JPS631922Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、化粧用パレツトに係る。

本案は、筆を内蔵した化粧用パレツトにおい
て、筆の取り出しを容易にしようとするものであ
る。

以下、図示の実施例について説明する。

第１図は、実施の一例であり、平面形状ほぼ四
角の扁平な身１の後面中央に枢着凹部１１を設
け、また、該身の上に重ねる扁平な蓋２の後部中
央にその枢着凹部１１へ入るボス２１を垂設し
て、該ボスと枢着凹部１１とを嵌合させて枢着３
している。

而して、身１には、後部に筆入れ凹部１２を設
け、該筆入れ凹部の両端の壁面を傾斜面１２１，
１２１に形成すると共に、該傾斜面を上記枢着凹
部１１の両脇ａ，ａにまで伸出させている。な
お、場合によつては、第２図の例のように、両脇
にまで伸出させないでもよい。

更に、身１には、前部の左右に２個の化粧料収
容凹部１３，１４を設け、前縁を上方へ僅かに膨
隆させて膨出縁１５に形成し、該膨出縁の中央に
小さな爪入れ凹部１６を形成している。

蓋２には、前縁中央に係合突片２２を垂設し
て、該前縁をやや後退させて身１の膨出縁１５の
内側へ嵌めるよう形成し、且つ、係合突片２２を
その膨出縁１５へ係合させるようにして、閉蓋係
止手段を講じており、また、内面に鏡４を貼着し
ている。

如上の構成であるから、筆入れ凹部１２へ筆イ
を、また、化粧料収容部１３，，１４へ化粧料を
収容して使用するが、化粧に供するときは、蓋２
を開け、筆入れ凹部１２の端部の傾斜面１２１，
１２１の箇所に指を差し入れて筆イを取り出し、
該筆に化粧料を付着させて、蓋２の鏡４を見なが
ら顔面へ塗布する。

本案によれば、化粧料収容凹部１３，１４を身
１内前部に配しているので、化粧に供する際、化
粧料が手前にあつて筆の扱いに都合がよく、鏡の
邪魔にならない利点があり、また、筆入れ凹部１
２の端部等適所の壁面を傾斜面１２１，１２１に
形成しているので、該傾斜面において指を差し込
むことにより筆イを極めて容易に取り出すことが
でき、しかも、特別にスペースを要せず、コスト
高ともならず、頗る好都合である。加えて、身１
の前縁を上方へ僅かに膨隆させて膨出縁１５に形
成し、蓋２の前縁をやや後退させて上記膨出縁１
５の内側へ嵌めるよう形成し、該縁２の前縁とそ
の膨出縁１５との間に閉蓋係止手段を講じている
ので、蓋２の前縁及び閉蓋係止手段が膨出縁１５
により外力から保護され、携帯しても蓋２が外力
により不意に開くことがなく、また、蓋の前縁及
び閉蓋係止手段の損傷を防止できる。なお、斯様
な膨出縁１５があつても、これの中央に爪入れ凹
部１６があるので、開蓋操作における不都合はな
い。

【図面の簡単な説明】

図面は、本案実施例で、第１図は、一例の斜視
図、第２図は、他の例の要部の斜視図である。 １……身、２……蓋、４……鏡、イ……筆。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 後部で枢着した身１と蓋２とから成り、身１に
   筆入れ凹部１２と化粧料収容凹部１３，１４とを
   形成した化粧用パレツトにおいて、筆入れ凹部１
   ２を身１内後部、また、化粧料収容凹部１３，１
   ４を身１内前部にそれぞれ配し、その筆入れ凹部
   １２の端の壁面を傾斜面１２１，１２１に形成
   し、身１の前縁を上方へ僅かに膨隆させて膨出縁
   １５に形成すると共に、該膨出縁の中央に爪入れ
   凹部１６を形成し、蓋２の前縁をやや後退させて
   上記膨出縁１５の内側へ嵌めるよう形成し、該蓋
   ２の前縁とその膨出縁１５との間に閉蓋係止手段
   を講じたことを特徴とする化粧用パレツト。