JP2511301Y2 - 産業車両の天井窓枠ゴム - Google Patents

産業車両の天井窓枠ゴム

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JP2511301Y2
JP2511301Y2 JP1988120136U JP12013688U JP2511301Y2 JP 2511301 Y2 JP2511301 Y2 JP 2511301Y2 JP 1988120136 U JP1988120136 U JP 1988120136U JP 12013688 U JP12013688 U JP 12013688U JP 2511301 Y2 JP2511301 Y2 JP 2511301Y2
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修 三木
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、産業車両の天井窓枠ゴム、詳しくはフォー
クリフト、ショベル等の産業車両のキャビンの天井部あ
るいはヘッドガード等の天井窓において、天井ガラスを
支持するための天井窓枠ゴムに関するものである。
[従来の技術] 従来、フォークリフト、ショベル等の産業車両にあっ
ては、運転者から高所作業の状況、例えばフォークリフ
トにおける高所での荷取り作業、荷降ろし作業等の荷役
作業の状況が視認できるように、天井窓が設けられたも
のがある。
このような天井窓は、第8図に示すように、産業車両
のキャビンの天井部あるいはヘッドガードに設けられる
天井窓の天井窓枠31に、天井ガラス32が天井窓枠ゴム33
を介して弾性支持される。なお、産業車両の天井窓につ
いては、例えば実開昭59-69014号公報、特公昭62-53380
号公報等において開示されている。
[考案が解決しようとする課題] 上記した産業車両の天井窓における天井ガラス32は、
上向きに面していることから、雨が降ると、天井窓枠ゴ
ム33の天井窓枠31及び天井ガラス32の上面より突出する
上方突出部34、特に天井ガラス32の下縁部を支持する部
分の上方突出部34によって雨水35が堰止められ、水溜り
ができる。この水溜りによって、天井ガラス32の下縁部
が汚れる結果、前記高所作業の状況が視認しにくい、い
わゆる視認性が損われることになった。
また、従来では、このような不具合を可及的に解消す
るため、天井ガラス32の傾斜度を大きくして、雨水35を
溜りにくくしているが、その傾斜度を大きくするにも自
ずと制限があり、充分な効果が得られなかった。
なお、天井窓枠ゴム33の上方突出部34の突出高さを全
面的に低くする対策も考えられるが、このような対策で
は、天井窓枠ゴム33の天井ガラス32を支持する支持強度
の低下を余儀無くされることから好ましい対策とは言え
ない。
本考案の目的は、上記した従来技術における問題点を
解決し、産業車両の天井窓における天井ガラス上に降っ
た雨水の水溜りによる汚れを防止して、高所作業に係わ
る視認性を長期に亘って確保することのできる天井窓枠
ゴムを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決するために、フォークリフ
ト等の産業車両のキャビンの天井部あるいはヘッドガー
ド等に設けられる天井窓の天井窓枠に取付けられて、天
井ガラスの周囲を弾性支持する天井窓枠ゴムであって、
前記天井窓枠及び天井ガラスの上面より突出する上方突
出部に天井ガラス上の雨水を天井窓枠上へ流すための貫
通孔あるいは条溝等の水抜き部が前記天井窓枠及び天井
ガラスと接することなく設けられている。
[作用] 上記した手段によれば、産業車両の天井窓における天
井ガラス上に降った雨水は、天井窓枠ゴムの水抜き部を
通して速やかに天井ガラス上から流下し排出される。
また、水抜き部が天井窓枠及び天井ガラスと接してい
ないので、天井窓枠及び天井ガラスと窓枠ゴムとの間の
シール性が低下しない。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1〜5図にしたがって説
明する。
まず、天井窓を有するフォークリフトのキャビンにつ
いて、第4図を参照して簡単に述べると、フォークリフ
トのキャビン1は、ボデー2上に立設された左右のフロ
ントピラー3及び左右のリヤピラー4と、両フロントピ
ラー3の上端部間に架設されたフロントメンバ5と、両
リヤピラー4の上端部間に架設されたリヤメンバ(図示
省略)と、左右それぞれのフロントピラー3とリヤピラ
ー4との上端部間に架設されたサイドメンバ7と、両サ
イドメンバ7の中央部間に架設された中間メンバ8と、
中間メンバ8と前記リヤメンバとの間を覆うルーフパネ
ル9と、中間メンバ8とフロントメンバ5間に等間隔で
複数本架設された補強材10とを備えている。なお図中、
11はフロントガラス、12はワイパーがそれぞれ示されて
いる。
次に、上記キャビン1に設けられた天井窓14について
述べる。天井窓14は、第5図に示すように、前記フロン
トメンバ5及び中間メンバ8との間に、四角形枠状をな
す環状の天井窓枠15が溶接等によって固着され、この天
井窓枠15の内周縁部に取付けられたゴムあるいは合成ゴ
ム製等の天井窓枠ゴム16に、透明ガラスあるいは合成樹
脂板等からなるほぼ四角板状の天井ガラス17の周囲が弾
性支持されてなる。なお、天井ガラス17は前方下向きに
傾斜されている。
しかして、前記天井窓枠ゴム16は、第1〜3図に示す
ように、その断面において、楕円形状をなし、前記天井
窓枠15の内周縁部に嵌着される窓枠取付溝19と、前記天
井ガラス17の外周縁部が嵌着されるガラス取付溝20とを
有している。さらに、天井窓枠ゴム16の下面に凹設され
た固定用溝21には、その弾性に抗して断面楔状の封止部
材22に圧入されている。
そして、天井窓枠ゴム16における前記天井窓枠15及び
天井ガラス17の上面より突出する上方突出部24、特に天
井ガラス17の下縁部を支持する部分の上方突出部24に
は、その短手方向に沿う多数本の水抜き用貫通孔25が所
定間隔をもって相互に平行状をなすようにかつ天井窓枠
15及び天井ガラス17と接することなく設けられている。
上記した天井窓14の天井窓枠ゴム16によれば、天井ガ
ラス17上に降り、天井窓枠ゴム16の上方突出部24にて堰
止められて溜まろうとする雨水27は、天井窓枠ゴム16の
水抜き用貫通孔25を通して速やかに天井ガラス17上から
流下し排出(第1図中矢印参照)されることになる。
従って、天井ガラス17上に溜まる雨水27が貫通孔25よ
りも下で堰止められる僅かな量となるため、水溜まりが
ほとんどできない。このため、水溜りによる天井ガラス
17の汚れが防止され、高所作業に係わる視認性を長期に
亘って確保することができる。なお、第1図に従来の水
溜りの液面を二点鎖線35aで示した。
また、上記により、天井ガラス17の傾斜度を小さくし
ても水溜りはほとんどできない。
また、天井窓枠ゴム16の上方突出部24に貫通孔25を形
成するものであるから、その上方突出部24の高さを全面
的に低くする対策と異なり、天井窓枠ゴム16の天井ガラ
ス17を支持する支持強度にほとんど影響を及ぼさない。
また貫通孔25が天井窓枠15及び天井ガラス17と接して
いないので、天井窓枠15及び天井ガラス17と窓枠ゴム16
との間のシール性が低下しない。この点について詳述す
ると、例えば貫通孔25が天井窓枠15及び天井ガラス17と
接していると、貫通孔25が窓枠取付溝19及びガラス取付
溝20と連通することになり、貫通孔25を流れる雨水が天
井窓枠15と窓枠取付溝19との間のシール部分あるいは天
井ガラス17とガラス取付溝20との間のシール部分)にし
み込み、そのシール性が低下するおそれがあるが本考案
によるとそのような不具合が起こらない。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能
である。
例えば、第6,7図に示すように、天井窓枠ゴム16にお
ける貫通孔25に代えて、条溝29としても、実施例と同等
の作用効果が得られる。
なお、貫通孔25あるいは条溝29等の水抜き部の数は限
定されない。
[考案の効果] 本考案によれば、産業車両の天井窓において、天井ガ
ラスを支持する天井窓枠ゴムの上方突出部に貫通孔ある
いは条溝等の水抜き部が設けられていることによって、
天井ガラス上に降った雨水が天井窓枠ゴムの水抜き部を
通して速やかに天井ガラス上から流下し排出されるか
ら、水溜りによる天井ガラスの汚れを防止することがで
き、高所作業に係わる視認性が向上される。
また、天井窓枠ゴムの上方突出部に水抜き部を形成す
るものであるから、その上方突出部の高さを全面的に低
くする対策と異なり、天井窓枠ゴムの天井ガラスを支持
する支持強度にほとんど影響を及ぼすことなく、上記し
た効果を得ることができる。
また水抜き部が天井窓枠及び天井ガラスと接していな
いので、天井窓枠及び天井ガラスと窓枠ゴムとの間のシ
ール性が低下しない。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
天井窓枠ゴムの断面図、第2図は同斜視図、第3図は同
平面図、第4図はフォークリフトのキャビンの斜視図、
第5図は天井窓の断面図である。第6〜7図は実施例の
変更例を示すもので、第6図は天井窓枠ゴムの斜視図、
第7図は同平面図である。第8図は従来の天井窓枠ゴム
の断面図である。 15……天井窓枠 16……天井窓枠ゴム 17……天井ガラス 24……上方突出部 25……水抜き用貫通孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォークリフト等の産業車両のキャビンの
    天井部あるいはヘッドガード等に設けられる天井窓の天
    井窓枠に取付けられて、天井ガラスの周囲を弾性支持す
    る天井窓枠ゴムであって、前記天井窓枠及び天井ガラス
    の上面より突出する上方突出部に天井ガラス上の雨水を
    天井窓枠上へ流すための貫通孔あるいは条溝等の水抜き
    部が前記天井窓枠及び天井ガラスと接することなく設け
    られている産業車両の天井窓枠ゴム。
JP1988120136U 1988-09-13 1988-09-13 産業車両の天井窓枠ゴム Expired - Lifetime JP2511301Y2 (ja)

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JPH0240614U JPH0240614U (ja) 1990-03-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5954487U (ja) * 1982-09-29 1984-04-10 株式会社多田野鉄工所 クレ−ンの運転室
JPS6393250U (ja) * 1986-12-09 1988-06-16

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