JP2510813B2 - 非緩衝非同期多段網による状態報告のための多送信者通信交換装置 - Google Patents

非緩衝非同期多段網による状態報告のための多送信者通信交換装置

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JP2510813B2
JP2510813B2 JP20741892A JP20741892A JP2510813B2 JP 2510813 B2 JP2510813 B2 JP 2510813B2 JP 20741892 A JP20741892 A JP 20741892A JP 20741892 A JP20741892 A JP 20741892A JP 2510813 B2 JP2510813 B2 JP 2510813B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0337Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals
    • H04L7/0338Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals the correction of the phase error being performed by a feed forward loop

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非緩衝非同期交換網、
より詳細には、状態報告を行い、必要とみなされる他の
多送信者通信動作を実行するための多段交換網による単
一の調整化通信機能に並行的かつ共同的に参加している
多数の送信側要素を含む網動作を支持するためのバイト
パラレル多重規模インタフェーススイッチに並列クロス
バースイッチを用いたバイト幅パラレルインタフェース
に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】特許文献には、多送信者
通信動作がその一部である、同報機構を扱った多数の特
許が存在する。しかし、それらの特許文献のほとんど
は、1つの送信側が同一メッセージを多数の要素に同時
に伝送することによる一般的な同報機能の多受信側の側
面を扱っている。しかしながら、本発明は、多数の送信
側が同一の受信側要素または多数の受信側要素に対して
同時に伝送することができる同報機能の新規な側面を開
示する。
【0003】一部の多受信側同報機構はハードウエアに
よって実施されていない。例えば、1989年4月4日
にS.J.Changらが取得した米国特許第4,81
8,984号は、ソフトウエアで実施された同報機構を
記載している。本発明の多送信者通信・同報は、ハード
ウエアで実施されるべき点で異なる。
【0004】交換網は、バスおよびローカルエリア網
(LAN)とは異なる。例えば、1990年5月15日
にF.L.Mercerらが取得した米国特許第4,9
26,375号は、マルチドロップバスによって実施さ
れた同報機構に関するものと認められよう。1987年
11月10日にW.D.Sincoskieが取得した
米国特許第4,706,080号は、複数のマルチドロ
ップバスによって実施された同報機構を記載しており、
また、1989年8月8日にS.D.Presantが
取得した米国特許第4,855,899号、さらに、I
BM社による公刊物Technical Disclo
sure Bulletinの“Polling Ac
tuated Multiple Access Te
chnique For Broadgatherin
g Systems”(IBM TDB Vol.3
0, No.1, 6/87 pg 72−78)も同
様である。
【0005】LAN用の同報機構を記載している特許も
いくつか存在する。1988年6月28日にB.P.W
eisshaarらが取得した米国特許第4,754,
395号は、直列ループ結合LANによって実施された
同報機構を記載している。1989年5月30日にR.
M.Collinsらが取得した米国特許第4,83
5,674号は、LANに結合されたマルチドロップバ
ス上で実施され、網全体に同報する同報機構を記載して
いる。
【0006】一部の同報機構は、同期式多重化タイムス
ロットビット指向網用に設計されており、1990年1
月30日にJ.R.Petersonらが取得した米国
特許第4,897,834号に代表され、1988年8
月23日にE.Barelらが取得した米国特許第4,
766,592号といった他の特許は同期式多重化タイ
ムスロット電話回線網によって実施された同報機構を記
載している。“Distributed Star N
etwork With UnrootedTree
Topology”(IBM TDB Vol.22,
No.12, 5/87 pg 5450−52)
は、同期伝送およびパケット交換を使用した根なし樹状
網によって実施された同報機構を記載している。
【0007】伝送回線用に設計されている機構もある。
1990年6月19日にR.Sauvajolらが取得
した米国特許第4,935,866号は、同期式伝送回
線通信リンクによって実施された同報機構を記載してい
る。1990年7月10日にM.Teradaらが取得
した米国特許第4,941,084号は、伝送回線ルー
プ接続構成によって実施された同報機構を記載してい
る。1989年3月21日にS.Bottomsらが取
得した米国特許第4,815,105号は、伝送回線電
話回線形式の接続構成によって実施された同報機構を記
載している。電話交換機はクロスバースイッチを使用し
ているが、通常、それらは並列接続クロスバースイッチ
を使用していない。
【0008】非同期式専用経路(タイムスロット方式で
ない)バイト幅直結交換用の回線交換網のための並列接
続クロスバースイッチを用いた改良交換網方式(非ルー
プ式または伝送回線方式)の必要性が存在する。この同
報機構は多段網に関係する。
【0009】いくつかの多段交換網がすでに開発されて
いる。1990年9月11日にP.M.Nechesら
が取得した米国特許第4,956,772号は、緩衝付
きパケット同期スイッチを供した。この複雑な単一のシ
リアルインタフェース線スイッチは、データ回復能力を
必要とする。また、各スイッチ段で確立された複雑な優
先順位決定を必要とし、スイッチに直列で同報コマンビ
ットを供給する。多段交換網に関する他のパケットスイ
ッチは、1987年10月20日にM.N.Ranso
mらが取得した米国特許第4,701,906号であ
る。これも緩衝付き同期式パケットスイッチであり、ハ
ンドシェーキングインタフェースを付与する。スイッチ
に直列で同報コマンビットを供給し、この複雑なスイッ
チもデータ回復能力を必要とする。それは、単一のシリ
アルインタフェースであり、同報用途用の非同期式バイ
ト幅パラレルインタフェースの必要性を考慮したとはみ
られない。
【0010】緩衝付き交換装置を含む多段網によって1
個の装置からN個の装置へメッセージを同報すること
は、比較的単純なタスクである。各スイッチで、メッセ
ージは、各出力に関係する待ち行列(順序づけられたバ
ッファ)に挿入されることによって、スイッチの出力全
部に広げられる。同報メッセージの送信側は、各スイッ
チ出力(すなわち、以前に開始されたメッセージの伝送
によりビジーである出力)の競合に関与する必要はな
い。出力がビジーである場合、その同報メッセージはそ
の出力を使用するために待機しているメッセージの待ち
行列に入るだけであり、その順番が回ってくれば、網を
通じて緩慢に広がって行く。しかし、緩衝付き網による
同時的な同一通信の多送信者通信による共用のための方
法はまったく未知である。本発明に最も近い技術水準
は、“IEEE Trans. Computer C
−32,175−189”(1983年2月)に記載さ
れたNYU Ultracomputerと、“Pro
ceedings of 1985 Internat
ional Conference on Paral
lel Processing”,pp.764−76
9に記載されたIBM Research Paral
lel Processor Prototypeとを
組み合わせたスイッチである。しかしながら、この組合
せスイッチは、決して成功したものではなく、異なる交
換網によって異なる時間に動作をずらしたというだけ
で、真の多送信者通信動作をまったく付与していない。
本発明は、多送信者通信動作が、同一の瞬間に生起し、
多数のスイッチを同時に関与させることを可能にする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、2地点間、同
報および多報転送といった標準網相互接続に加え、交換
網による全送信者通信/多送信者通信転送のいずれかの
実行に適用可能な解決法を供する。本発明は、全送信者
/多送信者通信動作と称する、この多段交換網による新
規かつ独自な通信手段を記載する。これらの動作は、網
に接続された全部または多数の要素が同一の網動作に共
同的に同時に参加できる能力として定義される。詳細に
は、本発明は、非緩衝多段交換網によって通信するため
のバイトパラレル多重規模インタフェーススイッチ用の
並列クロスバースイッチを用いたバイト幅並列ハードウ
エアに関する。この解決法は、非緩衝非同期網で全送信
者通信/多送信者通信動作を実施するのを容易にするだ
けでなく、非同期非緩衝その他の形式の網で使用可能な
能力も付与する。全送信者通信および同報機能の組合せ
により、そうした多段網に接続された全部の要素が共通
の網機能に参加できるばかりでなく、その結果を同時に
監視することが可能になる。同様にして、多送信および
多報機能の組合せにより、多段網に接続された多数の要
素が、共通の網機能に参加し、その結果を同時に監視す
ることができる。これは、初めて、これまでマルチドロ
ップバス通信システムでのみ公知であった分散アービト
レーション機能を多段網が実行できることを意味する。
そのようなマルチドロップバス通信システムには、例え
ば、“IBM Hardware Technical
Reference for the Microch
annel Architecture”(IBM P
ublication SA23−2647−00)に
記載された、IBMマイクロチャネルがあり、この場
合、各要素が自己のアービトレーションレベルを同時に
バスに置く。マイクロチャネルバスでは、0が1よりも
優位であるので、各送信側要素は、そのバスを読み出し
て自己がバスに置いたアービトレーションレベルが優位
となっているか否かを判定することができる。本発明
は、0ではなく1が網において優位である点を除き、多
段網において同一形式のアービトレーション動作を実行
することができる。
【0012】また、本発明に記載された多送信者通信方
法は、“ALL−NODE Switch−−an u
nclocked, unbuffered, asy
nchronous, switching appa
ratus”(IBM社事件番号9−88−078)と
題する特許出願書に記載された非緩衝非同期同報/スイ
ッチにもとづくものであり、これは、1つの送信側要素
を1つの受信側要素に接続し、多数のそうした接続を同
時に確立できるようにすることによって、網による基本
2地点間転送を実行する。
【0013】さらに、本発明に記載された多送信者通信
方法は、本明細書と同時に作成され、参照によって一体
をなす、____年__月__日作成のSSN 07/
______“Broadcast/Switchin
g Apparatus for Executing
Broadcast/Multicast Tran
sfers over Unbuffered, As
ynchronousSwitching Appar
atus”(IBM社事件番号EN9−91−030
A)に記載された非緩衝非同期同報/スイッチにもとづ
くものであり、これは、1つの送信側要素を全部または
命令された一部の受信側要素に接続し、そうした1群の
接続を所与の時間に確立できるようにすることによっ
て、網による単一送信者の同報/多報転送を実行する。
【0014】本発明の目的に従って、網のいずれかの要
素からの全送信者/多送信者通信動作も実行できるよう
に強化するために、前記のオールノードスイッチおよび
同報/スイッチに、機能、インタフェース線およびハー
ドウエアが追加されている。本発明の多送信者通信/交
換装置は、以下の動作の全部を支援する。 1.全ノードによる1ノードへの送信(全送信者通信) 2.全ノードによる全ノードへの送信(全送信者通信・
同報) 3.全ノードによる多数のノードへの送信(全送信者通
信・多報) 4.多数のノードによる1ノードへの送信(多送信者通
信) 5.多数のノードによる全ノードへの送信(多送信者通
信・同報) 6.多数のノードによる多数のノードへの送信(多送信
者通信・多報) 7.オールノードスイッチおよび同報/スイッチによっ
て支援されている全部の標準、同報および多報接続 本発明に従えば、この多送信者通信/交換装置は、多数
のシステム要素を相互接続するために非緩衝多段網を付
与する。本発明の装置は、これらの要素間でコマンドま
たはメッセージを共同的かつ同時的に全送信者通信また
は多送信者通信するための手段を付与する。コマンド
は、通常、アービトレーション、状態報告、誤り報告な
どのコマンドを通信する1バイト、複数バイトまたはハ
ーフバイトの短い転送である。メッセージは、任意の長
さとすることができ、多送信者通信コマンドを後続する
ことができる。システム要素は、プロセッサ、入出力装
置、および、要素間で通信するための手段として網を使
用する他のシステム構成要素を含む。この環境におい
て、本発明は、特徴として、網がいずれかの数の要素か
らいずれかの数の他の要素へ同時にコマンドを送信する
ための多送信者通信モードで動作できるようにする。
【0015】本発明の特徴は、全送信者/多送信者通信
モードの起動を規定するために各要素に独自のインタフ
ェースシーケンスを備えることである。この多送信者通
信/交換装置は、現在の同報または多報伝送が完了する
まで、同報または多報の以降の他の試みを拒絶するの
で、一度に1つの同報/多報動作を処理することができ
よう。しかし、本発明の多送信者通信機能は、いずれか
の送信側要素が、指定の時点で進行中の同報/多報動作
に参加し、現在の同報/多報が接続されている同一の要
素または要素の同一の全体集合に同時に接続できるよう
にする。
【0016】本発明の特徴は、多送信者通信/交換装置
インタフェースに対して、データの流れに命令による中
断を生じさせ、そのデータの流れが再開した時に非同期
受信側の再同期化を行わせるために、多段網によって受
信側要素へ中継できる独自のインタフェースシーケンス
を備えることである。これは、同期を失わせたり、デー
タの流れに不一致を許すことなく、より長いメッセージ
を伝送できるようにすることによって、従来のオールノ
ードスイッチおよび同報スイッチに対して柔軟性を付加
する。
【0017】本発明に従えば、網のいずれの段において
も等しく良好に作動する共通の多送信者通信機能用のハ
ードウエア回路を供する。
【0018】この多送信者通信/交換装置は、全部の網
経路が使用可能となり、また、全部の多送信者がその動
作に参加し終えるまで、要求されたメッセージの接続を
遅延させることができる。さらに、本発明の装置は、全
部の指令された経路への接続を完了し、全部の多送信者
がその動作に参加したという正帰還肯定応答を付与する
能力を有する。これは、網の各段について一意に備わっ
ている。
【0019】また、多送信者通信伝送シーケンスが成功
して完了したという肯定の検証および帰還を各送信側要
素に付与するための肯定応答手段も含む。
【0020】
【実施例】本システムの説明によって、発明人らが、複
数の支援された接続選択にもとづいて本装置への入力ポ
ートおよび出力ポート間での接続を迅速かつ動的に行
い、これを変更するための多送信者通信/交換装置を開
発し、開示していることが理解されよう。それらの接続
選択は、いずれか1つの入力ポートからいずれか1つの
出力ポートへの接続、いずれか1つの入力ポートから多
数の出力ポートのうちのいずれかの部分集合への同時的
な多報モード、いずれか1つの入力ポートから全部の出
力ポートへの同時的な同報モード、いずれかの数の入力
ポートから多数の出力ポートのうちのいずれかの部分集
合への共同的かつ同時的な多送信者通信モードを含む。
この独自の多送信者通信モードは、その交換装置内、ま
たは、交換装置デバイスを含むいずれかの交換網内で論
理和機能を実行するために使用される。装置および網の
この論理和機能は、全ノードからの状態報告、分散優先
順位/アービトレーション方式、他の並行的な多送信者
通信動作といった、現在並行処理システムで使用可能と
なっている交換動作の新規な集合を実行するために多数
の送信側要素によって使用することができる。この多送
信者通信/交換装置にみられる特殊な新規の機能は、い
ずれかの入力ポートが、進行中の同報/多報動作に参加
し、その動作を多送信者通信動作に転換させることを可
能にする。開示した多送信者通信/交換装置は、装置に
よって転送されるデータと同じ高速なシリアル速度で2
サイクル時間で自己経路指定する。多送信者通信/交換
装置の通常モードは、多送信者通信/交換装置をインタ
フェースとするいずれの入力ポートおよび出力ポート間
でいかなる同期化も必要としない。本装置はまた、正帰
還ハンドシェーキングシーケンスにもとづく矛盾のない
制御されたステップで多送信者通信動作を多数の送信者
が進められるようにするために、正帰還指示を多数の送
信者に返すことを可能にする新規な受入れ機能も一体化
している。さらに、シリアルデータが装置内を伝送され
ている任意の時点で送信側要素が休止および再同期化で
きるようにするために、新規な多送信者通信/交換装置
制御が備わっている。
【0021】好ましい実施例は、4つの入力ポートのう
ちのいずれかを4つの出力ポートのうちのいずれか1つ
に相互排他的に接続するための交換モード、4つの入力
ポートのうちのいずれかを4つの出力ポートの全部に相
互排他的に接続するための同報モード、4つの入力ポー
トのうちのいずれかを4つの出力ポートのうちの2つま
たは3つのポートに相互排他的に接続するための多報モ
ード、4つの入力ポート全部を命令に従って出力ポート
のうちの1つ、2つ、3つまたは4つのポートに相互排
他的に接続するための全送信者通信モード、または、2
つまたは3つの入力ポートの組合せを命令に従って出力
ポートのうちの1つ、2つ、3つまたは4つのポートに
相互排他的に接続するための多送信者通信モードとい
う、5つの動作モードのうちのいずれかで動作すること
ができる4x4クロスバー多送信者通信/交換装置であ
る。図1について説明する。本発明の多送信者通信/交
換装置10は、入力から出力への単方向式であり、すな
わち、データは多送信者通信/交換装置10を介して唯
一の方向に流れる。多送信者通信/交換装置10は、単
方向式であるが、この4x4多送信者通信/交換装置を
図1に示すように接続することによって4つのノード
(20,22,24および26)の間での双方向通信を
支援する。各ノード20,22,24および26は、一
方は装置10へ入る線であり、他方は装置10から出る
線である、2組の単方向相互接続線を有する。多送信者
通信/交換装置10の内部に示された接続線は、装置の
全送信者通信機能が4つの入力ポートを4つの出力ポー
ト全部へ単一の共同動作として同時に接続することであ
る、ということを示している。装置10は、いずれか多
数の入力ポートをいずれかの数の出力ポートへ接続する
ために、付加的であるが類似の多送信者通信接続機能を
付与する。
【0022】図2〜3(図4に図2から図3の接続関係
を示す)について説明する。全送信者通信/多送信者通
信接続を確立させるために装置10で使用される正確な
方法を例示する内部論理および配線接続の詳細図を示
す。本発明の装置10のすべての出力ポート機能は、出
力ポート1についてANDゲート21,23,25およ
び27ならびにORゲート5によって例示されている通
り、4つのANDゲートおよび1つのORゲートにより
実施されたマルチプレクサ論理によって生成され、他の
3つの出力ポートのそれぞれについても同様のゲートの
組合せによる。ゲート21などの各ANDゲートは、ゲ
ート内部で論理積がとられる2つの入力を含む。これら
の入力は、一方は、ノード1から本発明の装置10へ単
方向で入る例示的なTO SWITCH信号のように入
力ポートから直接入力するものであり、他方のANDゲ
ート21の入力(CONNECT 11)は、入出力接
続が本発明の装置10内部で確立されるべき時を指定す
る内部接続命令ラッチから入力する。ANDゲート21
の場合、CONNECT 11入力は、入力ポート1が
出力ポート1に接続されるように命令されたことを意味
するものとして解釈される。CONNECT 11信号
が論理的1になると、ANDゲート21は、イネーブル
となり、任意の時点で入力ポート1にあるあらゆる論理
レベルをゲート21を介してORゲート5へ機能的に渡
し、そこでそれらの論理レベルは、ANDゲート23,
25および27を通じて同時に渡されたいずれかの信号
と論理和がとられ、出力ポート1へ渡される。この機能
の結果、本発明の装置10は、ANDゲート21,2
3,25および27への各入力CONNECT 11、
CONNECT 21、CONNECT 31およびC
ONNECT 41が全部同時に論理的1になった時
に、4つの入力ポート全部を出力ポート1へ同時に接続
する。ゲート5によって行われるOR機能が論理的1を
優位にさせるので、出力ポート1へ送信される信号は、
4つの入力ポートのいずれかが論理的1である場合は1
になり、また、入力ポート全部が0状態である場合は0
になる。留意すべき点は、出力ポート1へ送信される信
号がノード1へ戻るように経路指定され、例示的なFR
OM SWITCH単方向インタフェース線でノード1
へ入り、ノード1に、そのTO SWITCHインタフ
ェース信号によって本発明の装置10へ情報を送信する
ことにより、その機能の値に共同して寄与すると同時に
本発明の装置10によって生成されるOR機能を監視さ
せる。従って、ノード1は本発明の装置10に情報を
(論理的1または論理的0)同時に送信することができ
る一方、同時に、本発明の装置10で実行されるOR機
能の結果を監視する。さらに、ノード1は、自己が送信
している情報を自己が返信されている情報と比較するこ
とができ、この情報を使用して論理的決定を下すことが
できる。出力ポート1およびノード1にみられるよう
に、4つの入力ポート全部がイネーブルとなってゲート
5のOR機能に影響した場合、本発明の装置10によっ
て行われる機能は、以下では、全送信者通信機能として
定義され、すなわち、全部の入力ポートがORゲート5
に対してアクティブであることになり、対応する出力ポ
ートで送信された情報に影響を与える。また、2以上で
あるが全部ではない入力ポートがアクティブになりOR
ゲート5に影響を与えた場合、その機能は、以下では、
多送信者通信機能として定義される。同様にして、OR
ゲート3,69および67での対応する機能は、アクテ
ィブにされた出力ポート2,3および4への各自の対応
するCONNECT XX信号によってORゲート5と
同時にアクティブにされることができ、それぞれ、ノー
ド2,3および4へ情報を返信することができる。4つ
の入力ポート信号はすべて、4つの出力ポートへ単方向
で経路指定されるので、ORゲートの4つ全部が、まっ
たく同一の入力ポート接続にもとづいてまったく同一の
OR計算を行い、ノード1,2,3および4へまったく
同一の情報を同時に送信することが可能である。全部の
入力ポートが全部のORゲートおよび全部の出力ポート
に対して同時にイネーブルになった(従って、全部のノ
ードが出力ポートからまったく同一の帰還指示を受信し
ている)場合を、全部の送信側ノードから受信された情
報が論理和をとられ(全送信者通信)、全部の受信者へ
送信されている(同報)ことから、全送信者通信・同報
と称する。同様に、全部の入力ポートによって付与され
た情報が、CONNECT XX信号の部分集合をイネ
ーブルにすることによる制御に従って、2以上ではある
が全部ではない出力ポートへ向かう場合、その機能は全
送信者通信・多報と称する。2以上ではあるが全部では
ない入力ポートから2以上ではあるが全部ではない出力
ポートへ情報が付与された場合、その機能は多送信者通
信・多報と称する。全部の入力ポートによって付与され
た情報が2以上ではあるが全部ではない出力ポートへ向
かった場合、その機能は全送信者通信・多報と称する。
【0023】図5について説明する。ブロック12は、
多送信者通信/交換装置10の拡大図であり、本発明の
装置10に接続するインタフェース線を詳細に定義して
いる。多送信者通信/交換装置12への各入力ポートの
線の集合31,32,33および34は、各出力ポート
の線の集合41,42,43および44に対して、数お
よび機能の点で同一である。各入力ポートおよび出力ポ
ートへのインタフェース線の集合は、4本のデータ線お
よび4本の制御線(BRDCAST,VALID,RE
JECTおよびACCEPT)の8つの一意の信号を含
み、それらは、各自が関係する方向およびポート番号
(x)を示す接頭部INx−またはOUTx−によって
識別されている。4本のDATA線、1本のBRDCA
ST線および1本のVALID線は装置12を介して入
力から出力へ出る方向に信号の流れを有しているのに対
して、REJECTおよびACCEPT制御線は反対方
向に信号の流れを有している。
【0024】入力ポートインタフェース線の集合31,
32,33および34は、装置内部の入力ポート−出力
ポート接続を命令し確立するために、多送信者通信/交
換装置12へ制御情報を転送する。さらに、これらのポ
ートインタフェース線は、多送信者通信/交換装置12
によって入力ポートから出力ポートへ転送されるデータ
情報も搬送する。インタフェース31,32,33およ
び34に含まれる4本のデータインタフェース線は、多
送信者通信/交換装置12によるデータ転送を4ビット
情報だけに制限することはなく、それらの4本のデータ
線は、それぞれ、いずれの大きさのデータの伝送も可能
にするシリアルデータの文字列を含むことができる。
【0025】図6について説明する。8つの多送信者通
信/交換装置10を縦続させることによりシステム内の
ノード数を増やすための方法が例示されている。これら
の8つの縦続された多送信者通信/交換装置は、多送信
者通信/交換装置10の同一の複製物であることを示す
ために10A〜10Hによって指示されているが、各自
の入力ポートおよび出力ポートの配線に関してのみ異な
る。図6から、16個のノードのいずれかは、装置10
のうちのただ2つを通過する接続によって他のいずれか
のノードと通信できることがわかる。例えば、ノード5
は、装置10Bおよび装置10Hをたどることによっ
て、ノード15へメッセージを送信することができる。
全部の接続が多送信者通信/交換装置10の2つのブロ
ックによって行えるので、装置10の8つのブロックか
ら成るこの網を2段網と称する。他の多段網は、同様に
して、3段、4段またはそれ以上の段を用いて多送信者
通信/交換装置10のブロックによって機器構成するこ
とができる。
【0026】図7について説明する。多送信者通信/交
換装置10が多段網によって全送信者通信・同報機能を
支援する方法の例が示されている。この例では、拡張性
を例示するために16個のノードが示されている。10
Aなどの各多送信者通信/交換装置10の内部に示す接
続は、装置が4つの入力ポート全部を4つの出力ポート
全部に同時に接続する全送信者通信・同報接続を確立す
るように命令されたことを示す。図7に示すように、8
つの装置10全部が同一の全送信者通信・同報接続を確
立するように命令された場合、結果として、16個のノ
ード全部が同時にデータを網に送信することができると
同時に、16個のノード全部がそれら16個のノード全
部によって送信されている情報の論理和を監視すること
ができることになる。これが行える理由は、多送信者通
信/交換装置10Aがノード1,2,3および4から入
ってくるデータの論理和をとり、その結果を自己の出力
ポートの4つ全部に伝送するからである。同時に、装置
10B,10Cおよび10Dは、それら4つの群のその
他のノードからの入力の論理和をとり、その結果を各自
の対応する出力ポートへ出力する。装置10Eなどの網
の第2段の各装置10は、第1段の4つの装置のそれぞ
れから入る入力ポートの論理和をとり、それによりノー
ド1,2,3および4の論理和がノード5,6,7およ
び8以下の論理和と論理和がとれるようにする。その結
果、網の段2からの16個の出力ポートは、それぞれ、
16個のノードのそれぞれに、16個の入力ポート全部
の論理和を付与する。
【0027】図8について説明する。多送信者通信/交
換装置10が多段網によって多送信者通信・多報機能を
支援する方法の例が示されている。第1段装置10の3
つのブロック(10A,10Bおよび10C)のそれぞ
れの内部に示す接続は、特定の入力ポート−出力ポート
接続が命令され、各装置で個別に確立されたことを示
す。それらは、第1段装置10の他のブロックで命令さ
れ確立されたものとは異なっている。同様に、第2段装
置10の2つのブロック(10Eおよび10G)のそれ
ぞれの内部に示す接続は、特定の入力ポート−出力ポー
ト接続が命令され、各装置で確立されたことを示す。そ
れらの接続は、第2段装置10Eおよび10Gの両者に
ついて同一であるが、第1段装置で確立されたものとは
異なっている。確立されたこの接続は、多数のノード
(1,7,8および12)から入る入力ポートがノード
2,4,19および12へ出る多数の出力ポートに接続
されているという点で、多送信者通信・多報接続の例を
示している。網が多送信者通信・多報接続を確立するよ
うに命令された場合、図8に示すように、結果として、
ノード1,7,8および12が網にデータを同時に送信
できるようになると同時に、ノード2,4,10および
12は網を介して返された通りにそのデータの論理和を
監視することができる。これは、全送信者通信・同報機
能について上述したことと同様に働くが、命令された入
力ポートだけが各段で論理和をとられる点、および、他
の入力ポートがOR機能にいかなる形でも影響を与えな
いようにするために使用禁止にされる点が異なる。
【0028】多送信者通信/交換装置10は、可能な多
報部分集合を形成する出力の数および組合せを制限す
る。その制限は、網の全段の接続パターンが、その同一
の段に存在する全部の装置10について同一でなければ
ならないということである。例えば、図8に示す接続
は、第2段の全部のアクティブの装置10(10Eおよ
び10G)が同一の出力接続パターン、すなわち、それ
らの接続が出力ポート2および4への両装置で行われて
いるので、可能な接続である。しかし、ノード2,4,
11および12への多送信者通信・多報接続は、可能な
多報接続ではないであろう。なぜなら、装置10Eは出
力ポート2および4に接続するのに対し、装置10Gは
出力ポート3および4に接続しなければならないので、
装置10Eおよび10Gがもはや同一の出力接続パター
ンを支援することができないからである。この多報の制
約は、以下で詳述する、多送信者通信/交換装置10の
接続を設定するために用いられる単純な方式によって生
じる。
【0029】図9について説明する。多送信者通信/交
換装置10を介した単純なデータの流れの機能図を例示
する。多送信者通信/交換装置内部の各入力ポートのB
RDCAST、VALIDおよび4本のデータ線、なら
びに、各出力ポートの上記の線は、図9では簡明にする
ために単一の線で表現されている。例えば、入力ポート
1で多送信者通信/交換装置10に入るBRDCAS
T、VALIDおよび4本のデータ線は、装置10内部
の5つの機能ブロック、すなわち、ブロック50A,6
0A,60B,60Cおよび60Dに入る。ブロック5
0Aは、4つの可能な出力ポートのうちのいずれが入力
ポート1に接続されるべきかの決定を行う。各入力ポー
トからのBRDCAST、VALIDおよび4本のデー
タ線は、各出力マルチプレクサブロック(60A,60
B,60Cおよび60D)に入る。それにより、いずれ
かの入力ポートをいずれかの出力ポートに接続すること
が可能になる。これら4つの出力マルチプレクサブロッ
クのそれぞれ(60A,60B,60Cおよび60D)
は、入力ポート線のうちのいずれが各出力ポートへゲー
トされるべきかについて、制御ブロックのそれぞれ(5
0A,50B,50Cおよび50D)から一意的に命令
される。例えば、制御ブロック50Aは、マルチプレク
サ60Cに対して入力ポート1を出力ポート3に接続す
るように命令でき、制御ブロック50Bは、マルチプレ
クサ60Aに対して入力ポート2を出力ポート1に接続
するように命令でき、また、制御ブロック50Cは、マ
ルチプレクサ60Bおよび60Dに対して入力ポート3
を多報方式で出力ポート2および4に接続するように命
令できる。これら3通りの接続はすべて、同時に、また
は、異なる時間に確立されることができる。
【0030】マルチプレクサ60A〜60Dが、入力ポ
ートから出力ポートへの単方向の信号の流れによって多
送信者通信/交換装置10を介してVALIDおよびデ
ータ信号を転送させるために接続を形成すると同時に、
マルチプレクサ61DおよびANDゲート63D(代表
的な例をブロック61Dおよび63Dによって示し、同
様のブロックは各入力ポートに関係する)は、それぞ
れ、出力ポートから入力ポートへの反対方向への信号の
流れで、REJECTおよびACCEPT信号の接続を
形成する。これらのREJECTおよびACCEPT信
号は、縦続網の以降の多送信者通信/交換装置10の
段、または、BRDCAST、VALIDおよびデータ
信号を受信し解釈する装置のいずれかによって行われる
動作の正帰還指示を多送信者通信/交換装置10に与え
る。VALID信号の制御のもとでの4つのデータ信号
による多送信者通信/交換装置10によって伝送される
コマンドまたはメッセージは、その段がその命令された
接続を確立することができない場合はそのいずれかの網
段によって、または、受信装置がその時点でそのメッセ
ージを受信できない場合もしくは伝送上の誤りを検出し
た場合、受信装置によって、拒絶され得る。受信装置は
また、ACCEPT信号をパルスすることによって(検
出される誤りを伴わず)メッセージの着信を正しく確証
する能力を有する。REJECTおよびACCEPT信
号はデータの流れとは反対方向に進むので、それらの信
号は、試みられたメッセージ伝送が正しく受信されたか
または拒絶されたかについて送信側へ正帰還指示を返送
する手段となる。
【0031】さらに、多送信者通信/交換装置10は、
各入力ポートについて、ブロック50A,50B,50
Cおよび50Dによる制御に従って全送信者通信および
多送信者通信接続を確立する能力を有する。
【0032】多送信者通信/交換装置10への4つの入
力ポートは、それぞれ、図1に示した一意の発信元また
はノード(20,22,24および26)を源泉とす
る。図10によって説明すれば、ブロック56,52お
よび54は、網の各段の網接続コマンドおよび後続する
いずれかの受信側ノードデータの形式でのシリアルデー
タを生成するための典型的な方法を例示している。これ
らのコマンドおよびデータは、直列化され、多送信者通
信/交換装置10の部分図である多送信者通信/交換装
置14へ、さらにこれを介して伝送される。ブロック5
6,52および54によって行われるような類似のシリ
アルデータ生成論理は、多送信者通信/交換装置10へ
の他の入力ポートのそれぞれで使用することができる。
入力データ線の各集合は、同一のクロック信号(図10
の40 MHz)による制御に従ってデータ31の4本
の同期線をシフトすることによってシリアルデータを生
成する4つのシフトレジスタ54により同一のクロック
と同期がとられている所与の入力ポートにシリアルデー
タを供給する。しかし、多送信者通信/交換装置14へ
の4つの異なる入力ポート発信元(31,32,33お
よび34)は、異なる40MHzクロック信号にもとづ
いて、相互に非同期とすることができる。
【0033】多送信者通信/交換装置14によってシリ
アルコマンドを送信するプロセスは、一度に1つずつ処
理され網に伝送される各種コマンドセットを蓄積するF
IFO 56を伴う。その次に伝送されるコマンドセッ
ト全体は、バッファ52に移される。バッファ52に格
納されたコマンドは、伝送の準備のためにシフトレジス
タ54へ移され、そのデータは、シフトレジスタ1の第
1ビットにデータビット0を、シフトレジスタ2の第1
ビットにデータビット1を、シフトレジスタ3の第1ビ
ットにデータビット2を、シフトレジスタ4の第1ビッ
トにデータビット3を、シフトレジスタ1の第2ビット
にデータビット4を...、というように入れることに
よって4つのシフトレジスタに分散される。その後、シ
フトレジスタ54は、コマンドセット全体が伝送される
までシリアルデータが連続的に流れるような形で、4本
の同期データ線によって多送信者通信/交換装置14へ
シリアルデータを送信し始める。多送信者通信/交換装
置14は、伝送された初めの8ビットを使用して、多送
信者通信/交換装置14の接続経路を選択し確立する。
図10の例は、破線により、インタフェース31の8つ
の個々の線のそれぞれが、インタフェース41および4
2の対応する線のそれぞれに一意にかつ直接的に接続さ
れるような、入力ポート1(31)と出力ポート1(4
1)および2(42)との間の接続を確立している多送
信者通信/交換装置を示している。
【0034】進行中の転送がまったく存在しないという
ことを入力ポートへ指示するための規定は、論理的0に
保持されている4本のデータ線、BRDCAST制御線
およびVALID線によって指示された、連続するID
LEコマンドを発行することである。入力線のうちのい
ずれかでの論理的1の検出は、アイドル状態から外れて
いることを示し、選択および転送が始まっていることを
多送信者通信/交換装置10に指示する。同様に、多送
信者通信/交換装置10からの出力線は、転送がまった
く生じていない場合に、(すべて0で)アイドル状態に
保持される。
【0035】多送信者通信/交換装置10は、いずれの
単数または複数の接続が確立されるべきかに関する情報
を、各入力ポートへ入る4本のデータ線から受信する。
多送信者通信/交換装置10の接続がまず確立され、そ
の後、そのデータは選択された宛先へ流れることができ
る。選択情報は、(1から4の)入力ポート番号を識別
する必要はない。なぜなら、その情報は特定の入力ポー
トによって多送信者通信/交換装置10に着信しつつあ
り、装置は自己が受信しているデータの入力ポート番号
をすでに知っているからである。従って、選択情報は、
接続する多送信者通信/交換装置10の出力ポートの番
号(1から4)を指定するだけである。使用する経路選
択の方法は、4本の入力データ線と選択される出力ポー
トとの間の直接の相関関係である。さらに、各経路選択
が網の各段で行われた後、データ線のゼロへの戻り(デ
ッドフィールドと称する)が存在しなければならない。
【0036】図11について説明する。多送信者通信/
交換装置10へ制御およびデータ情報を送信するため
の、全送信者通信動作を開始するために使用される代表
的な同報例、ならびに、正確なシリアルビットパターン
および制御信号活性化を示す。この例は、図6に示す縦
続2段網を参照しており、図11に示すように、ノード
3から多送信者通信/交換装置10A,10E,10
F,10Gおよび10Hを介して全部のノードへ網によ
りデータを送信することから開始し、最終的に図7に示
す全送信者通信・同報接続を確立する。多送信者通信動
作の第1段階として単一送信者通信・同報を確立するた
めに、入力ポート3は、第1段の多送信者通信/交換装
置10Aの全部の出力ポートへの接続を行うことから始
め、さらに、入力ポート3は、第2段の多送信者通信/
交換装置10E,10F,10Gおよび10Hの全部の
出力ポートにも接続されなければならない。多送信者通
信/交換装置10A,10E,10F,10Gおよび1
0Hで所望の接続を行わせるために入力ポート3へ送信
される信号シーケンスは、図11に示されている。1お
よび0の信号シーケンスにおいて、時間は、クロック時
間−2に見られる値が最初に多送信者通信/交換装置1
0に着信し、クロック時間−1の値が次に着信するとい
うように、左から右へ進行する。最初、IN3−DAT
A、IN3−BRDCASTおよびIN3−VALID
線の値は、すべてゼロであり、IDLEを指示している
ので、クロック時間−2においては多送信者通信/交換
装置10Aで何も生じない。クロック時間−1で、IN
3−VALID線は論理的1になる。これにより、多送
信者通信/交換装置10Aは、入力ポート3がノード3
からの転送を受信できるようにすることにより準備され
るが、この時点では多送信者通信/交換装置10Aでい
かなる接続または動作も生じない。クロック時間0で、
IN3−BRDCAST線は論理的1になる。これによ
りさらに、多送信者通信/交換装置10Aは、入力ポー
ト3が同報/多報動作を実行できるようにすることによ
り準備されるが、この時点では多送信者通信/交換装置
10Aでいかなる接続または動作も生じない。最後に、
クロック時間1で、多送信者通信/交換装置10Aは、
いずれの単数または複数の出力ポートへ接続させるかに
関するコマンドを受信し、このコマンドは、クロック時
間1において完全に受信される。
【0037】クロック時間1で送信されるコマンドビッ
トパターンは、時間間隔381において命令されたノー
ドへ接続を確立するために使用される。このプロセス
は、経路選択動作と称し、多送信者通信/交換装置で完
全に内部的に生じる。本発明によって実施される経路選
択方式は、4本のIN3−DATA線のそれぞれに、選
択される多送信者通信/交換装置10Aの一意の出力を
定義させることである。例えば、クロック時間1に論理
的1になるIN3−DATA1信号は、多送信者通信/
交換装置10Aに出力ポート1に接続させるように指示
し、IN3−DATA2は、出力ポート2への接続を命
令する、といったようになる。この実施例では、4本の
全部のIN3−DATA線がクロック時間1において論
理的1になるので、それによって、多送信者通信/交換
装置10Aは入力ポート3を4本の出力ポート全部に同
時に接続するよう命令される。多送信者通信/交換装置
10Aは、データ線から4ビットを取り出し、図9の制
御ブロック50Cの選択レジスタにそれらを格納するこ
とによって、その命令された接続を行う。クロック時間
1において伝送されるビットは、多送信者通信/交換装
置10Aによって以降の網段へ渡されず、代わって、多
送信者通信/交換装置10Aは、クロック時間2に対応
する後続の4ビットデータを、その次の段に渡し始め
る。しかし、選択コマンドに続く情報ビット(この例で
はクロック時間2に4本のデータ線によって伝送される
ビット)は、図11に示す通り、常に全部ゼロでなけれ
ばならない(デッドフィールド)。この目的は以下に略
述する。
【0038】クロック時間2で、多送信者通信/交換装
置10Aの入力ポート3の、4つの出力ポート全部への
接続が確立され、クロック時間2での信号シーケンス
を、多送信者通信/交換装置10Aおよび相互接続配線
11によって、多送信者通信/交換装置10E,10
F,10Gおよび10Hの入力ポート1へそれぞれ伝送
させる。その時点から、多送信者通信/交換装置10A
は、4つの第2段多送信者通信/交換装置へただちに、
かつ、同時に、全部の以降の入力ポート3のデータを伝
送するだけであり、自己の入力線によって着信する他の
いずれのデータパターンも調べないし、それらに対して
いかなる動作もとらない。従って、クロック時間2で、
多送信者通信/交換装置およびその関係する配線による
ゼロの遅延を前提とすれば、4つの第2段多送信者通信
/交換装置全部の入力ポート1では、BRDCAST信
号およびVALID信号が生じ、4本のデータ線上で全
部ゼロのデッドフィールドが相互接続配線11から入力
する。クロック時間3では、4つの第2段多送信者通信
/交換装置全部は、ノード3から伝送される第2段経路
選択コマンドを同時に受信し、そのコマンドは、各装置
に、クロック時間3においてIN−DATA線に存在す
るデータパターンにもとづいて、各自の入力ポート1を
4つの出力ポート全部に接続するように命令する。第2
段の全部の装置は、多送信者通信/交換装置10Aがク
ロック時間1で以前に行った方式と同一の方法で、クロ
ック時間3において接続を行う。
【0039】同様に、命令された同報接続を行う際に、
第2段多送信者通信/交換装置は、クロック時間3にI
N−DATA線から4ビットを取り出し、それらを、図
9の制御ブロック50Aの一部である選択レジスタに格
納する。クロック時間3において伝送されたビットは、
第2段多送信者通信/交換装置によって渡されず、代わ
って、クロック時間4に対応する後続の4ビットデータ
が同報形式で同時に16個のノード全部に渡される。し
かし、選択コマンドに続く情報ビット(この例ではクロ
ック時間4に4本のデータ線によって伝送されるビッ
ト)は、図11に示す通り、常に全部ゼロでなければな
らない(デッドフィールド)。このようにして、クロッ
ク時間4までに、多送信者通信/交換装置10A,10
E,10F,10Gおよび10Hは、時間間隔387に
おいて、ノード3から16個のノード全部へ直接データ
を転送するための接続経路を確立している。クロック時
間5までは、16個の受信側ノードは、IDLEコマン
ド以外まったく何も得ない。クロック時間5から、16
個の受信側ノード全部は、第2段多送信者通信/交換装
置から入力する4本の対応するIN−DATA線によっ
てノード3からデータを受信することができる。実際の
多送信者通信コマンドのプロトコルは、クロック時間5
の全1同期化フィールドに始まり、その後、時間6に多
送信者通信コマンドが続いている。この多送信者通信コ
マンドは、さらに多くのコマンドデータビットを用いて
全部の受信側ノードへの多送信者通信コマンドを定義す
る必要がある場合、例示したように、時間7に着信する
付加的な4ビットシリアル転送によって補足することが
できる。実際の多送信者通信コマンドデータのプレフィ
ックスとしての全部1の同期化フィールドの目的は、受
信側ノードが、送信側ノード3から入力するデータと同
期がとれるようにすることである。これは、データ転送
に関与するノードが、相互に非同期ではあるが規定の許
容範囲内で同一の周波数で動作しているクロックシステ
ムを有することを前提とする。
【0040】各受信側ノードは、クロック時間6,
7...において受信されたコマンドビットを解読し、
多送信者通信動作が開始されたことを判断する。初期の
同報、多報または進行中の転送に参加し、その単一送信
者通信動作を多送信者通信動作に転換するために直接的
な動作を行うことは、その多送信者通信コマンドを解読
する各受信側ノードの責任である。図12について説明
する。図11でノード3によって開始された同報動作に
ノード7が参加し、それを多送信者通信動作にするため
のタイミングが図示されている。ノード7は接続されて
おり、図13に示すように多送信者通信/交換装置10
Bに選択情報およびデータを供給しており、装置10B
は進行中の同報動作によってノード3から影響を受けて
いない、すなわち、多送信者通信/交換装置10Bは図
11の時間7にアイドル状態にあることに留意された
い。ノード7がこの同報に完全に参加するには、図12
の71で示すように全部1のデータの経路選択パターン
を含むノード7からの新しい転送が開始されなければな
らない。多送信者通信/交換装置10Bは、ノード7が
その全部1の同報選択パターン(71)を伝送する際に
完全にアイドル状態にあるので、ノード7の入力ポート
を多送信者通信/交換装置10Bの4つの出力ポート全
部に同報方式で同時に接続することにより、ただちに応
答する。多送信者通信/交換装置10Bは、網の第1段
が要求された同報/多報接続を確立したということを指
示するためにACCEPTインタフェース線によってノ
ード7に肯定応答(71A)を返信する。その後、ノー
ド7は、第2段の装置10E,10F,10Gおよび1
0Hを同報動作に接続するために第2の全1パターン
(73)を送信する。しかし、それらの第2段装置は、
図13に示すように、進行中の同報動作をすでに行って
いる。いずれの多送信者通信/交換装置10も一度に1
つの同報/多報動作しか支援することができないので、
それらの第2段装置はすべて、第2の同報を確立しよう
とするノード7による試みを拒絶する。この拒絶は、ノ
ード7へ返答され、図12のパルス85によって示され
ている。ノード7がそのREJECT線がアクティブに
なったことを認めると、自己が可能である網に一意の同
報/多報接続を確立していることを知る。拒絶された
後、ノード7は、自己が、段1で確立したその一意の同
報接続を維持しながら、かつ、他の段ですでに確立され
ている同報に参加しなければならないことを知る。ノー
ド7はこれを、IN7−BRDCAST線をアクティブ
にさせたまま、図12の87に示すように、IN7−V
ALID線およびIN7−DATA線をゼロにリセット
することによって行う。第1段多送信者通信/交換装置
についてアクティブのままになっているIN7−BRD
CAST線は、装置に対して、パルス71によって以前
に確立された、図13のブロック10Bに破線で示した
ような出力ポート接続を維持させる。同時に、段2の装
置は、IN−VALIDインタフェース線が降下し、I
N−BRDCAST線がアクティブのままになっている
ことを認め、これをJOINコマンドとして解読する。
すなわち、多送信者通信/交換装置は、「参加」を意味
するためのIN−VALID線およびIN−BRDCA
ST線のこの状態を解読する。多送信者通信/交換装置
10E,10F,10Gおよび10Hは、各自の入力ポ
ート2の線によって発せられたJOINコマンドを検出
して、それらの装置はすべて、図13のブロック10
E,10F,10Gおよび10Hに破線で示したように
入力ポート2を同報動作に接続する。これによりノード
7についてのJOIN動作は完了し、ノード7は、自己
のACCEPTインタフェース信号79を立ち上げ、自
己が多送信者通信動作への参加に成功したことを全部の
ノードに知らせる。
【0041】同様にして、いずれのノードも、多送信者
通信動作にするために動作に参加することができる。こ
の例では、16個のノード全部が、その動作を多送信者
通信・同報動作に転換するために元のノード3の同報に
参加することができる。各ノードは、図11および図1
2でノード7によって使用されたものと同様のタイミン
グにより、同様にして、その動作に参加できる。しか
し、一部のノードは図12に示されたものと若干異なる
応答を受け取る。アイドル状態の多送信者通信/交換装
置で接続を行うように命令するようなノードだけが、受
入れられたという71Aの応答を受け取る。すでに進行
中の同報/多報動作を行っている多送信者通信/交換装
置で同報を開始しようとするいずれのノードも、(段1
からでも)ただちに拒絶シーケンス85を受け取る。し
かし、送信側ノードの応答は同一である。すなわち、図
12の87で示す通り、IN−BRDCAST線をアク
ティブにさせたまま、IN−VALID線および4本の
IN−DATA線をゼロにリセットする。IN−VAL
ID線およびIN−BRDCAST線のこの状態を受信
したいずれの多送信者通信/交換装置も、JOINコマ
ンドを検出し、このコマンドにより、それらの装置は、
その特定の網段の内部で進行中のいずれかの同報/多報
動作に参加し、そのIN−VALID線およびIN−B
RDCAST線のJOIN構成をいずれかの後続する網
段に渡すことになる。このようにして、いずれかの入力
ポートに提示されたJOINコマンドを検出したすべて
の多送信者通信/交換装置は、その入力ポートを、その
多送信者通信/交換装置ですでに確立されている同報/
多報動作に参加させ、また、その入力ポートが参加し、
命令された全部の受信側ノードにデータを能動的に送信
するようになるまで、そのJOINコマンドを網に伝播
させる。JOINコマンドを発行し維持した後、各ノー
ドは、自己が進行中のその動作への参加に成功したこと
を示すために自己のACCEPT信号79で肯定応答を
発する。
【0042】再び図11によって説明すれば、時間7に
おいて、時間6および7でノード3から伝送された多送
信者通信コマンドによって命令された全部の受信側ノー
ドは、図12に示す転送動作を個々に実行し、その動作
に参加する。時間7は、全部のノードが図7に示すよう
に同報/多報動作に参加し、ACCEPT信号によって
肯定応答を発行することによってそれを指示するまで、
保持される。図6に示す網の多送信者通信/交換装置は
すべて、網の全部の段を介して送信側ノードへ1つの矛
盾のないACCEPT信号を返信するために共同して動
作する。この例では、第2段多送信者通信/交換装置が
第1段多送信者通信/交換装置へACCEPT指示を返
送し、代わってそれらがその指示を多送信者通信ノード
へ返す。各多送信者通信/交換装置10は、図9のAN
Dゲート63Dによって示された自己の4つの出力ポー
トから受信した全部のACCEPT信号の論理積をと
る。このようにACCEPT信号の論理積をとるには、
ACCEPT信号が先行する多送信者通信/交換装置段
または多送信者通信ノードへ送信される前に、多送信者
通信/交換装置10E,10F,10Gおよび10Hの
出力ポートに接続された全部の受信側ノードからのアク
ティブのACCEPT信号を必要とする。ノード3(発
信ノード)がACCEPT信号がアクティブになったの
を知ると、ノードは、全部の多送信者通信ノードが、ノ
ード3が開始したその動作に参加したという正帰還指示
を受け取る。
【0043】この時点で、ノード3は、全部の参加ノー
ドはIN−BRDCAST線だけを駆動しているので、
IN−VALID線およびIN−BRDCAST線の両
方をアクティブに駆動している唯一のノードである。従
って、ノード3は、IN−VALID信号の制御を有す
ることによって、自己が開始したその動作に責任を有す
る。ノード3は、図11の時間nに示したようにIN−
VALID信号をゼロにパルスすることによって自己自
身と同期させて多送信者通信動作を進めることができ
る。全部の多送信者通信ノードがIN−VALIDがゼ
ロになったことを検出すると、それらは動作の次の時間
段階へ進む。次の段階へ進むということは、各多送信者
がこの時、網のIN−DATA線に、M5,M6,M7
およびM8といった新しいパラメータを駆動させること
を意味する。これらのパラメータは、図2〜3に示す網
によって再び論理和をとられ、全部の受信側ノードへ同
時に同報される網のOUT−DATA線上に合成値を生
成する。再び、各多送信者通信ノードは、自己が網から
データを受信したということを、再度IN−VALID
をパルスさせ多送信者を次のパラメータへ進めることが
できる、合成ACCEPTを(この例では)ノード3へ
報告するために網によって論理積をとられる自己の個別
のACCEPTを活性化することによって指示する。こ
のプロセスは、ノード3がその動作の終了を検出し、自
己のIN−VALID線およびIN−BRDCAST線
の両方を降下させることによって動作を終了させるまで
繰り返される。全部の多送信者は、3以上のクロック時
間の間降下するIN−VALID線を検出する。それら
は、転送が完了したことを認めて、JOINコマンドを
除去し、アイドル状態に復帰するために各自のIN−B
RDCAST線を個別に降下させる。いずれかのノード
がその入力するBRDCASTおよびVALID信号が
ゼロになったことを検出すると、図11に示す時間n+
4に始まるいずれかの形式の新しい伝送を自由に開始す
ることができる。
【0044】ノード3は、自己のIN3−BRDCAS
T線、IN3−VALID線および4本のIN3−DA
TA線を、アイドル状態への復帰を示す、ゼロにリセッ
トすることによって、いずれかの時点でデータ転送を終
了させる能力を有する。これは、ただちに、両段の全部
の網接続を切断させ、全部のノードに対してその転送が
アイドル状態への復帰によって終了されたことを指示す
る。
【0045】いずれかのノードが、誤りを検出した場
合、または、多送信者通信コマンドに応答できない場
合、そのノードは、自己のACCEPTインタフェース
線を表明しないことにより、対応する第2段多送信者通
信/交換装置10E,10F,10Gまたは10Hに返
答する。すなわち、そのノードは、自己のACCEPT
線を論理的1ではなく、論理的0にさせ続ける。図9の
ANDゲート63Dによって代表して示される、第2段
多送信者通信/交換装置のいずれかで生成されたACC
EPT信号は、ACCEPT線で0を第1段多送信者通
信/交換装置10A、および、第2段でANDゲート6
3Dの入力のゼロによりアクティブである他のいずれか
の第1段多送信者通信/交換装置へ返送させる。同様に
して、いずれかのアクティブな第1段多送信者通信/交
換装置のANDゲート63Dは、自己のIN−ACCE
PT線で論理的0を送信側ノードへ返送する。制御ノー
ドであるノード3は、全部のノードについて、ACCE
PTによって多送信者通信伝送に応答するための短い時
間を見込んでいる。ノードがその短時間後にACCEP
T指示を受信しなかった場合、タイムアウトとなる。そ
の後、ノード3は、その転送が全部のノードによって受
け入れられなかったことを指摘し、自己のIN3−BR
DCAST線およびIN3−VALID線をゼロにリセ
ットすることによって、アイドル状態へ戻る。その後、
ノード3は、再試行の指定数を超えるまで、複数回その
多送信者通信動作を再試行することができる。または、
故障ノードまたはスイッチを識別し、それを網から除去
するために、他の診断手続きを呼び出すこともできよ
う。
【0046】多送信者通信・多報動作は、全部のノード
ではなく、送信側および受信側ノードの部分集合が使用
される点を除き、上述の全送信者通信・同報動作と同一
に機能する。
【0047】図14について説明する。いずれかの入力
ポートでのIN−BRDCAST線およびIN−VAL
ID線の復号化にもとづいて、いくつかの付加的な機能
が多送信者通信/交換装置10で使用可能となってい
る。両方の線が0であれば、多送信者通信/交換装置1
0はリセットしアイドル状態に入るように命令される。
IN−BRDCAST線が0であり、IN−VALID
線が1である場合、標準2地点間(単一送信者−単一受
信者)転送が使用可能である。IN−BRDCAST線
が1であり、IN−VALID線が0である場合、本発
明で説明したように、すでに進行中の転送に多数の送信
者が参加できるようにするJOINコマンドが使用可能
である。同じ復号化の第2の機能は、図14に示す、休
止・再同期化機能を使用可能にすることである。送信側
ノードが連続してデータを供給できない場合、この休止
・再同期化機能によって、有効データの送信を一時的に
停止し、そのデータが使用可能となった時に再開するこ
とができる。休止ノードは、IN−BRDCAST線を
立ち上げた後、IN−VALID線を降下させることに
より、この機能を実行する。第1段の多送信者通信/交
換装置10は、(1である)BRDCASTおよび(0
である)VALIDの同一の復号化を用いて、網の第2
段および単数または複数の受信側ノードへPAUSE指
示を伝える。多送信者通信/交換装置10にBRDCA
STまたはVALIDのいずれかが存在すると、多送信
者通信/交換装置はアイドル状態に入れなくなり、休止
動作中に有効データがまったく伝送されていなくても、
アクティブ接続を維持させられる。受信側ノードでは、
VALIDがイナクティブになることにより、有効デー
タの流れを停止させる。このデータの流れは、送信側ノ
ードがVALIDを再び立ち上げ、(図11の時間5に
示す)同期化フィールドを再送信し、シリアルデータの
流れを続け、その後、BRDCAST線を降下させてそ
の休止・再同期化動作を完了させると、再開される。受
信側同期化フィールドを最初に伝送する目的は、データ
の流れの再開を識別し、送信側および受信側ノードの非
同期クロックシステムが同期化を再確立できるようにす
ることである。非同期クロックを有する2つのノード間
でのこの通信方法は、事実上、長期のデータ転送のため
の同期化を失わせることがあり得る点に留意されたい。
多送信者通信/交換装置10の網の休止・再同期化機能
は、送信側ノードが転送中に一定間隔で受信側ノードと
再同期化できるようにすることにより、長いメッセージ
の正確な伝送を可能にする。このことはその後、休止・
再同期化動作の第2の機能になる。第4の復号化はIN
−BRDCAST線が1かつIN−VALID線が1で
ある場合に生じ、これは、単一送信者通信・同報/多報
転送の使用可能を定義する。
【0048】図12によれば、ACCEPT信号は、1
のデフォールト状態を持ち、2つの異なる機能を実行す
るように図示されている。短時間後のIN7−ACCE
PTの第1の負のパルスの立ち上がりは、4つの出力ポ
ート全部がただちに使用可能となっており、それらへの
接続が成功して行われたということを示す。送信側ノー
ドがこのACCEPT信号の立ち上がり(71A)を認
めると、送信側ノードは、IN7−DATA線に網の次
段の接続コマンド73を出す。ACCEPTパルスは、
網のいずれかの段での成功した接続を送信側ノードへ報
告するために、網の多数の段によって返送することがで
きる。第2のACCEPT線機能は、選択された各受信
側ノードが自己の第1の多送信者通信コマンドを受信し
始めた後に生起する。この時、受信側ノードは自己のA
CCEPTインタフェース線をゼロにする。これは通常
の方式で網に返送され、それにより、送信側ノードはA
CCEPT線がアクティブになったことを知る。各多送
信者通信ノードがこの動作に参加した後、各ノードは、
自己がその多送信者通信動作への参加に成功したことを
示すためにACCEPT線を再び立ち上げる。同様にし
て、各個別の多送信者は、そのACCEPT信号を使用
して、その制御ノードによる各個別の転送のためのハン
ドシェーキングを実行する。多送信者通信ノードはそれ
ぞれ、各転送の初めにACCEPT線を0にさせ、デー
タを網に出した時に1に立ち上げる。
【0049】図15〜20(図21に図15から図20
の接続関係を示す)について説明する。本発明の多送信
者通信/交換装置10の一部の詳細論理実施例を示す。
この詳細図は、入力ポート1および出力ポート1での標
準2地点間、同報/多報または多送信者通信接続を確立
し、維持するために必要な論理を示している。この部分
は、多送信者通信/交換装置10の全部の主要な機能ブ
ロックの代表的な実施例を含んでおり、これらの機能ブ
ロックは、多送信者通信/交換装置10全体を形成する
ように複製されている。多送信者通信・多報接続を行う
詳細は、本開示で説明されている。標準2地点間接続を
行う詳細、および、同報/多報接続を行う詳細について
は、IBM事件番号第9−91−030号を参照された
い。
【0050】多送信者通信/交換装置10の経路選択機
能を制御する、図9の制御ブロック50Aの主要機能
は、6個の制御DFFラッチ70,72,74,76,
172および174によって実施される。ゲート140
でIN1−VALIDと論理和をとられるIN1−BR
DCASTは、これらの6個のラッチへのリセット入力
をなす。IN1−VALIDおよびIN1−BRDCA
STの両方が論理的0である場合に、それらの6つのラ
ッチは全部リセットされる。ORゲート140は、ラッ
チ70および72のR(リセット)入力へは直接配線さ
れ、その他の4つのラッチへは(まずANDゲート78
を介して)間接的に配線されている。IN1−BRDC
ASTおよびIN1−VALIDの両方または一方が論
理的1になると、これらの6つのラッチは、以後、設定
可能なようにイネーブルとなるが、この時点では設定さ
れない。ゲート140によって行われるOR機能は、こ
れらの6つのラッチが図12に示す休止・再同期化動作
においてリセットされないようにし、6つのラッチ(従
って、多送信者通信/交換装置10)に休止・再同期化
動作による接続を維持させる。多送信者通信動作は、図
11に示すように、単一送信者通信・同報/多報動作に
よって始まり、以下のように生起する。ラッチ70,7
4および172は、多送信者通信/交換装置10がすで
にビジー状態でない限り、IN1−BRDCASTおよ
び/またはIN1−VALIDの後にIN1−DATA
1が立ち上がると同時に設定される。IN1−DATA
1線がアクティブになると、入力ポート1を出力ポート
1へ接続するための経路選択コマンドとして多送信者通
信/交換装置10に解釈される。IN1−DATA1
は、ラッチ70,74および172のC(クロック)入
力へ直接経路指定され、それらを、関係するD(デー
タ)入力が論理的1であれば、設定させる。ANDゲー
ト155を通じてNORゲート112から入力するラッ
チ70のデータ入力は、IN1−VALIDの後に立ち
上がる最初のデータ線がIN1−DATA1である場
合、必ず論理的1である。従って、スイッチ10が入力
ポート1を出力ポート1へ接続するためのコマンドを受
信した場合、ラッチ70は必ず設定される。ラッチ70
は、出力ポート1についてビジーまたは競合状態のいず
れが存在する場合であっても設定される。このことは、
ラッチ74については当てはまらず、ラッチ74は、ゲ
ート180および遅延85を経てラッチ74のデータ入
力へのNORゲート80によって示される通り、出力ポ
ート1がすでにビジーである場合は設定されない。同様
に、ラッチ172も、ANDゲート121および171
を経てラッチ172のデータ入力へのNORゲート11
9によって示される通り、その装置で以前の同報がアク
ティブである場合(BROADCAST BUSY)、
設定されない。ラッチ70,74および172から各自
のS(設定)入力への−Q出力信号の帰還は、それらが
最初にC入力およびD入力によって設定された後に、そ
れらのラッチを設定させ続ける。従って、一度設定され
ると、ラッチ70,74および172は、リセットが信
号で知らされるまで、設定を保持される。すなわち、C
入力およびD入力の波形は、それらの3つのラッチの状
態に対していかなる効果も与えない。
【0051】ゲート176は、IN1−DATA1信号
を反転させ、それを、ラッチ72,76および174の
C入力へ送信する。D入力はそれぞれラッチ70,74
および172のQ出力に接続されるので、ラッチ72,
76および174は、それぞれ、ラッチ70,74およ
び172の値を前提とするが、IN1−DATA1が
(以降のデッドフィールドの始まりで)降下するまでは
そうならない。その時点で、ラッチ72は、COMMA
ND 11が発せられた、すなわち、(11によって指
示される)入力ポート1を出力ポート1に接続するよう
にコマンドが発せられたということを記録し保持し、こ
のラッチは、標準または同報/多報動作のいずれかにつ
いて設定することができる。ラッチ76は、LCONN
ECT 11を指示する自己のQ出力を設定することに
よって、(出力ポート1がビジーでなければ)11の実
際の接続を実行する。このラッチも標準または同報/多
報動作のいずれかについて設定することができる。また
は、ラッチ76は、自己のNOT LCONNECT
11の−Q出力を活性化することによって、出力ポート
1がビジーであるために、自己がその接続を行えないと
いうことを指示する。ラッチ174は、現在の動作が同
報/多報動作であるかどうか、また、それがその多送信
者通信/交換装置内でアクティブになるべき最初の当該
動作であるかを記録する。演算ゲート119および12
1がいかなる同報/多報動作もアクティブではない、ま
たは、保留されていないことを指示した場合、ラッチ1
72および174は両方とも設定され、入力ポート1が
その装置内で許可された唯一の同報/多報動作となる権
利を獲得する。こうして設定されたラッチ174からの
BRDCAST 11信号は、その多送信者通信/交換
装置の現在の同報権利が入力ポート1によって獲得され
たことを宣言する。ラッチ174が設定されていないと
いうことは、現在の動作が同報または多報ではないか、
または、入力ポート1がBROADCAST BUSY
状態を受け取り、拒絶されることになることを意味す
る。ラッチ172および174は、同報/多報動作につ
いて使用されるようになるだけである。ラッチ172の
出力は、NORゲート119およびANDゲート121
に向かい、NOT BRD信号を論理的0にさせ、その
多送信者通信/交換装置内のラッチ172に類似のいず
れかの他のラッチ(図29〜34のラッチ572など
の)の設定を防止する。
【0052】ORゲート190のCONNECT 11
信号は、アクティブの場合、入力ポート1と出力ポート
1との間の6本のインタフェース線の直接接続を確立す
るために使用される。入力ポート1の4本のデータ線
は、図8に示すマルチプレクサ60Aによって出力ポー
ト1の4本のデータ線に接続されるようになる。代表的
な接続の詳細は、ANDゲート122およびORゲート
130によって示されており、ANDゲート122でア
クティブなCONNECT 11は、ANDゲート12
2の出力が、ORゲート130を経てOUT1−DAT
A1へゲートされる、IN1−DATA1の値の後に直
接続くようにさせる。ORゲート190を介したラッチ
76の設定(LCONNECT 11)によって行われ
た接続(CONNECT 11)は、接続コマンドへの
後のデッドフィールドにおいて行われることに留意され
たい。これは、経路選択コマンドが出力ポート1へ転送
されないようにするためである。代わりに、その情報
は、多送信者通信/交換装置10によって渡されるシリ
アルデータから取り出され、ラッチ72,76および1
74などによって保持される。
【0053】CONNECT 11はまた、IN1−B
RDCASTおよびIN1−VALID信号という他の
2つの制御信号を、入力ポート1と出力ポート1との間
で接続させる。これらの2つの制御信号に関する代表的
な接続は、ゲート154および162によって示されて
いる。ANDゲート154でアクティブであるCONN
ECT 11は、ANDゲート154の出力に、ORゲ
ート162を経てOUT1−BRDCASTへゲートさ
れるIN1−BRDCASTの値の直後に続くようにさ
せる。
【0054】同報/多報動作の場合、信号CONNEC
T 11、CONNECT 12(図22〜27に示
す)、CONNECT 13またはCONNECT 1
4のうちのいずれかの組合せが同時にアクティブである
ことができるといったように、入力ポート1が多数の出
力ポートに接続するように命令されることが可能であ
る。これは、データ線からの流れと逆方向の流れを有す
るREJECTおよびACCEPT信号の接続を別様に
処理させる。ゲート94は、OUT1−REJECTを
選択するCONNECT 11を、NORゲート92に
よって生成された内部REJECT信号の発信元として
示す。同報または多報の場合、ANDゲート96,98
および100も、入力ポート1を多数の出力ポートへ同
時に接続するためにアクティブになることができ、それ
によって、いずれかの出力に入るREJECTが複合内
部REJECT信号を生成するためにNORゲート92
によって結合される。このようにして、同報/多報動作
が接続を試みたいずれかの出力ポートによって拒絶され
た場合、NORゲート92は論理的0になり、ラッチ7
0,72,172および174をANDゲート78によ
ってリセットさせる。4つの出力ポート全部から入るA
CCEPT信号は、それぞれ、ゲート104,106,
108および110に入り、ANDゲート102によっ
て一緒に論理積がとられる。それら4つのOUT−AC
CEPT信号の個別の監視は、ゲート104に向かうN
OT CONNECT 11を生成するゲート192に
よって代表して示される、対応するCONNECT信号
の反転によって使用可能となる。いずれの出力ポートも
同報/多報動作に接続されない場合、そのNOT CO
NNECT 11は論理的1状態に保持される。例え
ば、入力ポート1が、出力ポート1を含まない同報/多
報動作を実行していた場合、NOT CONNECT1
1は1であるはずであり、それにより、ORゲート10
4を1にさせ、対応するゲート102の入力に1を置
き、ゲート102によって行われるAND機能でのOU
T1−ACCEPTの監視を使用不能にする。このこと
は、特定の転送に関与するOUT−ACCEPTインタ
フェース線だけがANDゲート102に効果を及ぼすた
めに監視(または使用可能に)されるような、すべての
同報/多報動作に当てはまる。いずれかの使用可能にな
ったOUT−ACCEPT線が0になると、ANDゲー
ト102を0にさせ、その指示をIN1−ACCEPT
インタフェース信号へ渡す。全部の使用可能になったO
UT−ACCEPT線が1になると、論理的1がAND
ゲート102によって生成され、IN1−ACCEPT
インタフェース線に渡される。
【0055】ANDゲート88は、入力ポート1のRE
JECT状態の検出に関与する。この状態は、多送信者
通信/交換装置10が、ビジー状態のために、出力ポー
ト1への命令された接続を確立できない場合に発生す
る。ブロック86によって遅延されたCOMMAD 1
1の論理積としてREJECTが検出されると、その結
果、IN1−VALIDがアクティブになり、NOT
CONNECT 11がアクティブになり、その接続が
行われなかったことを指示する。遅延ブロック86は、
同一クロック時間に変化するラッチ72とラッチ76と
の間での競合状態のために、ゲート88に、NOT C
ONNECT 11がゼロ状態へ十分に高速に変化しな
いので、誤りを生じさせないようにするために必要とな
る。ゲート88は、PRE−REJECT 11を検出
し、この指示をANDゲート97に送信する。ゲート9
7は、ラッチ172が設定されておらず、使用可能なゲ
ート97によって指示される通り、拒絶されなければな
らない標準動作および同報/多報動作についてアクティ
ブになる。ゲート95は、所与の多送信者通信/交換装
置10内で許可された唯一の当該動作である権利を獲得
した唯一の同報/多報動作についてのみ、アクティブに
なる。従って、PREBRDCAST 11(ラッチ1
72)は、そうした場合に設定され、ANDゲート95
をイネーブルにするために使用される。ゲート95は、
スイッチ内の全部の要求されたポートが使用可能となる
まで、最初の同報/多報に待機を指示する。ゲート97
は、出力ポート1への命令された動作が拒絶されるとい
うことを指示する、REJECT11信号を生成する。
ゲート90は、入力ポート1に関する全部の可能なRE
JECT状態(REJECT 11、REJECT 1
2、REJECT 13およびREJECT 14)の
ORゲートである。そのIN1−REJECT信号は、
いずれが入力ポート1に接続されていようと、前段スイ
ッチまたは送信側ノードへ返される。IN1−REJE
CTに対する送信側ノードの応答は、IN1−BRDC
ASTおよびIN1−VALIDをゼロ(IDLE)に
戻し、その動作を取り消させる。これにより、ラッチ7
0,72,74,76,172および174はリセット
され、それによって、ゲート90への入力をイナクティ
ブにさせ、そのREJECT状態をリセットする。IN
1−VALIDおよびIN1−BRDCASTの両者が
ゼロになると必ず、正常転送の終わりであれ、途中であ
れ、または、REJECTが発行されていることから、
多送信者通信/交換装置10の応答は常に同一である。
すなわち、ラッチ70,72,74,76,172およ
び174はすべてリセットされ、多送信者通信/交換装
置10の入力ポート1はアイドル状態に戻る。
【0056】多送信者通信/交換装置10は、縦続多送
信者通信/交換装置または受信側ノードからOUT−R
EJECTを受信すると、そのREJECT状態を自己
の関係する入力ポートへ伝達し、対応する出力ポートへ
のBRDCASTおよびVALID線をゼロにする。こ
れは以下のようにして実行される。OUT1−REJE
CTがゲート94,92および78を通じて渡され、R
ESET 1を生じ、それにより、ラッチ74,76,
172および174をリセットする。リセットされたラ
ッチ74および76は、入力ポート1から出力ポート1
への多送信者通信/交換装置10による接続を切断し、
それにより、OUT1−DATA、OUT1−BRDC
ASTおよびOUT1−VALID線をアイドル状態に
させる。これはさらに、縦続スイッチ段または受信側ノ
ードへIDLEを伝え、その結果、それらをリセットさ
せ、各自のOUT1−REJECT線をイナクティブに
させる。ラッチ76がリセットされることにより、ゲー
ト80はOUT1−REJECT 11状態を検出し、
ラッチ172がリセットされることにより、ゲート97
はイネーブルとなり、そのREJECT 11指示をゲ
ート90を介してIN1−REJECTへ伝え、その結
果、前段スイッチまたは送信側ノードにそのREJEC
T状態を知らせる。多送信者通信/交換装置10は、I
DLEコマンドを受信するまで、入力ポート1へそのR
EJECT指示を伝送し続ける。
【0057】ゲート182は、出力ポート1の同報ビジ
ー状態を検出する。すなわち、多送信者通信/交換装置
10の4つの入力ポートのいずれかが出力ポート1に同
報/多報動作を命令した場合、ゲート182はそれらの
状態の否定論理和を検出し、その出力はゼロになる。ゲ
ート80は、出力ポート1の標準ビジー状態を検出す
る。ゲート180は、全部のビジー状態(標準、同報ま
たは多報)を検出し、必要な場合、入力ポート1〜4が
同期して動作できるようにするためにブロック85によ
って遅延される。この場合、4つの入力全部が、ほぼ同
時に標準、同報または多報動作のために出力ポート1を
接続するように選択しようとした場合、ラッチ74、お
よび、ゲート80に供給する入力ポート2〜4のための
他の同様のラッチ(PRECONNECT 21、PR
ECONNECT 31およびPRECONNECT
41)へのD入力信号とC入力信号との間で論理的競合
状態が生起し得る。遅延ブロック85の目的は、この効
果を遅延させ、こうした競合状態を削除することであ
る。非同期動作では、こうした競合状態は、2つの入力
ポートが同一の出力ポートについて競合していて、両者
が、偶然にもブロック85によって作られる遅延の値と
ほぼ等しい分の時間だけ分離された接続コマンドを発し
た場合にも存在する。この場合、ラッチ74のデータ入
力がそのクロック入力の立ち上がりと同時に変化し、ラ
ッチ74で想定される不安定状態をもたらすことが考え
られる。こうした不安定状態が1クロック時間内に(ラ
ッチ76がクロックされる前に)解消され、ラッチ74
が(0または1の)いずれかの安定状態になる限り、そ
の不安定性は二重ラッチ方式(74および76)を用い
た既定の方式で補正される。その不安定状態が時間内に
解決されず、誤りを生じた場合、受信側装置は、誤った
メッセージを検出し、REJECTを発行し、再送を行
わせる。不安定状態が、REJECTを生じさせない異
常状態にスイッチをハングアップさせた場合、送信側装
置は、タイムアウトとなり、IDLEコマンドを発行
し、そのメッセージを再送させる。これは、本発明にお
いて唯一の想定し得る不安定性の生起である。これは、
交換装置の動作では通常は遭遇しない異常状態であり、
それが発生したわずかな偶然により補正する場合もあ
る。
【0058】NORゲート112は、入力ポート1から
発したいずれかのアクティブの標準、同報または多報コ
マンドを検出する。このゲートは、IN1−VALID
がアクティブになった後に発行された最初の経路選択要
求を検出し、その他の関係するラッチ(COMMAND
11、COMMAND 12、COMMAND 13
またはCOMMAND 14)が、ラッチ70および入
力ポート1に関係する同様のラッチ(図29〜34のラ
ッチ470など)へのデータ入力を論理的0にさせるこ
とによって設定されないように防止する。従って、最初
の接続コマンドだけがいずれかの入力ポートから認識さ
れ、多送信者通信/交換装置10を通じて渡される後続
のデータは、いかなる点でもその装置に影響しない。
【0059】ゲート119は、入力ポート1の同報ビジ
ー状態を検出する。すなわち、多送信者通信/交換装置
10の入力ポート1が4つの出力ポートのうちのいずれ
かへの同報動作または多報動作のいずれか一方を命令さ
れた場合、ゲート119は、それらの状態の否定論理和
を検出し、その出力はゼロになる。ゲート121は、ゼ
ロになることによって4つの入力ポートのいずれかから
の全部のビジーまたは多報動作を検出する。ゲート12
1の機能は、遅延84を経てゲート171および全部の
類似ゲートへ向かい、ラッチ172その他の類似の同報
が、多送信者通信/交換装置10が以前の同報/多報動
作(ここで「以前」というのは、その先行する同報また
は多報がゲート119,121および84による回路遅
延の合計の直後の時点で発生したことを意味する)の実
行によってビジー状態である場合、設定されないように
防止することである。2つの同報または多報が、ゲート
119,121および遅延84によって与えられる遅延
よりも大きい時間で分離されて生起しなかった場合、N
OT BRD信号は、ラッチ172または他の入力ポー
トに関係する類似のラッチ(図29〜34のラッチ57
2などの)の設定を妨げるために、ゲート171および
全部の類似ゲートの時間を合わせないようにさせる。こ
れは、2つ以上の入力ポート間の同報/多報競合状態に
つながり、ほぼ同時に設定される172などの2つ以上
のラッチをもたらす。この競合状態は、172などの2
つの類似のラッチが同時にアクティブにしないように防
止する以前のビジー状態の検出とは別様に処理される。
こうした競合状態は、こうした例を処理するために単純
な優先順位方式を実施する、図29〜34のゲート59
9、図36〜41のゲート799、および、図43〜4
8のゲート999といったゲートによって処理される。
図29〜34のゲート599は、図15〜20のラッチ
174と同時に設定された図29〜34のラッチ574
の効果をゲートする。使用される優先順位方式は、入力
ポート1が同報/多報動作を発した場合に、その入力ポ
ートが他のいずれかの入力ポートによって発行された類
R似動作を支配するというものである。従って、入力ポ
ート1は、他のいずれのポートと競合が存在する場合、
同報の権利を獲得する。これは、ゼロに設定されたNO
T IN1−BRDは出力ポート1への同報/多報動作
を行うとする他の入力ポートによる他のいずれの試みも
ゲートする、599,799および999などのゲート
によって、出力ポート1への他の3つの同報の可能性を
禁止することにより行われる。入力ポート1(図15〜
20)は、これが最高優先順位を得て、決してゲートさ
れ得ないので、ゲート599、799および999と類
似のいずれの優先順位ゲートも要求しないことに留意さ
れたい。同様にして、第2位の優先順位が与えられる入
力ポート2が同報/多報動作を実行しようとし、入力ポ
ート1が試みていない場合、入力ポート2は、799お
よび999などのゲートによる他の入力ポートの試みを
ゲートすることによって同報の権利を獲得する。入力ポ
ート3(第3位の優先順位)が同報/多報動作を実行し
ようとし、入力ポート1および2が試みていない場合、
入力ポート3は、999などのゲートによる入力ポート
4の試みをゲートすることによって同報の権利を獲得す
る。入力ポート4は、他のいずれの入力ポートとも競合
していない場合にのみ、同報の権利を獲得する。同報の
権利を獲得した入力ポートは、同報/多報接続を行い、
通常通りその動作を実行する。同報権利の競合に敗れた
入力ポートは、その入力ポートに接続されたすべての網
前段または送信側ノードにREJECTを発行する。こ
れは、NOT IN1−BRD信号が0であることによ
って1にさせられる、図29〜34のゲート593によ
って実施される。ゲート593は、さらに、ゲート49
7をイネーブルにし、通常の方式でREJECT 21
を返送させる。
【0060】図29〜34について説明する。入力ポー
ト2が競合またはビジー状態に遭遇せずに出力ポート1
へ同報/多報を行おうと試みた場合、ラッチ572およ
び574が設定され、ゲート599は、入力ポート2か
ら出力ポート1への同報/多報(BRDCAST 2
1)が同報の権利を獲得したことを示すために1にな
る。同様に、図15〜20において、ラッチ174の設
定(BRDCAST 11)は、入力ポート1が出力ポ
ート1への同報の権利を獲得したことを意味し、他の全
部の入力ポートがその権利を獲得することを禁止する。
その同報権利の獲得者は同報/多報コマンドを拒絶せ
ず、また、図15〜20のゲート97は、NOT PR
EBRDCAST 11入力がゼロになり、REJEC
Tが発行されるのを防ぐことによって、使用禁止にされ
る。それに対して、PREBRDCAST 11(ラッ
チ172の出力)が1であることにより、ゲート95は
イネーブルとなり、入力ポート1が同報/多報動作を開
始した場合に論理的1に設定されないLCONNECT
11ラッチといった、他方の場合にはREJECTを
発した可能性のあるいずれかの状態を生成し、再経路指
定する。実際、同報または多報が開始され、その権利を
獲得した場合に発生し得る2つの状態が存在する。いず
れの場合も、ラッチ70,72,172および174は
必ず設定される。しかし、ラッチ74および76という
第3の集合は、両方が設定される場合もあれば、いずれ
も設定されない場合もあり、2つの可能な状態をもたら
す。ラッチ74および76は、同報が開始された時に、
他のいずれの入力ポートも出力ポート1への標準動作の
ための接続を確立していない場合に設定される。その時
点では、いずれの以前の同報/多報動作も出力ポート1
に接続されることはできない、または、入力ポート1は
その権利を獲得できず、ラッチ174を設定しないはず
である点に留意されたい。しかし、出力ポート1が標準
動作を実行するために接続されることが可能である。こ
の場合、ラッチ76は設定されないが、ラッチ174は
設定され、出力ポート1およびその同報/多報動作に関
与する他のいずれかの出力ポートが使用可能となるま
で、その同報/多報動作を保留させる。保留された同報
の場合、その多送信者通信/交換装置10は、その出力
ポートが解放されるまで、ACCEPTをゼロにする。
これは、ゲート95,115および102によって実施
される。ゲート95は、LCONNECT 11ラッチ
が設定されなかったということを検出する。設定されな
い理由は、180、85および74を通じてゲート80
によって、別の入力ポートからの標準接続により出力ポ
ート1がビジーであったので、その設定が禁止されたた
めである。ゼロであるゲート80も、ゲート190への
LCONNECT 11およびEN−BRDCAST
11入力の両者がゼロとなるように、ゲート178を禁
止にし、それにより、ゲート192を1にさせ、IN1
−VALIDおよびラッチ172の両者が1であること
によってイネーブルにされたゲート95を通じて伝えさ
せる。これは、WAIT 11信号をゲート95から1
にさせ、出力ポート1への接続が現在使用できないので
入力ポート1に待機するように指示する。これはゲート
115を介して渡され、そこで、出力ポート2,3また
は4へ同様に接続しようとしている入力ポート1の類似
の指示と否定論理和をとられる。このようにして、入力
ポート1から現在使用不能ないずれかの出力へのいずれ
かの命令された接続は、ゲート115を0にさせる。こ
れはさらに、ゲート102を介して0をIN1−ACC
EPTへ送信させ、図12のパルス71Aを0にさせ、
ビジー状態の期間それを保持する。
【0061】それまでビジーであった出力ポートが使用
可能になると、ラッチ74などのラッチによって生成さ
れたそのPRECONNECT信号はゼロになる。ゲー
ト80が1になると、多送信者通信/交換装置10で保
留または待機させられていた同報/多報動作の実行が開
始される。ゲート178は、ゲート80によってイネー
ブルにされ、EN−BRDCAST 11信号をゲート
190に渡し、これがCONNECT 11を1にさ
せ、ゲート154、162、122および130などに
よって、入力ポート1と出力ポート1との間の命令され
た同報/多報接続を行わせる。同時に、ゲート192
は、ゼロにされ、ゲート95を通じてWAIT 11状
態を取り消す。同様に、他の出力ポートについてその他
の全部の可能なWAIT状態が取り消された場合、ゲー
ト115は、1になり、IN1−ACCEPTで図12
のパルス71Aを生じさせ、それにより、接続されたノ
ードまたはスイッチ前段に対して、その特定のスイッチ
の全部の命令された同報/多報接続が成功して行われた
ことを知らせる。
【0062】同報/多報が開始され、権利を獲得した場
合に生じ得る2つの状態のうちの他方の想定可能な場合
は、出力ポート1にアクティブの以前の標準接続が存在
せず、従って、ラッチ76が開始期間に1に設定され
る、ということである。この場合、IN1−ACCEP
T信号も、いずれかの出力ポートについてWAIT状態
がまったく存在しない場合でも、ゼロになる(図12の
71A)。ラッチ172は、ラッチ76以前の1サイク
ル時間だけ設定され、それにより、ラッチ76がゲート
192をゲート190を介してゼロにさせるように設定
するまで、1サイクル間WAIT 11信号を1にさせ
る。この場合、ORゲート190への両方の入力はアク
ティブになり、CONNECT 11は2つの発信元か
ら1にさせられるが、その効果はやはり同じである、す
なわち、入力ポート1と出力ポート1との間に接続が確
立される、という点に留意されたい。
【0063】単一送信者通信・同報/多報接続が上述の
ように網の全部の段によって確立された後、受信側の同
期化フィールドおよび多送信者通信コマンドは、図11
に図示したように、単一送信側ノードから全部の接続さ
れたノードへ多送信者通信/交換装置によって伝送され
る。多送信者通信コマンドを受信した各ノードは、上述
と同様だが異なる網入力経路によって、自己自身の同報
/多報動作を開始することによって、進行中の同報/多
報動作に参加する。各ノードは、図15〜20の97な
どのゲートによって生成された拒絶を受信するまで、可
能な限りの範囲の網への同報/多報接続を確立し続け
る。進行中のに参加しようとするいずれかの送信側ノー
ド(ノード1など)の同報/多報の試みは、それが特定
の多送信者通信/交換装置10での同報/多報動作を要
求する最初の入力ポートでなければ、拒絶される。すな
わち、その試みはその多送信者通信/交換装置10での
同報権利を獲得しない。その同報権利が獲得されなけれ
ば、ラッチ172,174,74および76は設定され
ず、いずれもゲート190からのCONNECT 11
信号を受信しない。従って、同報接続の確立の試みが失
敗した後、ゲート88は、ラッチ72は設定されるがゲ
ート190が設定されないことにより、アクティブにな
る。このPRE−REJECT 11状態は、ラッチ1
72が同報の試みによって設定されなかったために、ゲ
ート97によって渡される。これはさらに、ORゲート
90をアクティブにさせ、同報REJECTを送信側ノ
ードへ返送させる。この拒絶は、網の各段によって送信
側ノードへ返信でき、それが渡される各多送信者通信/
交換装置10のラッチ172,174,74および76
を通常の方法でリセットさせる。
【0064】送信側ノードが自己の同報を拒絶される
と、そのノードは、IN1−VALID信号を降下させ
る一方、IN1−BRDCAST信号をアクティブのま
まにすることによって、応答する。これは、網の多送信
者通信/交換装置にいくつかの効果を及ぼす。第1に、
拒絶された同報コマンドによって確立されたいずれかの
接続は、アクティブのままであるIN1−BRDCAS
Tによって維持される。これは、ラッチ70および72
がリセットされないようにするゲート140によって生
じる。ラッチ172,174,74および76は、RE
JECTが生起した場合にゲート78によってリセット
される。IN1−BRDCASTがアクティブである間
に設定され続けているラッチ72(COMMAND 1
1)は、ゲート157に供給し、それを1にさせ、それ
により、同報の試みがBRD11(入力ポート1から出
力ポート1への同報)をイネーブルにすることに成功し
ていたという指示を再構成する。第2に、ゲート181
は、IN1−BRDCASTが1であり、IN1−VA
LIDが0である状態をJOINコマンドとして検出
し、ORゲート159からのENABLE JOIN1
信号が設定された場合に、ゲート181を1にさせる。
ENABLE JOIN1信号は、IN1−BRDCA
ST(1)およびIN1−VALID(0)の同じ状態
がゲート181を休止・再同期化動作においてアクティ
ブにさせることを防止するために使用される。休止・再
同期化の場合、入力NOT CONNECT 11また
はNOTBRDCAST 11のいずれか一方が0とな
り、ゲート157および159を0にさせる。これは、
入力ポート1のコマンドがアクティブになるのでゲート
112も0になることから、ゲート159でイネーブル
となる。ゲート159が0になると、ゲート181が休
止・再同期化動作について1になるのを防ぐ。しかし、
現在説明している参加動作の場合、ゲート157は1に
なり、これがゲート159を0にさせ、ゲート181を
1にさせ、それにより、入力ポート1によって発行され
たJOINコマンド(JOIN1)を検出する。JOI
N1は、ゲート187で反転され、ゲート155へ向か
い、そこで、コマンドは、ゲート112によって検出さ
れた入力ポート1から発せられたいずれかの接続コマン
ドとともに、IN1−DATA線で伝送されたいずれか
のパルスによってラッチ172,174,70および7
2のいずれの以後の設定も禁止する。同様に、NOTJ
OIN1(ゲート187)はゲート180に向かい、I
N1−DATA線で伝送されたいずれかの以降のパルス
によってラッチ74および76の設定を防止する。
【0065】また、ENABLE BRD11信号(ゲ
ート157)が1になると、ゲート131を1にさせ、
これは182および193を経て伝えられ、出力ポート
1に進行中のアクティブの同報/多報動作が存在するこ
とを指示するためにゲート195へ論理的1を供給す
る。ゲート193が1である場合、出力ポート1に参加
されるはずの進行中の動作が存在することを指示する。
ゲート193が0である場合、出力ポート1に進行中の
動作がまったく存在せず、いかなる参加動作も生じない
ことを指示する。その後、ゲート195は、ゲート19
3が1である場合にJOINコマンドによってアクティ
ブになり、入力ポート1が出力ポート1で進行中である
同報/多報動作に参加するはずであることを指示する
(JOIN11)。このJOIN機能は、実際には、ゲ
ート190によって実行される。ゲート190は、JO
IN11を使用してCONNECT 11をアクティブ
にさせ、入力ポート1の制御線およびデータ線を対応す
る出力ポート1の制御線およびデータ線に接続させるゲ
ート154,122および類似のゲートによってイネー
ブルにされた通り、入力ポート1を出力ポート1へ実際
に接続させる。162および130といったORゲート
の他の入力は同時にアクティブになることができ、それ
が多送信者通信動作によって開発されたOR機能を付与
する。
【0066】図22〜27(図28に図22から図27
の接続関係を示す)について説明する。図15〜20と
同様の論理を示しているが、この論理は入力ポート1か
ら出力ポート2への接続を制御する。全部のゲートは、
図15〜20での各ゲートが実行する機能とまったく同
一の機能を実行するが、出力ポート1の代わりに出力ポ
ート2に適用される点が異なる。図15〜20のゲート
の一部は複製することなく図22〜27で再使用でき、
それらのゲートは図15〜20での番号と同じ番号を有
する。図22〜27のゲートの一部は図15〜20で実
行される機能と同一の機能を実行するが、出力ポート1
ではなく出力ポート2に関連する。これらのゲートは、
出力ポート2について独自でなければならず、図15〜
20のゲートに比べて各自の独自性を示すために新しい
番号が割当てられている。
【0067】図29〜34(図35に図29から図34
の接続関係を示す)について説明する。図15〜20と
同様の論理を示しているが、この論理は入力ポート2か
ら出力ポート1への接続を制御する。全部のゲートは、
図15〜20での各ゲートが実行する機能とまったく同
一の機能を実行するが、出力ポート2の代わりに出力ポ
ート1に適用される点が異なる。図15〜20のゲート
の一部は複製することなく図29〜34で再使用でき、
それらのゲートは図15〜20での番号と同じ番号を有
する。図29〜34のゲートの一部は図15〜20で実
行される機能と同一の機能を実行するが、入力ポート2
ではなく入力ポート1に関連する。これらのゲートは、
入力ポート2について独自でなければならず、図15〜
20のゲートに比べて各自の独自性を示すために新しい
番号が割当てられている。
【0068】図36〜41(図42に図36から図41
の接続関係を示す)について説明する。図15〜20と
同様の論理を示しているが、この論理は入力ポート3か
ら出力ポート3への接続を制御する。図36〜41の各
ゲートは、図15〜20で実行される機能と同一の機能
を実行するが、入力ポート1および出力ポート1の代わ
りに入力ポート3および出力ポート3に関連する。これ
らのゲートは、入力ポート3および出力ポート3につい
て独自でなければならず、図15〜20のゲートに比べ
て各自の独自性を示すために新しい番号が割当てられて
いる。
【0069】図43〜48(図49に図43から図48
の接続関係を示す)について説明する。図15〜20と
同様の論理を示しているが、この論理は入力ポート4か
ら出力ポート4への接続を制御する。図43〜48の各
ゲートは、図15〜20で実行される機能と同一の機能
を実行するが、入力ポート1および出力ポート1の代わ
りに入力ポート4および出力ポート4に関連する。これ
らのゲートは、入力ポート4および出力ポート4につい
て独自でなければならず、図15〜20のゲートに比べ
て各自の独自性を示すために新しい番号が割当てられて
いる。
【0070】図15〜48は、多送信者通信/交換装置
10内で要求される全部の独自の回路の実施例を示して
いる。図15〜20に示すものと同じ機能のさらに11
個の複製が、多送信者通信/交換装置10を全体的に規
定し、入力ポート1から出力ポート3へ、入力ポート1
から出力ポート4へ、入力ポート2から出力ポート2
へ、といった接続を行うために要求される。しかし、そ
れらの実施例は図15〜48の明白な拡張であり、以下
では説明しない。 〔他の好ましい実施例〕発明人らがある種の例で使用す
ることが好ましいと考える他の実施例は本発明の範囲内
であり、図面によって上述した好ましい実施例の変更と
して例示する。
【0071】例えば、多送信者通信/交換装置10は、
4つの入力ポートおよび4つの出力ポートに限定される
ことなく、I個の入力ポートおよびZ個の出力ポートの
いずれかの数とすることができよう。この場合、Iおよ
びZは、入力ポートおよび出力ポート当たりのデータ線
の数がZ以上である限り、2から、任意の大きな数の範
囲の独立した値とすることができる。
【0072】例えば、多送信者通信/交換装置10は、
所望の場合、パリティ指示または他の情報を搬送するた
めに現時点では通常は未使用であるREJECTインタ
フェース線を用いて、各多送信者通信コマンドまたは転
送に関する誤り検出パリティ、他の適切な情報を付加的
に供給することができよう。
【0073】発明人らは、多数の異なる発信元からのデ
ータの論理和をとり、その論理和データ信号を非同期デ
ィジタル通信網によって多数の受信側要素へ伝送するた
めの同時多送信者通信媒体を提示した。その好ましい多
送信者通信/交換装置は、各自のデータ信号を生成する
ために多数の異なる発信元のそれぞれについて1つず
つ、多数の入力ポートと、前記多数の受信側要素のそれ
ぞれについて1つずつ、多数の出力ポートとを有する。
こうした多送信者通信/交換装置において、発明人ら
は、2地点間接続、同報/多報接続、多送信者通信接
続、または、休止・再同期化機能を含む多数の機能を命
令するために解読される1群の共通線を付与している。
この多送信者通信/交換装置は非緩衝式であり、待ち行
列の必要がまったくない。
【図面の簡単な説明】
【図1】4入力−4出力クロスバー多送信者通信/交換
装置としての本発明の好ましい実施例の説明図。
【図2】4x4クロスバー多送信者通信/交換装置が多
数の出力への入力を同時に論理和をとる内部接続を行う
方法の詳細の一部を示す説明図。
【図3】同方法の詳細の一部を示す説明図。
【図4】図2と図3の接続関係を示す図。
【図5】そのインタフェース接続を定義する4x4クロ
スバー多送信者通信/交換装置の詳細説明図。
【図6】5つ以上のノードを有するシステムに適合する
ために本発明の多送信者通信/交換装置の好ましい4x
4の実施例を縦続するための通常の方法の説明図。
【図7】全部のノードが2段の多送信者通信/交換装置
によって全部のノードに同時に相互接続する方法を示す
通常の全送信者通信・同報例の説明図。
【図8】ノード1,7,6および12が2段の多送信者
通信/交換装置によってノード2,4,10および12
に同時に送信する方法を示す通常の多送信者通信例の説
明図。
【図9】本発明の多送信者通信/交換装置の単純なデー
タ流れおよび制御経路実施例の略ブロック図。
【図10】4本の同期データ線によって本発明の多送信
者通信/交換装置に送信されるシリアル制御およびデー
タ情報を生成する通常の方法の説明図。
【図11】同報動作を全送信・同報動作に拡張するため
に同報動作に参加させるように命令する全部のノードへ
同時的な同報データを送信するために本発明の多送信者
通信/交換装置を含む網による伝送経路を伝送経路を選
択し確立する方法を示す説明図。
【図12】以前の非参加ノードを同報/多報動作に参加
させ、その動作を全送信者/多送信者通信動作に転換で
きるようにする代表的なタイミングシーケンスを例示す
る、本発明の多送信者通信/交換装置の1つの入力ポー
トに着信するインタフェース信号の代表的なタイミング
図。
【図13】ノード7が2段の多送信者通信/交換装置に
よってノード3によって開始された同報に参加する方法
を示す通常の多送信者通信例の説明図。
【図14】休止・再同期化シーケンスを通常の多送信者
通信/交換装置接続によって生起させる、インタフェー
ス線復号化およびタイミングを示す説明図。
【図15】4x4多送信者通信/交換装置の好ましい実
施例の入力ポート1と出力ポート1との間で単一データ
転送、同報、多報、全送信者通信、または、多送信者通
信接続を多送信者通信/交換装置に確立させる部分であ
る、本発明の多送信者通信/交換装置の一部の詳細論理
実施例の一部を示す説明図。
【図16】同実施例の一部を示す説明図。
【図17】同実施例の一部を示す説明図。
【図18】同実施例の一部を示す説明図。
【図19】同実施例の一部を示す説明図。
【図20】同実施例の一部を示す説明図。
【図21】図15から図20の接続関係を示す図。
【図22】4x4多送信者通信/交換装置の好ましい実
施例の入力ポート1と出力ポート2との間で単一データ
転送、同報、多報、全送信者通信、または、多送信者通
信接続を多送信者通信/交換装置に確立させる部分であ
る、本発明の多送信者通信/交換装置の一部の詳細論理
実施例の一部を示す説明図。
【図23】同実施例の一部を示す説明図。
【図24】同実施例の一部を示す説明図。
【図25】同実施例の一部を示す説明図。
【図26】同実施例の一部を示す説明図。
【図27】同実施例の一部を示す説明図。
【図28】図22から図27の接続関係を示す図。
【図29】4x4多送信者通信/交換装置の好ましい実
施例の入力ポート2と出力ポート1との間で単一データ
転送、同報、多報、全送信者通信、または、多送信者通
信接続を多送信者通信/交換装置に確立させる部分であ
る、本発明の多送信者通信/交換装置の一部の詳細論理
実施例の一部を示す説明図。
【図30】同実施例の一部を示す説明図。
【図31】同実施例の一部を示す説明図。
【図32】同実施例の一部を示す説明図。
【図33】同実施例の一部を示す説明図。
【図34】同実施例の一部を示す説明図。
【図35】図29から図34の接続関係を示す図。
【図36】4x4多送信者通信/交換装置の好ましい実
施例の入力ポート3と出力ポート3との間で単一データ
転送、同報、多報、全送信者通信、または、多送信者通
信接続を多送信者通信/交換装置に確立させる部分であ
る、本発明の多送信者通信/交換装置の一部の詳細論理
実施例の一部を示す説明図。
【図37】同実施例の一部を示す説明図。
【図38】同実施例の一部を示す説明図。
【図39】同実施例の一部を示す説明図。
【図40】同実施例の一部を示す説明図。
【図41】同実施例の一部を示す説明図。
【図42】図36から図41の接続関係を示す図。
【図43】4x4多送信者通信/交換装置の好ましい実
施例の入力ポート4と出力ポート4との間で単一データ
転送、同報、多報、全送信者通信、または、多送信者通
信接続を多送信者通信/交換装置に確立させる部分であ
る、本発明の多送信者通信/交換装置の一部の詳細論理
実施例の一部を示す説明図。
【図44】同実施例の一部を示す説明図。
【図45】同実施例の一部を示す説明図。
【図46】同実施例の一部を示す説明図。
【図47】同実施例の一部を示す説明図。
【図48】同実施例の一部を示す説明図。
【図49】図43から図48の接続関係を示す図。
【符号の説明】
10 4x4多送信者通信/交換装置 20〜26 ノード 31〜34 入力ポート 41〜44 出力ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン、デイビッド、ジャバッシュ アメリカ合衆国ニューヨーク州、エンド ウェル、ホール、ストリート、3015 (56)参考文献 特開 平2−2764(JP,A) 特開 平2−183645(JP,A) 特表 昭62−503208(JP,A) 7th Annual Joint Conference on the IEEE Computer and Communications Soc ieties(1988−3−27)(米)" The Architecture o f a Multicast Broa dband Packet Switc h”P.1−8

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一送信者および多送信者通信非緩衝非同
    期網システムであって、 多数の送信側要素と、 多数の受信側要素と、 2地点間入力ポート−出力ポート接続、単一入力ポート
    −多数または全出力ポート接続、および、多数または全
    入力ポート−多数または全出力ポート接続を確立するた
    めの入力ポート−出力ポート接続によって非同期で前記
    要素を結合するための多送信者通信交換装置とを含み、 前記入力ポートおよび出力ポートはメッセージデータを
    並列に送信するための複数のデータ線と、制御される前
    記メッセージデータと並行して制御信号を送信する制御
    線とを備えていることを特徴とする網システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシステムであって、前記装
    置が、非同期ディジタル通信網に受信されている多数の
    異なる同時的なデータ発信元に関して論理和機能を実行
    し、その結果をいずれかの数の受信側要素に伝送するこ
    とを特徴とするシステム。
  3. 【請求項3】請求項2記載のシステムであって、前記発
    信元および受信側要素が一体かつ同一のものであり、網
    への第1の入力ポートによって論理和機能へデータを伝
    送できる一方、同時に、前記網から第1の出力ポートに
    よって論理和機能の結果を受信できることを特徴とする
    システム。
  4. 【請求項4】請求項2記載のシステムであって、前記多
    送信者通信/交換装置は、全体として一体化されてお
    り、他のいかなる外部インタフェースまたはクロック生
    成支援を要さずに、前記入力ポートの接続を介して受信
    された接続コマンドにもとづいて、全部の入力ポートー
    出力ポートの標準2地点間、同報、多報、または、多送
    信者通信接続を決定できることを特徴とするシステム。
  5. 【請求項5】請求項2記載のシステムであって、前記装
    置が、前記多送信者通信/交換装置によるデータ流れの
    割り込みを支援し、また、以前に命令された接続をその
    まま維持することができ、その結果、データ流れが後
    に、以前の接続を再確立するために前記送信側に命令す
    る必要性を伴わずに進行することを特徴とするシステ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項2記載のシステムであって、前記装
    置または縦続接続された前記装置が、接続された要素が
    アービトレーション、論理和その他の論理機能といった
    システムの論理機能を実行するために前記装置を活用で
    きるような方式で、非緩衝装置内で論理機能を実行でき
    ることを特徴とするシステム。
  7. 【請求項7】請求項2記載のシステムであって、前記装
    置は、VALIDインタフェース制御信号をリセットす
    るデータソースにより、このデータソースからの多送信
    者通信動作取消し指示を受信する手段を含むことを特徴
    とするシステム。
  8. 【請求項8】請求項2記載のシステムであって、前記装
    置がいずれかの入力ポートによって命令されて前記入力
    ポートの論理和をとることによって進行中のいずれかの
    同報または多報動作を進行中の動作へ前記同一の入力ポ
    ートを参加させることを特徴とするシステム。
  9. 【請求項9】請求項2記載のシステムであって、前記装
    置は、多送信者通信・同報または多報データまたはコマ
    ンドを受信するために選択された全部のノードから、多
    送信者通信動作の制御ノードに多送信者通信動作の進行
    を定義する正帰還指示を付与することを特徴とするシス
    テム。
  10. 【請求項10】I(≧2)個の入力ポートおよびZ(≧
    2)個の出力ポートと、 各入力ポート用の多送信者通信接続制御回路と、 I個の入力ポートのいずれかをZ個の出力ポートのいず
    れかに接続するための各出力ポート用のマルチプレクサ
    制御回路と、 Z個の出力ポートのいずれかからのデータ拒絶指示を前
    記入力ポートに報告するためのI個の入力ポートの各々
    のためのマルチプレクサ制御回路と、 Z個の出力ポートのいずれかからの成功したデータ伝送
    の受信に関する正帰還指示を入力ポートに報告するため
    のI個の入力ポートの各々のためのAND論理回路と、 多送信者通信動作の使用可能および終了が制御される、
    VALIDインタフェース制御信号と、 を含むことを特徴とする多送信者交換装置。
JP20741892A 1991-08-21 1992-07-10 非緩衝非同期多段網による状態報告のための多送信者通信交換装置 Expired - Lifetime JP2510813B2 (ja)

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