JP2508683B2 - 金属製二重カップの製造方法 - Google Patents

金属製二重カップの製造方法

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JP2508683B2
JP2508683B2 JP62040535A JP4053587A JP2508683B2 JP 2508683 B2 JP2508683 B2 JP 2508683B2 JP 62040535 A JP62040535 A JP 62040535A JP 4053587 A JP4053587 A JP 4053587A JP 2508683 B2 JP2508683 B2 JP 2508683B2
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double cup
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cylindrical
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wall
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良三 柳
賢一 宮地
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NITSUSAN SAAMO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は,内容器,外筒部間に断熱層を設けた保温性
に優れる金属製二重カップの製造方法に関する。
(従来の技術) 従来,この種のものとして実開昭54−95481号公報の
コーヒーカップが公知である。このコーヒーカップは,
台盤に外容器の下端を固着し,この外容器の内側に別体
の内容器を嵌合すると共に,前記内,外容器の上縁を溶
着して一体化したものである。また,特開昭51−36385
号公報には断面凹状の外壁内に,その内面との間に間隙
をおいて断面凹状の内壁を挿入し,外壁または内壁もし
くは外壁と内壁の両方を,その下部から加熱しつつ,外
壁と内壁との口縁を溶接で結合し,間隙を密封する保温
食かんが開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 従来技術においては,別体である内容器と外容器の上
縁相互,内壁と外壁の口縁を溶着して一体化するため
に,内容器と外容器,内壁と外壁の口縁の芯ずれが生じ
易く,嵌合精度の不良に伴って内,外容器,内壁と外壁
が接触し易い問題点がある。さらに従来技術では内,外
容器,内壁と外壁の上縁を相互に溶着しなければならな
いため,口元部が肉厚になりかつ口元部の美感が損なわ
れる。このために突切り,研磨等によって口元部を再度
仕上げなければならない。また内,外容器,内壁と外壁
を各々別体に製作した後,これらを一体化しなければな
らず,製作工程が増す等の問題点がある。
本発明は前記問題点に基づいて成されたものであり,
芯ずれする虞れがなく,また口元部を溶接することな
く,容易に製造できると共に外筒部の下端があらわれな
い金属製二重カップの製造方法を提供することを目的と
する。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は,1枚の金属板を円筒状に絞り加工して外筒部
と略同形状の筒部を形成した後,前記筒部の底部を円筒
状に浅く逆絞りして内容器を形成して二重カップ本体を
一体形成し,前記外筒部の下端外周に嵌着する立上り壁
を有する封止板を前記外筒部の開口底部に設けることを
特徴とする金属製二重カップの製造方法である。
また,本発明は,1枚の金属板を絞り加工して円筒状の
筒部を形成した後,前記金属板の縁寄りを絞りまたはス
ピニング加工により絞りこみ外筒部を形成して二重カッ
プ本体を一体形成し,前記外筒部の下端外周に嵌着する
立上り壁を有する封止板を前記外筒部の開口底部に設け
ることを特徴とする金属製二重カップの製造方法であ
る。
(作 用) 前記構成により,1枚の金属板を絞り加工及び逆絞り加
工により上縁を連設して二重カップ本体を形成するた
め,口元部を溶接することなく一体形成が得られる。ま
た,二重カップ本体の底部開口に封止板を立上り壁を介
して嵌着することにより簡単に製造できると共に前記外
筒部の下縁を前記立上り壁により覆うことができる。
前記構成により,1枚の素材板を絞り加工及び前記素材
板の縁寄りを絞りまたはスピニング加工により絞りこみ
逆絞り加工により上縁を連設して二重カップ本体を形成
するため,口元部を溶接することなく一体形成が得られ
る。また,二重カップ本体の底部開口に封止板を立上り
壁を介して嵌着することにより簡単に製造できると共に
前記外筒部の下縁を前記立上り壁により覆うことができ
る。
(実施例) 第1図に示すように二重カップ本体はまず1枚の金属
板1A,例えば鉄板,ステンレス鋼板,アルミニウム板,
銅板等金属板を円筒状に絞り加工して,後述する外筒部
と略同形状の筒部1Bを形成した後,第2図及び第3図に
示すように筒部1Bの底部1Cを円筒状に浅く逆絞りして内
容器4を形成するものである。この様に二重カップ本体
1は内底部2と円筒状の内筒部3を有する内容器4の外
側に間隔をおいて底部5を開口した円筒状の外筒部6
を,内筒部3の上縁3Aと外筒部6の上縁6Aとを連設して
1枚の金属板1Aを絞り加工して一体形成したものであ
る。
第4図(A),(B)は,二重カップ本体1を製造す
る他の実施例を示したものであり,前記実施例と同一部
分には同一符号を付しその詳細な説明を省略する。二重
カップ本体1は第4図(A)に示すように1枚の金属板
1Aを絞り加工して円筒状の筒部1Bを形成し、次に第4図
(B)で示すように金属板1Aの縁寄りを絞りまたはスピ
ニング加工によって絞りこみ筒状の外筒部6を形成す
る。すなわち,1枚の金属板1Aを絞り加工して有底な内容
器4の外側に上縁3A,6Aを相互に連設して底部5を開口
した外周部6を一体に形成したものである。
そして、第5図に示すように内容器4,外筒部6を一体
に形成した二重カップ本体1の外筒部6の開口底部5
に,合成樹脂から成る別部材の封止板8を嵌着して,内
容器4,外筒部6の間に空気断熱層9を形成する。前記封
止板8の縁部8Aには下縁6Bより径大な立上り壁8Cを形成
し,着脱可能に外筒部6の下端6Bの外周に嵌着してい
る。尚,10は前記外筒部6に装着した把手である。
以上のように、1枚の金属板1Aによって,上縁3A,6A
相互を連設して内容器4,外筒部6を一体に形成すること
によって,従来技術における上端相互の溶接が不要とな
る。このため,内容器4,外筒部6の芯ずれはなく、嵌合
精度の不良に伴う内容器4,外筒部6の接触の虞れはなく
なり,内容器4,外筒部6間のクリアランスを小さくしか
も正確にでき,この結果二重カップをコンパクトに形成
できる。
さらに上縁3A,6A相互は予め連設しているため,すな
わち,1枚の金属板1Aを絞り加工及び逆絞り加工して上縁
3A,6Aを相互に連設して二重カップ本体1を形成するた
めに口元部に溶接のビード,鑞材が設けられることはな
い。このため口元部の突切り、研磨等の仕上げ加工が不
要になり製造工程を省略できると共に,口元部を肉薄化
でき熱伝導面積を小さくして放熱作用を抑えることがで
きる。また1枚の金属板1Aによって内容器4,外筒部6を
形成するため,例えばより薄い金属板を用いることがで
きる等材料費,加工費を低減化でき,軽量化,コストダ
ウンを図ることができる。
しかも封止板8を別部材とし,該封止板8を開口底部
5に嵌着することにより,簡単に封止板8を取付けでき
る。さらに前記下端6Bより径大な立上り壁8Cを封止板8
に設けたことにより、前記下端6Bが覆われて外側にあら
われることはなく、二重カップを手に持った時に前記下
端6Bが手に触れることはなく安心して使用できる。
尚,第6図(A)に示すように,平面が円形の内容器
4の外側に平面が矩形の外筒部6を設けてもよく,また
第6図(B)に示すように,平面が円形の内容器4の外
側に平面が八角形の外筒部6を設けて,デザインに変化
を持たせてもよい。また内容器,外筒部,金属板は適宜
楕円,三角形,多角形等種々の変形が可能である。
第7図は他の実施例の金属製二重カップを示してお
り,金属製二重カップ本体1の外筒部6の開口底部5に
嵌着する封止板8は合成樹脂から成り,そして縁部8Aに
は前記下縁6Bより径大で該下縁6Bの外周に嵌着する立上
り壁8Cが設けられている。そして立上り壁8Cの内側に,
前記下縁6Bが挿入する溝部8Dが形成されている。
以上のように,上縁3A,6A相互を連設して内容器4,外
筒部6を一体に形成することによって,従来技術におけ
る上端相互の溶接が不要となり,さらに上縁3A,6A相互
は予め連設しているため,口元部に溶接のビード,鑞材
が設けられることはない。
しかも封止板8を別部材とし,該封止板8を開口底部
5に立上り壁8Cを介して嵌着することにより,簡単に封
止板8を取付けできる。さらに前記下端6Bより径大な立
上り壁8Cを封止板8に設けたことにより、前記下端6Bが
外にあらわれることはなく、二重カップを手に持った時
に前記下端6Bが手に触れることはなく安心して使用でき
る。また前記溝部8Dにより封止板8を確実に前記開口底
部5に嵌着できる。
[発明の効果] 本発明は,1枚の金属板を円筒状に絞り加工して外筒部
と略同形状の筒部を形成した後,前記筒部の底部を円筒
状に浅く逆絞りして内容器を形成して二重カップ本体を
一体形成し,前記外筒部の下端外周に嵌着する立上り壁
を有する封止板を前記外筒部の開口底部に設けることを
特徴とする金属製二重カップの製造方法であり,内容
器,外筒部の上縁相互を溶接する必要がなくなり,製造
工程を簡略化できる。また,内容器,外筒部の芯ずれに
よる嵌合精度の不良の虞れはなく,口元部の加工が自由
になり,形状等の自由度を広げること等ができる。しか
も,封止板を外筒部の開口に立上り壁を介して嵌着する
ことにより簡単に二重カップ本体に封止板を取付けで
き、さらに封止板の立上り壁により前記下端を覆うこと
ができ、安心して使用できる。
また本発明は,1枚の金属板を絞り加工して円筒状の筒
部を形成した後,前記金属板の縁寄りを絞りまたはスピ
ニング加工により絞りこみ外筒部を形成して二重カップ
本体を一体形成し,前記外筒部の下端外周に嵌着する立
上り壁を有する封止板を前記外筒部の開口底部に設ける
ことを特徴とする金属製二重カップの製造方法であり,
内容器,外筒部の上縁相互を溶接する必要がなくなり,
製造工程を簡略化できる。また,内容器,外筒部の芯ず
れによる嵌合精度の不良の虞れはなく,口元部の加工が
自由になり,形状等の自由度を広げること等ができる。
しかも,封止板を前記下端に立上り壁を介して嵌着する
ことにより簡単に二重カップ本体に封止板を取付けで
き,さらに封止板の立上り壁により前記下端を覆うこと
ができ,安心して使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は二重カップ本体の第1製造工程を示す説明図,
第2図は同第2製造工程を示す説明図,第3図は同第3
製造工程を示す説明図,第4図(A)は他の二重カップ
本体の第1製造工程を示す説明図,第4図(B)は同第
2製造工程を示す説明図,第5図は二重カップの第1実
施例を示す断面図,第6図(A)は二重カップの第2実
施例を示す平面図,第6図(B)は二重カップの第3実
施例を示す平面図,第7図は二重カップの第4実施例を
示す断面図である。 1……金属製二重カップ本体 1A……金属板 3A,6A……上縁 4……内容器 5……開口底部 6……外筒部 6B……下端 8……封止板 8C……立上り壁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1枚の金属板を円筒状に絞り加工して外筒
    部と略同形状の筒部を形成した後,前記筒部の底部を円
    筒状に浅く逆絞りして内容器を形成して二重カップ本体
    を一体形成し,前記外筒部の下端外周に嵌着する立上り
    壁を有する封止板を前記外筒部の開口底部に設けること
    を特徴とする金属製二重カップの製造方法。
  2. 【請求項2】1枚の金属板を絞り加工して円筒状の筒部
    を形成した後,前記金属板の縁寄りを絞りまたはスピニ
    ング加工により絞りこみ外筒部を形成して二重カップ本
    体を一体形成し,前記外筒部の下端外周に嵌着する立上
    り壁を有する封止板を前記外筒部の開口底部に設けるこ
    とを特徴とする金属製二重カップの製造方法。
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