JP2510525Y2 - 筒状カバ−を有する円筒体 - Google Patents

筒状カバ−を有する円筒体

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JP2510525Y2
JP2510525Y2 JP1988147722U JP14772288U JP2510525Y2 JP 2510525 Y2 JP2510525 Y2 JP 2510525Y2 JP 1988147722 U JP1988147722 U JP 1988147722U JP 14772288 U JP14772288 U JP 14772288U JP 2510525 Y2 JP2510525 Y2 JP 2510525Y2
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恭平 小田
武男 神野
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Zojirushi Corp
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Zojirushi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は携帯用魔法びんのコップ兼用蓋体、底体等の
筒状カバーを有する円筒体に関するものである。
(従来の技術) 従来、例えばステンレス鋼製魔法びんのコップ兼用蓋
体には、魔法びん本体と外観を合わせて装飾効果を上げ
るため、あるいは断熱性向上のため、当該蓋体の外周に
本体と同じステンレス鋼製のカバーを取り付けたものが
ある。
このカバーは、プレス加工又はパイプの切断により環
状に形成したものをコップ状の蓋体の底側から嵌合し、
その端部を蓋体の縁に設けた鍔部に当接させた後、蓋体
の底に例えば合成樹脂製の端板を溶着することにより、
蓋体の鍔部と端板とで挾着するようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記カバーはプレス加工又はパイプの
切断加工により環状に形成しているため、加工工程が多
いうえ、環状の状態でバフ仕上げ等の表面処理をしなけ
ればならず、生産性が悪いという問題があった。
本考案は斯かる問題点に鑑みてなされたもので、加
工、組立が容易な筒状カバーを有する円筒体を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案は、円筒体の外周
に、あらかじめ仕上がった表面状態で、かつ、仕上がり
寸法に切断した板状薄金属片の両端を重ね合わせて変形
加工することにより接合して形成した筒状カバーを取り
付け、該カバーを前記円筒体の一端に嵌合した端板の縁
部と前記円筒体に形成した鍔部との間にガタ付きなく介
在させるとともに、前記両端接合部を前記端板の縁部よ
り軸方向に延設した被覆体で覆ったものである。
(実施例) 次に、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
第1図は、本考案に係る金属製カバーを有するコップ
兼用蓋体1を備えた魔法びんを示す。蓋体1はステンレ
ス鋼製の真空二重びんからなる本体3の口部4の外側に
着脱自在であり、また底蓋2は本体3の底部5を蓋する
ように固着されている。6a,6bは本体3の上,下端に取
り付けた銅リング、7はハンドルである。
蓋体1は、第2図に示すように、コップ状の蓋本体8
と、カバー9と、端板10とからなっている。
蓋本体8には、縁外周面に鍔部11と、底外周面に第5
図に示すように周溝12と、外周4箇所の長手方向に突条
13とが形成されている。また、鍔部11より外方に矩形の
舌部14が突設され、この舌部14の縁に嵌合壁15が立設さ
れている。
カバー9は、あらかじめ仕上がり寸法に切断した帯状
のステンレス薄鋼板を巻いて、第4図に示すように、互
いに反対方向に縁曲げした両端をハゼ掛け合わせて円筒
状に形成したものである。このカバー9は、内面が突条
13と接触して隙間なく、かつ、ハゼ掛け部16が舌部14と
同位置になるように、蓋本体8の外側に嵌合されてい
る。
端板10は、円形盆状のもので、その縁部17の内周に
は、第5図に示すように、前記蓋本体8の周溝12と嵌合
する嵌合突起18が形成されるとともに、縁外面の一部に
把手部19が状に突設されている。この把手部19は、第
3図に示すように、前記蓋本体8の舌部14の嵌合壁15に
嵌合する断面略状のものである。
そして、端板10は、第5図に示すようにその嵌合突起
18が蓋本体8の周溝12に嵌合し、把手部19の先端が蓋本
体8の舌部14の嵌合壁15に嵌合して、蓋本体8に固着さ
れている。また、カバー9は、第5図に示すように、上
端が端板10の縁部17に圧接し、下端が蓋本体8の鍔部11
に圧接してそれらの間に介在し、ガタ付きなく取り付け
られている。
一方、底蓋2は、第6図に示すように、蓋板21とカバ
ー22とからなっている。
蓋板21は円形盆状のもので、その縁部23の外周には周
溝24が形成されるとともに、外周の一部に状に被覆体
25が突設されている。この被覆体25は、魔法びん本体3
の長手方向に設けたハンドル7と同一線上に設けられ、
後述するカバー22のハゼ掛け部28が嵌入する凹部26が形
成されている。
カバー22は、前記蓋体1のカバー9と同様、ステンレ
ス鋼板の両端をハゼ掛け合わせたもので、上端は外方斜
めに縁曲げされ、下端は内方にカーリング加工されて断
面環状の嵌合突起27となっている。
このカバー22は、そのハゼ掛け部28が蓋板21の被覆体
25の凹部26に位置するようにして、第7図に示すよう
に、その嵌合突起27を蓋板21の周溝24に強制嵌合されて
いる。そして、このカバー22は、本体3の底部5に、そ
の上端の縁曲げ部が本体3の周継手部3aに当接するまで
嵌合されて、溶接等により適宜固着されている。なお、
胴リング6bは、本体3の周継手部3a及びカバー22の上端
部を覆うとともに、本体3を補強、保護するようになっ
ている。
以上のように、蓋体1のカバー9及び底蓋2のカバー
22は、帯状のステンレス薄鋼板を巻いて両端をハゼ掛け
るようにしているので、プレスやパイプ切断のような加
工が不要である。また、表面処理や印刷等は鋼板時に可
能であり、蓋本体8への巻付け後、又は底蓋2への嵌合
後のバフ仕上げ等は不要となる。さらに、ハゼ掛け部16
は把手部19又は被覆体25内に隠れるため見栄えが良い。
なお、前記実施例では、カバー9,22の両端部をハゼ掛
けて接合したが、これ以外の簡易な接合方法として、両
端を内方または外方に90°縁曲げして合わせるか、単に
両端を重ね合わせる等して適宜手段で接合するようにし
てもよい。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、あ
らかじめ仕上がった表面状態で、かつ、仕上がり寸法に
切断した板状薄金属片を巻いてその両端部をハゼ掛け等
により簡易に接合するだけでカバーが完成するため、カ
バーの加工及び組立てが極めて簡単となり、生産性が向
上するという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は魔法びんの正面図、第2図はコップ兼用蓋体の
分解斜視図、第3図は第2図に示す端板のA方向底面
図、第4図はカバーのハゼ掛け部の断面図、第5図は蓋
体の部分断面図、第6図は底蓋の分解斜視図、第7図は
底蓋取付部の部分断面図である。 1……蓋体、8……蓋本体(円筒体)、9……カバー、
10……端板、16……ハゼ掛け部(接合部)、19……把手
部(被覆体)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒体の外周に、あらかじめ仕上がった表
    面状態で、かつ、仕上がり寸法に切断した板状薄金属片
    の両端を重ね合わせて変形加工することにより接合して
    形成した筒状カバーを取り付け、該カバーを前記円筒体
    の一端に嵌合した端板の縁部と前記円筒体に形成した鍔
    部との間にガタ付きなく介在させるとともに、前記両端
    接合部を前記端板の縁部より軸方向に延設した被覆体で
    覆ったことを特徴とする筒状カバーを有する円筒体。
JP1988147722U 1988-11-10 1988-11-10 筒状カバ−を有する円筒体 Expired - Lifetime JP2510525Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0636951B2 (ja) * 1985-07-30 1994-05-18 ピ−コツク魔法瓶工業株式会社 水筒用二層コツプのカバ−製造方法
JPH0354675Y2 (ja) * 1985-08-07 1991-12-03

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