JP2512536Y2 - 熱交換器の疑似漏れ防止構造 - Google Patents

熱交換器の疑似漏れ防止構造

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JP2512536Y2
JP2512536Y2 JP1993046646U JP4664693U JP2512536Y2 JP 2512536 Y2 JP2512536 Y2 JP 2512536Y2 JP 1993046646 U JP1993046646 U JP 1993046646U JP 4664693 U JP4664693 U JP 4664693U JP 2512536 Y2 JP2512536 Y2 JP 2512536Y2
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Japan
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tank
heat exchanger
shaped groove
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prevention structure
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幸夫 皆川
衛 冨澤
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Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
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Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、自動車のラジエー
タ等におけるタンクを、エンドプレートのかしめにより
形成した熱交換器の疑似漏れ防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4において、1はコルゲーテッドフィ
ン型の熱交換器で、並列配置したアルミニユーム製の偏
平なチューブ2,2間にコルゲートフィン3を介装し、
この偏平なチューブ2,2の上下開口端部をエンドプレ
ート4に穿設した挿入穴に挿入した後、これをろう付け
で固定するとゝもに、前記上下のエンドプレート4には
タンク5がそれぞれかしめにより固定されている。なお
図中、6はコアサポートである。
【0003】ここで、従来の前記エンドプレート4とタ
ンク5とのかしめによる固定構造を図5で説明すると、
タンク5の開口端部には外方向のフランジ部5aが形成
されており、エンドプレート4の外周には前記フランジ
部5aの挿入可能なU字溝7が形成されている。そし
て、このU字溝7内にOリング8を介してタンク5の前
記フランジ部5aを挿入した後、U字溝7の外側壁7a
に連続した折曲片9を内側に折り曲げ、これをかしめる
ことによりエンドプレート4にタンク5を固定してい
る。
【0004】そして、前記各組付が完了した熱交換器1
は、この気密漏れ検査として、偏平なチューブ2及び上
下のタンク5内に所定圧の空気を封入し、これを水中に
侵して偏平なチューブ2及びタンク5の傷や接続不良等
からの漏れによる気泡の発生の有無を検出する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】エンドプレート4にタ
ンク5をろう付けしたものでは、タンク5に空気を満た
して水没させれば、空気の漏れ部位を正確に判定するこ
ができる。しかし、かしめタイプのタンクでは、エンド
プレート4のU字溝7内において、該U字溝7の底面壁
7bとタンク5のフランジ部5aとの間にOリング8に
よる空間部10が形成される。
【0006】従って、これを水没させた場合、かしめが
不十分であると、タンク5内の空気が、図5の矢印に示
すように、タンク5のフランジ部5a及びU字溝7の底
面壁7bとOリング8との間を通り空間部10を伝わっ
て気泡となって放出され、正確な漏れ部位の判定が困難
であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
従来の問題点を解決するために成されたもので、タンク
をかしめで固定した熱交換器の真の漏れ部位を、正確に
判定することができるものを提供することを目的とした
ものであり、その要旨は、熱交換器のエンドプレートに
形成したU字溝内にOリングを介して挿入したタンクの
フランジ部を、前記U宇溝を構成する外側壁の上部の折
曲片のかしめで固定するとゝもに、前記U字溝とこのU
字溝の上方開口部を閉塞するタンクの前記フランジ部で
形成された空間のうち、前記Oリングにより区画された
外側に位置する空間部と外部とを連通する水導入穴を、
前記外側壁に設けたことを特徴とする熱交換器の疑似漏
れ防止構造にある。
【0008】
【考案の実施の形態】以下、本考案を図1乃至図3に示
す実施例により詳細に説明するに、図において、10は
熱交換器で、並列に配置したアルミニユーム製の偏平チ
ューブ11,11間にコルゲートフィン12を介装し、
前記偏平チューブ11の上下開口端部を平板なエンドプ
レート13に穿設した挿入穴に挿入した後、ろう付けし
てエンドプレート13に偏平チューブ11の上下開口端
部を固定してある。
【0009】14は前記上下のエンドプレート13に固
定したはタンクで、該タンク14の下方開口端には外方
向にフランジ部14aが連設されておリ、一方、エンド
プレート13の外周には、前記フランジ部14aが挿入
可能なU字溝15が形成されている。そして、このU字
溝15の外側壁15aの上部には、外周に沿って矩形歯
状の折曲片16が形成されているとゝもに、前記外側壁
15aには、前記底面壁15bの近傍において、前記U
字溝15内の前記Oリング18により区画された内側と
外側の空間部のうち、外側の空間部19が外部と連通す
る水導入穴17が外周に沿って所定間隔毎に形成されて
いる。
【0010】而して、その組み立ては、前記エンドプレ
ート13のU字溝15内にOリング18を介してタンク
14のフランジ部14aを挿入し、その後前記U字溝1
5の折曲片16を内側に折曲げてかしめることにより、
エンドプレート13にタンク14を固定する。なお図
中、20はコアサポートである。
【0011】そこで、気密漏れ検査のため、前記熱交換
器10のチューブ11及びタンク14に所定圧の空気を
充填して水没させると、水がU字溝15の外側壁15a
に形成した水導入穴17から外側の空間部19内に侵入
して、該空間部19内の空気を完全に外に排除する。こ
のため、水没せしめた当初は前記外側の空間部19から
気泡がでるが、その後は気泡の発生が皆無となるので、
熱交換器10の真の漏れ部位を正確に把握することが出
来る。
【0012】図3に示すものは本考案の他実施例で、タ
ンク14のフランジ部14aにエンドプレート13の折
曲片16を垂直状態のまま押し込んでかしめた場合のも
のであって、その他の点については、上記実施例と同様
である。
【0013】
【考案の効果】本考案に係る熱交換器の疑似漏れ防止構
造は、上記のように、熱交換器のエンドプレートに形成
したU字溝内にOリングを介して挿入したタンクのフラ
ンジ部を、前記U字溝を構成する外側壁の上部の折曲片
のかしめで固定するとゝもに、前記U字溝とこのU字溝
の上方開口部を閉塞するタンクの前記フランジ部で形成
された空間のうち、前記Oリングにより区画された外側
に位置する空間部と外部とを連通する水導入穴を、前記
外側壁に設けた構成であるから、気密漏れ検査のためこ
れを水没させると、水が前記水導入穴からU字溝内の外
側の空間部内に侵入して内部の空気を完全に排除するた
め、経時後は疑似漏れとなる上記空間部からの気泡の発
生が皆無となり、正確且つ迅速に真の漏れ部位を把握す
ることができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る疑似漏れ防止構造を適用した熱交
換器の要部縦断面図である。
【図2】同要部の斜視図である。
【図3】他実施例の熱交換器の要部縦断面図である。
【図4】タンクをかしめにより取り付けた汎用の熱交換
器の正面図である。
【図5】従来のタンクをかしめにより取り付けた熱交換
器の要部縦断面図である。
【符号の説明】
10 熱交換器 11 偏平チュープ 12 コルゲートフィン 13 エンドプレート 14 タンク 14a フランジ部 15 U字溝 15a 外側壁 15b 底面壁 16 折曲片 17 水導入穴 18 Oリング 19 外側の空間部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器のエンドプレートに形成したU
    字溝内にOリングを介して挿入したタンクのフランジ部
    を、前記U字溝を構成する外側壁の上部の折曲片のかし
    めで固定するとゝもに、前記U字溝とこのU字溝の上方
    開口部を閉塞するタンクの前記フランジ部で形成された
    空間のうち、前記Oリングにより区画された外側に位置
    する空間部と外部とを連通する水導入穴を、前記外側壁
    に設けたことを特徴とする熱交換器の疑似漏れ防止構
    造。
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