JP2512132Y2 - バンド締付具 - Google Patents

バンド締付具

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JP2512132Y2
JP2512132Y2 JP11051291U JP11051291U JP2512132Y2 JP 2512132 Y2 JP2512132 Y2 JP 2512132Y2 JP 11051291 U JP11051291 U JP 11051291U JP 11051291 U JP11051291 U JP 11051291U JP 2512132 Y2 JP2512132 Y2 JP 2512132Y2
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Japan
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band
wedge
piece
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wedge body
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JP11051291U
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Inventor
汎 永井
Original Assignee
株式会社須田製作所
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば電柱の周面に、
ケーブルや電線管もしくは防護板等を固定したり、広告
・街路灯等の支持ブラケットを取付ける際に用いるいわ
ゆる電柱バンド等の各種可撓性バンドを締付固定するた
めのバンド締付具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバンド締付具は、従来種々提案
されており、例えば横断面コ字形の本体金具の対向側板
間にバンド巻取軸を回転可能に設け、そのバンド巻取軸
と対向側板との間に逆転防止用のラチェット機構を介在
させる。そして電柱等に巻掛けたバンドの一端を本体金
具に形成したバンド掛止孔に挿通し折り返して抜け止め
掛止し、バンドの他端を上記巻取軸で巻き取って締付固
定するものが知られている(例えば本出願人が提案した
実公昭54−17029号公報参照)。
【0003】また例えば横断面コ字形の本体金具とバン
ド押え金具とを軸で開閉可能に連結し、バンドの一端を
上記と同様に本体金具に形成したバンド掛止孔に掛止
し、バンドの他端を上記軸部に巻掛けて上記押え金具の
自由端に掛止すると共に、その押え金具を本体金具に対
して閉じ込むことによって上記バンド他端を引き寄せな
がら折り返してバンドを緊張させると共に、上記バンド
他端を押え金具と本体金具との自由端部間に挟んで固定
するもの(例えば本出願人が提案した実公昭50−40
757号公報参照)等が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前者のよう
に、バンド巻取軸やラチェット機構等を設けるものは構
造が複雑で部品点数・組立工数が多く、製作コストが嵩
む不具合がある。またバンド巻取軸やラチェット機構等
を設けるために必然的にバンドと垂直方向の高さ寸法が
増大し、例えば電柱等に取付けた場合には電柱周面から
大きく張出して邪魔になる等の問題がある。一方、前記
後者のように本体金具に対する押え金具の開閉軸にバン
ド他端を巻掛けて押え金具を閉じる際にバンドを引き寄
せながら折り返して押え金具と本体金具との間に挟んで
固定するものは、上記バンド他端を必ずしも確実に固定
することができず、往々にしてバンドが緩むおそれがあ
った。また軸部の径を大きくするほど上記のバンド引き
寄せ量が増して締付力を高めることができるが、電柱等
の周面からの突出高さが増大する不具合がある。
【0005】本考案は上記の問題点に鑑みて提案された
もので、構造簡単かつ偏平薄型で、しかもバンドを容易
かつ確実に締付固定することのできるバンド締付具を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案によるバンド締付具は、以下の構成とした
ものである。即ち、略短冊状の基板の一端側に、バンド
の一端を掛止する掛止手段を設けると共に、上記基板の
他端側に楔体を保持する楔体保持手段を備え、その楔体
保持手段で保持した楔体と上記基板との間にバンドの他
端を挿通して上記楔体による楔作用で上記のバンド他端
を抜け止め係止するようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成により、バンド締付具を構造簡単か
つ偏平薄型に構成することが可能なると共に、そのバン
ド締付具により例えば電柱に巻掛けたバンドを締付固定
するに当たっては、そのバンドの一端を上記掛止手段に
より基板に連結固定し、バンドの他端を、楔体保持手段
で保持した楔体と基板との間に挿通することによって、
上記楔体による楔作用で上記のバンド他端が抜け止め係
止され、バンドを簡単・確実に締付固定することが可能
となる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。図1は本考案によるバンド締付具の一
実施例を示す分解斜視図、図2はその正面図、図3は縦
断面図である。図において、1はステンレス鋼板等より
なる略短冊状の基板で、その一端側にはバンドの一端を
掛止する掛止手段としてのバンド掛止片11とバンド押
え片12とが一体に設けられ、基板1の他端側には楔体
保持手段としての楔体保持片13とバンド押え片14と
が一体に設けられている。15は上記バンド掛止片11
と楔体保持片13との間に基板1に一体に設けたバンド
巻掛片である。それ等の片11〜15は、図の場合は基
板1の両側縁に突出部を一体に形成し、その各突出部を
内方に略L字状に折り曲げて形成したものである。
【0009】上記楔体保持片13の基板1との対向面は
傾斜面に形成され、その楔体保持片13内に楔体2を収
容すると共に、略コ字形に屈曲したばね板等よりなる楔
体抜け止め部材3を上記楔体保持片13に被せることに
よって上記楔体2を抜け止め係止させる構成である。そ
の抜け止め部材3の両端部はT字状に形成され、その一
端側は保持片13に形成した凹部13aに係合し、他端
は楔体2の突部2aに抜け止め係合されている。
【0010】上記の構成において、例えばステンレス製
もしくは合成樹脂製の電柱用バンド等を締付固定する場
合には、予めバンドBの一端B1を、図2および図3の
鎖線示のようにバンド押え片12とバンド掛止片11と
に挿通した後、図4に示すようにバンド掛止片11の外
側に折り返し、その先端を再びバンド押え片12に挿通
して該バンド押え片を工具等で図5に示すように押し潰
すことによって連結固定する。そのとき、上記バンド押
え片12を押し潰したことによってバンドBの一部が基
板1に形成した開口16内に食い込んで強固に抜け止め
固定される。
【0011】次に、上記のバンドBを図に省略した電柱
等の周囲に巻掛け、そのバンドBの他端B2を、図2お
よび図3の鎖線示のようにバンド押え片14に通し、楔
体2と基板1との間を経てバンド巻掛片15に挿通す
る。そして、そのバンド他端B2を例えばペンチ等で挟
んで引き寄せ、或いは図4に示すようにバンドを挟んだ
ペンチ等をバンド巻掛片15に当接させた状態で回動さ
せることによりバンドを巻取るようにして引き寄せる。
そのとき、バンドBは楔体2と基板1との間を摺動して
引き寄せられ、電柱等の周囲に巻掛けられたバンドが緊
張する。その状態で上記バンド他端B2をやや弛める
と、楔体2の楔作用で上記バンド他端B2が抜け止め係
止される。すなわち、上記バンド他端B2をやや弛める
と、それとの摩擦で楔体2が上記の引き寄せた方向と反
対方向にやや戻るように移動して楔体保持片13の斜面
に密着すると共に、楔体2が本体基板1側に押し付けら
れ、その本体基板1と楔体2の間に上記バンド他端B2
が強固に挟持されて抜け止め保持されるものである。
【0012】なお上記のバンド他端B2は、図5に示す
ように上記バンド巻掛片15および楔体保持片13の上
方に折り返し、その先端部をバンド押え片14に挿通し
て該バンド押え片14を前記のバンド押え片12と同様
に工具等で押し潰すと、簡単確実に固定できる。
【0013】図6および図7は本考案によるバンド締付
具の他の実施例を示すもので、図6は正面図、図7はそ
の縦断側面図である。バンドBの一端B1を掛止する掛
止手段として、前記実施例はバンド掛止片11とバンド
押え片12とで構成したのに対し、本実施例は本体基板
1の一端側に形成した一対のバンド通し孔11a・11
bとで構成したもので、その両バンド通し孔11a・1
1bにバンドBの一端B1を例えば図7のように挿通す
ることによって摩擦係止させる構成である。
【0014】またバンドBの他端B2を巻掛ける前記実
施例におけるバンド巻掛片15の代わりに、本実施例は
本体基板1に一体に形成した一対の切り起し片25a・
15a間にバンド巻き掛け用の横ピン15bを設けたも
のである。
【0015】さらに楔体保持手段として本実施例は、本
体基板1に一体に形成した一対の切り起し片13b・1
3b間に楔体保持用の横ピン13cを設け、その横ピン
13cに楔体2を係合保持させるようにしたもので、そ
の楔体2には上記横ピン13cに挿通係合させる長穴2
1が形成されている。その長穴21の底面21aは本体
基板1に対して斜面に形成され、その斜面によって楔体
2と本体基板1との間に挿通したバンド他端B2を挟持
する構成である。図中21bは上記長穴21の上面側に
形成した開口部で、バンドを外した状態で上記開口部2
1bが下向きになるように楔体2を回動することによっ
て、楔体2を横ピン13cから脱着することができる。
他の構成は前記実施例の場合と同様である。
【0016】なお上記各実施例においてはバンドBの他
端B2を、バンド巻掛片15もしくはバンド巻き掛け用
の横ピン15bに巻掛けるようにしたが、必ずしも巻き
掛けることなく、図5もしくは図7の鎖線示B2’のよ
うに楔体2のみに巻掛けるようにしてもよい。その場
合、上記のバンド巻掛片15もしくはバンド巻き掛け用
の横ピン15bは場合によっては省略することもでき
る。また上記各実施例における各部の構成は適宜変更可
能であり、例えば上記各実施例における各部の構成を適
宜選択的に組み合わせて構成することもできる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によるバン
ド締付具は、バンドBの一端B1を掛止手段で基板1に
連結固定し、バンドBの他端B2を楔体保持手段で保持
した楔体2と上記基板2との間に挿通して上記楔体2に
よる楔作用抜け止め係止するようにしたから、バンドB
を簡単・確実に締付固定することができる。また前記従
来のようなバンド巻取軸やラチェット機構等の複雑な機
構を用いる必要がないから、構造が簡単で容易・安価に
量産できると共に、全体を偏平薄型に構成できるので、
前記従来のようにバンド締付具が電柱等の周面外方に大
きく突出して邪魔になることがない等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるバンド締付具の一実施例を示す分
解斜視図。
【図2】そのバンド締付具を組立てた状態の正面図。
【図3】その縦断面図。
【図4】バンドを締付ける状態の縦断面図。
【図5】バンドを締付けた状態の縦断面図。
【図6】本考案によるバンド締付具の他の実施例を示す
正面図。
【図7】その縦断面図。
【符号の説明】
1 基板 11、14 バンド押え片 12 バンド掛止片 13 楔体保持片 2 楔体 3 楔体抜け止め部材 B バンド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略短冊状の基板の一端側に、バンドの一
    端を掛止する掛止手段を設けると共に、上記基板の他端
    側に楔体を保持する楔体保持手段を備え、その楔体保持
    手段で保持した楔体と上記基板との間にバンドの他端を
    挿通して上記楔体による楔作用で上記のバンド他端を抜
    け止め係止するようにしたことを特徴とするバンド締付
    具。
JP11051291U 1991-12-17 1991-12-17 バンド締付具 Expired - Lifetime JP2512132Y2 (ja)

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JP11051291U JP2512132Y2 (ja) 1991-12-17 1991-12-17 バンド締付具

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JP11051291U JP2512132Y2 (ja) 1991-12-17 1991-12-17 バンド締付具

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JPH0552311U JPH0552311U (ja) 1993-07-13
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KR100966041B1 (ko) * 2010-01-25 2010-06-25 주식회사 아람엔지니어링 배전용 케이블 전주 고정밴드

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JPH0552311U (ja) 1993-07-13

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