JP2511187Y2 - エンジンの換気冷却装置 - Google Patents

エンジンの換気冷却装置

Info

Publication number
JP2511187Y2
JP2511187Y2 JP1987152049U JP15204987U JP2511187Y2 JP 2511187 Y2 JP2511187 Y2 JP 2511187Y2 JP 1987152049 U JP1987152049 U JP 1987152049U JP 15204987 U JP15204987 U JP 15204987U JP 2511187 Y2 JP2511187 Y2 JP 2511187Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
radiator
ventilation
case
ventilation fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987152049U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6456526U (ja
Inventor
勇 久保元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1987152049U priority Critical patent/JP2511187Y2/ja
Publication of JPS6456526U publication Critical patent/JPS6456526U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2511187Y2 publication Critical patent/JP2511187Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Generators And Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、ケース内に水冷形エンジン及びラジエータ
を収容したエンジンの換気冷却装置に関する。
《従来技術》 この種のエンジンの換気冷却装置の一従来例として、
防音ケース内に発電機、これを駆動する水冷形エンジン
及びラジエータを収容した防音形エンジン発電機の換気
冷却装置がある。この換気冷却装置は、防音ケースに形
成した換気入口及びラジエータ冷却風入口から換気ファ
ンによって外気を防音ケース内に吸入して機外に排出す
るよう構成されている。
《考案が解決しようとする問題点》 上記構成の換気冷却装置は、換気入口及びラジエータ
冷却風入口から外冷気を取入れてケース内換気及びラジ
エータ冷却を効率よく行えるのであるが、室外に設置さ
れているような場合、長時間の連続運転によつてラジエ
ータのフアンに外気に含まれる塵埃が付着して目づまり
を生じ、ラジエータ冷却風量が減少して冷却効率が急減
し、ラジエータ冷却水の蒸散、エンジンのオーバーヒー
トが発生しやすくなるものであつた。又、換気フアンが
電動モータで駆動されるものにあつては、ラジエータの
目づまりに起因する吸気抵抗の増大によつてモータが過
負荷となり、電力ロスやモータの焼損といつたトラブル
に発展することがあつた。
このようなトラブルを避けるためには、ラジエータの
点検を頻繁に行えばよいのであるが、かかる点検は頻わ
しいためにどうしても怠りがちであり、トラブルが発生
して目づまりを発見することが多い。
本考案は、ラジエータの目づまりによるかかる不具合
を未然に防止することができる換気冷却装置を提供する
ことを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案のエンジンの換気
冷却装置は、ケース内に水冷形エンジン及びラジエータ
を設置し、ケースに形成したラジエータ冷却風入口から
換気ファンによって外気をケース内に吸入して機外へ排
出するように構成したエンジンの換気冷却装置におい
て、 ラジエータ冷却風入口に防塵網を設け、換気ファンを
正逆転可能な電動モータで駆動するように構成するとと
もに、電動モータの正転駆動電流を検出し、検出結果を
制御装置に出力する電流検出器を設け、制御装置が、正
転駆動電流が設定値に近づくと警報装置を作動させ、設
定値以上になると水冷形エンジンの停止に関連して換気
ファンを設定時間逆駆動するように構成したことを特徴
としている。
《作用》 上記構成によると、運転中に塵埃が防塵網に付着し、
防塵網に目づまりが生じてくるにつれて換気ファンの吸
気負荷が増大し、これに伴って電動モータの正転駆動電
流が増大する。
そうすると、電流検出器の検出結果を受けた制御装置
が、正転駆動電流が予め設定された設定値に近い値にな
っているか否かを判定し、近い値になっていることを確
認すると、警報装置を作動させる。
警報に気がついて防塵網の清掃が行われると、防塵網
の目づまりが解消され、電動モータの正転駆動電流が低
下するので、引き続き運転を行うことができる。
一方、警報によって防塵網の清掃が行われなかった場
合は、正転駆動電流は引き続き増大し、設定値以上にな
る。
そうすると、これを確認した制御装置が電動モータを
逆駆動して換気ファンを逆回転させる。これにより、ラ
ジエータ冷却風入口から防塵網に向けて送風が行われる
ので、塵埃が外方に吹き飛ばされて、清掃が行われる。
ここで、電動モータ及び換気ファンの逆駆動は、エン
ジンの停止に関連して設定時間行われるが、エンジンの
停止に関連してとは、具体的には、エンジンの停止前に
これらを逆駆動すること及びエンジンの停止後に逆駆動
することをいう。
《実施例》 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に防音形エンジン発電機の側面が、第2図にそ
の正面が、又、第4図に全体の概略構成が夫々示されて
いる。
この防音形エンジン発電機は、排熱回収装置付きのも
のであり、防音ケース1の内部に、水冷形エンジンEと
これに直結駆動される発電機Gが設置されるとともに、
防音ケース1の前側壁1aに沿つてラジエータ2が設置さ
れ、ラジエータ2とエンジンE内のウォータジャケット
に亘つて冷却水がウォータポンプ3によつて循環される
ようになつている。
又、エンジン冷却水を排熱回収用の熱交換器4に切換
え供給することが可能となつている。尚、図中5はマフ
ラー、6はバツテリである。
次に、このエンジン発電機の換気冷却構造について説
明する。ラジエータ2の背部上方箇所には正逆転可能な
電動モータ7によつて駆動される換気フアン8が設置さ
れ、この換気フアン8が正転駆動されることによつて、
ラジエータ2の前面に臨設したラジエータ冷却風入口9
と、防音ケース1の一側壁上部に形成した換気入口10と
から外気がケース内に吸入され、ラジエータ冷却風入口
9からの吸入外気をラジエータ2に貫流させてエンジン
冷却を行い、換気入口10から取入れた外気を各導風壁11
によつてケース内の各部に案内して換気フアン8上方の
排風口12により機外へ放出してケース内の換気を行うよ
う構成されている。
前記電動モータ7は、第3図に示すように発電機Gか
らの三相交流電流によつて駆動されるとともに、継電器
13の切換えによつて正逆転切換えできるように構成さ
れ、かつ、モータ駆動回路中に電流検出器14が設けら
れ、この電流検出によつて換気フアン8の吸気負荷が検
知されるようになつている。つまり、前記ラジエータ冷
却風入口9には着脱自在な防塵網15が取付けられてお
り、この防塵網15に目づまりが生じて通気抵抗が増大す
るにつれて換気フアン8の吸気負荷が増大し、これがモ
ータ駆動電流の増大として検知されるようになつてい
る。
そして、このモータ駆動電流が予め設定した値に近づ
くと制御装置16を介して警報装置17が作動され、又、設
定値以上になると、エンジンEの停止前に発電機Gの出
力負荷スイッチを切つてから、継電器13を切換えて所定
時間(例えば5分間)だけ電動モータ7を逆転運転し、
換気フアン8を逆転駆動してラジエータ2に内方より外
方に送風し、防塵網15に付着した塵埃を除去した後、エ
ンジンEを停止させるよう構成成されいる。
なお、エンジンEの停止前に発電機Gの出力負荷スイ
ッチを切り、エンジンEの負荷を切り離しておく場合
は、その分、オーバヒートのおそれを低減できる利点が
ある。
また、モータ正転駆動電流が設定値以上になった状態
でのエンジン停止は、警報作動と同時に自動的に行うも
よく、もしくは警報に気づいて人為的に行うものであっ
てもよい。
電動モータ7は、エンジンEの停止後に、バッテリの
電力で一定時間逆転駆動することにしてもよい。
また、エンジン連続運転中の上記目づまり除去の他
に、定期的に換気ファン8を逆転駆動して防塵網の清掃
を行ってもよい。
また、本考案の適用対象は上記の防音形エンジン発電
機に限定されるものではなく、ヒートポンプ付きのエン
ジン発電機や発電機を有しないエンジンについても同様
に適用できる。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案によれば、ラジエータ冷
却風入口に備えた防塵網に目づまりが生じると換気フア
ンの逆転駆動によつて簡単に清掃することができ、頻繁
な点検を要することなく換気冷却効率の回復を図ること
ができ、エンジンのオーバーヒートを未然に防止するこ
とができるとともに、過負荷運転による電動モータの電
力ロス及び焼損への発展も防止できるようになつた。
また、本考案では、換気ファンの吸気負荷の異常上昇
を電流検出器により電気的に検出し、この検出結果に基
づき電動モータを逆駆動するものであるので、電気的な
制御系特有の利点、即ち迅速かつ信頼性の高い制御が可
能になる。このため、エンジンのオーバヒートの未然防
止や電動モータの焼損をより一層確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る防音形エンジン発電機の換気冷却装
置の実施例を示し、第1図は防音形エンジン発電機の縦
断側面図、第2図はその縦断正面図、第3図は換気フア
ン駆動用の電動モータの駆動回路図、第4図はエンジン
発電機の全体構成図である。 1……防音ケース、2……ラジエータ、7……電動モー
タ、8……換気フアン、9……ラジエータ冷却風入口、
10……換気入口、15……防塵網、17……警報装置、E…
…エンジン、G……発電機。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース1内に水冷形エンジンE及びラジエ
    ータ2を設置し、ケース1に形成したラジエータ冷却風
    入口9から換気ファンによって外気をケース1内に吸入
    して機外へ排出するように構成したエンジンの換気冷却
    装置において、 ラジエータ冷却風入口9に防塵網15を設け、換気ファン
    8を正逆転可能な電動モータ7で駆動するように構成す
    るとともに、電動モータ7の正転駆動電流を検出し、検
    出結果を制御装置16に出力する電流検出器14を設け、制
    御装置16が、正転駆動電流が設定値に近づくと警報装置
    17を作動させ、設定値以上になると水冷形エンジンEの
    停止に関連して換気ファン8を設定時間逆駆動するよう
    に構成したことを特徴とするエンジンの換気冷却装置。
JP1987152049U 1987-10-02 1987-10-02 エンジンの換気冷却装置 Expired - Lifetime JP2511187Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987152049U JP2511187Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02 エンジンの換気冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987152049U JP2511187Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02 エンジンの換気冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6456526U JPS6456526U (ja) 1989-04-07
JP2511187Y2 true JP2511187Y2 (ja) 1996-09-18

Family

ID=31426633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987152049U Expired - Lifetime JP2511187Y2 (ja) 1987-10-02 1987-10-02 エンジンの換気冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2511187Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5782842B2 (ja) * 2011-05-31 2015-09-24 井関農機株式会社 作業車の原動部構造及びこの作業車の原動部構造を備えたコンバイン
JP6277081B2 (ja) 2014-08-05 2018-02-07 ヤンマー株式会社 エンジンシステム
JP6371630B2 (ja) * 2014-08-05 2018-08-08 ヤンマー株式会社 エンジンシステム
CN113027602B (zh) * 2021-03-24 2022-09-30 北京北方车辆集团有限公司 一种集成式单通道热流动力一体机

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55135120U (ja) * 1979-03-20 1980-09-25
JPS55158225U (ja) * 1979-05-04 1980-11-13
JPS5657918U (ja) * 1979-10-09 1981-05-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6456526U (ja) 1989-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0674521A (ja) 空気調和装置
JP2004283703A (ja) 空気調和機のフィルター装置
JP2511187Y2 (ja) エンジンの換気冷却装置
JP2017109091A (ja) 吸引掃除機及び吸引掃除機の動作方法
JP3211343B2 (ja) 空気清浄機
JP2005152442A (ja) 集塵機
JP4501571B2 (ja) 空気調和機のフィルター装置及びフイルター装置の制御方法
CN209843544U (zh) 一种智能单相投切开关
JP3012908U (ja) エアコン装置
CN211041286U (zh) 一种模块化新风装置
JPH04109095A (ja) 空気清浄機能付送風機
JPH07208388A (ja) ファン冷却装置
JP2007147181A (ja) 空気調和機
CN217307251U (zh) 一种发电机差动保护装置
JP2004057445A (ja) 電気掃除機
JP3212026B2 (ja) 集塵装置付き空気調和機及びこれに用いられる記録媒体
JP3505880B2 (ja) 電気掃除機の入力制御装置
CN212777001U (zh) 一种自动除尘的灯具系统
KR0133759B1 (ko) 주전동기 과열방지기능을 구비한 진공청소기
CN112421878B (zh) 风扇换向控制系统、控制方法及设备
JPH05296521A (ja) 空気調和機
JP3718100B2 (ja) 換気扇用端子台
JP2595116B2 (ja) 作業車の原動部構造
CN213450464U (zh) 一种长隧道用通风换气装置
JPH02133233A (ja) エンジンの冷却風防塵吸風装置