JP2511042B2 - ドラムの塗膜除去方法 - Google Patents
ドラムの塗膜除去方法Info
- Publication number
- JP2511042B2 JP2511042B2 JP62148526A JP14852687A JP2511042B2 JP 2511042 B2 JP2511042 B2 JP 2511042B2 JP 62148526 A JP62148526 A JP 62148526A JP 14852687 A JP14852687 A JP 14852687A JP 2511042 B2 JP2511042 B2 JP 2511042B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- adhesive tape
- coating film
- roll
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/005—Materials for treating the recording members, e.g. for cleaning, reactivating, polishing
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,例えば,電子写真感光体ドラムを製造する
際に,円筒状のドラム外周面に感光性物質を含有する塗
布液を塗布することにより塗膜を形成した後に,ドラム
における不要の塗膜を除去する方法に関する。
際に,円筒状のドラム外周面に感光性物質を含有する塗
布液を塗布することにより塗膜を形成した後に,ドラム
における不要の塗膜を除去する方法に関する。
(従来の技術) 例えば,円筒状のドラムに感光性物質を含有する塗布
液を塗布して,電子写真感光体ドラムを製造する方法と
しては,ドラムを略鉛直に保持しつつ塗布液中に浸漬さ
せ,該ドラムを軸方向に一定の速度で塗布液から退出さ
せることにより,ドラム外周面に均一な膜厚に塗膜を形
成する浸漬法が一般的である。
液を塗布して,電子写真感光体ドラムを製造する方法と
しては,ドラムを略鉛直に保持しつつ塗布液中に浸漬さ
せ,該ドラムを軸方向に一定の速度で塗布液から退出さ
せることにより,ドラム外周面に均一な膜厚に塗膜を形
成する浸漬法が一般的である。
電子写真感光体ドラムでは,ドラムの端部にフランジ
を嵌合させたり,導電処理するために,該ドラム端部に
は塗布液が塗布されていないことが好ましい。しかし,
上述の浸漬法では,ドラムが略鉛直に保持されて,塗布
液内から退入されるため,そのドラムの下端部には,必
ず塗布液が塗布されて塗膜が形成される。このため,浸
漬法により塗布液が塗布されたドラムは,端部に形成さ
れた塗膜を除去しなければならない。
を嵌合させたり,導電処理するために,該ドラム端部に
は塗布液が塗布されていないことが好ましい。しかし,
上述の浸漬法では,ドラムが略鉛直に保持されて,塗布
液内から退入されるため,そのドラムの下端部には,必
ず塗布液が塗布されて塗膜が形成される。このため,浸
漬法により塗布液が塗布されたドラムは,端部に形成さ
れた塗膜を除去しなければならない。
このような問題を解決するために,例えば,特開昭60
−170858号公報には,ドラム外周面に形成された塗膜
を,該塗膜を溶解し得る溶剤内にドラム端部を浸漬させ
て,浸漬されたドラム端部に柔軟性の板を摺接させるこ
とにより,該ドラム端部の不要な塗膜を除去させる方法
が開始されている。
−170858号公報には,ドラム外周面に形成された塗膜
を,該塗膜を溶解し得る溶剤内にドラム端部を浸漬させ
て,浸漬されたドラム端部に柔軟性の板を摺接させるこ
とにより,該ドラム端部の不要な塗膜を除去させる方法
が開始されている。
(発明が解決しようとする問題点) この特開昭60−170858号公報に開示された方法では,
溶剤に溶解した塗膜成分が,該溶剤内に浸漬されたドラ
ム端部に付着するおそれがある。このため,溶剤から塗
膜成分を除去したり,汚染された溶剤を汚染されていな
いものに頻繁に入れ替えなければならない。
溶剤に溶解した塗膜成分が,該溶剤内に浸漬されたドラ
ム端部に付着するおそれがある。このため,溶剤から塗
膜成分を除去したり,汚染された溶剤を汚染されていな
いものに頻繁に入れ替えなければならない。
本発明は,上記従来の問題点を解決するものであり,
その目的は,溶剤を用いることなく,しかも短時間にて
ドラムの周面に形成された不要の塗膜を確実に除去し得
る方法を提供することにある。
その目的は,溶剤を用いることなく,しかも短時間にて
ドラムの周面に形成された不要の塗膜を確実に除去し得
る方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明のドラムの塗膜除去方法は,ドラム外周面に揮
発性溶剤を溶媒とする塗布液を塗布する工程と,ドラム
外周面に塗布された塗布液を自然乾燥させる工程と,該
自然乾燥工程中に形成される塗膜の不要部分に粘着テー
プを接着し,該粘着テープをドラムから離脱させること
により,粘着テープと共に該塗膜の不要部分をドラム外
周面から剥離する工程と,を包含してなり,そのことに
より上記目的が達成される。
発性溶剤を溶媒とする塗布液を塗布する工程と,ドラム
外周面に塗布された塗布液を自然乾燥させる工程と,該
自然乾燥工程中に形成される塗膜の不要部分に粘着テー
プを接着し,該粘着テープをドラムから離脱させること
により,粘着テープと共に該塗膜の不要部分をドラム外
周面から剥離する工程と,を包含してなり,そのことに
より上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本発明を,電子写真感光体ドラムを製造する場
合の実施例について説明する。
合の実施例について説明する。
本発明のドラム端部の塗膜除去方法は,まず,例えば
浸漬法により,ドラム外周面の略全域に感光性物質を含
有する塗布液を塗布する。該塗布液は,感光性物質をテ
トラヒドロフラン等の揮発性溶剤に溶解させたものが用
いられる。
浸漬法により,ドラム外周面の略全域に感光性物質を含
有する塗布液を塗布する。該塗布液は,感光性物質をテ
トラヒドロフラン等の揮発性溶剤に溶解させたものが用
いられる。
次いで,ドラム外周面に塗布された塗布液を自然乾燥
させ,塗膜を形成する。
させ,塗膜を形成する。
そして,このように,自然乾燥させている間に,例え
ば,ドラム端部の不要部の塗膜に,粘着テープを接着さ
せる。そして,接着された粘着テープをドラムから離脱
される。これにより,粘着テープに接着した塗膜は粘着
テープの粘着力により,粘着テープと共にドラム周面か
ら剥離される。
ば,ドラム端部の不要部の塗膜に,粘着テープを接着さ
せる。そして,接着された粘着テープをドラムから離脱
される。これにより,粘着テープに接着した塗膜は粘着
テープの粘着力により,粘着テープと共にドラム周面か
ら剥離される。
ドラム外周面に形成された塗布液を自然乾燥させて塗
膜を形成した場合には,ドラムと塗膜との結着力が比較
的弱く,粘着テープの粘着力により塗膜はドラム外周面
から容易に剥離される。該粘着テープとしては,一般的
に市販されているものが使用できる。また,不要部の塗
膜が除去されたドラムはドラム外周面と塗膜との粘着力
を向上させるために,必要に応じて熱処理される。
膜を形成した場合には,ドラムと塗膜との結着力が比較
的弱く,粘着テープの粘着力により塗膜はドラム外周面
から容易に剥離される。該粘着テープとしては,一般的
に市販されているものが使用できる。また,不要部の塗
膜が除去されたドラムはドラム外周面と塗膜との粘着力
を向上させるために,必要に応じて熱処理される。
粘着テープによる塗膜の除去は,例えば,第1図およ
び第2図に示す装置により実施される。該装置は,ドラ
ク10が載置されて回転される回転台20と,該回転台20に
載置されたドラム10の下端部に粘着テープ31aを接着さ
せると共に,接着された粘着テープ31aをドラムから離
脱させる粘着テープ接着手段30を有する。
び第2図に示す装置により実施される。該装置は,ドラ
ク10が載置されて回転される回転台20と,該回転台20に
載置されたドラム10の下端部に粘着テープ31aを接着さ
せると共に,接着された粘着テープ31aをドラムから離
脱させる粘着テープ接着手段30を有する。
回転台20は,その下方に配設されたモータ21にて,例
えば第1図に矢印Aで示す時計回り方向へ回転される。
えば第1図に矢印Aで示す時計回り方向へ回転される。
粘着テープ接着手段30はドラム端部における除去すべ
き塗膜の軸方向長さに等しい幅寸法を有する粘着テープ
31aが巻回された粘着テープロール31と,該粘着テープ
ロール31から繰り出される粘着テープ31aを巻取る巻取
りロール32と,粘着テープロール31と巻取りロール32と
の間にて粘着テープ31aをドラム10の下端部外周面に押
圧する押圧ロール33とを有する。
き塗膜の軸方向長さに等しい幅寸法を有する粘着テープ
31aが巻回された粘着テープロール31と,該粘着テープ
ロール31から繰り出される粘着テープ31aを巻取る巻取
りロール32と,粘着テープロール31と巻取りロール32と
の間にて粘着テープ31aをドラム10の下端部外周面に押
圧する押圧ロール33とを有する。
押圧ロール33は,回転台20に載置されるドラム10の塗
膜を除去すべき下端部に対向して回転可能に配設されて
おり,押ばね34にてドラム10外周面に付勢されている。
そして該押圧ロール33がドラム10に対向する位置よりも
ドラム10の回転方向の上流側のドラム10から離隔した位
置に,粘着テープロール31が配設されている。該粘着テ
ープロール31は,粘着テープ31aが粘着面を外周側とし
て巻回されている。他方,巻取りロール32は,押圧ロー
ル33が対向するドラム10位置からドラム10回転方向の下
流側でしかもドラム10から離隔した位置に配設されてい
る。そして,該粘着テープロール31から繰り出される粘
着テープ31aは,粘着面がドラム10側とされて,押圧ロ
ール33にてドラム10下端部に押圧されつつ移動し,巻取
りロール32にて巻取られる。
膜を除去すべき下端部に対向して回転可能に配設されて
おり,押ばね34にてドラム10外周面に付勢されている。
そして該押圧ロール33がドラム10に対向する位置よりも
ドラム10の回転方向の上流側のドラム10から離隔した位
置に,粘着テープロール31が配設されている。該粘着テ
ープロール31は,粘着テープ31aが粘着面を外周側とし
て巻回されている。他方,巻取りロール32は,押圧ロー
ル33が対向するドラム10位置からドラム10回転方向の下
流側でしかもドラム10から離隔した位置に配設されてい
る。そして,該粘着テープロール31から繰り出される粘
着テープ31aは,粘着面がドラム10側とされて,押圧ロ
ール33にてドラム10下端部に押圧されつつ移動し,巻取
りロール32にて巻取られる。
巻取りロール32には,モータ35が連結されており該モ
ータ35にて巻取りロール32は,回転台20に載置されたド
ラム10の回転方向とは反対方向である第1図に矢印Bで
示す半時計方向へ回転される。そして,該モータ35が駆
動されることにより,巻取りロール32が回転され,粘着
テープ31aが粘着テープロール31から繰り出される。
ータ35にて巻取りロール32は,回転台20に載置されたド
ラム10の回転方向とは反対方向である第1図に矢印Bで
示す半時計方向へ回転される。そして,該モータ35が駆
動されることにより,巻取りロール32が回転され,粘着
テープ31aが粘着テープロール31から繰り出される。
粘着テープロール31から繰り出される粘着テープ31a
は巻取りロール32にて巻取られるまでに,押圧ロール33
にて強くドラム10の下端部に押付けられ,粘着テープ31
aにおける粘着面が,粘着テープ31aの移動方向と同方向
へ回転するドラム10下端部の塗膜に接着される。そして
該粘着テープ31aがドラム10から離隔するように巻取り
ロール32にて牽引されると,粘着テープ31aはその粘着
面にドラム10下端部の塗膜を接着して該塗膜をドラム10
から剥離する。これによりドラム10下端部の塗膜は除去
される。
は巻取りロール32にて巻取られるまでに,押圧ロール33
にて強くドラム10の下端部に押付けられ,粘着テープ31
aにおける粘着面が,粘着テープ31aの移動方向と同方向
へ回転するドラム10下端部の塗膜に接着される。そして
該粘着テープ31aがドラム10から離隔するように巻取り
ロール32にて牽引されると,粘着テープ31aはその粘着
面にドラム10下端部の塗膜を接着して該塗膜をドラム10
から剥離する。これによりドラム10下端部の塗膜は除去
される。
(発明の効果) 本発明方法は,このように,溶剤を用いることなく,
ドラムの塗膜を短時間で,しかも確実に除去することが
できる。溶剤を用いないために,溶剤の交換等を行う必
要がなく,作業効率は著しく向上する。
ドラムの塗膜を短時間で,しかも確実に除去することが
できる。溶剤を用いないために,溶剤の交換等を行う必
要がなく,作業効率は著しく向上する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明方法の実施に使用する装置の一例を示す
平面図,第2図はその側面図である。 10……ドラム,20……回転台,21,35……モータ、30……
粘着テープ接着手段,31……粘着テープロール,31a……
粘着テープ,32……巻取りロール,33……押圧ロール。
平面図,第2図はその側面図である。 10……ドラム,20……回転台,21,35……モータ、30……
粘着テープ接着手段,31……粘着テープロール,31a……
粘着テープ,32……巻取りロール,33……押圧ロール。
Claims (1)
- 【請求項1】ドラム外周面に揮発性溶剤を溶媒とする塗
布液を塗布する工程と、 ドラム外周面に塗布された塗布液を自然乾燥させる工程
と、 該自然乾燥工程中に形成される塗膜の不要部分に粘着テ
ープを接着し、該粘着テープをドラムから離脱させるこ
とにより、粘着テープと共に該塗膜の不要部分をドラム
外周面から剥離する工程と、 を包含するドラムの塗膜除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62148526A JP2511042B2 (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | ドラムの塗膜除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62148526A JP2511042B2 (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | ドラムの塗膜除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63315175A JPS63315175A (ja) | 1988-12-22 |
JP2511042B2 true JP2511042B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=15454752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62148526A Expired - Lifetime JP2511042B2 (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | ドラムの塗膜除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511042B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5579078A (en) * | 1978-12-12 | 1980-06-14 | Matsushita Electric Works Ltd | Manufacture of decorated plate |
JPS60170858A (ja) * | 1984-02-16 | 1985-09-04 | Canon Inc | 電子写真感光体の製造方法 |
-
1987
- 1987-06-15 JP JP62148526A patent/JP2511042B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63315175A (ja) | 1988-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002028596A (ja) | 除塵装置 | |
WO1980002131A1 (en) | Apparatus for adhering labels | |
JPH034900B2 (ja) | ||
JP2511042B2 (ja) | ドラムの塗膜除去方法 | |
JPH10197853A (ja) | 液晶表示装置の製造方法及び製造装置 | |
US4466849A (en) | Process for removing adhesive tape | |
US6539997B1 (en) | Adhesive transfer device | |
JPS63315172A (ja) | ドラムの塗膜形成方法 | |
AU607300B2 (en) | Process for preparing polymeric materials for application to printed circuits | |
JP2675196B2 (ja) | 液晶表示素子配向処理用ラビング布の巻装装置および巻装方法 | |
JP2003154628A (ja) | 感光性樹脂生版の印刷用スリーブへの貼付方法及び貼付装置 | |
EP1462241B1 (en) | Adhesive transfer device | |
JPH067258B2 (ja) | 画像記録装置 | |
JPH04136947A (ja) | 感光ドラム用端面剥離装置 | |
JPS5857100B2 (ja) | 感光材料現像装置 | |
JPS59181340A (ja) | 剥離現像方法 | |
JPH1084U (ja) | セラミックグリーンシートの敷粉塗布装置 | |
JPS6284734A (ja) | 除塵装置 | |
JPH0614860Y2 (ja) | 帯状極低張力シートの異物除去装置 | |
JPH04371841A (ja) | 版装着方法 | |
JPH01202487A (ja) | 孔版印刷物裏移り防止装置 | |
JP2679230B2 (ja) | 電子部品の塗装方法及び塗装装置 | |
JP3751337B2 (ja) | 溶剤塗布方法 | |
JPH01232043A (ja) | 粘着紙製造における糊取り装置 | |
JPH01222286A (ja) | 移動体表面のクリーニング装置 |