JP2512603Y2 - 食料品の解凍装置 - Google Patents

食料品の解凍装置

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JP2512603Y2
JP2512603Y2 JP1989138063U JP13806389U JP2512603Y2 JP 2512603 Y2 JP2512603 Y2 JP 2512603Y2 JP 1989138063 U JP1989138063 U JP 1989138063U JP 13806389 U JP13806389 U JP 13806389U JP 2512603 Y2 JP2512603 Y2 JP 2512603Y2
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thawed
food
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JP1989138063U
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JPH0376482U (ja
Inventor
公雄 中村
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、冷凍食肉、冷凍魚類などの冷凍食料品の解
凍装置に関する。
〈従来の技術〉 従来より、食料品を長期にわたって保存するために、
食肉や魚類などは凍結して冷凍庫に収納し、凍結保存さ
れている。
特に近年、外食産業が発達しているので冷凍食品の利
用、需要が多いし、また家庭用の大型冷凍庫が普及し、
一般家庭でも食肉を凍結保存し、随時解凍して調理して
いるが、上記した凍結した食肉を解凍するには、空気中
或いは冷蔵庫内に放置する自然解凍、電子レンジ或いは
熱による強制解凍などの方法が採用されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記した解凍方法のうち、空気中に放置する
自然解凍では、解凍時間が長いので、食肉や魚肉の内部
が解凍される前に周縁部の品質が変質する欠点があり、
冷蔵庫内で自然解凍させる場合には、品質は低下しない
ものの解凍時間は更に長くなる。
また、電子レンジや熱を使用して強制解凍させる場合
は、上記した自然解凍より極めて短い時間で解凍させる
ことができるが、著しい品質の低下を生ずるものであっ
た。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記に鑑み提案されたもので、下面に多数の
フィンを設けて両端が開放する枠体の一方端に、屋内の
空気を枠体内に強制的に送風する送風機を設け、上記枠
体内には被解凍食料品を狭持するヒートシンクを装脱可
能に収納し、上記した送風機の内側には、被解凍食料品
に直接風が当たるのを防止する遮蔽板を設けた食料品の
解凍装置に関するものである。
〈作用〉 本考案の食料品の解凍装置によれば、被解凍食料品へ
の送風を遮蔽板により制御するので、被解凍食料品の表
面の乾燥及び劣化を防止して解凍することができる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
本考案の解凍装置1は、第1図から第3図に示すよう
に上面および両端が開放する枠体2と、遮蔽板3と、枠
体2内に強制的に送風する送風機4と、被解凍食料品の
上面に載置するヒートシンク5とよりなるものである。
上記した本考案の解凍装置1の枠体2は、例えばアル
ミニウムにより押出し成形するもので、内部に被解凍食
料品とヒートシンク5を収納することができる容積を有
するものであり、下面を隆起して載置部6及び左右に側
溝7、7を形成するとともに、該載置部6の下面には複
数のフィン8を縦方向に並設する。
前記した遮蔽板3の左右には縦方向に長いガイド溝9,
9を開設し、上記した枠体2の一方の開放端には遮蔽板
3を螺子機構10により着脱可能に、しかも上下位置変更
可能に支持する。また、上記遮蔽板3の外側には枠体2
内に強制送風する送風機4を、例えば枠体2に設けられ
た係止バックル具11により左右の側縁を係止することに
より着脱可能に装置する。
そして、上記した送風機4により強制送風される枠体
2内には、ヒートシンク5を装脱可能に収納する。
上記したヒートシンク5は、熱伝導率の高い材質、例
えばアルミニウムにより押し出し成形されるものであ
り、上面に多数のフィン8′を有する。
本考案の食料品の解凍装置1は上記した構成であり、
載置部6の上面に被解凍食料品を載置し、被解凍食料品
の上面にヒートシンク5を載せ、送風機4を作動させる
ことにより、屋内の空気を送風することによって、室温
とほゞ等しい温度の空気を通常に放置した場合に比べて
単位時間当たり多量の熱量をヒートシンク5のフィン
8′及び載置部6の下面のフィン8に供給し、ヒートシ
ンク5及び載置部6との接触面から被解凍食料品に室温
とほゞ等しい温度の熱量を供給して解凍することができ
る。
そして、送風機4は、遮蔽板3により送風状態を制御
するので、被解凍食料品に直接送風することがなくて被
解凍食料品の表面の乾燥及び劣化を防止することができ
るとともに、送風より運ばれる空気中の塵などが被冷凍
食料の表面に付着して汚染することがない。
上記した作用により被解凍食料品は徐々に解凍して潰
れるように変形し、それに伴って被解凍食料品の上に載
置したヒートシンク5が下降したり傾いたりして、ヒー
トシンク5及び載置部6が常に被解凍食料品に接触した
状態で解凍するので、その解凍速度は極めて早いものと
なる。
また、第4図に示す本考案の第2実施例では、遮蔽板
3′をヒートシンク5の端部に上下位置変更可能に、着
脱可能に装着し、前記実施例と同様に被解凍食料品に直
接送風しないようにしたものである。従って、被解凍食
料品の解凍に伴いヒートシンク5が下降すると、ヒート
シンク5に装着された遮蔽板3′も下降して送風状態を
制御することができる。
さらに、上記した第2実施例では、枠体2の載置部6
に、長さ方向に沿って複数のガイド溝12を形成し、該ガ
イド溝12が長さ方向に沿って緩やかに傾斜するように載
置部6を傾斜させるのである。従って、被解凍食料品の
解凍時に発生するドリップは、前記した載置部6のガイ
ド溝12に導かれて傾斜により開口端へ排出されるので、
ヒートシンク5及び載置部6に供給された熱量は被解凍
食料品の解凍のためだけに消費されることとなり、被解
凍食料品を速やかに、無駄なく短時間で解凍することが
できる。
尚、本考案の解凍装置1は、枠体2の送風機4と対向
する他方開放端にフィルター機能を有するネット13を装
脱可能に設け、送風機4からの強制送風により生じる異
物等の外部への拡散を防止するようにしてもよい。ま
た、例えば枠体2の底面に脚片14を、送風機4の電気回
路中にタイマー15を、ヒートシンク5の上部に蓋体16を
設けてもよく、或いは送風機4に警報ブザーやランプ
(図示せず)を接続し、送風機4の停止時に警報を発し
たりランプが点灯するようにしてもよい。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、送風機によって
送り込まれた屋内の空気の熱量を、表面積の大きな枠体
の載置部及びヒートシンクより被解凍食料品に供給して
室温で解凍することができる。このため、送風機から被
解凍食料品に直接風が当たるのを防止する遮蔽板を設け
るという簡単な構成でありながら、被解凍食料品の表面
の乾燥や脂質の酸化などによる劣化を防止することがで
き、さらには送風により運ばれる屋内の塵などが被解凍
食料品に付着して汚染されることなく解凍できる。従っ
て、通常の家屋においてでも被解凍食料品の品質を低下
させることなく効率よく解凍でき、しかも製品を低価格
で供給できるため、一般家庭用として、もしくは飲食
店、その他の営業用として使用すると実用的価値の高い
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は解凍装
置の分解斜視図、第2図は組み立て状態の斜視図、第3
図は縦断正面図、第4図は他の実施例の縦断正面図であ
る。 1は解凍装置、2は枠体、3は遮蔽板、4は送風機、5
はヒートシンクである。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面に多数のフィンを設けて両端が開放す
    る枠体の一方端に、屋内の空気を枠体内に強制的に送風
    する送風機を設け、上記枠体内には被解凍食料品を狭持
    するヒートシンクを装脱可能に収納し、上記した送風機
    の内側には、被解凍食料品に直接風が当たるのを防止す
    る遮蔽板を設けたことを特徴とする食料品の解凍装置。
JP1989138063U 1989-11-30 1989-11-30 食料品の解凍装置 Expired - Lifetime JP2512603Y2 (ja)

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JPH0376482U JPH0376482U (ja) 1991-07-31
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150108162A (ko) * 2014-03-17 2015-09-25 이지연 해동기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0242157Y2 (ja) * 1985-12-09 1990-11-09
JPH0541674Y2 (ja) * 1988-02-17 1993-10-21

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KR20150108162A (ko) * 2014-03-17 2015-09-25 이지연 해동기

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