JP3012908U - エアコン装置 - Google Patents
エアコン装置Info
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- JP3012908U JP3012908U JP1994016861U JP1686194U JP3012908U JP 3012908 U JP3012908 U JP 3012908U JP 1994016861 U JP1994016861 U JP 1994016861U JP 1686194 U JP1686194 U JP 1686194U JP 3012908 U JP3012908 U JP 3012908U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファンモータのロックの発生の検知機能を備
え、さらに、ファンモータのロック原因を除去する対処
機能を備えたエアコン装置を提供する。 【構成】 空気の吸入あるいは放出を行なうファン2
と、ファン2を駆動するファンモータ5を備えるエアコ
ン装置において、ファンモータ回転検出器11を備えて
ファンモータ5の異常検知を可能に構成する。
え、さらに、ファンモータのロック原因を除去する対処
機能を備えたエアコン装置を提供する。 【構成】 空気の吸入あるいは放出を行なうファン2
と、ファン2を駆動するファンモータ5を備えるエアコ
ン装置において、ファンモータ回転検出器11を備えて
ファンモータ5の異常検知を可能に構成する。
Description
【0001】
本考案はエアコン装置、とりわけファンモータの異常検知と原因除去機能を備 えるエアコン装置に関するものである。
【0002】
従来、エアコン装置にあっては空気調節を施した後の空気を室内に放出するた めのファンが設けられている。このようなファンには通常、シロッコ型の軸流フ ァンが用いられ、ファンモータによって回転される構成となっている。
【0003】
前記のようなファンの羽根に、例えば外部から吸引されたり、挿入された障害 物(紙片、木片、ピン、針金、ほこり等)が挾まれること等によって、ファンが 回転不能となり、この結果エアコンのファンモータが機械的にロックされて不回 転となるという不都合が発生する場合がある。このようなファンモータのロック が発生したままで時間がたつと、モータのコイルが過熱して事故になるおそれが ある。したがって、不回転をすみやかに検知して、不回転原因の除去やモータ電 源の遮断等の処置を早急に実行する必要がある。 しかしながら、従来のエアコン装置においては、このようなファンモータの不 回転の発生を検知する機能が備えられてはいなかった。さらに、ファンモータの 不回転の検知にともない、原因除去等の対処機能を欠いていた。
【0004】 本考案は、従来技術の有するこのような課題や欠点を解決するためなされたも ので、その目的はファンモータ不回転の検知機能を備え、さらに、ファンモータ 不回転の原因を除去する対処機能を備えたエアコン装置を提供することにある。
【0005】
前記課題を実現するため本考案に係るエアコン装置は、空気の吸入あるいは放 出を行なうファンと、該ファンを駆動するファンモータを備えるエアコン装置に おいて、ファンモータ回転検出器を備えてファンモータの異常検知を可能に構成 したことを特徴とする。 また、前記ファンモータ回転検出器がファンモータ不回転を検出した場合に、 前記ファンモータに所定の周期で回転信号と停止信号を交互に複数回反復して入 力する構成としたことを特徴とする。 また、前記ファンモータ回転検出器がファンモータ不回転を検出した場合に、 前記ファンモータに所定の周期で正回転信号と逆回転信号を交互に複数回反復し て入力する構成としたことを特徴とする。
【0006】
本考案に係るエアコン装置は、空気の吸入あるいは放出を行なうファンと、該 ファンを駆動するファンモータを備えるエアコン装置において、ファンモータ回 転検出器がファンモータの不回転という異常を検知するから、異常に対する迅速 な対応を可能にする。 また、ファンモータ回転検出器がファンモータ不回転を検出した場合に、ファ ンモータに所定の周期で回転信号と停止信号を交互に複数回反復して入力するか ら、このオンオフによる衝撃によって、何等かの過渡的原因で一時的に不回転と なっていたファンモータを回復させたり、ファン側で発生していた障害物を除去 することが可能になる。 また、ファンモータ回転検出器がファンモータ不回転を検出した場合に、ファ ンモータに所定の周期で正回転信号と逆回転信号を交互に複数回反復して入力す るから、この正逆回転による衝撃によって、前記同様に過渡的原因による不回転 からファンモータを回復させたり、ファン側の障害物を除去することが可能にな る。
【0007】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。先ず、この考案の構 成を説明する。 図1は本考案に係るエアコン装置の構成を示す斜視図である。同図で、本考案 に係るエアコン装置は、エアコン本体1と、図示しない室外機(コンプレッサー )からなり、エアコン本体1は熱交換器10を通過した空気の吸入あるいは放出 を行なうファン2と、このファン2を駆動するファンモータ5を備え、ファンモ ータ5の回転はベルト4を介してファン2に取付けられたホイール3に伝達され る。
【0008】 ファンモータ5には、回転を検出するホール素子11(ファンモータ回転検出 器)が配設されていて、ファンモータ5の回転あるいは不回転状態を回転信号線 8を介して制御器6に入力し、制御器6はモータ駆動ライン7を介してファンモ ータ5に駆動信号を与える。 ここで、例えば、ファン2の羽根に図示のように障害物9が引っかかり、ファ ン2がロックされる場合は、ファンモータ5には回転信号が与えられているにも 拘わらずファンモータ5が不回転になり、ファンモータ回転検出器であるホール 素子11によってファンモータ不回転という異常が検知される構成となっている 。
【0009】 図2は、本考案に係るエアコン装置に組込まれる制御器6のブロック構成図で ある。制御器6は、ファンモータ回転検出器であるホール素子11による回転検 出信号を回転検出信号線8を経由して受け取り、この入力された回転検出信号と 、タイマ6Cからの経時信号とに基づき検出処理を行なう検出/処理手段6Aと 、この検出/処理手段6Aの出力に基づきオン/オフ信号あるいは正/逆回転信 号を、モータ駆動ライン7を経由してファンモータ5に与える正逆転出力回路6 Bから成る。
【0010】 図3は、本考案に係るエアコン装置に組込まれる制御器のタイミングチャート である。また図4は、本考案に係るエアコン装置の一実施例の動作フローチャー トである。両図に基づき、以下に動作を説明する。 モータ駆動出力がオン状態、すなわちファンモータ5に駆動電流が供給されて おり、かつ回転検出信号が出力されているオン状態、すなわちファンモータ5の 回転が検出されている状態から、時刻t1でファンモータ5からの回転検出信号 が出力されないオフ状態すなわちファンモータ5の回転が停止した状態に変れば (ステップS1)、レジスタに繰り返し変数Mをセットし(ステップS2とS3 )、タイマをリセットののち(ステップS4)、所定時間Tの経過を待つ(ステ ップS5)。
【0011】 時間Tが経過した時刻t2で、モータ駆動出力を切ってオフとし(ステップS 7)、ステップS11を経て、繰り返し変数Mをインクリメントし(ステップS 3)、タイマをリセットののち(ステップS4)、所定時間Tの経過を待つ(ス テップS5)。時間Tが経過した時刻t3で、モータ駆動出力を入れてオンとし (ステップS8)、回転信号がオンに回復したか否かを確認する(ステップS1 1)。ここで回転信号がオンに回復していれば、正常状態に復帰したとして運転 を継続する。ここで回転信号がオンに回復していなければ、再度繰り返し変数M をインクリメントし(ステップS3)、タイマをリセットののち(ステップS4 )、所定時間Tの経過を待つ(ステップS5)。
【0012】 時間Tが経過した時刻t4で、モータ駆動出力を再度切ってオフとし(ステッ プS7)、ステップS11を経て、繰り返し変数Mを再度インクリメントし(ス テップS3)、タイマをリセットののち(ステップS4)、所定時間Tの経過を 待つ(ステップS5)。時間Tが経過した時刻t5で、モータ駆動出力を再度入 れてオンとし(ステップS8)、回転信号がオンに回復したか否かを確認する( ステップS11)。ここで回転信号がオンに回復していれば、正常状態に復帰し たとして運転を継続する。
【0013】 ここで回転信号がオンに回復していなければ、再度繰り返し変数Mをインクリ メントし(ステップS3)、タイマをリセットののち(ステップS4)、所定時 間Tの経過を待つ(ステップS5)。 前記の動作を時刻t6まで反復し、回転信号に回復がない場合は運転停止する (ステップS10)。ここで警報ランプ表示やスピーカ音を出力する。 前記のように本実施例の動作は、ファンモータ回転検出器がファンモータ不回 転を検出した場合に、所定の周期でファンモータに回転信号と停止信号を交互に 複数回反復して入力して、回復を試みるものである。
【0014】 図5は、本考案に係るエアコン装置の別の実施例の動作フローチャートである 。 モータ駆動出力がオン状態、すなわちファンモータ5に駆動電流が供給されて おり、かつ回転検出信号がオン状態、すなわちファンモータ5の回転が検出され ている状態から、時刻t1でファンモータ5からの回転検出信号がオフ状態すな わちファンモータ5の回転が停止した状態に変れば(ステップS21)、繰り返 し変数Mをセットし(ステップS22とS23)、タイマをリセットののち(ス テップS24)、所定時間Tの経過を待つ(ステップS25)。
【0015】 時間Tが経過した時刻t2で、モータ駆動用出力を反転させて逆回転用出力と し(ステップS27)、ステップS31を経て、繰り返し変数Mをインクリメン トし(ステップS23)、タイマをリセットののち(ステップS24)、所定時 間Tの経過を待つ(ステップS25)。時間Tが経過した時刻t3で、モータ駆 動用出力を反転させて正回転用出力とし(ステップS28)、回転信号がオンに 回復したか否かを確認する(ステップS31)。ここで回転信号がオンに回復し ていれば、正常状態に復帰したとして運転を継続する。ここで回転信号がオンに 回復していなければ、再度繰り返し変数Mをインクリメントし(ステップS23 )、タイマをリセットののち(ステップS24)、所定時間Tの経過を待つ(ス テップS25)。
【0016】 時間Tが経過した時刻t4で、モータ駆動用出力を再度反転させて逆回転用出 力とし(ステップS27)、ステップS31を経て、繰り返し変数Mを再度イン クリメントし(ステップS23)、タイマをリセットののち(ステップS24) 、所定時間Tの経過を待つ(ステップS25)。時間Tが経過した時刻t5で、 モータ駆動出力を再度反転させて正回転用出力とし(ステップS28)、回転信 号がオンに回復したか否かを確認する(ステップS31)。ここで回転信号がオ ンに回復していれば、正常状態に復帰したとして運転を継続する。
【0017】 ここで回転信号がオンに回復していなければ、再度繰り返し変数Mをインクリ メントし(ステップS23)、タイマをリセットののち(ステップS24)、所 定時間Tの経過を待つ(ステップS25)。 前記の動作を時刻t6まで反復し、回転信号に回復がない場合は運転停止する (ステップS30)。ここで、警報ランプ表示やスピーカ音を出力する。 前記のように本実施例の動作は、ファンモータ回転検出器がファンモータ不回 転を検出した場合に、所定の周期でファンモータに正回転信号と逆回転信号を交 互に複数回反復して入力して、回復を試みるものである。
【0018】
以上説明した様に、本考案に係るエアコン装置は、ファンモータの不回転とい う異常を検知するファンモータ回転検出器を備えて構成することで、異常の速や かな検知が可能になり、異常に対する迅速な対応を可能にして、よって過熱事故 等の不都合発生を回避できる。 また、ファンモータ回転検出器がファンモータ不回転を検出した場合に、ファ ンモータに所定の周期で回転信号と停止信号を交互に複数回反復して入力する構 成とすることで、このオンオフによる衝撃によって、何等かの過渡的原因で一時 的に不回転となっていたファンモータを回復させたり、ファン側で発生していた 障害物を除去することが可能になる。
【0019】 また、ファンモータ回転検出器がファンモータ不回転を検出した場合に、ファ ンモータに所定の周期で正回転信号と逆回転信号を交互に複数回反復して入力す る構成とすることで、この正逆回転による衝撃によって過渡的原因による不回転 からファンモータを回復させたり、ファン側の障害物を除去することが可能にな り、安全な運転を継続することができる。
【図1】本考案に係るエアコン装置の一実施例の構成の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本考案に係るエアコン装置に組込まれる制御器
のブロック構成図である。
のブロック構成図である。
【図3】本考案に係るエアコン装置に組込まれる制御器
のタイミングチャートである。
のタイミングチャートである。
【図4】本考案に係るエアコン装置の一実施例の動作フ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】本考案に係るエアコン装置の別の実施例の動作
フローチャートである。
フローチャートである。
1 エアコン本体 2 ファン 3 ホイール 4 ベルト 5 ファンモータ 6 制御器 7 モータ駆動ライン 8 回転信号線 9 障害物 10 熱交換器
Claims (3)
- 【請求項1】 空気の吸入あるいは放出を行なうファン
と、該ファンを駆動するファンモータを備えるエアコン
装置において、ファンモータ回転検出器を備えてファン
モータの異常検知を可能に構成したことを特徴とするエ
アコン装置。 - 【請求項2】 前記ファンモータ回転検出器がファンモ
ータ不回転を検出した場合に、前記ファンモータに所定
の周期で回転信号と停止信号を交互に複数回反復して入
力する構成としたことを特徴とする請求項1記載のエア
コン装置。 - 【請求項3】 前記ファンモータ回転検出器がファンモ
ータ不回転を検出した場合に、前記ファンモータに所定
の周期で正回転信号と逆回転信号を交互に複数回反復し
て入力する構成としたことを特徴とする請求項1記載の
エアコン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016861U JP3012908U (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | エアコン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994016861U JP3012908U (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | エアコン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3012908U true JP3012908U (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=43148587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994016861U Expired - Lifetime JP3012908U (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | エアコン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3012908U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012052714A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Sanyo Electric Co Ltd | 容量制御式スクリュー冷凍装置の運転制御方法 |
JP2021018008A (ja) * | 2019-07-18 | 2021-02-15 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 空気調和システム及び異常検出システム |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP1994016861U patent/JP3012908U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012052714A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Sanyo Electric Co Ltd | 容量制御式スクリュー冷凍装置の運転制御方法 |
JP2021018008A (ja) * | 2019-07-18 | 2021-02-15 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 空気調和システム及び異常検出システム |
JP7390122B2 (ja) | 2019-07-18 | 2023-12-01 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 空気調和システム及び異常検出システム |
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