JP2510592Y2 - 加熱調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はマグネトロンを加熱室上部空間に設置し、こ
の背面に冷却ファンを設け、この冷却風を操作パネルの
風孔から排出するとともにドア表面の上昇風をハンドル
穴から排出する加熱調理器に関するものである。

従来の技術 従来、第２図、第３図に示すように加熱室１上部空間
に設置したマグネトロン２はその背面から冷却ファン３
で冷却され、その冷却風は操作パネル４の突き出し部下
面５の風孔６から排出していた。この突き出し部下面５
の下面はドア７の上縁と対向しており、またその上縁外
側にはハンドル８が設けられている。またドア７の表面
の上昇風はハンドル８のハンドル穴９から排出するもの
であった。

考案が解決しようとする課題 風孔から排出する冷却風はドアのハンドル穴からの上
昇風で阻止され、排出が困難となり、マグネトロン部分
の温度が上昇することがある。

課題を解決するための手段 ハンドル穴に対応する風孔を閉じた。

作用 風孔からの冷却風は左右に別れ、ハンドル穴からの上
昇風に阻止されずに左右方向へ排出される。

実施例 以下本考案の一実施例を図面によって説明する。

図において、７はドアで、その上縁は突き出し部下面
５に対応し、上縁部にハンドル８とハンドル穴９とを設
けている。また、風孔６はハンドル穴９に対応する部分
を閉じている。すなわち、風孔６は左右のみに配置して
いる。

次に作用を説明する。冷却ファン３の排気風は風孔６
からドア７の左右方向へ次排出される。こおで、ハンド
ル８のハンドル穴９からの上昇風で阻止されることがな
い。

考案の効果 以上説明したように本考案によれば、風孔からの冷却
風がハンドル穴からの上昇風で阻止されることがなく、
マグネトロン部の温度上昇を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案一実施例の要部斜視図、第２図、第３図
は従来の要部断面図である。 １……加熱室、２……マグネトロン、３……冷却ファ
ン、７…４……操作パネル、５……突き出し部下面、６
……風孔、７……ドア、９……ハンドル穴。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−11234（ＪＰ，Ａ)

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】加熱室（１）内へマイクロ波を供給するマ
   グネトロン（２）を加熱室上部空間に設置し、この背面
   に冷却ファン（３）を設け、この冷却風を操作パネル
   （４）の突き出し部下面（５）の風孔（６）から排出す
   るとともに、ドア（７）表面の上昇風をハンドル穴
   （９）から排出する加熱調理器において、ハンドル穴
   （９）に対応する風孔（６）を閉じたことを特徴とする
   加熱調理器。