JPH0437543Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案はコンパクト容器に係る。

「従来の技術」 この種容器は、容器本体と蓋体とを各後縁部で
枢着させ、蓋体の下面に鏡を貼着させている。

「考案が解決しようとする問題点」 上記従来の容器は、蓋体を開かなければ鏡を使
用することができなかつた。

本案は、蓋体を開かなくても鏡を使用すること
ができるようにしたものである。

「考案が解決しようとする問題点」 ドーナツ状の容器本体１の上面を、該容器本体
の後部に枢着させた蓋体８の外周部により開閉自
在に閉塞させ、かつ蓋体８下面の上記容器本体１
が中央部に有するする孔２に面する部分に、鏡９
を貼着させた。

「作用」 第２図が示す状態から第３図が示すように容器
を裏がえすことで、鏡９を使用することができ
る。

又、第１図に示すように、蓋体を開いた状態で
も鏡９を使用することができる。

「実施例」 本案容器は容器本体１と蓋体８とからなる。

容器本体１はその中央部に孔２を有し、ドーナ
ツ状に形成している。図示例では、容器本体の上
面には化粧料収納部３…と化粧用品収納部４とを
形成し、化粧料収納部３…内に適宜化粧料を収納
し、又、化粧用品収納部４内に化粧棒５を収納し
ている。又、容器本体の上端前部に第１指掛け部
６を形成し、該第１指掛け部の後端面に凹溝を形
成ている。更に、容器本体の上端前部から第１小
突部７を突出している。

蓋体８は、上記容器本体１の後部に枢着させ
て、該蓋体の外周部により容器本体の上面を開閉
自在に閉塞させたもので、蓋体下面の上記容器本
体が中央部に有する孔２に面する部分に、鏡９を
貼着させている。図示例では、蓋体の下端前部に
第２指掛け部１０を形成し、該第２指掛け部の後
端面に上記第１突部７を着脱自在に嵌合させる凹
溝を形成させている。更に、蓋体の下端前部から
第２小突部１１を突出し、上記第１指掛け部６の
凹溝にその第２小突部を着脱自在に嵌合させてい
る。

「考案の効果」 本案は既述のように、ドーナツ状の容器本体の
後部に蓋体８を枢着させ、該蓋体下面の容器本体
１が中央部に有する孔２に面する部分に、鏡９を
貼着させたから、蓋体を開かなくとも鏡９を使用
することができて極めて便利であり、又、該閉塞
状態において、鏡９の位置は、容器本体の孔２の
奥に位置することとなり、従つて、容器本体の下
面に接することで鏡９に直接他物が触れることは
少なく、このようにして鏡９は常に露出するに拘
らず、容器本体が保護することで、鏡９が破損す
る虞が少ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案容器を開蓋状態で示す斜視図、第
２図は閉蓋状態で上方から見た斜視図、第３図は
閉蓋状態で下方から見た斜視図、第４図は縦断面
図、第５図は上面図である。 １……容器本体、８……蓋体、９……鏡。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ドーナツ状の容器本体１の上面を、該容器本体
   の後部に枢着させた蓋体８の外周部により開閉自
   在に閉塞させ、かつ蓋体８下面の上記容器本体１
   が中央部に有する孔２に面する部分に、鏡９を貼
   着させたことを特徴とするコンパクト容器。