JP2510062Y2 - 排泄処理装置 - Google Patents

排泄処理装置

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JP2510062Y2
JP2510062Y2 JP1991002952U JP295291U JP2510062Y2 JP 2510062 Y2 JP2510062 Y2 JP 2510062Y2 JP 1991002952 U JP1991002952 U JP 1991002952U JP 295291 U JP295291 U JP 295291U JP 2510062 Y2 JP2510062 Y2 JP 2510062Y2
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誠二 川崎
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誠二 川崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は特に病人等用の排泄処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置として、パンツ主体に
センサ,空気供給部,温水供給部および排泄処理部を接
続して、排泄がセンサにより検知されると予め定められ
たプログラムに従って排泄物の排出と洗浄を行って、排
泄物を自動的に処理する排泄処理装置が特開昭51−1
22994号公報で提案されている。
【0003】また、この排泄処理装置ではパンツ主体の
胴口および両脚口の周囲に中空体を設け、この中空体を
排出時に膨張させてパンツ主体を気密に保つようにして
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、コンプレッサ等により中空体への圧縮空気の供給及
び吸引を行うものであり、コンプレッサとこのコンプレ
ッサによる供給,吸引を切換えるための弁装置等が必要
となり、装置が大型化及び複雑化することが懸念され
る。また、パンツ主体にも前記圧縮空気の供給及び吸引
用及びパンツ主体内の気密空間への空気供給用として複
数のホースを接続しているため、パンツ主体の装着及び
その洗浄等の際の取扱いがやりにくくなるという不具合
があった。そこで本考案は、装置の小型化及び簡素化を
図り取扱いが容易でかつ衛生的な排泄処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は液体供給部から
液体を供給する供給口と、排泄物排出部により排泄物を
吸引排出する排出口とを内面に備えた排泄用着用体と、
前記排泄用着用体を装着する着脱可能なオシメと、前記
排泄用着用体に設けられ、前記排泄物排出部の吸引動作
による着用体内の負圧により開成して着用体内に空気を
供給する一方向性の空気吸入弁と、を具備したものであ
る。
【0006】
【作用】オシメにより排泄用着用体を装着して、会陰部
の洗浄及び排泄物の吸引処理を行うことができる。ま
た、排泄用着用体とオシメを別体で洗浄して衛生的に保
つことができる。
【0007】さらに、排泄用着用体に一方向性の空気吸
入弁を設けることにより、排泄物排出部の吸引による負
圧によって、その空気吸入弁から新鮮な空気が排泄物着
用体内に流れ込んで排泄物のスムーズな吸引が可能とな
り、また、その空気吸入弁からは排出物が逆流して漏れ
ることがないから、排泄物を衛生的に処理することがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0009】図1乃至図21は本考案の一実施例を示
し、図1乃至図5に示すように、本装置は液体の供給並
びに排泄物の排出を行う複数の通路を内部に形成した高
分子樹脂成型体1と、この高分子樹脂成型体1に被装さ
れた柔軟なシート体たるシリコーンシート体2とからな
る排泄用着用体3を有し、また図7乃至図19に示すよ
うに排泄用着用体3内の通路に接続された圧送手段たる
洗浄水用往復ポンプ4と、この往復ポンプ4に接続され
た温水供給部5とを有し、さらに前記排泄用着用体3の
通路に接続された排泄物排出部6を有し、さらにまた予
め定められたプログラムに従い往復ポンプ4並びに各部
5,6等を制御する制御部7を有している。また、前記
排泄用着用体3には紙又は布等からなり一般的なオシメ
カバーと略同形なオシメ8が被装され、このオシメ8に
設けたベルベット式ファスナー9により、前記排泄用着
用体3は使用者の股部に配置された状態でオシメ8によ
って取り付け保持されるものである。なお、この場合オ
シメ8は図示しない両面接着テープ等により取替えでき
るように排泄用着用体3に取付けられる。
【0010】高分子樹脂成型体1は股部側に配置される
主壁部10とこの主壁部10より短く形成され尻部側に配置
される副壁部11とをL字形状に交差して一体化してお
り、主壁部10と副壁部11の内面側の両側縁には端縁が股
形状に沿ってカーブしている側壁部12が一体に形成され
ている。前記主壁部10の中央よりやや内端側に対応する
左右の側壁部12の端縁内側と、前記副壁部11内面とには
排泄物を検知するセンサ13が設けられ、このセンサ13は
図示しない電気コードによって前記制御部7に電気的に
接続されている。前記主壁部10内面の外端側中央には第
1のオリフィス付ノズル14が設けられている。前記主壁
部10内端部には排泄物吸込口15が形成されているととも
に副壁部11内面が排泄物吸込口15に向って傾斜して排泄
物吸込口15が低くなっている。前記高分子樹脂成型体1
内にはオリフィス付ノズル14の端部に連通する温水用の
第1の通路16と、前記排泄物吸込口15に連通する第2の
通路17とが形成されている。各通路16,17は主壁部10の
外面に開口し、第1の通路16の開口部には往復ポンプ4
に接続するヒータ18付きの第1のホース19が接続され、
第2の通路17には前記排泄物排出部6に接続する第2の
ホース20が接続されている。
【0011】シリコーンシート体2は前記高分子樹脂成
型体1の外周面形状に合わせて形成した外装部21を有
し、この外装部21によって高分子樹脂成型体1の外周面
を被装し、この外装部21の外側部に当板22を当接し複数
の螺子23によって固設して外装部21を高分子樹脂成型体
1に一体化させている。また外装部21の開口全周縁には
舌部24が延在し、この開口全周部付近および舌部24は高
分子樹脂成型体1の外周面に接着剤にて接着固設してい
る。シリコーンシート体2はさらに前記外装部21の周囲
が外方に延在して全周囲にシリコーン延設部25が一体形
成されており、シリコーンシート体2は前記外装部21、
舌部24、シリコーン延設部25が一体形成されてなる。
【0012】洗浄水用往復ポンプ4は図7乃至図10に
示すようにシリンダ26,ピストン27及び減速機付モータ
28とを有し、略矩形の取付プレート29の上部に前記減速
機付モータ28が取付けられ、このモータ28の回転軸28A
にホイール30が固着され、ホイール30の前面側からカラ
ー31Aを挿通して該ホイール30に螺合されたゆるみ止め
タイプのボルト31に、上部クランク軸32が回転自在に軸
着されている。前記シリンダ26の上部には二又状のヨー
ク33が雄螺子33Aにより固着され、このヨーク33に挿通
して取り付けたボルト34に下部クランク軸35が回動自在
に軸着されている。そして上部クランク軸32の雌螺子32
Aに下部クランク軸35の雄螺子35Aを螺合して両クラン
ク軸32,35相互を連結している。前記取付プレート29の
下部はボルトによりシリンダ案内用のハウジング36に取
付けられ、このハウジング36はその中心孔にリニアブッ
シュ37を装着し、このリニアブッシュ37は該ハウジング
36の上部に取り付けられた略リング状の押え部材38によ
り固設され、前記リニアブッシュ37内にピストン27の軸
が上下動可能に案内される。前記ハウジング36の下部に
は両フランジタイプの前記シリンダ26が取り付けられ、
このシリンダ26内を上下動するピストン27のヘッド27A
に周設された装着溝27Bにリング状のシール部材39が装
着されている。シリンダ26の下部にはシリンダブロック
40が取付けられており、このシリンダブロック40の内部
には一側を前記シリンダ26内と挿通し略U型に穿設され
た吸込路41及び吐出路42がそれぞれ設けられ、他側には
それぞれ開成方向の異なる一方向性の第1及び第2の弁
43,44が設けられ、吸込路41側の第1の弁43は水タンク
5Aから水をシリンダ26内に吸込む方向に開成し、この
方向と逆に吐出路42側の第2の弁44は開成する。第1及
び第2の弁43,44はシリンダブロック40に形成された円
筒状の弁室43A,44Aに略リング状で段部45Aを有する
パッキン45と、このパッキン45の中心孔45Bを塞ぐステ
ンレス,ゴムあるいは合成樹脂製のボール46と、このボ
ール46を前記パッキン45に押圧するコイルスプリング47
と、前記ボール46を案内するガイドリング48とを挿入配
置し、弁43,44が位置するシリンダブロック40の上部に
蓋体49を取り付けている。また、この蓋体49には弁43,
44に対応して連通孔50,50Aがそれぞれ穿設され、第1
の弁43側の連通孔50は水タンク5A側と接続され、第2
の弁44側の連通孔50Aには前記第2のホース20が接続さ
れている。そして前記モータ28の回転によりピストン27
が上昇してシリンダ26内に負圧が生ずるとボール46が下
方に吸引され、第1の弁43のボール46がスプリング47に
抗して降下し水タンク5Aから水がシリンダ26内に吸込
まれ、逆に第2の弁44のボール46がパッキンに圧接して
止水する。次にピストン27が最上部位置から降下する
と、シリンダ26内の水が吐出され、第1の弁43が閉成し
た状態で第2の弁44が閉成し第2の通路20側へと水が圧
送される。
【0013】前記往復ポンプ部4および各部5,6およ
び制御部7は台車51に搭載しており、台車51の前列には
排泄物排出部8が配設され、中央には温水供給部5と、
往復ポンプ4を収納するケース4Aおよび排泄物排出部
6が配設され、後列には制御部7が配設されている。
【0014】温水供給部5は図11,図12に示すよう
に水タンク5Aを有し、この水タンク5Aの上面中央に
水注入筒52が立設され、この水注入筒52の雄螺子部53に
螺合して蓋54が開閉可能に装着されている。また水タン
ク5Aには水位センサ55,サーミスタ56およびヒータ57
を有し、制御部7によってサーミスタ56の検知温度が一
定になるようにヒータ57の通断電を制御するとともに水
位センサ55からの信号に基づき水切れ状態を報知できる
ようになっている。また、水タンク5Aの下面には該水
タンク5A内の水を往復ポンプ4に送る第3のホース58
が接続されており、この第3のホース58は前記連通孔50
に接続されている。そして第3のホース58を通して往復
ポンプ4により水タンク5A内の温水を排泄用着用体3
に第2のホース19を通して供給する。
【0015】前記オリフィス付ノズル14は図16に示す
ように取付筒体59内にノズル体60が嵌着されており、取
付筒体59の周面にはリング状のパッキン61の挿着溝62が
形成され、第1の通路16から圧送された温水がノズル体
59から拡散されて霧状に噴射される。
【0016】排泄物排出部6は図11乃至図15に示す
ように排泄物タンク64を有し、この排泄物タンク64の側
方に上下分割可能なサクションチャンバ65が設けられ、
このサクションチャンバ65内に吸引動力源としてのサク
ションモータ66が配設されている。前記排泄物タンク64
の上口部には臭気排出チャンバ67が着脱可能に装着さ
れ、前記サクションチャンバ65の上部には中継チャンバ
68が固設されている。また、サクションチャンバ65の側
部には分離室69が設けられている。前記中継チャンバ68
内には前記第2のホース20が接続され排泄物を臭気排出
チャンバ67に送る排泄物通路70と、臭気排出チャンバ67
からの臭気を前記分離室69に送る第1の臭気通路71と、
分離室69からの臭気を前記サクションチャンバ65に送る
第2の臭気通路72とを有している。前記臭気排出チャン
バ67の上蓋部には上板73が固着されているとともに下口
部は一体な仕切壁74により仕切られており、チャンバ67
内には前記排泄物通路70に一端を接続しタンク64に他端
を開口するエルボ管75が配設され、また、一端を第1の
臭気通路71と接続し他端をチャンバ67内に開口する吸込
管76が配設されている。前記仕切壁74に連通孔77が形成
され、この連通孔77には上壁78と周側壁79を有する内筒
80が立設され、その周側壁79には同一角度をなす多数の
傾斜孔81が設けられ、この外方に内筒80より高い外筒82
が立設されている。前記連通孔77の下方には邪魔板83が
水平に配設されている。また、臭気排出チャンバ67には
タンク64内の排泄物量を検知する水位センサ84が設けら
れ、またタンク64との気密を保持するパッキン85が設け
られるとともに、ハンドル86および臭気排出チャンバ67
と中継チャンバ68とを気密保持状態で密着させるための
係脱可能な連結レバー87を設けている。分離室69は入口
88と出口89が並設され、入口88の下方に邪魔板90が斜設
され、下方に貯溜物のセンサ91およびドレン92が設けら
れている。また、サクションチャンバ65下方の出口には
消臭フィルタ93が装着されている。サクションモータ66
による吸引力で第2のホース20を通して送られてきた排
泄物は図11の矢印のように中継チャンバ67の排泄物通
路70と臭気排出チャンバ67のエルボ管75を経て排泄物タ
ンク内に収納される。一方、タンク64内の臭気は邪魔板
83に衝突し撹乱されて内筒80の傾斜孔81から螺旋状に旋
回しながら流出し外筒82に沿って上昇し上板73に衝突し
さらに撹乱してから吸込管76,第1の臭気通路71を経て
分離室69に送られ、ここで邪魔板90に衝突して撹乱,滞
留し、不純物と分離され、この後第2の臭気通路72を経
てサクションチャンバ65内に入り、さらに消臭フィルタ
93を通して消臭状態で大気中に放散される。
【0017】センサ13は図17,図18に示すように外
筒電極94の中心に内筒電極95を配置し、外筒電極94の内
面と内筒電極95の外面との間に合成樹脂等の絶縁製モー
ルド材96を充填して双方の電極94,95を一体化してお
り、内筒電極95の先端には外筒電極より0.5 〜1mm程度
突出する突出部97を有している。また、各電極94,95の
基端には突出形状のコード接続部98が形成されている。
【0018】前記排泄物着用体3には一方向性の空気吸
入弁99が設けられ、この空気吸入弁99は高分子樹脂成型
体からなる2つの筒体100 ,101 を一体に組付け、内部
に拡大部102 と段部103 を有する連通孔104 を設け、常
時はスプリング105 によりステンレス,ガラス,プラス
チック等からなる球体106 が拡大部102 に押圧され、あ
るいは接して連通孔104 を塞ぎ、前記排泄物排出部6の
吸引動作により前記排泄物着用体3内に負圧が生ずる
と、この負圧によりスプリング105 の付勢に抗して球体
106 が空気吸入方向A側に連通孔104 を空気が通過可能
となる。
【0019】前記オシメ8には前記第1及び第2のホー
ス16,17に対応して開口16A,17Aが設けられ、これら
開口16A,17Aはオシメ8にあらかじめ、あるいは排泄
物着用体3を使用者107 が装着する際、穿設する。ま
た、第1及び第2のホース16,17は排泄物着用体3に着
脱自在に接続されている。
【0020】次に上記構成につきその作用を説明する。
排泄物着用体3を使用者107 の股部分に着用させ、ベル
ベット式ファスナー9を介してオシメ8にて装着保持さ
せる。この場合、高分子樹脂成型体1の主壁部10は股部
側、副壁部11は尻部側に位置させ肛門部又はその近傍箇
所を意味する会陰部Bを覆うようにして装着させる。使
用者107 が寝たままの状態で排泄を行うと、これをセン
サ13で検知し、この検知信号に基づき制御部7は本装置
を起動させ予め定められたプログラムに従い一連の排泄
処理動作を実行する。
【0021】排泄物排出部6のサクションモータ66と往
復ポンプ4のモータ28が作動し、往復ポンプ4のオリフ
ィス付ノズル14から温められた温水が20〜50分間噴射す
る。この間、排泄物吸込口15からは排泄物が前記温水と
ともに吸い出され、温水により洗浄され続ける。この場
合、往復ポンプ4のモータ28は例えば1分間に50回転し
ており、これによりピストン27が1分間に上下往復動を
50行程行い、図21で示すように一行程ごとに圧送行程
108 ,吸引行程109 を繰り返して温水が間欠状態で圧送
される。また、前記サクションモータ66の吸引により排
泄用着用体3内には空気吸入口99を介して空気が供給さ
れ、この空気は主として通気性を有するオシメ8を通っ
て開かれた連通孔104 から排泄用着用体3内に流れ込
み、また、排泄用着用体3内から空気吸入弁99に排泄物
あるいは温水が流れ込んだ場合は球体106 が拡大部102
に圧接して外部への流出が防止される。また、使用等に
よって汚れたオシメ8は排泄用着用体3から取り出して
洗浄あるいは交換する。
【0022】このように上記実施例においては、液体供
給部たる温水供給部5から液体たる温水を供給する供給
口たるオリフィス付ノズル14と、排泄物排出部6により
排泄物を吸引排出する排出口たる排出物吸口15とを備
えた排泄用着用体3と、排泄用着用体3を会陰部Bに装
着す着脱可能なオシメ8と、排泄用着用体3に設けら
れ、排泄物排出部6の吸引動作による着用体3内の負圧
により開成して着用体3内に空気を供給する一方向性の
空気吸入弁99とを具備するものであるから、従来の空気
供給口及び中空体等を設けたものに比べて構造が簡易で
かつ排泄用着用体3の小型化が図れ、接続するのは第
1,第2のホース19,20だけであるから、取り扱いが容
易となり、さらに排泄用着用体3は小型となるから使用
者の装着感が良好となる。また、排泄用着用体3を装着
保持するオシメ8は交換可能であって、別体で洗浄を行
いあるいは交換することにより、衛生的に保つことがで
きる。さらに、従来のようにコンプレッサ及びその弁装
置を用いるものに比べて装置の小型化が可能となる。さ
らに、排泄物排出部6の吸引による負圧によって、空気
吸入弁99から新鮮な空気が排泄用着用体3内に流れ込
で排泄物のスムーズな吸引が可能となり、また、排泄物
はその空気吸入弁99を逆流することがないから、衛生的
に排泄物を処理することができる。
【0023】また、往復ポンプ4により温水がノズル14
から脈動を持って噴射され、使用者107 の会陰部Bを少
量の水で効果的に洗浄することができ、水タンク5Aの
容量も少なくてすみ、また排泄物タンク64の容量も小さ
くなり装置の小型化が図られる。
【0024】また、排泄物排出部6はサクションモータ
66により排泄物を排泄物タンク64内に収容するととも
に、そのタンク84内の臭気を脱臭経路を経て消臭フィル
タ93を介して排出するため、排泄タンク84内の臭気を消
臭処理して排泄物の悪臭を周囲に放つことがない。
【0025】また、ノズル14及び排泄物吸込口15を内面
に設けた高分子樹脂成型体1と、この高分子樹脂成型体
1の外面に被装したシリコーンシート体2とにより排泄
物着用体3を構成しているため、肌に密着する部分は生
体親和性の良好なシリコーンシート体2でありながら各
通路16,17は外圧で変形する虞れのない高分子樹脂によ
り使用者が着用状態で姿勢を変えたりしても各通路16,
17が押し潰されることがなく排泄物の排出や洗浄の処理
動作を円滑に行うことができる。
【0026】なお、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えばノズル及び空気吸入弁の個数及
び形状は適宜選定可能である。また、高分子樹脂成型体
及びシリコーンシート体の形状,寸法並びに樹脂の種類
は適宜選定すればよく、例えばウレタン等を用いること
ができる。また、オシメと排泄用着用体とをベルベット
式ファスナー等により着脱自在に設けてもよい。また、
実施例において内筒電極94は筒型のものを示したが円柱
型でもよい。また、拡大部102 はテーパー状でもよい。
また、高分子樹脂成型体とシリコーンシート体との固定
はめ込み,ビス止め,接着等適宜手段を用いること
ができる。
【0027】
【考案の効果】本考案は液体供給部から液体を供給する
供給口と、排泄物排出部により排泄物を吸引排出する排
出口とを内面に備えた排泄用着用体と、前記排泄用着用
体を装着する着脱可能なオシメと、前記排泄用着用体に
設けられ、前記排泄物排出部の吸引動作による着用体内
の負圧により開成して着用体内に空気を供給する一方向
性の空気吸入弁と、を具備したものであり、装置の小型
化及び簡素化を図り取扱いが容易でかつ衛生的な排泄処
理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す排泄用着用体及びオシ
メの斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す排泄用着用体の斜視図
である。
【図3】本考案の一実施例を示す排泄用着用体及びオシ
メの断面図である。
【図4】本考案の一実施例を示す排泄用着用体の断面図
である。
【図5】本考案の一実施例を示す高分子樹脂成型体の断
面図である。
【図6】本考案の一実施例を示す概略説明図である。
【図7】本考案の一実施例を示す圧送手段の断面図であ
る。
【図8】本考案の一実施例を示す圧送手段の正面図であ
る。
【図9】本考案の一実施例を示す圧送手段の要部の断面
図である。
【図10】本考案の一実施例を示す圧送手段の要部の分
解斜視図である。
【図11】本考案の一実施例を示す各部を台車に搭載し
た状態の斜視図である。
【図12】本考案の一実施例を示す各部を台車に搭載し
た状態の平面図である。
【図13】本考案の一実施例を示す排泄物排出部の断面
図である。
【図14】本考案の一実施例を示す図13のA−A線拡
大断面図である。
【図15】本考案の一実施例を示すサクション構造の断
面図である。
【図16】本考案の一実施例を示すオリフィス付ノズル
の断面図である。
【図17】本考案の一実施例を示すセンサの断面図であ
る。
【図18】本考案の一実施例を示すセンサの斜視図であ
る。
【図19】本考案の一実施例を示す空気吸入弁の断面図
である。
【図20】本考案の一実施例を示す排泄物および水の流
れを示す説明図である。
【図21】本考案の一実施例を示す圧送手段の工程の説
明図である。
【符号の説明】
3 排泄用着用体 5 温水供給部(液体供給部) 6 排泄物排出部 8 オシメ 14 オリフィス付ノズル(供給口) 15 排泄物吸込口(排出口)99 空気吸入弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体供給部から液体を供給する供給口
    と、排泄物排出部により排泄物を吸引排出する排出口と
    を内面に備えた排泄用着用体と、 前記排泄用着用体を装着する着脱可能なオシメと、前記排泄用着用体に設けられ、前記排泄物排出部の吸引
    動作による着用体内の負圧により開成して着用体内に空
    気を供給する一方向性の空気吸入弁と、 を具備したことを特徴とする排泄処理装置。
JP1991002952U 1991-01-31 1991-01-31 排泄処理装置 Expired - Lifetime JP2510062Y2 (ja)

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