JP2512421Y2 - パソコン携帯袋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、ノ−ト型パソコンを持
ち運びする際に使用するパソコン携帯袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のパソコン携帯袋は、ノ−ト型パソ
コンを収容するパソコン収容部と該収容部の底面部を延
長させて形成したカバ−部とから構成されている。そし
て、これを使用してノ−ト型パソコンを持ち運びすると
きは、パソコン収容部にノ−ト型パソコンを収容したの
ち、カバ−部をその上から被せることにより行なってい
る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パソコン携帯袋は、カバ−部を折曲させてパソコン収容
部の開口部を覆っただけであるから、開口部の両側部が
開口し、雨の日にはそこから内部に雨が入りパソコンが
濡れて破損するという事故が多発している。本考案は、
従来の上述のような問題点に鑑みて考案したものであ
り、その目的とするところは、パソコン収容部の開口部
を被覆片で覆うことにより、雨の日に持ち運びをしても
内部に雨が入らないようにしたパソコン携帯袋を提供す
ることにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案のパソコン携帯袋では、上部にノート型パソ
コンを出入できる開口部を形成したパソコン収納部と、
その収納部の底面部を延長させて形成した前記開口部被
覆用のカバー部とからなるパソコン携帯袋であって、前
記パソコン携帯袋の開口部の左右両側に、前記開口部の
開口幅とほぼ同じ幅に形成した帯状の左被覆片ど右被覆
片の基端部をそれぞれ一体に接続すると共に、前記両被
覆片の先端部に一対の係止手段を設けた構成を採用し
た。

【０００５】

【作用】本考案のパソコン携帯袋では、前記のように構
成したので、カバ−部の折曲部から入った雨は被覆片に
よりパソコン収容部内に入ることが阻止され、パソコン
が雨に濡れて破損することを防止することができる。

【０００６】

【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。

【０００７】図１は本実施例のパソコン携帯袋を示す説
明図、図２はその使用状態を示す説明図、図３はその要
部拡大図である。

【０００８】本実施例のパソコン携帯袋Ａは、パソコン
収容部１と、カバ−部２と、被覆片３とを主要な構成と
している。

【０００９】前記パソコン収容部１は、ノ−ト型パソコ
ンを内部に収容するためのもので、本実施例では布で形
成され、内部はノ−ト型パソコンを収容できる大きさに
形成されると共に上部には開口部１０が形成されてい
る。パソコン収容部１の上面部１１にはフロッピ−ディ
スク収納部１２が形成されている。１３はフロッピ−デ
ィスク収容部１２の開口部を開閉する開閉蓋で、基端側
がパソコン収容部１の上面部１１に接続されている。１
４は該開閉蓋１３の内面に形成した雄面ファスナ−で、
フロッピ−ディスク収容部１２の上部に形成した雌面フ
ァスナ−（図示せず）と係脱自在に形成されている。１
５は雌面ファスナ−で、後述するカバ−部２の先端部内
面に設けられた雄面ファスナ−２０と係脱自在に形成さ
れている。尚、１６はパソコン収容部１の底面部、１７
は側面部である。

【００１０】前記カバ−部２は、前記収容部１の開口部
１０と上面部１１を覆うためのもので、本実施例では前
記収容部１の底面部１６を延長させて形成している。こ
のカバ−部２の先端部内面には前記雌ファスナ−１５と
係合する雄面ファスナ−２０が設けられている。

【００１１】前記被覆片３は、前記収納部１の開口部１
０を被覆するためのもので、本実施例では帯状の左被覆
片３０と右被覆片３１とで形成されている。左右の被覆
片３０、３１は布で形成され、幅はパソコン収容部１の
開口部１０の幅とほぼ同じに形成されている。又、左右
の被覆片３０、３１は基端部が前記収容部１の左右側面
部１７の開口側端部にそれぞれ接続されて一体に形成さ
れている。又、左右被覆片３０、３１の長さは開口部１
０の長手方向の長さの半分より少し長くなるように形成
されている。又、左被覆片３０の先端部内面には雄面フ
ァスナ−３２が形成されると共に右被覆片３１の先端部
外面には雌面ファスナ−３３が形成され、右被覆片３１
の上に左被覆片３０を重ねたのち両面ファスナ−３２、
３３を係合することにより両者を接合することができる
ように形成している。

【００１２】したがって、本実施例のパソコン携帯袋Ａ
を使用するときは、カバ−部２を開き、開口部１０から
ノ−ト型パソコンをパソコン収容部１内に収容したの
ち、左右の被覆片３０、３１を被せて接合し、次にその
上からカバ−部２を被せて収容を終了する。そして、パ
ソコンを収納したパソコン携帯袋Ａを持って職場や学校
に行き、そこでパソコンを取り出して使用する。

【００１３】本実施例のパソコン携帯袋Ａは、開口部１
０の両側部は左右の被覆片３０、３１により被覆され、
外部に露出するところがないので、雨の中を持ち歩いて
も内部のパソコンが雨で濡れることがない。特に、本実
施例では、左右の被覆片３０、３１が収容部１の開口部
１０の幅とほぼ同じ幅に形成されると共に側面部１７の
上端に接続されているから、開口部１０を被覆したとき
は開口部１０の両側部が被覆片３０、３１で覆われ、カ
バ−部２の折曲部から、例え、雨が入っても収容部１内
に入ってパソコンを濡らすことがない。

【００１４】以上、本考案の実施例を図面に基づいて説
明してきたが、本考案はこの実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲における設計変更が
あっても本考案に含まれる。

【００１５】例えば、実施例では、パソコン携帯袋を布
で形成したが、プラスチックシ−トやその他の素材で形
成してもよい。

【００１６】

【考案の効果】本考案のパソコン携帯袋では、前記のよ
うに構成したので、雨の日に持ち運びをしても運搬中に
ノ−ト型パソコンが雨で濡れて破損することがないとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例のパソコン携帯袋のカバ−部を開いた
状態を示す説明図である。

【図２】本実施例のパソコン携帯袋の使用状態を示す説
明図である。

【図３】本実施例のパソコン携帯袋の要部拡大図であ
る。

【符号の説明】 Ａ パソコン携帯袋 １ パソコン収容部 ２ カバ−部 ３ 被覆片 ３０ 左被覆片 ３１ 右被覆片 ３２ 雄面ファスナ−（係止手段） ３３ 雌面ファスナ−（係止手段）

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上部にノート型パソコンを出入できる開
   口部を形成したパソコン収納部と、その収納部の底面部
   を延長させて形成した前記開口部被覆用のカバー部とか
   らなるパソコン携帯袋であって、 前記パソコン携帯袋の開口部の左右両側に、前記開口部
   の開口幅とほぼ同じ幅に形成した帯状の左被覆片と右被
   覆片の基端部をそれぞれ一体に接続すると共に、前記両
   被覆片の先端部に一対の係止手段を設けたことを特徴と
   するパソコン携帯袋。