JP2510993Y2 - 水切り笠木 - Google Patents

水切り笠木

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JP2510993Y2
JP2510993Y2 JP1991036980U JP3698091U JP2510993Y2 JP 2510993 Y2 JP2510993 Y2 JP 2510993Y2 JP 1991036980 U JP1991036980 U JP 1991036980U JP 3698091 U JP3698091 U JP 3698091U JP 2510993 Y2 JP2510993 Y2 JP 2510993Y2
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源一 大江
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源一 大江
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水切り笠木に係り、特
に施工が極めて簡素化でき、且つ笠木本体とホルダーと
の嵌合部に残留応力が発生しない密閉型構成の水切り笠
木に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種水切り笠木には、いろいろ
な構成のものが開発されており、例えば図3に示す水切
り笠木が知られている。同図において、1は躯体のかき
込み部、2はかき込み部1に所定間隔ごとに配設したホ
ルダー、3はホルダー2に装着させる笠木本体、4はコ
ーキング用の受け部材を示している。これら構成部材を
詳しく説明すると、前記ホルダー2は、所定幅の金属材
を用いて形成され、中央部の平らな凹面5には、長孔状
のねじ孔6,6があり、先端部には隆起部7を経て傾斜
状の係止腕8が設けられている。また、後端部には隆起
部9を経て係止部10を有する起立部11と屈曲部12
を有する垂下部13がそれぞれ設けられている。
【0003】このホルダー2は、凹面5の底部をかき込
み部1に当てがった上、ねじ孔6,6にねじ14,14
を通して予め打込んであるアンカープラグ15,15に
ねじ込むことにより、複数のホルダー2をかき込み部1
に所定間隔ごとに配設してある。そして、ホルダー2の
係止腕8に先端部の折曲げ係止部16を係止させると共
に、後端部の後方下向き係止部20をホルダー2の係止
部10に係止嵌合させることにより、ホルダー2に笠木
本体3を装着させてある。17は笠木本体3の後端部に
設けた突出部で、この突出部17には前方係止部18と
後方上向き係止部19及び後方下向き係止部20がそれ
ぞれ設けられている。また、前記受け部材4は、下側係
止部21を笠木本体3の前方係止部18に、上側係止部
22を後方上向き係止部19にそれぞれ係止させた上、
この受け部材4にコーキング23を施してある。
【0004】このような構成の水切り笠木にあっては、
躯体のかき込み部1の仕上がり寸法が高精度であること
が要求される。つまり、前記従来例のような部品点数の
多い構成の水切り笠木では、その精度が悪い場合、ホル
ダー2と笠木本体3との嵌合部、特にホルダー2の係止
部10と笠木本体3の後方下向き係止部20とを係止さ
せた嵌合部が不充分となる。また、この嵌合部に無理な
力がかかり、外れが生ずるなどの不都合がある。さら
に、前記嵌合部にコーキング用の受け部材4を付設する
など部品点数が多くなり、施工時間がかかる上、施工に
熟練を要するなど解決しなければならない課題が多いも
のである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、前記従来例
の不都合を解決しようとするもので、その課題は施工の
簡素化を図ること、かき込み部のある程度の誤差を吸収
し得ること、嵌合部に残留応力が発生しないこと、施工
時間の短縮化を図ることなどである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、笠木本体を躯
体のかき込み部に所定間隔ごとに配設したホルダーを介
して装着させる水切り笠木において、中央部の凹面に設
けたねじ孔を介してかき込み部に打込んであるアンカー
プラグにねじをねじ込んで複数のホルダーを躯体のかき
込み部に配設し、このホルダーの支持腕の下端部に笠木
本体の先端部に設けた逆コ字状のコーキング受け部材を
備える腕部の折返し部を係止させ、さらに笠木本体の後
端部の突出部をホルダーの起立部に当接させた上、この
起立部の折曲げ部を下方に折曲げてホルダーに笠木本体
を装着させ、上記突出部を挟持して下方に折曲げたホル
ダーの折曲げ部と笠木本体の水平部と躯体の壁面との間
にバックアップ材を入れコーキングを施すと共に、上記
腕部の折曲げ部のコーキング受け部材と躯体の壁面との
間にコーキングを施すことを特徴とするものである。
【0007】また、本考案は、笠木本体の突出部を挟ん
で下方に折曲げたホルダーの折曲げ部と笠木本体の水平
部とにコーキングを施してもよく、さらに、笠木本体の
腕部の折返し部に設けた逆L字状のコーキング受け部材
にコーキングを施すものである。
【0008】
【作用】墨出しに基づいて、複数のホルダーを所定間隔
ごとにかき込み部にアンカープラグとねじを介して配設
する。次に笠木本体の腕部をホルダーの支持腕に係止さ
せ、続いて笠木本体の突出部をホルダーの起立部に当接
させて折曲げ部を下方に折曲げて突出部を挟持させ、こ
の腕部のコーキング用の受け部材と躯体の壁面及び笠木
本体の水平部と折曲げ部と、躯体の壁面との間にコーキ
ングを施し、密閉型の水切り笠木を構成する。
【0009】
【実施例】以下、本考案に係わる水切り笠木について図
面を参照しながら説明すると、図1は本考案の水切り笠
木の取付け状態を示す拡大した説明用断面図、図2は同
説明用斜視図である。図において、30はホルダーで、
躯体のかき込み部1に所定間隔ごとに配設してある。こ
のホルダー30は、従来例と同様な金属材、例えばアル
ミニウム、ステンレス鋼などの金属材を用いて所定幅に
形成されている。このホルダー30は、中央部を平らな
凹面31とし、長孔状のねじ孔32,32を設けてある
が、これに限定されるものではなく、凹面31も隆起部
などを設けることができる。
【0010】さらに、前記凹面31の先端部には、後記
する笠木本体38の裏面を当接させて、笠木本体38を
支持する隆起部33を経て傾斜状に延びる支持腕34が
設けられている。また、後端部には、同様笠木本体の後
端を支持する隆起部35を経て直角状に起立する起立部
36が設けられ、上端部を前方に折曲げた折曲げ部37
が形成されている。
【0011】一方、前記ホルダー30に装着させる笠木
本体38は、次のように構成されている。つまり、傾斜
状の頂面39の先端部は直角状に垂下させた腕部40が
設けられ、下端部に折返し部41を介して逆L字状のコ
ーキング用の受け部材42が形成してある。また、頂面
39の後端部は、直角状の立上り部43が設けられ、上
端部に後方に延びる水平部44を介して直角状に起立さ
せた突出部45が形成してある。この笠木本体38は、
アルミニウム、ステンレス鋼などの金属材で構成されて
いる。
【0012】次に、この笠木本体38をホルダー30へ
装着させる施工順序を説明する。まず、墨出しにより躯
体のかき込み部1に配設させるホルダー30の位置を決
め、この墨出しに応じて複数のホルダー30を所定間隔
ごとにかき込み部1に並べる。そして、かき込み部1に
打込んだアンカープラグ15,15にねじ孔32,32
を介してねじ14,14をねじ込み、ホルダー30をか
き込み部1に取付ける。続いて、笠木本体38の腕部4
0を支持腕34に添わせ、腕部40の折返し部41を支
持腕34の下端部へ係止させる。さらに、笠木本体38
の頂面39を隆起部33,35に当接させると共に、突
出部45をホルダー30の起立部36に当接させる。そ
の後、ホルダー30の折曲げ部37を下方に折曲げて、
笠木本体38の突出部45を折曲げ部37と起立部36
とで挟持させ、嵌合させる。最後に、この嵌合部に図示
省略してあるが、周知のバックアップ材を入れコーキン
グ46を施してある。このバックアップ材は、プラスチ
ックなどの通気性のない独立気泡体構成の半硬質に形成
された部材であり、この実施例では、嵌合部が深いため
に調整用に使用してある。なお、この折曲げ部37から
かき込み部1に達するようにねじ47をねじ込むと、こ
の部分は強固な構成となる。また、笠木本体38のコー
キング用の受け部材42にコーキング48を施すもので
ある。
【0013】
【考案の効果】本考案の水切り笠木は、笠木本体とこれ
を装着させるホルダーとの構成である。しかも、その装
着方法は、笠木本体の腕部に設けた折返し部をホルダー
の支持腕に係止させ、また笠木本体の突出部をホルダー
の起立部の折曲げ部を下方に折曲げればよく、その施工
は極めて簡素化できる。さらに、この折曲げ部を下方に
折曲げることにより、笠木本体の突出部は、折曲げ部と
起立部とで挟着させる嵌合部となり、この嵌合部に従来
例のような残留応力が発生せず、正確な嵌合部となり、
笠木本体の外れや水の浸入などの欠点はなくなる。さら
にまた、かき込み部の仕上がり寸法に誤差があっても、
ある程度の誤差は吸収でき、施工時間の短縮、施工に熟
練を必要としないなどの効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水切り笠木の装着状態を示す拡大した
説明用断面図である。
【図2】同説明用一部切欠斜視図である。
【図3】従来の水切り笠木の説明用断面図である。
【符号の説明】
1 かき込み部 30 ホルダー 31 凹面 34 支持腕 36 起立部 37 折曲げ部 38 笠木本体 39 頂面 40 腕部 45 突出部 48 コーキング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 笠木本体を躯体のかき込み部に所定間隔
    ごとに配設したホルダーを介して装着させる水切り笠木
    において、中央部の凹面に設けたねじ孔を介してかき込
    み部に打込んであるアンカープラグにねじをねじ込んで
    複数のホルダーを躯体のかき込み部に配設し、このホル
    ダーの支持腕の下端部に笠木本体の先端部に設けた逆コ
    字状のコーキング受け部材を備える腕部の折返し部を係
    止させ、さらに笠木本体の後端部の突出部をホルダーの
    起立部に当接させた上、この起立部の折曲げ部を下方に
    折曲げてホルダーに笠木本体を装着させ、上記突出部を
    挟持して下方に折曲げたホルダーの折曲げ部と笠木本体
    の水平部と躯体の壁面との間にバックアップ材を入れコ
    ーキングを施すと共に、上記腕部の折曲げ部のコーキン
    グ受け部材と躯体の壁面との間にコーキングを施すこと
    を特徴とする水切り笠木。
JP1991036980U 1991-04-23 1991-04-23 水切り笠木 Expired - Lifetime JP2510993Y2 (ja)

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