JP2510988B2 - 偏分波器 - Google Patents

偏分波器

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JP2510988B2
JP2510988B2 JP61067408A JP6740886A JP2510988B2 JP 2510988 B2 JP2510988 B2 JP 2510988B2 JP 61067408 A JP61067408 A JP 61067408A JP 6740886 A JP6740886 A JP 6740886A JP 2510988 B2 JP2510988 B2 JP 2510988B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/16Auxiliary devices for mode selection, e.g. mode suppression or mode promotion; for mode conversion
    • H01P1/161Auxiliary devices for mode selection, e.g. mode suppression or mode promotion; for mode conversion sustaining two independent orthogonal modes, e.g. orthomode transducer

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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)
  • Lasers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は請求の範囲1の上位概念による偏分波器に関
する。
従来技術 今日、2:1以上の帯域幅を可能にするマイクロ波アン
テナは2つの偏波での動作に相応して広帯域の偏分波器
を必要とする。斯様な偏分波器はさらに2つの周波数ろ
波器を組み合わせて1つの周波数ろ波器−偏分波器(シ
ステム分波器とも称せられる)を可能にして、分波器は
夫々2つの直線偏波を有する隣接せる周波数帯域の2つ
の指向性無線システムを同一のアンテナに結合したり切
換えたりすることがでる。この2帯域アンテナ装置は従
来の単一帯域アンテナに比して各無線タワーにて同じ所
要スペースのもとで2つの指向性無線システムの伝送容
量を拡大する。
さらに衛生無線通信においても、1オクターブを越え
る、周波数領域の拡張、例えば、これまでは3.7〜6.425
GHzであったが、今後は、3.4〜7.125GHzに拡張すること
によって伝送帯域を拡大させる必要性がある。2:1より
大の有効周波数領域を有していて、なおかつ高価なリッ
ジ形中空導体を用いない偏分波器は公知ではない。2つ
のE−中空導体変位部材及びH−中空導体変位部材を有
する西独特許出願公開公報第2842576号による偏分波器
及び4つのE−中空導体変位部材及びH−中空導体変位
部材を有する西独特許出願公開公報第3010360号による
偏分波器はたんに2:1の理論的一義性周波数領域を有し
ているにすぎず、高々利用可能な周波数領域1.73:1にす
ぎない。
上側の偏分波器の一義性周波数領域は、比較的高い周
波数領域に対して制限されているが、その物理的原因は
H−ベンドに存する。このH−ベンドによっては当該H
−ベンドの方形中空導体にてH20−遮断周波数に達する
作動周波数からH20−妨害波が励振される。λKH20=a
のためH−ベンドのH20−遮断周波数はたんにその中空
導体広幅側寸法aのみに依存し、一義性周波数領域f
KH20/fKH10も、a=2bの規準断面中空導体に比して高さ
bを減少させてaを維持しても変わらない。このような
特性はH−ベンドもH−コーナーも有する。
発明の目的 本発明の課題とするところは前述の難点を取り除き、
もはや何らH−ベンドを必要としない偏分波器を構成す
ることにある。
発明の構成 この課題の解決のため本発明によれば請求範囲1の上
位概念による偏分波器において、その特徴事項の構成要
件により解決される。
本発明の偏分波器は、2重分岐DVを有するものであ
り、2重分岐の構造と作動形式については西独特許出願
公開公報第2842576号に詳述されている。本発明の課題
を解決するのに必要な公知の2重分岐の本質的構成要件
は、本発明特許請求の範囲第1項の上位概念に記載され
ている。2重分岐を有する偏分波器の作動形式は、伝送
工学の分野に精通している当業者にとって自明事項であ
る。
実施例 次に図示の実施例を用いて本発明を説明する。
広帯域性に鑑みて、H20妨害波を励振しないE−ベン
ドは上に考察したH−コーナーより遥かに有利な特性を
示す。E−ベンドの方形中空導体においてE11妨害波が
次のような限界波長を以て励振される。
λKE11は全く同じようにaとbとに依存する。一義性
周波数領域の上限はfKE11であり、下限はfKH10=2aであ
る。方形のE−ベンド中空導体の辺比a/bに依存して下
記の関係式が生じる。
上記式及び第1図に示すように、a/bが大であればあ
るほど、即ちE−ベンドの中空導体が低くなればなるほ
ど、E−ベンドのfKE11/fKH10は益々大になる。理論的
一義性周波数領域fKE11/fKH10から、第1図に示すよう
に、次のような現実的な仮定のもとで、方形中空導体の
a/bに依存して、E−ベンドの実際上最大限利用可能な
周波数領域が得られる。即ちfKH10を10%越える最も低
い動作周波数fuが選定され、fKE11を5%下回る最も高
い動作周波数fobが選定されるという現実的な仮定のも
とで上記の最大限有効周波数領域が得られる。
1例として、西独特許出願第2842576号公開公報によ
る上述の偏分波器において屡々用いらるE−ベンドがa
=4bの方形中空導体にて適用される。その際その中空導
体は例えばa=46mmの際、3.587GHz〜12.773GHzの周波
数領域にて妨害波のないように利用可能である。これに
反して、上記分波器のH−ベンドは同一中空導体横断面
のもとで3.587GHz〜6.20GHzにて妨害波のないように利
用可能である。
以下記載するようにa=4bのE−コーナーは新たな広
帯域の偏分波器の主構成部分として最も適する。従っ
て、そのようなE−コーナーの広帯域マッチングが、も
う1つの重要な役割である。このために先ず、E−コー
ナーの外角隅の対称的角取り部のそれ自体公知の方式が
用いられる。第2図に示すように角取り部の大きさがXE
(水平ないし鉛直寸法)(cathetus寸法)により定ま
る。第2図は最適の帯域幅マッチングの際の、異なる屈
曲角度αに対して測定技術的手法で求められる角取り部
XEOPTを示す。
他の研究検討によればE−コーナーの反射は少なくと
も60゜の屈曲角度領域において次のようにして小さくで
きる、即ち2重に補償されたE−アングル(L形)部材
の場合におけるXEが、第2図の値に比して幾らかより大
(5−10%)に選定され、(過度補償)、かつ角取り部
平面の対角線交点にて凹部が設けられる。例えば、負の
侵入深度を有するねじが設けられるようにするのであ
る。
具体例としてa=45.4mm、b=11.35mm及びねじM10を
有する60゜−E−コーナーが構成されており、その際そ
のねじは角取り部平面の対角線交点にて取付けられてお
り、上記平面に対して0.3mm回転されている。上記コー
ナーの測定された反射係数は3.7GHz〜9.9GHzの周波数領
域では0.7%より小である。9.9GHzの上限がE−コーナ
ーにより惹起されないで、利用される測定装置の妨害波
型式により惹起されることは確かである。E−コーナー
の上限周波数は9.9GHzを上回る、即ち式(1)によれば
fKE11=13.62GHzである。
上述のように、中空導体高さbを低減したE−コーナ
ーは帯域幅及び反射の少なさに関して相応のH−コーナ
ーより著しくすぐれている。このことから次の新たな課
題が生じる。偏分波器はできるだけ、低減された中空導
体高さbのE−コーナー及び均質な線路を以ってだけで
いずれのH−ベンドなしにどのようにして構成され得る
か。
その解決手段は第3図下右及び左に示すように、また
西独特許第2842576号明細書に示すように、有効な2重
分岐DVを基礎とする。この2重分岐は円形中空導体軸の
周りに対称的に相互に各90゜回転されて配置されている
4つの中空導体E−変位部材から合成されたものと考え
られ得る。そのようにして形成された4つのサイクリッ
クに位置する方形中空導体は短いリッジ形中空導体部分
を用いて円形中空導体の軸のほうに向ってずらされてお
り、広帯域に反射を少なくして円形中空導体に入り込
む。
円形中空導体における相互に垂直の直線H11−偏波の
励振のため、第3図の右、左にて2重分岐DVの相対向す
る各2つの方形中空導体接続部1〜4が2つの同じ大き
さの部分波を給電されるものとし、これらの両部分波は
円形中空導体軸5に関して相互に逆の位相を有する。こ
のために第3図右に示すように、直線分割アームを有す
る第1の破線の枠で囲んで示すそれ自体対称的な方形状
の直線中空導体フォークgG、第3図左に同様に破線で囲
んで示された右方に向かって開脚(拡開)状態での分割
アームを有する第2の電気的に対称的な方形E−変位中
空導体フォークGが設けられており、その際それらの
分割アームの左方分割アームは第1フォークgGの直線ア
ーム間に位置を占めている。
両フォークgG及びGは第3図の例では各1つの対称
的方形中空導体直列分岐SVから成る。この直列分岐は例
えばa=2bを有する分岐すべき方形中空導体を、波動イ
ンピーダンスマッチングして且一定の広幅面寸法a=aT
のもとで、その際aT=4bTの2つの分割アームに分け、
第4図に示すように屈曲させて、その屈曲はその角度が
夫々αの大きさだけ右方ないし左方へ対称的に曲げて分
岐されている。この分岐はできるだけ反射を少なくして
設計さるべきであり、その際その設計上の考察によれ
ば、第4図の分岐はaT=4bTの方形中空導体の2つのE
−コーナーから合成され得、その際その両E−コーナー
は著しく薄厚の右側及び左側広幅面壁aγ,alを以て相
互に逆の屈曲方向のもとで相接し合って位置する。薄厚
の導波壁が省かれると、フィールドはそれにより変化さ
れず、第4図に示すように、広幅面全体に及びウエッジ
部Kは鋭角α(屈曲角に等しい)及び第2図から明らか
なように水平ないし鉛直寸法(cathetus寸法)XEopt
以てそのまま保たれる。その際XEoptは先ずE−コーナ
ーについてのみ求められて、今や直列分岐の最適広帯域
マッチングについても成立つ。第4図の直列分岐の形状
は公知のNC−削成方式(数値制御削成方式)で作成する
のに特に適する。
両中空導体フォークの直列分岐SVには第3図に示すよ
うに各アームにて1つのE−コーナーがつづいており、
このE−コーナーは直列分岐の線路導体列中にて夫々先
行するE−コーナーと同じ屈曲角度を有するが逆の屈曲
方向を有する。順次連続するE−コーナーの距離間隔lk
は次のように選定されている、即ち第3図に示すように
今や相互に平行に延びている分割アームが、それの内側
に位置する広幅面壁間に間隔Wを有しこの間隔は分割ア
ームの広幅面(幅寸法)aTより幾らか大であるように選
定されている。
直線中空導体フォークgGは次のようにして完全に構成
される。即ち、第3図の右の分割アームは長さlgの直線
状方形中空導体によって延長されこの長さlgを、第3図
左におけるE−変位中空導体フォークgGが直線中空導体
フォークの分割アーム間に位置を占めるように選定する
のである。
第3図左におるE−変位中空導体フォークGは次の
ようにして完成される。即ち、直列分岐の相互に平行に
延びる分割アームには2つの相互に等しいE−変位部材
EVが方形中空導体横断面aT=4bTを以て接続されるよう
にするのである。第3図左のE−変位部材は2つの相互
に等しいE−コーナーから成り、このE−コーナーは相
互に逆の屈曲方向のもとで均質な線路によって接続さ
れ、この線路の長さは水平方向に測定した変位区間Vと
して、2つの中空導体フォークの入り込み合いに十分で
あるような区間Vが得られるような値にするのである。
重要なことは、第3図左に示すように隣接せるE−コ
ーナー間の間隔lE1,lE2が十分な大きさであるようにす
る場合にのみ、2重分岐がE−変位中空導体フォーク
Gにより電気的に対称的に(即ち妨害波を惹起せずに)
励振されることである。そのために規準となるのは自由
空間波長λを有するクリテイカルな最高動作周波数の
際の、E−コーナーにより励振されるE11妨害フィール
ドに対する、長さlE1,lE2を有する線路部分の公知の非
周期的減衰度aapE11である。
それは以下のとおりである。
但しλKE11は式(1)からのものが入る。実際上の関
連のある屈曲角度50゜〜60゜及びaT=4bTに対して、本
発明によれば最高動作周波数のもとでaapE11=20dBで十
分である。このことは小さな長さlEbTの際にもう達成
される。
第3図の偏分波器では偏波選択性の方形中空導体の接
続フランジが同一平面内に位置する。従って、直線中空
導体フォークgGの電気長が、先ず、E−変位中空導体フ
ォークのそれより小である。少なくとも動作周波数のも
とで、偏分波器の2つの通過路の全く同じ電気長を次の
ようにして形成することが可能である、即ち直線中空導
体フォークgGが延長され従ってE−変位中空導体フォー
クGがトポロジカルな根拠により短縮され得るように
するのである。上記位相対称性が比較的に大きな周波数
特性を有するということを懸念する必要はない、それと
いうのは一方の偏分波器通過路の、他方のそれとの電気
的相違は(この相違点は第3図に示すようにE−変位部
材EVに存する)わずかなものと見做されるからである。
第3図の偏分波器の設計思想は上述のように提起され
た課題の解決である、それというのは素子としてはE−
コーナー及び均質線路のみが用いられるからである。も
って、上記偏分波器の有効(利用可能な)周波数領域は
公知装置のそれに比して著しく拡大されており、あらか
じめ1オクターブを越えている。重要にして決定的であ
るのは第3図の新規な偏分波器が、西独特許第2842576
号明細書に記載の装置にて必要とされるようにH−ベン
ドをもはや何ら必要としない、ということである。
第3図の偏分波器はすべての生じている中空導体部分
の軸がたんに2つの平面内に位置しているという別の特
性を有する。これら両平面は相互に垂直な位置関係にあ
り、第3図右、左ではわかり易くするため図平面として
選定してある。これら平面はすべてのそれぞれの中空導
体の広幅面壁上に垂直になっておりこれらの広幅面壁は
常にそれの中心線に沿って交差するので、すべてのそれ
ぞれの中空導体は上記平面内にて無効電流の生じないよ
うに従って無損失で分割され得る。偏分波器は直線中空
導体フォーク(gG)及びE−変位中空導体フォーク(
G)の各2つの鏡対称的に同じの半部から成る2重分岐
DVのほかに、たんに5つの部分から合成され得る。すべ
ての4つのフォーク半部の中空導体壁は分離平面に関し
て例外なしにシリンダ状であるので、これらのすべての
部分はNC−削成方式にて有利なコストで作成され得る。
第3図の偏分波器は周波数ろ波器(分離装置)−偏分
波器に拡大され得る。このために偏分波器の2つの偏波
選択性の、方形中空導体接続部は第3図上方にて示すよ
うに2つの等しい周波数(分離装置)ろ波器FW1,FW2
各1つと接続される。その際その周波数分離装置は第3
図の一番上におけるポートに夫々1つの下側周波数帯域
を導き上側周波数帯域を前以て側方へ方向変換する。そ
の場合周波数分離装置−偏分波器は全く上方に2つの偏
波選択性のポートを有し、これらのポートは下側周波数
帯域の相互に直交する2つの直線偏波の各1つに対応づ
けられ、さらに上記分波器は上側周波数帯域の両偏波に
対する2つの偏波選択性のあるポート(第3図左方前方
ないし右方から入り込む)を有する。周波数分離装置−
偏分波器はこれら4つの別個ポートを共通の円形中空導
体ポート(第3図下方)と接続し、上記共通ポートには
2帯域アンテナが接続されるものとする。これら4つの
分波器通過路は極めて、損失及び反射が少なく、各通過
路は他のすべてのものから減結合されている。
周波数分離装置FWは西独特許出願公開第3208029号公
報に詳細に記載してある。この装置は第3図に示すよう
に上方周波数帯域に対する側方分岐と、第3図上方へ向
いている略示した4回路阻止回路とから成り、この阻止
回路は上側周波数帯域を阻止し下側周波数帯域を無反射
で通過する。さらに重要なことは、それらの周波数分離
装置の基本的構成が、偏分波器の直線中空導体フォーク
gG,Gの上述の基本構成と一致されていることであ
る。換言すれば、周波数分離装置において成立つことは
すべての中空導体の軸が、同一平面内に位置し、すべて
の中空導体の広幅面壁がこの平面上にあり、この平面は
すべての中空導体側壁を、その中心線に沿って(要する
に無効電流、従って損失のないように)分離し、すべて
の中空導体側壁が上記平面に関してシリンダ状である、
ことである。この分離平面は所属の中空導体フォークの
上述のように選定された分離平面と重ねられている。こ
のことから分かるように、複合体“周波数ろ波器(分離
装置)+中空導体フォーク”が1列で且継目なしでNC−
削成方式で有利なコストで且尚精度で作成可能である。
複合的周波数ろ波器(分離装置)−偏波分器はたんに5
つの構成部分から成る。
さらに以下のことを注意しさえすればよい、即ち第3
図にて偏分波器と周波数分離装置との合成接続の際直列
分岐の先端と、上方周波数帯域の、第3図の例にて側方
に入り周波数分離装置ポートとの間の最小間隔lEが必要
であることに注意しさえすればよい。この線路長は式
(3)により、上側周波数帯域に対する側方に入り込む
周波数分離装置ポートにより励振されるE11−妨害フィ
ールドの十分高い非周期的減衰度を可能にしなければな
らない。
第3図に示す、偏分波器に対して周波数分離装置の、
所謂延長した装置構成について述べるべきは、周波数分
離装置が、やはり折曲されても(有利に中空導体広幅側
のほうの面について)配置され得ることである。このた
めに周波数ろ波器(分離装置)の、西独特許出願公開第
3208020号に記載された構成変形例について示唆しさえ
すればよい。
第5図の偏分波器の斜視図によって、両直線中空導体
フォークgG,G相互の空間的位置関係が一層明瞭にな
る。本発明特許請求の範囲第1項には、E−変位部材EV
の両E−コーナーは相互に逆の屈曲方向のもとでその軸
線が2重分岐DVの長手軸線5に対して斜めに延びる均質
な中空導体を介して相互に接続されており、該中空導体
の長さは、長手軸線5に対して垂直方向に測ったコーナ
ー変位区間Vの大きさが、E−偏位中空導体フォーク
GのE−変位部材EVを直線中空導体フォークgGの2本の
直線中空導体によって囲まれている中空空間内に挿入す
ることができるようなものであるという本発明特有の構
成が開示されている。
本発明の特許請求の範囲第1項による偏分波器の特有
の作用及び効果は、素子としてE−コーナー、E−変位
部材及び均質線路だけしか用いなくてよく、即ち一義性
周波数が高周波領域に対して制限され、かつH20−遮断
周波数に達する動作周波数から妨害波が生じる欠点のあ
るH−ベンドは全く用いる必要がない点にあり、従っ
て、本発明の有効な周波数領域を公知装置に比して著し
く拡大することができる点にある。
発明の効果 冒頭に述べた形式の次分波器において、H−ベンドの
欠点、即ち一義性周波数がより高周波の領域に向かって
制限され且H20−遮断周波数に達する動作周波数から妨
害波が生ずるという欠点を取除き、H−ベンドが必要と
されないような偏分波器を構成実現できるという効果が
本発明により達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は方形中空導体の辺比a/bに依存して、理論的一
義性周波数領域fKE11/fKH10及び実際上利用可能な周波
数領域fob/f11の変化を示す特性図、第2図は屈曲角度
αに依存しての、a=4bを有する方形中空導体における
E−コーナー用の最適角取り部の構成図、第3図は偏分
波器の相互に垂直な横断面として、右側に直線中空導体
フォークを、左側にE−変位中空導体フォークを有する
横断面を示す構造図、第4図は広帯域にマッチングされ
た直列分岐の寸法設計の説明図、第5図は第3図の偏分
波器の斜視図である。 DV……2重分岐、FW1,FW2……周波数ろ波器

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波技術装置用の偏分波器であって、該
    偏分波器にはそれ自体対称的な5アームの2重分岐(D
    V)が設けられており、該2重分岐はその長手軸線方向
    (5)に延在している円形又は方形の1本の中空導体を
    2対の相互に夫々相対向する方形中空導体に分岐してい
    るものにおいて、2本の相対向する中空導体アーム(2,
    4)から成る第1対の方形中空導体が、それ自体対称的
    な直線中空導体フォーク(gG)として構成されており、
    前記直線中空導体フォーク(gG)はE−コーナーと直線
    中空導体でのみ形成され、かつ波動インピーダンスマッ
    チングする中空導体直列分岐(SV)から給電されるよう
    に構成されており、該中空導体直列分岐(SV)には相互
    に平行な2本の直線分割アームが接続されており、前記
    各直線分割アームは、当該2本の各直線分割アーム間に
    中空空間が形成されるように、相互に間隔をおいて平行
    に延在しており、2本の相対向する中空導体アーム(1,
    3)から成る第2対の中空導体アームがそれ自体対称的
    なE−変位中空導体フォーク(G)として構成されて
    おり、前記E−変位中空導体フォーク(G)はE−コ
    ーナーと直線中空導体でのみ形成され、かつ、もう1つ
    の波動インピーダンスマッチングする中空導体直列分岐
    (SV)から給電されるように構成されており、該中空導
    体直列分岐(SV)には、相互に平行に延びる2本の分割
    アームと、該分割アームに接続された、相互に平行に延
    びる長手軸を以て配置された2本のE−変位部材(EV)
    とが接続されており、該2本のE−変位部材(EV)は各
    々2本のE−コーナーを有しており、前記E−変位部材
    (EV)の両E−コーナーは相互に逆の屈曲方向のもとで
    その軸線が前記2重分岐(DV)の長手軸線(5)に対し
    て斜めに延びる均質な中空導体を介して相互に接続され
    ており、該中空導体の長さは、長手軸線(5)に対して
    垂直方向に測ったコーナー変位区間(V)の大きさが、
    前記E−偏位中空導体フォーク(G)のE−変位部材
    (EV)を前記直線中空導体フォーク(gG)の2本の直線
    中空導体によって囲まれている前記中空空間内に挿入す
    ることができるようなものであることを特徴とする偏分
    波器。
  2. 【請求項2】両中空導体フォーク(gG,G)は夫々対
    称的直列分岐(SV)を具備して構成されている特許請求
    の範囲第1項記載の偏分波器。
  3. 【請求項3】直列分岐(SV)は波動インピーダンスマッ
    チングするように構成されており、その分岐分割アーム
    の辺の比がほぼaT=4bTであり、その際ほぼa=2bを有
    する規準断面プロフィル中空導体を基にしている特許請
    求の範囲第2項記載の偏分波器。
  4. 【請求項4】それぞれの直列分岐(SV)には各2つのE
    −コーナーが接続されており、各中空導体フォーク(g
    G,G)の分割アームが相互に平行に延び直線中空導体
    (gG)の分割アームの各内側広幅面間の間隔(W)が分
    割アームの広幅面幅寸法(aT)より幾らか大(略10%)
    であるように前記E−コーナーは構成配置されている特
    許請求の範囲第1項から第3項までのいずれか1項記載
    の偏分波器。
  5. 【請求項5】直線中空導体フォーク(gG)の分割アーム
    の延長部とE−変位フォークの両E−変位部とは、ほぼ
    側方比a=4bで構成されている特許請求の範囲第1項か
    ら第4項までのいずれか1項記載の偏分波器。
  6. 【請求項6】隣接するE−コーナーの相互間隔(lE1,l
    E2)が、要求されるべきE11妨害フィールド減衰度(a
    apE11)に鑑みてこの点でクリテイカルな最も高い動作
    周波数のもとで十分な大きさである特許請求の範囲第5
    項記載の偏分波器。
  7. 【請求項7】E−コーナーは対称的角取り部及び角取り
    部平面の対角線交点にて取付けられた負の侵入深度を有
    するねじを備えるか、又は対称的角取り部のみを備えて
    おり、その際角取り部の水平ないし/鉛直寸法(cathet
    us)は広帯域マッチングには最適に選定されている特許
    請求の範囲第1項から第6項までのいずれか1項記載の
    偏分波器。
  8. 【請求項8】各中空導体フォーク(gG,G)が、夫々
    1つの平面によって機械的に分離され、該1つの平面は
    すべてのそれぞれの中空導体の広幅面壁上に垂直に位置
    しており、その中心線に沿ってそれらの広幅面壁と交差
    する特許請求の範囲第1項から第7項までのいずれか1
    項記載の偏分波器。
  9. 【請求項9】直列分岐(SV)は広幅面(aT)全体に亘っ
    て延びているウエッジ部(K)を有し、該ウエッジ部の
    鋭角(α)は直列分岐の単純な屈曲角ないしコーナ角
    (α)は等しく、それの水平ないし垂直寸法(cathetu
    s)(XEopt)は場合により負の侵入深度を有する各ねじ
    と共に、又は2つの方形ウエッジ表面の対角線交点にて
    各1つの凹部と共に広帯域マッチングにとって最適に選
    定されている特許請求の範囲第3項記載の偏分波器。
  10. 【請求項10】直線中空導体フォーク(gG)の分割アー
    ムの長さ(lg)及びE−変位フォーク(G)の変位区
    間(V)を、偏分波器の、2つの偏波選択性接続フラン
    ジが同一平面内に位置するように選定した特許請求の範
    囲第1項から第9項までのいずれか1項記載の偏分波
    器。
  11. 【請求項11】直線中空導体フォーク(gG)の分割アー
    ムの長さ(lg)を延長しE−変位フォーク(G)の変
    位区間を短かくし、前記の分割アームの延長及び区間短
    縮は偏分波器の2つの通過路分岐に対して所定の周波数
    のもとで精確に同じ電気長が得られるように構成されて
    いる特許請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1
    項記載の偏分波器。
  12. 【請求項12】2つの偏波選択性の方形中空導体入口ポ
    ートに各1つの周波数ろ波器(FW)が接続されている特
    許請求の範囲第1項から第11項までのいずれか1項記載
    の偏分波器。
  13. 【請求項13】周波数ろ波器(FW)の横流のない分離平
    面はそれぞれ所属の中空導体フォーク(gGないしG)
    の、横流のない分離平面と一致されているように構成さ
    れている特許請求の範囲第12項記載の偏分波器。
  14. 【請求項14】偏分波器の夫々の方形中空導体接続部の
    直列分岐(SV)のウエッジ部先端と、上側周波数帯域に
    対する側方から入り込む周波数ろ波器ポートとの間の間
    隔(lE3)が、要求されるべきE11−妨害フィールド減衰
    度(aapE11)に鑑みて、この点でのクリテイカルな極め
    て高い動作周波数のもとで十分大である特許請求の範囲
    第13項記載の偏分波器。
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