JP2511538Y2 - 自在軸継手 - Google Patents

自在軸継手

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JP2511538Y2
JP2511538Y2 JP3075691U JP3075691U JP2511538Y2 JP 2511538 Y2 JP2511538 Y2 JP 2511538Y2 JP 3075691 U JP3075691 U JP 3075691U JP 3075691 U JP3075691 U JP 3075691U JP 2511538 Y2 JP2511538 Y2 JP 2511538Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野及び考案の概要】本考案は、自在軸
継手、特に、入力側継手主体と出力側継手主体とを板バ
ネ製の中間体によって連結した構成の自在軸継手に関す
るものであり、前記中間体の取付け用の延長片に前記各
継手主体周縁との圧入部を形成することにより、前記中
間体と継手主体とのネジ止め強度を向上させようとする
ものである。
【0002】
【従来技術及び課題】入力側継手主体と出力側継手主体
との間に板バネ製の中間体を介装させたものとして、実
願平1−79668号のものを提案した。このものは、
図6に示すように、入力軸側の継手主体(1a)又は出
力側の継手主体(1b)に具備させたフランジ(F)に
中間体(2)の延長片(21)(22)をネジ止めする
ようにしたものである。このものは、前記中間体(2)
を、継手の軸線に直交する平面の板状部(20)の周縁
から前記軸線に平行するように屈曲させた一対の延長片
(21)(21)及び一対の延長片(22)(22)を
具備させた構成としてあり、この延長片(21)と延長
片(22)の延長方向を反対向きに設定している。そし
て、前記延長片の先端部がフランジ(F)の周縁部にネ
ジ止めされているのである。この先行技術のものでは、
延長片(21)及び延長片(22)がこれの平面に対し
て直角方向に屈曲できることから、又、板状部(20)
がこれの平面に対して直角方向に屈曲できることから、
継手主体(1a)と継手主体(1b)の軸線が段違い状
態になっても、また、前記軸線相互が交叉状態となって
も入力軸から出力軸に伝動できる。又、延長片(21)
及び延長片(22)の先端部のフランジ(F)へのネジ
止め構造は、当て板(4)から突出させた筒部(41)
が前記延長片の先端部に形成した透孔(24)に圧入さ
れ且前記筒部(41)がフランジ(F)に形成した凹陥
部(25)に嵌入される構成であることから、延長片
(21)(22)の先端部はフランジ(F)に確実に固
定され、伝動時に発生するこれら延長片平面に沿う作用
力(フランジ(F)の周縁対する接線の方向の作用力)
は確実にフランジ(F)に伝達されると共に、逆の経路
でのトルク伝達も確実なものとなる。
【0003】ところが、この先行技術のものでは、延長
片(21)(22)の先端部とフランジ(F)との結合
強度を確実にするためには、当て板(4)の筒部(4
1)に対して透孔(24)及び凹陥部(25)の嵌合状
態を所定の圧入状態又は所定の嵌合公差に設定する必要
があることから、これら嵌合部の精度を高める必要があ
る。特に、延長片(21)(22)の先端部は一対の筒
部(41)(41)によってネジ止めすることから、各
ネジ止め部において前記精度を確保する必要があると共
に、ネジ止め部のピッチの精度をも高める必要がある。
このように、上記先行技術のものでは、延長片(21)
(22)とフランジ(F)との結合強度を確保するため
の構成が複雑であると共に、精度を要する部分が多くな
るという問題がある。
【0004】本考案は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、『継手主体(1a)と継手主体(1b)とを板
バネ製の中間体(2)によって連結し、この中間体
(2)を、継手軸線に直角な平面となる板状部(20)
と、この周縁の対称位置から継手主体(1a)側に延長
させた一対の延長片(21)(21)、及び、継手主体
(1b)側に延長させた一対の延長片(22)(22)
とから構成し、前記延長片(21)(21)相互を結ぶ
線と延長片(22)(22)相互を結ぶ線との間に90
度のねじれ角度を有するようにし、前記延長片(21)
(21)の先端を継手主体(1a)のフランジ(F)の
周縁に固定し、前記延長片(22)(22)の先端部を
継手主体(1b)のフランジ(F)の周縁に固定した自
在軸継手』において、各延長片とフランジ(F)とを簡
単な構造によって確実に固定できるようにすると共に固
定精度を確保し易くすることをその課題とする。
【0005】
【技術的手段】上記課題を解決するための本考案の技術
的手段は、『延長片(21)(22)の先端部の両側辺
部にこれら延長片の延長方向に対して直交する突出片
(23)(23)を具備させ、前記各延長片の先端部内
面を対接状態に固定する取付け平面(12)を継手主体
(1a)と継手主体(1b)のフランジ(F)の周縁に
形成し、この取付け平面(12)に続けてフランジ
(F)の周縁に沿って一対のリブ(R)(R)を平行に
配設し、延長片(21)(22)の各先端部を前記各取
付け平面(12)に固定すると共にこれら一対のリブ
(R)(R)相互間に前記突出片(23)(23)を密
に嵌入した』ことである。
【0006】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。トルク
伝達状態では、延長片(21)及び延長片(22)に
は、取付け平面(12)との結合部を中心にして、各延
長片をこれの平面に沿った方向に揺動させる力が作用す
る。つまり、一対の対向する延長片の先端部には偶力が
作用する。ところが、各延長片と取付け平面(12)と
の結合部では、各延長片の側辺部から突出させた突出片
(23)(23)がフランジ(F)に形成した一対のリ
ブ(R)(R)間に密に嵌入して、この一対のリブ
(R)(R)と突出片(23)とは前記作用力の方向に
おいて係合している。つまり、この係合によって各延長
片に作用するトルク伝達方向の力がフランジ(F)から
延長片又は延長片からフランジ(F)に確実に伝達され
る。尚、このトルク伝達作用において、リブ(R)
(R)と突出片(23)(23)との係合が確実である
かぎり、取付け平面(12)と延長片(21)(22)
とはこれらの平面相互が密着状態に維持されればトルク
伝達時において延長片(21)(22)とフランジ
(F)とのズレが生じない。
【0007】
【効果】各延長片の先端部はフランジ(F)に確実に固
定されるから、この固定部分がズレたり、緩んだりする
ことによるトルク伝達不良が防止できる。各延長片の先
端部とフランジ(F)との固定を確実にするために要求
される精度は、突出片(23)とリブ(R)(R)の間
隔との関係寸法だけであるから、固定強度を確保するた
めに精度の要求される部分が既述従来のものに比べて少
なくなる。
【0008】
【実施例】次に、上記した本考案の実施例を図面に従っ
て詳述する。図1及び図2に示す実施例は、継手主体
(1a)及び継手主体(1b)を同一の構成とし、フラ
ンジ(F)に形成した取付け平面(12)をこのフラン
ジ(F)の直径線上に配設している。又、フランジ
(F)の内面側にこれから軸締結手段(3)を連設して
いる。前記軸締結手段(3)は、図3に示すように、一
対の半円弧状の締付け体(31)(31)をその姿勢が
対向する態様で配設し、この締付け体(31)の中央頂
部でフランジ(F)に連結一体化させたものであり、相
互の対向する締付け体(31)(31)の両端部相互に
締付けネジ(32)(32)を貫通螺合させている。前
記締付け体(31)(31)の内周径は入力軸又は出力
軸となる軸(J)の直径との関係で所定の嵌合公差に設
定されている。従って、前記締付け体(31)(31)
内に軸(J)を挿入して締付けネジ(32)(32)を
締付けると、各締付け体(31)がフランジ(F)に対
してその断面の頂部で連結されているだけであることか
ら、締付け体(31)(31)の内周径が縮小されて軸
(J)が締結される。つまり、継手主体(1a)又は継
手主体(1b)に軸(J)が締結され、軸(J)の回転
力がこれらに伝達される。尚、フランジ(F)にも締付
け体(31)(31)の内周径と同じ直径の貫通孔が形
成されていることは言うまでもない。
【0009】次に、フランジ(F)の周縁形状は、図1
に示すように、外周表面に一対のリブ(R)(R)が形
成された形状となっており、各リブ(R)はフランジ
(F)の周縁の横幅方向の端縁に位置する。又、取付け
平面(12)は、図2に示すように、このフランジ
(F)の外周円の弦と一致するように配設され、この取
付け平面(12)の平面部はリブ(R)の断面の基部に
一致している。言い換えれば、一対のリブ(R)(R)
間のフランジ(F)の外周面と前記取付け平面(12)
の平面部とが連続するようになっている。
【0010】中間体(2)は、図4に示すように、正8
角形の板状部(20)の一対の対抗辺から延長片(2
1)(21)を延長させ、前記対向辺の中間に位置する
一対の対向辺から延長片(22)(22)を延長させた
形態であり、延長片(21)と延長片(22)は板状部
(20)に対して反対方向に屈曲する。これにより、延
長片(21)(21)の中心を結ぶ線と延長片(22)
(22)の中心を結ぶ線とが90度のねじれ角度を有す
る構成となる。前記各角延長辺の先端形状は、同様に構
成され、取付け平面(12)の平面形状に一致する矩形
状部分の両側で且各延長片の側縁に続く辺の中央から突
出片(23)が突出する。この突出片(23)の横幅
は、フランジ(F)に形成されるリブ(R)(R)相互
の間隔に適合させてあり、突出片(23)がリブ(R)
(R)間に丁度密嵌する程度に設定されている。又、前
記矩形状部分には、一対の透孔(24)(24)が形成
されており、この透孔を用いて取付け平面(12)にネ
ジ止めする。尚、この実施例では、前記中間体を二枚重
ね状態で用いる。
【0011】以上の構成の中間体(2)を継手主体(1
a)及び継手主体(1b)に装着するには、延長片(2
1)(21)の先端部を一方の継手主体(1a)の取付
け平面(12)(12)にネジ止めし、他方の延長片
(22)(22)の先端部を継手主体(1b)の取付け
平面(12)(12)にネジ止めする。これにより、各
突出片(23)がリブ(R)(R)間に密嵌される。そ
して、この軸継手を用いて入力軸と出力軸とを連結する
には、各軸締結手段(3)の締付けネジ(32)(3
2)を緩めた状態としてフランジ(F)を貫通させた軸
(J)の先端部を締付け体(31)(31)間に挿入し
てその後に締付けネジ(32)(32)を締付ける。こ
の作業を各継手主体(1a)(1b)のそれぞれについ
て行うと、入力時と出力軸とが伝動状態に接続される。
【0012】尚、上記実施例の各部については次の変更
が可能である。 .軸締結手段(3)を上記実施例とは別の構成とする
変更 .リブ(R)(R)を取付け平面(12)の近傍域に
のみ配設する構成とする変更、及び、図5のように、こ
れらのリブ(R)(R)が平面形状においてU字状に連
続するようにする変更 .上記実施例では、中間体(2)を複数の板材を積層
した構成としたがこれを単層とする変更 .その他各部を公知又は周知な構成に変更すること
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の側面図
【図2】その正面図
【図3】X−X断面図
【図4】中間体(2)の斜視図
【図5】フランジ(F)の変形例の要部説明図
【図6】従来例の説明図
【符合の説明】
(1a)・・・継手主体 (21)・・・延
長片 (1b)・・・継手主体 (22)・・・延
長片 (2)・・・中間体 (F)・・・フラ
ンジ (20)・・・板状部 (23)・・・突
出片 (12)・・・取付け平面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手主体(1a)と継手主体(1b)と
    を板バネ製の中間体(2)によって連結し、この中間体
    (2)を、継手軸線に直角な平面となる板状部(20)
    と、この周縁の対称位置から継手主体(1a)側に延長
    させた一対の延長片(21)(21)、及び、継手主体
    (1b)側に延長させた一対の延長片(22)(22)
    とから構成し、前記延長片(21)(21)相互を結ぶ
    線と延長片(22)(22)相互を結ぶ線との間に90
    度のねじれ角度を有するようにし、前記延長片(21)
    (21)の先端を継手主体(1a)のフランジ(F)の
    周縁に固定し、前記延長片(22)(22)の先端部を
    継手主体(1b)のフランジ(F)の周縁に固定した自
    在軸継手において、延長片(21)(22)の先端部の
    両側辺部にこれら延長片の延長方向に対して直交する突
    出片(23)(23)を具備させ、前記各延長片の先端
    部内面を対接状態に固定する取付け平面(12)を継手
    主体(1a)と継手主体(1b)のフランジ(F)の周
    縁に形成し、この取付け平面(12)に続くフランジ
    (F)の周縁に沿って一対のリブ(R)(R)を平行に
    配設し、延長片(21)(22)の各先端部を前記各取
    付け平面(12)に固定すると共にこれら一対のリブ
    (R)(R)相互間に前記突出片(23)(23)を密
    に嵌入した自在軸継手。
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