JP2510312B2 - ポンプ又はモ−タ - Google Patents

ポンプ又はモ−タ

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JP2510312B2
JP2510312B2 JP2014195A JP1419590A JP2510312B2 JP 2510312 B2 JP2510312 B2 JP 2510312B2 JP 2014195 A JP2014195 A JP 2014195A JP 1419590 A JP1419590 A JP 1419590A JP 2510312 B2 JP2510312 B2 JP 2510312B2
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武夫 前田
四司二 友繁
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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、油圧機器分野などにおいて利用されるポン
プ又はモータ(以下、単にポンプとして説明する)、特
に、本体とカバーなどの接合体を位置決めし接合させる
ための位置決め機構に関するものである。
[従来の技術] ポンプを始めとして一般にケーシング内に比較的大き
な部品等を収容しなければならない機器類においては、
少なくともケーシングを半割りにしておき、該ケーシン
グの片半部に収容物を装着した後に他半部を接合して組
み立てを完了する必要がある。このため、その際の位置
決め機構として、両端面に合わせ穴を設けておき、これ
らの合わせ穴に嵌合するピン(或いはブッシュ)を一方
の端面に突設し、このピンをガイドにして他方の端面を
近付けることにより位置決めを行うものが比較的多く採
用されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、ポンプの場合、容積効率や機械効率を上げ
るために、常により高い位置決め精度が追及される。こ
のため、従来ではピンと合わせ穴の間にできるだけ緊密
な嵌合状態をとることで対応している。しかし、このよ
うな対策はピン及び合わせ穴の加工を難しくして熟練を
要するものにし、しかも、ピンを合わせ穴内にある程度
の深さまで埋没させる関係上、ピンと合わせ穴の径があ
まりに近接していると挿入や抜出が容易でなくなり、組
立・分解作業にも支承を来たすことになる。
これに対して、実開昭61−74629号のマイクロフィル
ムの第4図には、対をなす接合体のそれぞれの端面に合
わせ穴を形成し、両端面を接合する際にそれらの合わせ
穴間に球体を介在させて位置決めするようにしたものが
開示されている。ところが、このものは穴が球体の球面
を映し込んだ凹状をなしており、相対的に球面が大きけ
れば球体が遊んでしまうし、球面が小さければ球体の入
る余地がなって、結果的に正確な位置決めを行うために
は、球体と穴の間に厳密な寸法精度を出すことが不可欠
となる。したがって、加工に極めて高い精度が要求され
るという欠点がある。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので
あって、端面同士を高い位置決め精度下に接合でき、し
かも加工・組立・分解作業を容易に行うことができる位
置決め機構を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、かかる目的を達成するために、次のような
構成を採用したものである。
すなわち、本発明に係るポンプ又はモータは、本体と
カバーのそれぞれの端面に開口縁がテーパ面をなす合わ
せ穴を有し、両端面を接合する際にそれらの合わせ穴の
テーパ面間に球体を介在させて締め付けることにより、
この球体に両合わせ穴を圧潰させ位置決めする本体とカ
バーの位置決め機構を備えたことを特徴とする。
[作用] 一方の端面の合わせ穴に球体の片半部が装着されてお
り、その球体の他半部に他方の端面の合わせ穴を近付け
ていく場合について説明する。先ず、近付ける端面の合
わせ穴内に球体の球面端を装入しなければならないが、
この段階は端面同士が多少ずれていても装入可能な融通
の利く状態にある。つまり、テーパ面は外方端にいくほ
ど拡開しているため、他方の端面を接近させる段階で合
わせ穴と球体との間に比較的大きな位置ずれがあって
も、少なくとも球体の一部がテーパ面の外方端の内部に
位置づけられていれば案内作用は発揮される。次に、徐
々に深く装入していくと、テーパ面と球体の球面とがと
きおり接触しながらテーバ面に誘導されて次第に合わせ
穴の中心と球体の中心とが一致する方向に位置修正され
ていく。そして、最後に端面同士がわずかのクリアラン
ス下に近接したとき、近付けていった方の端面は合わせ
穴を球体の他半部に外嵌させた状態で係止する。さら
に、この状態から両端面同士を止着具により締め付ける
と、両端面の合わせ穴が球体に圧潰されてテーパ面を中
心にして極めて軽度な塑性変形を起こし、その際に両端
面が球体の中心に対して極めて高い精度でセンタリング
させることになる。
以上を組立手順の面から見ると、先ず、合わせ穴間に
球体を挾持させ、次にボルト等によって端面同士を締着
すれば、それのみ作業は完了する。分解時はボルトをは
ずすだけである。
そして、球体と合わせ穴の組み合わせには、ピンと合
わせ穴の組み合わせに比べて遥かに加工精度を出し易い
という利点を伴う。特に、本発明の合わせ穴は開口縁が
テーパ面をなしており、それらのテーパ面間に球体を介
在させて位置決めするようにしているため、実質的に球
体の径と合わせ穴の内方端の径との寸法関係を厳密に規
定することは不要であり、中心部の位置さえ正確であ
り、且つ球体とテーパ面との接触状態が確実であれば、
球体の径とテーバ面の径との間にある程度の加工誤差が
あっても位置決めは確実かつ高精度で行われるものとな
る。
[実施例] 以下、本発明を実施した一実施例を第1図〜第4図を
参照して説明する。
このポンプは歯車式のもので、第1図はその側面を示
し、第2図は第1図におけるII−II線断面図、第3図は
同III−III線断面図である。ボディ1内には互いに外接
噛合してなる図示しない駆動ギヤ及び従動ギヤが配設し
てあり、ボディ前端面1a及び後端面1bがそれぞれフロン
トカバー2及びリヤカバー3によって蓋着されている。
フロントカバー2からは駆動ギヤを軸着した駆動軸4が
外部に延出されており、この駆動軸4をモータ等に連結
して駆動することにより、両ギヤが同期回転し、周知の
ポンプ作用を営むようになっている。5は従動軸であ
り、6は歯側面に添接して容積空間をシールする側板、
7a、7bは後端面1b及びリヤカバー端面3aに凹設されたO
リング溝、8a、8bはリヤカバー3をボディ1に取り付け
るために両端面1b、3aに穿設されたボルト穴である。
そして、ボディ後端面1bに第2図に示すが如きポンプ
中心Oに対して点対称をなす位置に一対の合わせ穴9a、
9aを凹設し、リヤカバー端面3aにこれらの合わせ穴9a、
9aに対応する第3図に示すが如き位置に一対の合わせ穴
9b、9bを凹設している。これらの合わせ穴9b、9bの位置
は、次のような考察に基づいて選定されている。すなわ
ち、両図においてA−A線上に合わせ穴を設ける場合に
はこの位置がポンプの高圧域と低圧域の境界線上に相当
するためその曲りにより位置決め精度が損なわれ易く、
またB−B線上に合わせ穴を設ける場合にはポンプ中心
Oからの距離が最短となるためやはり位置決め精度が低
下し易くなる。よって、これらを踏まえた場合、A−A
線とB−B線の間に位置させて合わせ穴を設けるのがよ
いが、45゜の方向にはボルト穴8a、8bが存在する。この
ため、これらのボルト穴8a、8bを避けた結果、C−C線
上に合わせ穴が設けられたものである。第4図は合わせ
穴9a、9bに沿った断面図であり、両合わせ穴9a、9bは、
穿孔機で所定位置に正確に半径r1の穴を穿設した後、情
報に最大半径r2にまで拡径するテーパ面9a1、9b1を設け
てなる。また、両合わせ穴9a、9b間に介在させるべき球
体として球径RをRをr1<R<r2の範囲に設定した完全
球形をなすスチールボール10を2個用意しておく。この
際、両合わせ穴9a、9b間にスチールボール10を介在させ
た状態で図示のように両端面1b、3a間に若干のクリアラ
ンスdが生じるように各部の寸法を設定しておく。
しかして、この構造によると、両合わせ穴9a、9bの開
口縁に形成したテーパ面9a1、9b1の案内作用、及び、そ
れらのテーパ面9a1、9b1間に介在するスチールボール10
の案内作用で、ボディ端面1bとリヤカバー端面3aとを第
4図に示す状態にまで近接させることは容易となる。そ
して、ボルト穴8a、8bに図示しないボルトを挿入して締
着すれば、両合わせ穴9a、9bがスチールボール10に圧潰
されてテーパ面9a1、9b1を中心に極めて軽度な塑性変形
を起こす間に両端面1b、3aがスチールボール10の中心に
対してセンタリングされ、その結果、端面1b、3a同士が
高い位置決め精度下にクリアランスdを消失させた状態
で接合されることになる。このため、このポンプは簡略
な加工及び取付手順によっても手順の最後において極め
て高い組立精度を出すことができ、その結果、容積効率
や機械効率を有効に向上させることが可能となる。ま
た、締着しているボルトを外せばボディ1とリヤカバー
3を結びつける拘束力がなくなるため、分解も簡単に行
い得るものとなる。
なお、上記実施例では合わせ穴9a、9bをボルト穴8a、
8bに対してB−B線側に設けているが、第5図に示すよ
うにA−A線側に設けるようにしてもよい。さらに、こ
のような位置決め機構をボディ1とフロントカバー2の
接合に利用することも勿論有効となる。その他、球体の
素材にスチール以外のもの(例えばセラミック)を使用
したり、ポンプが多連構造をなしているものに適用した
り、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形実施が可
能である。
[発明の効果] 本発明は、以上のような位置決め機構であり、端面同
士を高い位置決め精度下に接合でき、しかも加工・組立
・分解作業が容易となるため、安価にして容積効率、機
械効率の優れたポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示し、第1図に側
面図、第2図は第1図におけるII−II線断面図、第3図
は同III−III線断面図、第4図は合わせ穴間に球体を介
在させた状態を示す断面図である。第5図は本発明の他
の実施例を示す第2図に対応する断面図である。 1……接合体(ボディ) 3……接合体(リヤカバー) 1b、3a……端面 9a、9b……合わせ穴 9a1、9b1……テーパ面 10……球体(スチールボール)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧機器部などにおいて利用されるポンプ
    又はモータにおいて、 本体とカバーのそれぞれの端面に開口縁がテーパ面をな
    す合わせ穴を有し、両端面を接合する際にそれらの合わ
    せ穴のテーパ面間に球体を介在させて締め付けることに
    より、この球体に両合わせ穴を圧潰させ位置決めする本
    体とカバーの位置決め機構を備えたことを特徴とするポ
    ンプ又はモータ。
JP2014195A 1990-01-23 1990-01-23 ポンプ又はモ−タ Expired - Fee Related JP2510312B2 (ja)

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