (ko) * | 2016-05-02 | 2019-09-06 | 토와 가부시기가이샤 | 흡착 유닛, 판형상 부재 반송 유닛, 수지 밀봉 장치, 판형상 부재 반송 방법 및 수지 밀봉 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0438391U (ja) | 1992-03-31 |
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Legal Events
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