JP2511132Y2 - 混合栓の消音構造 - Google Patents

混合栓の消音構造

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JP2511132Y2
JP2511132Y2 JP1989039149U JP3914989U JP2511132Y2 JP 2511132 Y2 JP2511132 Y2 JP 2511132Y2 JP 1989039149 U JP1989039149 U JP 1989039149U JP 3914989 U JP3914989 U JP 3914989U JP 2511132 Y2 JP2511132 Y2 JP 2511132Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、固定ディスク上を移動する可動ディスク
によって熱水と冷水の混合比を調整するようにしたシン
グルレバー式混合栓の消音構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、この種の混合栓は、第4・5図に示すよう
に、ハウジング(イ)内の固定ディスク(ロ)の流入孔
(ハ)を熱水または冷水が勢いよく通過する際に乱流を
起生し、この乱流が騒音を発生させるのであるが、特に
流入孔(ハ)の開口量が絞られ、上記熱水・冷水の流速
が増加し、乱流状態が最も顕著になった時点で、その騒
音も最大となるものであった。
かかる騒音の防止手段として、可動ディスク(ニ)の
混合室(ホ)の下側(第4図参照)または上側(第5図
参照)に網材(ヘ)を取り付け、該網材によって上記乱
流を整流して騒音を消去ないしは緩和するようにした混
合栓の消音構造は既に知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら上記消音構造の内、第4図に示したよう
に網材(ヘ)を混合室(ホ)の下側に取り付けたもの
は、時として熱水や冷水に混入する異物が強い流体圧に
よって網材に突き刺さり、この状態で閉栓した場合、上
記異物によって流入孔の周縁が欠損したり、摺合わせ面
が傷付けられる他、上記網材(ヘ)は強い流体圧等によ
って混合室から脱落し、しばしば固定ディスクの透孔に
嵌まり込んでディスクの円滑な操作を妨害するおそれが
あった。
また第5図のように上記網材(ヘ)を可動ディスク
(ニ)の上側に挟在させたものは、該網材に付着した異
物によって固定ディスクを損傷させたり、水圧等によっ
て網材が移動するおそれはないものの、特に流入孔
(ハ)の開口量が絞られた際、上記網材(ヘ)と流入孔
(ハ)との間に距離があるため十分な消音効果は期待で
きないという課題が残されていたものである。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は上記課題を解決するため、上述した第
4・5図の構造を有するシングルレバー式の混合栓にお
いて、その可動ディスクとディスクカバーとの間に極細
の線材(例えば、0.2〜0.3mmφ)からなる細かい目幅
(30メッシュ±2メッシュ)の網材を挟定すると共に、
該網材の下面側に、その中心付近から各流入孔側へ向か
って下降する突成部を設けるという手段を用いた。
〔作用〕
本案消音構造は、網材が可動ディスク上に確実に挟定
されると共に、流入孔側に近接する網材の突成部が流入
孔から噴出する熱水及び冷水を直ちに整流して効果的な
消音作用を齎すものである。
〔実施例〕
以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて更
に具体的に述べると、第1図において1は混合栓のハウ
ジング、2は上記ハウジング1の下端に嵌着され、熱水
・冷水の流入孔2a・2b並びに混合水の流入孔2cをそれぞ
れ貫設してなる固定ディスク、また3は上記固定ディス
ク2の上面を摺動可能な可動ディスクであって、その中
央部に上記固定ディスクの流入孔2a・2bおよび流出孔2c
と連通自在な混合室3′を貫設したものであり、それら
は何れもセラミックによって成形されている。更に4は
上記可動ディスク3の上面と係合するディスクカバー、
5はレバーで、上記ディスクカバー4を介して可動ディ
スク3を回転並びに前後方向に移動可能とした公知の混
合栓構造である。
更にまた6は例えば線径0.27mmの細線の交差点を溶着
した32メッシュの焼結金網からなる円形の網材であっ
て、上記可動ディスク3とディスクカバー4との間に挟
圧・固定されるものであるが、上記網材6の下面側の偏
心位置に、該網材の中心付近から上記固定ディスク2の
流入孔2a・2b近くに向かって下降する平面ほぼ円形乃至
は長円形の突成部7を設けたものである。
尚、図中8は可動ディスク3とディスクカバー4のシ
ールリング、9は上記レバー5のガイド、10はハウジン
グ1のカバーを示す。
而して上記混合栓は、使用中、固定ディスク2の流入
孔2a・2bから乱流状に噴出される熱水及び冷水が上記流
入孔2a・2bに臨んで接近する細かい網材6の突成部7に
衝突して整流され、騒音の発生が阻止されるのである。
しかる後、可動ディスク3の混合室3′で熱水と冷水
が混合され、流出孔2cを介して蛇口(図示せず)から吐
出されることは猶、従前の混合栓と同様である。
尚、上記実施例のように網材6として焼結金網を利用
した場合は、突成部7をプレス成型してもこの部分の編
目の拡がりや偏りがなく、消音効果を良好に保持する上
で有効である。
〔考案の効果〕
以上述べたように本案混合栓の消音構造は、可動ディ
スクとディスクカバーとの間に網材を挟定したものであ
るから、使用中に網材が脱落してレバー操作を妨げると
いうおそれは全くない。また上記網材の下面が固定ディ
スクの流入孔側に向かって下降する突成部を設けたもの
であるから、上記流入孔の開口量が絞られて乱流状態が
増大しても、熱水・冷水が直ちに上記網材の突成部に衝
突して整流され、効率よく騒音を消去するのである。
更に上記突成部と固定ディスクとの距離が流出孔側に
向かって拡大しているため、熱水または冷水に混入され
る異物は、上記傾斜面に沿って押し流され、網材に突き
刺さることなく固定ディスクの流出孔から排出され、固
定ディスク面を損傷させることがない等、優れた効果を
発揮するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案混合栓の縦断面図、第2図はA−A線断面
図、第3図はB−B線断面図、第4・5図は混合栓の従
来例を示す一部切欠正面図である。 尚、図中1……ハウジング、2……固定ディスク、3…
…可動ディスク、4……ディスクカバー、5……レバ
ー、6……網材、7……突成部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱水・冷水の流入孔及び混合水の流出孔を
    貫設し、ハウジング内に嵌着された固定ディスクと、上
    記流入孔及び流出孔と連通自在な混合室を備え、上記固
    定ディスク上で摺動・回転する可動ディスクと、該可動
    ディスクに係合して共動するディスクカバーとによって
    構成されたシングルレバー式の混合栓において、上記可
    動ディスク3とディスクカバー4との間に極細の線材か
    らなる細かい目幅の網材6を挟定すると共に、該網材の
    中心付近から流入孔2a・2b側に向かって下降する突成部
    7を設けたことを特徴とする混合栓の消音構造。
JP1989039149U 1989-03-31 1989-03-31 混合栓の消音構造 Expired - Lifetime JP2511132Y2 (ja)

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JPH02130475U JPH02130475U (ja) 1990-10-26
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JPS6242213U (ja) * 1985-09-02 1987-03-13

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