JP2511986B2 - 容器および容器成形用金型 - Google Patents

容器および容器成形用金型

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JP2511986B2 JP16811287A JP16811287A JP2511986B2 JP 2511986 B2 JP2511986 B2 JP 2511986B2 JP 16811287 A JP16811287 A JP 16811287A JP 16811287 A JP16811287 A JP 16811287A JP 2511986 B2 JP2511986 B2 JP 2511986B2
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雅親 上田
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、携帯等の便に供するための把手やつり下げ
用の提手が設けられた容器に関するものである。
「従来の技術」 第6図は、つり下げて携帯することができる容器の従
来例を示すものである。この容器は、容器本体2とつり
下げ紐部材4とから形成されている。つり下げ紐部材4
は、紐状の紐部4aとその両端部が連設された略球状の係
合部4bとから形成されている。そしてこのつり下げ部材
4の係合部4bは、容器本体2の側壁に形成された略球状
の係合凹部2aに嵌め込まれており、これによりつり下げ
紐部材4と容器本体2とが一体化されている。
「発明が解決しようとする問題点」 このような従来の容器にあっては、つり下げ紐部材4
と容器本体2とを別々に製造した後、これらを組み合わ
せることにより製造しなければならないので、製造コス
トが高くなる不満があった。
また、このような容器は、つり下げ紐部材4がその係
合部4bをはめ込むだけで容器本体2に止め付けられてい
るので、つり下げ紐部材4が外れ易く、容量が大きく重
い容器には適用できない不満があった。
「発明の目的」 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、安価に製
造でき、容量を大きくできる容器を提供することを目的
とする。
「問題点を解決するための手段」 第1発明の容器は、挿通孔を有する取り付け座部が外
面に突設されてなる容器本体と、提手部材とからなり、
提手部材が前記取り付け部材の挿通孔に間隙を以て挿通
された軸部と該軸部の一端に連設されると共に軸部の他
端に延びその端部に穿設された係合孔が軸部の他端に間
隙を以て嵌め合わされた本体部とから形成されたもので
ある。
この容器は、容器本体と提手部材とをサブゲートで連
設することによって、成形性を向上することができる。
第2発明の金型は、第1発明の容器を射出成形するの
に好適に利用できる金型であって、前記容器の取り付け
座部の挿通孔の内周面と提手部材の軸部との間の間隙
(以下、座部側間隙し略称する)および提手部材の本体
部の係合孔の内周面と提手部材の軸部との間の間隙(以
下、提手側間隙と略称する)を、同一のスライドコアで
形成するようにしたものである。
この金型にあっては、座部側間隙と提手側間隙とを形
成する前記スライドコアが、容器の提手部材の本体部を
成形するキャビティを形成するスライドコアに対して、
直交方向に移動するようになすことが望ましい。
「作用」 第1発明の容器は、容器本体の取り付け座部の挿通孔
に提手部材が挿通された状態で係合されると共に、提手
部材は両方の端部が互いに係合されてリング状となって
いるので、容器本体から外れ難いものとなる。
また、第1発明の容器の提手部材の軸部は、取り付け
座部の挿通孔および提手部材の係止孔に対して間隙を以
てが嵌め合わされているので、この容器を射出成形法に
よって製造する際は、座部側間隙と提手側間隙とを同一
のスライドコアで形成するようになすことにより、起倒
可能な提手部材が容器本体に組み合わされた状態で、同
時成形することができる。
第2発明の金型は、提手側間隙を形成するスライドコ
アと同一のスライドコアで座部側間隙を形成するものな
ので、提手部材が起倒可能な状態で容器本体に組み合わ
された成形品を成形することができる。
「実施例」 以下、図面を参照して第1発明を詳しく説明する。
第1図ないし第3図は第1発明の容器の一実施例を示
すもので、図中符号6は容器本体である。この容器本体
6は、ボトル8とキャップ10とから構成されている。こ
の容器本体6のキャップ10の天面の中央部には、取り付
け座部12が突設されている。この取り付け座部12には左
右に貫通する挿通孔14が穿設されている。
この取り付け座部12には、提手部材16が装着されてい
る。提手部材12は、軸部18と本体部20とから形成されて
いる。軸部18は、円柱状のもので、前記取り付け座部12
の挿通孔14をその中心軸に沿って貫通している。軸部18
の一端18aには、本体部20が一体に連設されている。こ
の本体部20は略逆U字状に形成されており、U字の一端
20aで前記のように軸部18と連設されている。そしてこ
の本体部20の他端20bは軸部18の他端18b側に達してい
る。本体部20の他端20b側は若干肉厚に形成されてお
り、この他端20b部分には軸部18の中心軸線に沿う方向
に貫通する係合孔21が設けられている。この本体部20の
他端20b部分に設けられた係合孔21は、軸部18の他端18b
に嵌め合わされており、この係合孔21の中心軸は軸部18
の中心軸と一致している。この係合孔21は、軸部18の外
径よりも若干大きな径で形成されており、軸部18との間
には提手側間隙22が形成されている。
また、前記取り付け座部12に形成された挿通孔14は、
提手部材16の係合孔21と略等しいか若干小径に形成され
ている。そして、提手部材16の軸部18とこの挿通孔14と
の間には座部側間隙23が形成されている。
この容器の容器本体6をなすキャップ10と提手部材16
とは、同一の合成樹脂によって形成されており、サブゲ
ート24,24によって連結されている。このサブゲート24,
24は、この容器を成形する際に、キャップ10側から提手
部材16側に、あるいはその逆に成形用樹脂を流すための
ものである。このサブゲート24,24は、キャップ10の天
面と提手部材16の本体部20の両端20a,20b部分との間に
設けられており、比較的細く形成されている。このサブ
ゲート24,24は、この容器を成形した後あるいは容器を
使用に供する際に、提手部材16を動かすことによって極
めて容易に切断される。
この容器は、容器本体6の取り付け座部12に係合され
た提手部材16を持って携帯したり、提手部材16を引っ掛
けて壁面等につるすことができる。その際、提手部材16
の軸部18は、取り付け部材12の挿通孔14内で回動自在な
ので、提手部材16は任意の角度で自由に起倒し得る。
また、この容器の提手部材16は、容器本体6のキャッ
プ10に設けられた取り付け座部12の挿通孔14に挿通され
た状態で係合されると共に、両方の端部18b,20bが互い
に係合されてリング状となっているので、容器本体6か
ら外れ難い状態となっている。
また、この容器を製造する場合、提手部材16とキャッ
プ10とを一体成形することができる。即ち、座部側間隙
23の延長上に、提手側間隙22が形成されているので、提
手側間隙22を形成するスライドコアによって座部側間隙
23を形成するようにして、実用的な射出成形用金型を製
作できる。そして、この金型によってキャップ10に起倒
自在な提手部材16が組み合わされた状態で、両者を同時
に成形することができる。
次に、第2発明の成形用金型を第4図および第5図を
参照して説明する。なお、第4図、第5図は金型の要部
を示すもので、第4図は第3図中IV−IV線で示す箇所を
成形する部分を示す。また、第5図中多数の点を打った
部分は、後述する第2スライドコア38と第3スライドコ
ア40との合わせ面を示している。
この成形用金型はキャップ10と提手部材16を同時に成
形するもので、図中符号30は、第1スライドコアであ
る。この第1スライドコアは、座部側間隙23および提手
側間隙22を形成するもので、その移動方向の前方側は中
空円柱状のスリーブピン36によって形成されている。そ
して、このスリーブピン36の中空部分では、提手部材16
の軸部18が形成され、肉厚部分では前記間隙22,23が形
成されるようになっている。
この第1スライドコア30のスリーブピン36は、第4図
に示すように、第2および第3スライドコア38,40によ
って両側から挟まれている。これら第2および第3スラ
イドコア38,40はキャップ10の外形および提手部材16の
本体部20の大部分を形成するものである。
これら第2,第3スライドコア38,40と第1スライドコ
ア30とは、第4図中矢印A,B,Cで示すように、互いに直
交する方向に移動するようにされている。
次に、この金型の動作を説明する。
まず、金型を閉じて適宜な位置に設けられたゲートか
らキャビディ中に樹脂を充填する。注入された樹脂の冷
却が完了した後、まず、第1スライドコア30を図中矢印
C方向に後退させ、ついで第2および第3スライドコア
38,40を図中矢印A,B方向に後退させる。そして、金型を
開き、突き出しを行うとキャップ10と提手部材16とが一
体となった成形品を得ることができる。
なお、本発明の容器は上記実施例に限られるものでは
ない。例えば、取り付け座部12を容器本体6のボルト8
側に設けて、提手部材16をボトル8に装着することもで
きる。
また、提手部材16の本体部20の形状は、軸部18の一端
18aから他端18b側に延びるものであれば、各種の形態を
採り得ることは勿論である。
「発明の効果」 以上説明したように第1発明の容器は、挿通孔を有す
る取り付け座部が外面に突設されてなる容器本体と、提
手部材とからなり、提手部材が前記取り付け座部の挿通
孔に間隙を以て挿通された軸部と該軸部の一端に連設さ
れると共に軸部の他端に延びその端部に穿設された係合
孔が軸部の他端に嵌め合わされた本体部とからなるもの
なので、射出成形法によってこの容器を製造する際に、
座部側間隙を、提手側間隙と共に同一のスライドコアで
形成するようにして、起倒自在な提手部材と容器本体と
を互いに組み合わさった状態で同時に成形することがで
きる。
従って、本発明の容器は、安価に製造できるものとな
る。
また、本発明の容器は、提手部材が、容器本体の取り
付け座部の挿通孔に挿通された状態となっており、提手
部材の両端が係合して閉じた状態となっているので、提
手部材が容器本体から外れ難い。よって、本発明の容器
は、重量が大であっても提手部材の脱落等の事故が起き
にくく、容量を大きくすることができる。
第2発明の容器成形用金型によれば、容器本体に提手
部材が組み合わされた状態で第1発明の容器を成形でき
るので、第1発明の容器を効率良く生産することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1発明の容器の一実施例を示す斜視図、第2
図は同実施例を示す側面図、第3図は同実施例を示す一
部断面視した正面図、第4図は第2発明の金型の一実施
例の要部を示す横断面図、第5図は第4図中V−V線に
沿う横断面図、第6図は従来の容器を示す一部断面図で
ある。 6……容器本体、12……取り付け座部、14……挿通孔、
16……提手部材、18……軸部、18a……一端、18b……他
端、20……本体部、21……係止部、22……提手側間隙、
23……座部側間隙、24……サブゲート、30……第1スラ
イドコア、38……第2スライドコア、40……第3スライ
ドコア、A,B,C……移動方向。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿通孔を有する取り付け座部が外面に突設
    されてなる容器本体と、提手部材とからなる容器であっ
    て、提手部材が前記取り付け座部の挿通孔に間隙を以て
    挿通された軸部と該軸部の一端に連設されると共に軸部
    の他端に延びその端部に穿設された係合孔が軸部の他端
    に間隙を以て嵌め合わされた本体部とからなるものであ
    ることを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】前記容器本体と提手部材とが、サブゲート
    によって連設されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の容器。
  3. 【請求項3】挿通孔を有する取り付け座部が外面に突設
    されてなる容器本体と、前記取り付け座部の挿通孔に間
    隙に以て挿通された軸部および該軸部の一端に連設され
    ると共に軸部の他端に延びその端部に穿設された係合孔
    が軸部の他端に間隙を以て嵌め合わされた本体部からな
    る提手部材とを具備する容器を成形するための金型であ
    って、 前記容器の取り付け座部の挿通孔の内周面と提手部材の
    軸部との間隙および提手部材の本体部の係合孔の内周面
    と提手部材の軸部との間隙を、同一のスライドコアによ
    って形成するようにしたことを特徴とする容器成形用金
  4. 【請求項4】前記取り付け座部の挿通孔および提手部材
    の本体部の係合孔と提手本体の軸部との間隙を形成する
    前記スライドコアが、提手部材の本体部を成形するキャ
    ビティを形成するスライドコアに対して、直交する方向
    に移動することを特徴とする特許請求の範囲第3項記載
    の容器成形用金型。
JP16811287A 1987-07-06 1987-07-06 容器および容器成形用金型 Expired - Lifetime JP2511986B2 (ja)

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