JP2511117B2 - 液体定量吐出装置 - Google Patents

液体定量吐出装置

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JP2511117B2
JP2511117B2 JP63207286A JP20728688A JP2511117B2 JP 2511117 B2 JP2511117 B2 JP 2511117B2 JP 63207286 A JP63207286 A JP 63207286A JP 20728688 A JP20728688 A JP 20728688A JP 2511117 B2 JP2511117 B2 JP 2511117B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C11/00Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
    • B05C11/10Storage, supply or control of liquid or other fluent material; Recovery of excess liquid or other fluent material
    • B05C11/1002Means for controlling supply, i.e. flow or pressure, of liquid or other fluent material to the applying apparatus, e.g. valves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ペースト状材料、接着剤などの粘性流体
を含む液体を、精密に定量吐出することができる液体定
量吐出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、ダイボンディング装置では、リードフレーム
または回路基板上に、シリンジから一定量のペーストを
吐出し、その吐出されたペースト上にダイをボンディン
グすることが一般的である。
ここで、シリンジからのペーストの定量吐出は、ペー
ストが充填されているそのシリンジ内へ加圧エアを供給
することにより行われており、従来のペースト吐出装置
における、シリンジへの供給エアの制御は、シリンジと
加圧エア供給源との間に吐出用電磁弁を配設し、この吐
出用電磁弁を、予め設定された一定時間だけ開放するこ
とによって行うこととしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来例は、吐出用電磁弁を、予め設定
された時間をもって開閉制御するだけの構造であるの
で、エア圧を一定時間シリンジへ供給しても、シリンジ
内のペースト残存量によって吐出量が変動するという問
題点があった。
この場合、ペースト自体が不透明のとき、またはペー
ストは透明であってもシリンジが不透明のときには、作
業者には残存量がわからないので、通常は、シリンジよ
りリードフレーム等に吐出され、ペーストのうち、後工
程のダイボンディングによってダイの側面よりはみだす
ペースト量により、シリンジ内のペースト残存量を間接
的に検知し、これに基づいて作業者が、時間またはエア
の圧力を適当に設定し直す必要があった。また、前記し
たように、ペースト自体またはシリンジが不透明である
ときには、シリンジ内のペースト残存量が作業者にはわ
からないこと、および/またはダイボンディング装置の
自動化に伴い作業者が常駐しないことにより、シリンジ
内にペーストが存在しなくなった状態で装置を使用する
ことに起因する、ペーストの吐出不能が生じ、後工程の
ダイボンディング不良が生じるという問題点があった。
更には、装置停止時に、ペーストが、主にはその自重
に基づき、シリンジ先端から少しずつたれるという問題
点もあった。
この発明の目的は、シリンジ内の液体残存量を検出す
ることにより、シリンジ内の液体残存量の多少に関係な
く、常に一定量の液体を吐出することができる液体定量
吐出装置を提供することにある。
この発明の他の目的は、液体の吐出後における、シリ
ンジからの液体のたれをなくすることができる液体吐出
装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の液体定量吐出装置は、液体を充填されるシ
リンジと、このシリンジに加圧エアを供給するエア供給
源とを設けるとともに、シリンジからの液体の吐出に際
して、シリンジとエア供給源との連通をもたらすべく、
シリンジに第1の配管によって、また、エア供給源に第
2の配管によって、それぞれ接続した吐出用電磁切換弁
を設け、その第2の配管にアキュムレータを配設し、そ
して、第1および第2の配管のそれぞれに、それらの内
圧を測定する第1および第2の圧力センサをそれぞれ接
続し、さらに、これら第1および第2の圧力センサから
測定圧力を入力する一方、吐出用電磁切換弁に、第1の
配管と第2の配管とを連通させる電圧信号を出力すると
ともに、第1の配管と第2の配管とが連通された後、第
1の圧力センサによる測定圧力が、予め設定した圧力に
達するまでの時間の変化によって、電圧信号の出力時間
を制御する制御部とを設けたものである。
また、この発明の他の装置は、上述したところに加
え、吐出用電磁切換弁に、第3の配管によってエア吸引
源を接続し、そして、その第3の配管にアキュムレータ
を配設したものである。
〔作 用〕
この装置では、シリンジからの液体の吐出に際して
は、制御部から電圧信号を出力して吐出用電磁切換弁を
作動させ、シリンジにエア供給源の加圧エアを供給す
る。このことにより、シリンジからの液体の吐出が行わ
れる。この場合、シリンジ内の液体の残存量に起因す
る、第1の圧力センサの測定圧力の立上りの変化を制御
部によって判断し、それに応じて制御部が、吐出用電磁
切換弁を開放する時間、すなわち吐出時間を、シリンジ
内の液体の残存量が変わってもなお、液体吐出量が一定
量となるように制御するので、シリンジからは液体の残
存量の多少に関係なく常に一定量に液体が吐出される。
また、この発明の他の装置では、シリンジへの加圧エ
アの供給停止とタイミングを合わせて、そのシリンジ内
へ、エア吸引源による負圧を作用させることにより、シ
リンジからの液体の漏出を有効に防止することができ
る。
なお、これらの装置では、シリンジへの、加圧エアの
供給開始から、シリンジ内圧が設定値に達するまでの間
の測定圧力の立上りを、アキュムレータの作用によって
極めて円滑ならしめることができるので、電圧信号の出
力時間の制御を高い精度にて行うことができる。
しかも、後者の装置では、第3の配管に設けたアキュ
ムレータの作用に基づき、シリンジ内を迅速に設定負圧
にするとともに、エア吸引源の脈動に起因するシリンジ
内圧の変動を防止して、シリンジ内の液体の漏出を極め
て有効に防止することができる。
〔実施例〕
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明の一実施例を示す回路図である。
ここでは、液体1を充填されるシリンジ2を、3ポー
トとすることができる吐出用電磁切換弁3のポートA
に、第1の配管4によって接続する。
ここで、吐出用電磁切換弁3は、電圧が印加されない
時に、ポートAと流出ポートRとの連通をもたらし、電
圧が印加されたときに、ポートAと流入ポートPとの連
通をもたらす。
かかる吐出用電磁切換弁3の流入ポートPには、第2
の配管5により、減圧弁6を介して、エア供給源7を接
続し、そしてその配管5の、吐出用電磁切換弁3と減圧
弁6との間にはアキュムレータ8を設ける。一方、吐出
用電磁切換弁3の流出ポートRには、第3の配管9によ
り、2ポートとすることができる吸引用電磁切換弁10を
介して、エア吸引源11を接続し、その第3の配管9の、
吸引用電磁弁10とエア吸引源11との間には、アキュムレ
ータ12を設ける。
ここで、吸引用電磁弁10は、電圧が印加されていない
時に閉止状態となり、電圧の印加によって開放状態とな
る。
第1および第2の配管4,5には、それぞれの配管15,16
を介して、圧力センサ17,18をそれぞれ接続する。これ
らの各圧力センサ17,18は、それ自身にて検知した圧力
を電気信号に変換した後、各変換回路19,20に入力す
る。ここで、変換回路19,20は、圧力センサ17,18から出
力された微弱な出力信号を増幅するとともに、その出力
信号のバラツキを校正する増幅回路21と、この圧力のア
ナログ信号を2値化した複数本の2進数のデジタル信号
に変換するA/Dコンバータ22とを有しており、これらの
変換回路19,20からの出力はまた、マイクロプロセッサ
または1チップコンピュータ等の制御部23に入力され
る。
以下、説明を簡素化するため、シリンジ2内の液体1
の上面上の空間と、配管4および15内の空間とを含めて
空間30とし、配管5の、電磁切換弁3と減圧弁6との間
の空間と、配管16内の空間とを含めて空間31とし、配管
9の、電磁切換弁3と吸引用電磁切換弁10との間の空間
を空間32とする。
前記制御部23は、そこへ吐出開始信号40が入力された
時に電圧信号41を出力し、この電圧信号41は、増幅回路
24にて増幅されて吐出用電磁切換弁3に入力される。制
御部23はまた、吐出終了後に電圧信号42を出力し、この
電圧信号42は、電力増幅回路25により増幅されて吸引用
電磁弁10に入力される。
ところで、制御部23それ自身には、時間、条件等の設
定スイッチ23aおよび設定データ表示部23bを設ける。設
定スイッチ23aは、所定量の液体1を吐出するために必
要な吐出用電磁切換弁3の開放時間を設定するスイッチ
と、液体1の残存量が変化した時、空間30内の、測定圧
力の立上り時間の変化によって吐出時間を増減するため
の数値を設定するスイッチと、吐出終了直後からの吸引
用電磁弁10の開放時間を設定するスイッチと、空間30内
の所要の負圧値を設定するスイッチと等からなってい
る。
また、設定データ表示部23bは、前記設定スイッチ23a
にて設定した時間,条件等のデータと、圧力センサ17,1
8によって検出された空間30,31の圧力とを表示すべく機
能する。
次に作用について説明する。
通常は、吐出用電磁切換弁3は、ポートAと流出ポー
トRとの連通状態にあることから、空間30の圧力は空間
32の圧力と同じに保たれている。また、空間31の圧力
は、エア供給源7からの加圧エアを、減圧弁6で適当な
圧力に調整することによって、所定の圧力に保たれてい
る。
前記空間30内の圧力は、圧力センサ17で検知され、電
気信号に変換されて変換回路19に入力される。この変換
回路19では、圧力センサ17の出力信号を、アンプ21で増
幅し、更にA/Dコンバータ22でデジタル信号に変換して
制御部23へ入力する。制御部23は、変換回路19からの信
号を設定データ表示部23bに表示する。
また、前記空間31の圧力も同様に、圧力センサ18で検
知されるとともに、電圧信号に変換され、変換回路20を
経て、制御部23に入力される。制御部23は、変換回路20
からの信号を設定データ表示部23bに表示するととも
に、空間31の圧力を予め決めた一定の圧力に保つための
制御信号を減圧弁6へ出力する。
かかる状態の下で、吐出開始信号40が制御部23に入力
されると、制御部23から電圧信号41が出力され、この電
圧信号41は電力増幅回路24で増幅された後、吐出用電磁
切換弁3に印加される。これにより、吐出用電磁切換弁
3のポートAと流入ポートPとが接続されて、空間31の
圧力が空間30に加えられる。このようにして、加圧エア
がシリンジ2内へ供給されると、シリンジ2からの液体
1の吐出が始まる。
なおここで、空間30の圧力(圧力センサ17で検知され
た圧力)が空間31の圧力(圧力センサ18で検知された圧
力)と同じになる時間は、シリンジ2内の液体1の残存
量によって変化する。この関係を第2図に示す。
第2図において、曲線aはシリンジ2内に液体1が満
杯の時、曲線bは曲線aの時よりシリンジ2内の液体1
の残存量が一定量少なくなった時、曲線cは曲線bの時
より更にシリンジ2内の液体1の残存量が一定量少なく
なった時のそれぞれにおける、圧力センサ17の測定圧力
の、理想の立上り状態を示す。また、ta1,tb1,tc1は、
それぞれ曲線a,b,cにおいて、圧力センサ17の測定圧力
が圧力センサ18の測定圧力と等しくなる時間を示す。ま
た、Ta,Tb,Tcは、曲線a,b,cにおいて、吐出用電磁切換
弁3に加える電圧信号41をオンとしておく時間(吐出時
間)を示す。
第2図から明らかなように、シリンジ内の液体1の残
存量が少なくなるに従って、空間30の圧力が空間31の圧
力に等しくなる時間が遅くなることから、電圧信号41が
出力されてから空間30の圧力(圧力センサ17の測定圧
力)と空間31の圧力(圧力センサ18の測定圧力)とが等
しくなる時間を制御部23で測定することにより、液体1
の残存量を知ることができる。
そこで、液体1の残存量と、圧力センサ17の測定圧力
が、圧力センサ18の測定圧力に到達する到達時間との関
係を予め調べておき、これを制御部23に記憶させてお
く。すなわち液体1の残存量が少なくなり、シリンジ2
の交換が必要となる時間を予め設定しておくことによ
り、この交換時間と前記した到達時間が一致した時に設
定データ表示部23bに表示または警報を発するようにす
ることにより、シリンジ2の交換が必要であることを容
易に知覚することができる。
また、吐出用電磁切換弁3に加える電圧信号41をオン
としておく時間(吐出時間)Ta,Tb,Tcは、次のようにし
て設定する。曲線a,b,cがともに直線状態にある範囲内
の、圧力センサ17の任意の測定圧力Pへの曲線a,b,cの
到達時間をta,tb,tcとし、たとえば、曲線aの時に、シ
リンジ2から液体1をある決められた一定量吐出させる
吐出時間Taを実験によって求める。これにより曲線b,c
の時の吐出時間Tb,Tcは、次式で求められる。
Tb=Ta+n(tb−ta) Tc=Ta+n(tc−ta) 即ち、上式を一般式で書くと次のようになる。
T=Ta+n(t−ta) ここで、nは液体1の粘性、配管4,15の長さおよび内
径、シリンジ2の大きさ等によって定まる定数であり、
実験によって求めることができる。
なお、上式はTaを基準としたが、TbまたはTcを基準と
することもできる。
そこで、シリンジ2内の液体1の残存量と上式との関
係を制御部23に予め記憶させておき、液体1の残存量に
応じて吐出用電磁切換弁3に加える電圧信号41の時間T
(Ta,Tb,Tc)を制御部23により制御することにより、シ
リンジ2から常に予め定められた一定量の液体1が吐出
される。
ところで、以上のようにして、シリンジ内の液体残存
量を検知するとともに、吐出用電磁切換弁3に対する電
圧信号41の出力時間を制御する場合には、それぞれの圧
力センサ17,18による圧力測定に際し、空間31の圧力
の、設定値以下への低下を防止することが重要であると
ともに、空間31の圧力変動に起因する空間30測定圧力の
立上りの乱れを防止することが重要であるので、ここで
は、減圧弁6の下流側で、第2の配管5に設けたアキュ
ムレータ8の作用によって、空間31の圧力を、吐出用電
磁切換弁3の開放から、空間30の圧力が空間31の圧力と
等しくなるまでの間、設定圧力に正確に維持することに
より、両空間30,31の圧力の比較精度を高めるととも
に、空間30の測定圧力の立上りの乱れを防止して、高い
精度での液体残存量検知および電圧信号出力時間制御を
可能ならしめる。
この一方において、電圧信号41がオフになると、吐出
用電磁切換弁3もオフとなり、その吐出用電磁切換弁3
のポートAと流出ポートR、ひいては、空間30と空間32
とが連通し、シリンジ2内の圧力が下がり、そのシリン
ジ2からの液体1の吐出が終了する。
この場合、電圧信号41がオフとなると同時またはその
直前に制御部23から電圧信号42を出力し、この電圧信号
42を、電力増幅回路25により増幅した後、吸引用電磁弁
10に印加する。これにより、吸引用電磁弁10が開放さ
れ、空間32はエア吸引源11によって、負圧とされる。
従って、液体1の吐出の、前述したような終了に際
し、空間30と空間32とが連通すると、空間30は負圧とな
る。そして、空間30のこの負圧は、圧力センサ17により
測定され、測定負圧が所定値になると、電圧信号42がオ
フとされ、この結果として、吸引用電磁弁10が閉止され
る。
このように、液体1の吐出後、空間30は一定の負圧に
なるので、液体1がシリンジ2の先端からたれる、いわ
ゆる液体1の漏出が防止される。
ここにおいて、第3の配管9に設けたアキュムレータ
12は、両電磁切換弁3,10の同時の作動後直ちに、もしく
は、吸引用電磁弁10の予めの開放下での、吐出用電磁切
換弁3の作動後直ちに、空間30を所定の負圧にするとと
もに、空間30がその所定負圧に達するまでの間の、エア
吸引源の脈動の影響を除去すべく機能して、負圧の安定
性を向上させるので、とくには、空間30が所定負圧にな
るまでの間での、液体1の不測の漏出がより有効に防止
されることになる。
ところで、空間30が完全な密閉状態に維持される場合
には、上述したところによって、液体1の漏出は長時間
にわたって防止されることになるも、現実には、空間30
には、主には吐出用電磁切換弁3の気密性に起因するも
れがあるので、そのままでは空間30は一定時間後に大気
圧力に戻り、液体1は、その自重によってシリンジ2の
先端から漏れ出すことになる。そこで、圧力センサ17で
の測定圧力が予め設定した負圧よりも大気圧に近づく
と、制御部23から電圧信号42を出力し、吸引用電磁弁10
を再び開放して、空間30が一定の負圧を保つように制御
する。
かくして、ここでは、シリンジ2内の液体1の残存量
による圧力センサ17の測定圧力の立上りの変化を制御部
23によって判断し、それに応じて、吐出用電磁切換弁3
に通電する時間、すなわち吐出時間を変化させて、液体
1の残存量が少なくなるに従って電圧信号41の出力時間
を長くすることにより、シリンジ2からは、液体1の残
存量の多少に関係なく常に一定量の液体1を吐出するこ
とができる。また、圧力センサ17による測定圧力が一定
圧力に到達する時間を制御部23によって判断することに
より、液体1の残存量が判明するので、液体1の吐出不
能を防止することができると共に、シリンジ2の交換を
適切に行うことができる。
更に、液体1の吐出時以外は、シリンジ2に所定の負
圧を作用させることにより、シリンジ2の先端から液体
1がたれるのを防止できる。
加えて、ここでは、第2の配管5にアキュムレータ8
を設けることにより、液体1の定量吐出精度および残存
量検知精度を大きく向上させることができ、また、第3
の配管9にアキュムレータを設けることにより、液体1
の漏出を一層有効に防止することができる。
なお、上記実施例においては、配管9に吸引用電磁弁
10を設けているが、それを省くことも、吐出用電磁切換
弁3をエア吸引源11に間接的に接続することも可能であ
り、また、配管5から減圧弁6を省くこともできる。
〔発明の効果〕
以上に述べたところから明らかなように、この発明に
よれば、シリンジ内の液体の残存量の多少に関係なく、
常に一定量の液体を高い精度で吐出することができる。
また、シリンジ内の液体の残存量を正確に検出して、
吐出不能を有効に防止することができるとともに、シリ
ンジを適切に交換することができる。
そしてさらに、シリンジ先端からの液体のたれをほぼ
完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す回路図、 第2図は、吐出圧力および通電時間を示す線図である。 1……液体、2……シリンジ、 3……吐出用電磁切換弁、4……第1の配管、 5……第2の配管、7……エア供給源、 8,12……アキュムレータ、9……第3の配管、 11……エア吸引源、17,18……圧力センサ、 23……制御部、41……電圧信号。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を充填されるシリンジと、このシリン
    ジに加圧エアを供給するエア供給源と、シリンジに第1
    の配管によって接続するとともに、エア供給源に第2の
    配管によって接続した電磁切換弁と、第2の配管に設け
    たアキュムレータと、第1の配管内の圧力を測定する第
    1の圧力センサと、第2の配管内の圧力を測定する第2
    の圧力センサと、電磁切換弁に、第1の配管と第2の配
    管とを連通させる電圧信号を出力するとともに、第1の
    配管と第2の配管とが連通された後、第1の圧力センサ
    による測定圧力が、予め設定した圧力に達するまでの時
    間の変化によって、電圧信号の出力時間を制御する制御
    部とを具えることを特徴とする液体定量吐出装置。
  2. 【請求項2】液体を充填されるシリンジと、このシリン
    ジに加圧エアを供給するエア供給源と、前記シリンジに
    第1の配管によって接続するとともに、前記エア供給源
    に第2の配管によって接続した電磁切換弁と、第2の配
    管に設けたアキュムレータと、電磁切換弁に、第3の配
    管によって接続したエア吸引源と、第3の配管に設けた
    アキュムレータと、第1の配管内の圧力を測定する第1
    の圧力センサと、第2の配管内の圧力を測定する第2の
    圧力センサと、電磁切換弁に第1の配管と第2の配管と
    を連通させる電圧信号を出力するとともに、第1の配管
    と第2の配管とが連通された、第1の圧力センサによる
    測定圧力が、予め設定した圧力に達するまでの時間の変
    化によって、電圧信号の出力時間を制御する制御部とを
    具えることを特徴とする液体定量吐出装置。
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