JP2511513Y2 - 水田用乗用管理機 - Google Patents

水田用乗用管理機

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JP2511513Y2
JP2511513Y2 JP7793890U JP7793890U JP2511513Y2 JP 2511513 Y2 JP2511513 Y2 JP 2511513Y2 JP 7793890 U JP7793890 U JP 7793890U JP 7793890 U JP7793890 U JP 7793890U JP 2511513 Y2 JP2511513 Y2 JP 2511513Y2
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JP
Japan
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power
passenger
traveling vehicle
spreader
power spreader
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JPH0435779U (ja
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献三 平松
賢二 佐伯
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Kyoritsu Co Ltd
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Kyoritsu Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は水田用乗用管理機に関する。
〔従来の技術〕
従来、水田の管理作業のうち、薬剤や肥料等の散布作
業は、作業者が動力散布機を背負って畦畔又は水田の中
を歩いて行っていた。しかし、この場合には、多大な労
力を要するとともに、作業能率も悪かった。このため、
ヘリコプタからの散布や農道からの大形機による流し散
布が請負作業として行われているが、公害問題等で不評
をきたしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記した従来技術の不都合を解消するため、乗用走行
車に動力散布機を搭載することが考えられるが、作業能
率を高めるべく動力散布機を二台搭載する場合に、乗用
走行車のその進行方向に対する左右両側位置にそれぞれ
動力散布機を背中合せに搭載し、右側の動力散布機の噴
管を前記乗用走行車の左側に延出させるとともに、左側
の動力散布機の噴管を前記乗用走行車の右側へ延出させ
ることが考えられる。
その場合には、各動力散布機の噴管が互いに交差して
左右に延出されることとなるので、各動力散布機間の中
心付近にも薬剤等を散布することができて望ましいもの
の、左側の散布が右側の動力散布機で行われるとともに
右側の散布が左側の動力散布機で行われるので、各動力
散布機を操作するに際して誤って反対側の動力散布機を
操作しやすく、操作性が悪化するという不都合を生ず
る。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、労力
の軽減及び作業能率の向上を図ることができるととも
に、公害問題を起こすことなく水田の管理作業を効果的
に行うことができ、しかも、誤って反対側の動力散布機
を操作してしまうようなおそれがなく、操作性の良い水
田用乗用管理機を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記した課題を解決するため、本考案は、乗用走行車
のその進向方向に対する左右両側位置にそれぞれ動力散
布機が搭載され、右側の動力散布機の噴管は前記乗用走
行車の右側へ延出され、左側の動力散布機の噴管は前記
乗用走行車の左側へ延出されるとともに、両動力散布機
の屈曲元噴管にそれぞれ付加吐出口を設けてなる構成と
したものである。
〔作用〕
本考案によれば、乗用走行車に二台の動力散布機が搭
載されているので、水田内を乗用走行車に乗って走行し
ながら動力散布機を作動させることによって、薬剤等の
散布を容易に高能率で行うことができる。そして、本考
案では、右側の動力散布機の噴管は乗用走行車の右側へ
延出されるとともに、左側の動力散布機の噴管は乗用走
行車の左側へ延出されているので、右側の散布が右側の
動力散布機で行われるとともに左側の散布が左側の動力
散布機で行われることとなり、したがって、各動力散布
機を操作するに際して誤って反対側の動力散布機を操作
するおそれがなく、操作性が良くなる。
更に、動力散布機の屈曲元噴管にそれぞれ付加吐出口
を設けているので、機体中心部の散布も確実に行なえ
る。
〔実施例〕
以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
図面において、1は乗用走行車で、例えば、従来から
提供されている乗用田植機から後部の植付装置を取り外
したものがほとんどそのまま使用されており、第1図及
び第2図に示すように、車体2を前輪(図示せず)並び
に後輪3及び4で走行可能に支持し、前記車体2の後部
寄りに運転席5を設け、該運転席5の下方にエンジンや
燃料タンク等を含む走行駆動部(図示せず)を配置し、
前記運転席5の後部に、支持台6を設けている。
該支持台6上に、二台の動力散布機7,8が配置され、
これ等の動力散布機7,8が前記乗用走行車1のその進行
方向(前後方向)に対する左右両側位置にそれぞれ同じ
向きに搭載されている。この二台の動力散布機7,8は、
背負式動力散布機として使用される空冷2サイクルガソ
リンエンジンを動力源として個別に有する通常の形式の
ものから背負装置を取り外したものであり、図示の例で
は左右の噴管9,12を機体2の最後尾で一直線上に揃える
為に、各動力散布機7,8の背側(エンジンと反対側)を
それぞれ右側に向けて配置されている。
そして、右側の動力散布機7の噴管9は根元部分の屈
曲元噴管10を右側へ向け、可撓管11を介して前記乗用走
行車1の右側へ延出され、同様に、左側の動力散布機8
の噴管12は根元部分の屈曲元噴管13を180度回わして左
側へ向け、可撓管14を介して前記乗用走行車1の左側に
延出されており、前記各噴管9,12はそれぞれ図示しない
支持具により、上げ下げ自在に支持されている。
なお、図面実施例の場合、前記左右の噴管9,12は、そ
れぞれいわゆる畔畦噴頭として、その長さ方向に離間し
て形成された複数個の吐出口15,16を有し、全ての吐出
口15,16から同時に主として粒状(細粒も含む)の薬剤
や肥料、さらにはコーティング種籾を、例えば、片側15
m、左右両側で約30mの散布幅で一度に散布することがで
き、このため一枚30アールの水田では、全面をカバーす
るために旋回しなくてもよく、また車体2がハイクリア
ランス(例えば、最低地上高45cm)であるため、穂ばら
み期の走行作業も可能となっている。
ところで、前述の如く、右側の動力散布機7の噴管9
は右側へ延出されるとともに左側の動力散布機8の噴管
12は左側へ延出されているので、各噴管9,12の根元部は
左右に離間されており、各噴管9,12の前記吐出口15,16
からの散布によるだけでは、各動力散布機7,8間の中心
付近には薬剤等を散布し得ないこととなる。そこで、各
噴管9,12の根元部分の前記屈曲元噴管10,13にもそれぞ
れ付加吐出口17,18が設けられ、各動力散布機7,8間の中
心付近にも薬剤等を散布し得るようになっている。
なお、前記付加吐出口17,18は、作業に応じた適切な
ものを付け替えて使用できる様にせしめれば一層好適で
ある。
また、図面実施例の場合には、図面には示していない
が、移動時に噴管7,8が邪魔にならぬように上方へ退避
させたり散布時の風向きや所望の散布範囲に対応させた
りするために適宜噴管9,12の角度を調節できるように、
角度調節手段が設けられている。この角度調節手段とし
ては、例えば、運転席5付近に操作レバーを設け、該操
作レバーを操作ケーブル等を介して前記噴管9,12を支持
する支持具に連動させればよい。その場合、各噴管9,12
の角度をそれぞれ個別に調節できるようにしてもよい
し、同時に調節できるようにしてもよい。また、図面実
施例の場合には、前述したように各動力散布機7,8が支
持台6上に搭載されており、この支持台6は運転席5付
近に設けたレバーを操作することによって植付装置を上
下せしめる油圧機構を介して上下動するものであるの
で、この機構を利用して前記角度調節手段を構成するこ
ともできる。すなわち、例えば、各噴管9,12の根元部分
から所定距離だけ離れた所を所定位置に対して下方に移
動したり横ずれしないように支持部材やガイド部材等で
ガイドしておけばよい。この場合には、前記レバーを操
作して前記支持台6を上下させることによって、各動力
散布機7,8が上下し、したがって、各動力散布機7,8の噴
管9,12の根元部分が上下し、噴管9,12の根元部分から所
定距離だけ離れた前記支持・ガイド部では上下しないこ
とから、噴管9,12の角度が変更される。つまり、前記レ
バーを操作するだけで、噴管9,12の角度を調節できる。
なお、この操作は、左右別々に行なうこともできる。
さらに、前記各動力散布機7,8は、散布すべき薬剤等
を収容するタンク19,20をそれぞれ備えているが、その
タンク19,20の容量にも限界があるので、図面には示し
ていないが、前記タンク19,20に補給すべき予備の薬剤
等を搭載するための荷台を、車輪カバー21,22等を利用
して運転席5の両側位置などに設けておくことが望まし
い。なお、該荷台の位置は運転席5から容易に手の届く
範囲にしておくことが望ましい。
なお、各動力散布機7,8を操作するためのスロットル
操作レバー、調量レバー等の操作手段23,24やタンク残
量計、エンジン回転計等も、運転席5付近に左右に分け
てそれぞれ配置しておくと便利である。
なお、以上説明した実施例では、乗用走行車1とし
て、従来から提供されている乗用田植機が使用されてい
るので、部品等が大幅に共用され安価に提供することが
できる。また、前記動力散布機7,8に代えて植付装置を
搭載すれば、乗用田植機として使用することができ、乗
用走行車1を有効に活用することができる。その場合、
動力散布機7,8と植付装置との付け換えを簡単にできる
ように、それぞれユニット化しておけば、ユーザーがそ
の付け換えを容易に行うことができ、便利である。な
お、乗用走行車1に動力散布機7,8を搭載したままで、
該乗用走行車1に植付装置を搭載する様にしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、水田内を乗用走行車に乗って走行し
ながら二台の動力散布機を作動させることによって、薬
剤等の散布を容易に高能率で行うことができ、水田の管
理作業の労力の軽減及び作業能率の向上を図ることがで
きるとともに、公害問題を起こすことなく、水田の管理
作業を行うことができる等の効果が得られる。また、本
考案では、右側の動力散布機の噴管は乗用走行車の右側
へ延出されるとともに、左側の動力散布機の噴管は乗用
走行車の左側へ延出されているので、右側の散布が右側
に配置された動力散布機で行われるとともに、左側の散
布が左側に配置された動力散布機で行われることとな
り、したがって、各動力散布機を操作するに際して誤っ
て反対側の動力散布機を操作するおそれがなく、操作性
が良くなる等の効果が得られる。
更に、それぞれの動力散布機の屈曲元噴管に付加吐出
口を設けたので、機体中央部にも確実に薬剤等を散布す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は平面
図、第2図は後部側から見た正面図である。 1……乗用走行車、7,8……動力散布機、9,12……噴
管、10,13……屈曲元噴管、17,18……付加吐出口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗用走行車1のその進行方向に対する左右
    両側位置にそれぞれ動力散布機7,8が搭載され、右側の
    動力散布機7の噴管9は前記乗用走行車1の右側へ延出
    され、左側の動力散布機8の噴管12は前記乗用走行車1
    の左側へ延出されるとともに、両動力散布機7,8の屈曲
    元噴管10,13にそれぞれ付加吐出口17,18を設けてなるこ
    とを特徴とする水田用乗用管理機。
JP7793890U 1990-07-23 1990-07-23 水田用乗用管理機 Expired - Lifetime JP2511513Y2 (ja)

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JPH0435779U JPH0435779U (ja) 1992-03-25
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