JP2526083Y2 - 排泄処理装置 - Google Patents

排泄処理装置

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JP2526083Y2
JP2526083Y2 JP1991000162U JP16291U JP2526083Y2 JP 2526083 Y2 JP2526083 Y2 JP 2526083Y2 JP 1991000162 U JP1991000162 U JP 1991000162U JP 16291 U JP16291 U JP 16291U JP 2526083 Y2 JP2526083 Y2 JP 2526083Y2
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昇 佐藤
誠二 川崎
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誠二 川崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は特に病人等用の排泄処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置として、パンツ主体に
センサ,空気供給手段,温水供給手段および排泄物排出
手段を接続して、排泄がセンサにより検知されると予め
定められたプログラムに従い排泄物の排出と洗浄を行っ
て、排泄物を自動的に処理するものが特開昭51−12
2994号公報で提案されている。
【0003】この種の装置においては、パンツ主体にノ
ズルを設け、このノズルから供給装置によって一定圧で
圧送された水を噴射して上記洗浄動作を行うように構成
されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、供給手段によって水を一定圧で圧送しノズルから噴
射するものであり、水の使用量を減すためノズルの噴射
口を絞って噴出圧を上げると洗浄の際使用者が痛みを感
じ易く使用に不快を伴い、逆にノズルの噴射口を拡大す
ると十分な洗浄効果が得られにくくなる。また、使用す
る洗浄水の量が増加するため、排泄物とともにその洗浄
水を収納するタンクが大型化し装置の小型化を妨げると
いう問題があった。さらに、洗浄水の使用量を減すため
にノズルから水と共に空気を噴出することが考えらる
が、ノズルに空気を圧送するため前記空気供給手段の例
えばコンプレッサを併用した場合該コンプレッサが大型
化し装置全体の大型化を招くとともにコンプレッサから
発する騒音が増大するという問題があった。
【0005】そこで本考案は装置の小型化を図るととも
に洗浄効果に優れた排泄処理装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は液体供給手段か
らの液体を供給する液体供給口と、排泄物排出手段によ
り排泄物を吸引排出する排泄物吸込口とを排泄用着用体
の内面に備えてなる排泄処理装置において、前記液体供
給手段は液体を脈動圧送して供給する往復ポンプを備え
ものである。
【0007】
【作用】往復ポンプの往復駆動により液体が間欠状態で
圧送される。そして供給口から脈動を持って供給される
液体によって使用者の会陰部並びにその周囲が効果的に
洗浄される。また、往復ポンプの往復駆動速度を調整す
ることにより液体の脈動が容易に調整でき、さらに従来
の一定圧で圧送するものに比べ液体の使用量も少量とな
り水タンク等の小型化が図られる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0009】図1乃至図21は本考案の一実施例を示
し、図1乃至図6に示すように、本装置は空気および液
体の供給並びに排泄物の排出を行う複数の通路を内部に
形成した高分子樹脂成型体1と、この高分子樹脂成型体
1に被装された柔軟なシート体たるシリコーンシート体
2とからなる排泄用着用体3を有し、また図8乃至図1
9に示すように排泄用着用体3内の通路に接続された圧
送手段たる洗浄水用往復ポンプ4と、この往復ポンプ4
接続して備える温水供給部5と、該通路に接続された
空気供給部6と、該通路に弁ユニット7Aを介して接続
された脱気部7とを有し、さらに前記排泄用着用体3の
通路に接続された排泄物排出部8を有し、さらにまた予
め定められたプログラムに従い往復ポンプ4並びに各部
5,6,7,7A,8等を制御する制御部9を有してい
る。また、前記排泄用着用体3は使用者の股部に配置さ
れた状態で紐10付きの布カバー11により取り付け保持さ
れるものであり、前記脱気部7に接続された膨縮可能な
腰当バッグ12と共用して使用するようになっている。
【0010】高分子樹脂成型体1は股部側に配置される
主壁部13とこの主壁部13より短く形成され尻部側に配置
される副壁部14とをL字形状に交差して一体化してお
り、主壁部13と副壁部14の内面側の両側縁には端縁が股
形状に沿ってカーブしている側壁部15が一体に形成され
ている。前記主壁部13の中央よりやや内端側に対応する
左右の側壁部15の端縁内側と、前記副壁部14内面とには
排泄物を検知するセンサ16が設けられ、このセンサ16は
図示しない電気コードによって前記制御部9に電気的に
接続されている。前記主壁部13内面の外端側中央には第
1のオリフィス付ノズル17が1個設けてあり、その内端
側中央には第1のオリフィス付ノズル17A,17B,17C
が縦列で3個設けてあり、このうちの外端側のオリフィ
ス付ノズル17Aには噴霧口を使用者の会陰部に向けて折
り曲げて方向設定可能なノズル端部18が設けられてい
る。前記副壁部14内面の外端側中央には第2のオリフィ
ス付ノズル19が1個設けられている。前記主壁部13内面
の中央より一側方には外端側と中側とに1個ずつ温風口
20,20Aが設けられ、前記副壁部14内面の中央より一側
方には外端側に1個の温風口20Bが設けられている。前
記主壁部13内端部の中央より他側方には排泄物吸込口21
が形成されているとともに副壁部14内面が排泄物吸込口
21に向って傾斜して排泄物吸込口21が低くなっている。
前記高分子樹脂成型体1内には前記センサ16の基端中心
部に連通する温められた空気供給用の第1の通路22と各
第1のオリフィス付ノズル17,17A,17B,17Cおよび
第2のオリフィス付ノズル19の端部に連通する温水送風
用の第2の通路23と、前記各温風口20,20A,20Bに連
通する温風送風用の第3の通路24と、前記排泄物吸込口
21に連通する第4の通路25とが形成されている。各通路
22,23,24,25は主壁部13の外端面に開口し、第1の通
路22の開口部には前記空気供給部6に接続するヒータ26
付きの第1のホース27が接続され、第2の通路23の開口
部には往復ポンプ4に接続するヒータ26付きの第2のホ
ース28が接続され、第3の通路24にはエルボ29のヒータ
26付きの孔30を介して空気供給部6に接続する第3のホ
ース31が接続され、第4の通路25にはエルボ29の孔32を
介して前記排泄物排出部8に接続する第4のホース33が
接続されている。前記エルボ29は前記主壁部13の外端面
に螺子34によって固設されている。この場合、第1,第
2の通路22,23の開口部には金属管35が装着され、この
金属管35に第1,第2のホース27,28が挿着されてお
り、第3,第4のホース31,33はエルボ29のホース接続
部36に挿着されている。
【0011】シリコーンシート体2は前記高分子樹脂成
型体1の外周面形状に合わせて形成した外装部37を有
し、この外装部37によって高分子樹脂成型体1の外周面
を被装し、この外装部37の外側部に当板38を当接し複数
の螺子39によって固設して外装部37を高分子樹脂成形体
に一体化させている。また外装部37の開口全周縁には舌
部40が延在し、この開口全周部付近および舌部40は高分
子樹脂成型体の外周面に接着剤にて接着固設している。
シリコーンシート体2はさらに前記外装部37の周囲が外
方に延在し、この部分に圧縮空気の給脱により膨縮可能
な袋状のエアシール部41が高分子樹脂成型体1の全周を
囲むようにして楕円状に一体形成されている。このエア
シール部41は連通ホース42によって前記腰当バッグ12に
連通しているとともに圧縮空気の供給および吸引を行う
第5のホース43によって前記弁ユニット7Aに接続され
ており、この第5のホース43は分岐ホース44により前記
エアシール部41と腰当バッグ12とに接続されている。ま
た、エアシール部41の全周囲にはシリコーン延設部45が
一体形成されている。
【0012】洗浄水用往復ポンプ4は図8乃至図11に
示すようにシリンダ46,ピストン47及び減速機付モータ
48とを有し、略矩形の取付プレート49の上部に前記減速
機付モータ48が取付けられ、このモータ48の回転軸48A
にホイール50が固着され、ホイール50の前面側からカラ
ー51Aを挿通して該ホイール50に螺合されたゆるみ止め
タイブのボルト51に、上部クランク軸52が回転自在に軸
着されている。前記シリンダ46の上部には二又状のヨー
ク53が雄螺子53Aにより固着され、このヨーク53に挿通
して取り付けたボルト54に下部クランク軸55が回動自在
に軸着されている。そして上部クランク軸52の雌螺子52
Aに下部クランク軸55の雄螺子55Aを螺合して両クラン
ク軸52,55相互を連結している。前記取付プレート49の
下部はボルトによりシリンダ案内用のハウジング56に取
付けられ、このハウジング56はその中心孔にリニアブッ
シュ57を装着し、このリニアブッシュ57は該ハウジング
56の上部に取り付けられた略リング状の押え部材58によ
り固設され、前記リニアブッシュ57内にピストン47の軸
が上下動可能に案内される。前記ハウジング56の下部に
は両フランジタイプの前記シリンダ46が取り付けられ、
このシリンダ46内を上下動するピストン47のヘッド47A
に周設された装着溝47Bにリング状のシール部材59が装
着されている。シリンダ46の下部にはシリンダブロック
60が取付けられており、このシリンダブロック60の内部
には一側を前記シリンダ46内と挿通し略U型に穿設され
た吸込路61及び吐出路62がそれぞれ設けられ、他側には
それぞれ開成方向の異なる一方向性の第1及び第2の弁
63,64が設けられ、吸込路61側の第1の弁63は水タンク
5Aから水をシリンダ46内に吸込む方向に開成し、この
方向と逆に吐出路62側の第2の弁64は開成する。第1及
び第2の弁63,64はシリンダブロック60に形成された円
筒状の弁室63A,64Aに略リング状で段部65Aを有する
パッキン65と、このパッキン65の中心孔65Bを塞ぐステ
ンレス,ゴムあるいは合成樹脂製のボール66と、このボ
ール66を前記パッキン65に押圧するコイルスプリング67
と、前記ボール66を案内するガイドリング68とを挿入配
置し、弁63,64が位置するシリンダブロック60の上部に
蓋体69を取り付けている。また、この蓋体69には弁63,
64に対応して連通孔70,70Aがそれぞれ穿設され、第1
の弁63側の連通孔70は水タンク5A側と接続され、第2
の弁64側の連通孔70Aには前記第2のホース28が接続さ
れている。そして前記モータ48の回転によりピストン47
が上昇してシリンダ46内に負圧が生ずるとボール66が下
方に吸引され、第1の弁63のボール66がスプリンク67に
抗して降下し水タンク5Aから水がシリンダ46内に吸込
まれ、逆に第2の弁64のボール66がパッキン65に圧接し
て止水する。次にピストン47が最上部位置から降下する
と、シリンダ46内の水が吐出され、第1弁63が閉成し
た状態で第2の弁64が成し第2の通路23側へと水が圧
送される。
【0013】前記往復ポンプ4および各部5,6,7,
7A,8および制御部9は台車71に搭載しており、台車
71の前列には排泄物排出部8が配設され、中央には温水
供給部5と、往復ポンプ4を収納するケース4Aおよび
各部6,7,7A,8並びにコンプレッサ72が配設さ
れ、後列には制御部9が配設されている。前記コンプレ
ッサ72の空気取出口は第6のホース73により弁ユニット
7Aに接続されている。
【0014】温水供給部5は図12,図13に示すよう
に水タンク5Aを有し、この水タンク5Aの上面中央に
水注入筒75が立設され、この水注入筒75の雄螺子部76に
螺合して蓋77が開閉可能に装着されている。また水タン
5Aには水位センサ78,サーミスタ79およびヒータ80
を有し、制御部9によってサーミスタ79の検知温度が一
定になるようにヒータ80の通断電を制御するとともに水
位センサ78からの信号に基づき水切れ状態を報知できる
ようになっている。また、水タンク5Aの下面には該水
タンク5A内の水を往復ポンプ4に送る第7のホース81
が接続されており、この第7のホース81は前記連通孔70
に接続されている。そして、第7のホース81を通して往
復ポンプ4により水タンク5A内の温水を排泄用着用体
3に第2のホース28を通して供給する。
【0015】第1のオリフィス付ノズル17,17A,17
B,17Cは図17に示すように取付筒体82内にノズル体
83が嵌着されており、取付筒体82の周面にはリング状の
パッキン82Aの挿着溝82Bが形成され、第2の通路23か
ら圧送された温水がノズル体82から拡散されて霧状に噴
射される。
【0016】排泄物排出部8は図12乃至図16に示す
ように排泄物タンク84を有し、この排泄物タンク84の側
方に上下分割可能なサクションチャンバ85が設けられ、
このサクションチャンバ85内に吸引動力源としてのサク
ションモータ86が配設されている。前記排泄物タンク84
の上口部には臭気排出チャンバ87が着脱可能に装着さ
れ、前記サクションチャンバ85の上部には中継チャンバ
88が固設されている。また、サクションチャンバ85の側
部には分離室89が設けられている。前記中継チャンバ88
内には前記第4のホース33が接続され排泄物を臭気排出
チャンバ87に送る排泄物通路90と、臭気排出チャンバ87
からの臭気を前記分離室87に送る第1の臭気通路91と、
分離室87からの臭気を前記サクションチャンバ85に送る
第2の臭気通路92とを有している。前記臭気排出チャン
バ87の上蓋部には上板93が固着されているとともに下口
部は一体な仕切壁94により仕切られており、チャンバ87
内には前記排泄物通路90に一端を接続しタンク84に他端
を開口するエルボ管95が配設され、また、一端を第1の
臭気通路91と接続し他端をチャンバ87内に開口する吸込
管96が配設されている。前記仕切壁94に連通孔97が形成
され、この連通孔97には上壁98と周側壁99を有する内筒
100 が立設され、その周側壁99には同一角度をなす多数
の傾斜孔101 が設けられ、この外方に内筒100 より高い
外筒102 が立設されている。前記連通孔97の下方には邪
魔板103 が水平に配設されている。また、臭気排出チャ
ンバ87にはタンク84内の排泄物量を検知する水位センサ
104 が設けられ、またタンク84との気密を保持するパッ
キン105 が設けられているとともに、ハンドル106 およ
び臭気排出チャンバ87と中継チャンバ88とを気密保持状
態で密着させるための係脱可能な連結レバー107 を設け
ている。分離室89は入口108 と出口109 が並設され、入
口108 の下方に邪魔板110 が斜設され、下方に貯溜物の
センサ111 およびドレン112 が設けられている。また、
サクションチャンバ85下方の出口には消臭フィルタ113
が装着されている。サクションモータ86による吸引力で
第4のホース33を通して送られてきた排泄物は図12の
矢印のように中継チャンバ87の排泄物通路90と臭気排出
チャンバ87のエルボ管95を経て排泄物タンク84内に収納
される。一方、タンク84内の臭気は邪魔板103 に衝突し
撹乱されて内筒100 の傾斜孔101 から螺旋状に旋回しな
がら流出し外筒102 に沿って上昇し上板93に衝突しさら
に撹乱してから吸込管96,第1の臭気通路91を経て分離
室89に送られ、ここで邪魔板110 に衝突して撹乱,滞留
し、不純物と分離され、この後第2の臭気通路92を経て
サクションチャンバ85内に入り、さらに消臭フィルタ11
3 を通して消臭状態で大気中に放散される。
【0017】弁ユニット7Aは図20に示すように複数
の電磁切換弁を備えており、エアシール,腰当バッグ膨
張用の第1の切換弁115 と、エアシール,腰当バッグ収
縮用の第2の特殊切換弁116 とからなる。第1の切換弁
115 を通電するとエアシール部41および腰当バッグ12に
圧縮空気が供給され、断電により通路が遮断される。第
2の特殊切換弁116 に通電するとエアシール部41および
腰当バッグ12内の空気がコンプレッサ72により吸引され
る。
【0018】前記第1及び第3のホース27,31の末端は
図20に示すように空気取入口117に接続されており、
この取入口117 には図示しない空気フィルタ等が設けら
れている。そして前記サンクションモータ86の吸引力に
より使用者118 が着用した排泄用着用体3内に負圧が生
じ、この負圧により第1及び第3のホース27,31を介し
て第1及び第3の通路部22,24に空気が送られるように
なっている。
【0019】センサ16は図18,図19に示すように外
筒電極119 の中心に内筒電極120 を配置し、外筒電極11
9 の内面と内筒電極120 の外面との間に合成樹脂等の絶
縁性モールド材121 を充填して双方の電極119 ,120 を
一体化しており、内筒電極120 の先端には外筒電極119
より0.5 〜1mm程度突出する突出部122 を有し、また
内筒電極120 内には前記第1の通路22と連通する空気通
路123 を形成している。サクションモータ86の吸引力に
より空気通路123 を通って突出部122 から吐出される空
気によって内筒電極120 の先端周囲に付着する水分を吹
き飛ばして除去する。各電極119 ,120 の基端には突片
形状のコード接続部124 が形成されている。
【0020】次に上記構成につきその作用を説明する。
【0021】排泄用着用体3を使用者118 の股部分に着
用させ、布カバー11にて取付保持させるとともに腰部に
腰当バッグ12を配置する。この場合、高分子樹脂成型体
1の主壁部13は股部側、副壁部14は尻部側に位置させ
る。使用者118 が寝たままの状態で排泄を行うと、これ
をセンサ16で検知し、この検知信号に基づき制御部9は
本装置を起動させ予め定められたプログラムに従い一連
の排泄処理動作を実行する。
【0022】まず、コンプレッサ72およびサクションモ
ータ86が作動するとともに第1の切換弁115 が通電し、
これによって圧縮空気が第5のホース43, 分岐ホース4
4,連通ホース42を通してエアシール部41および腰当バ
ッグ12に供給されて膨張する。腰当バッグ12の膨張によ
り腰が持ち上げられ、エアシール部41を介しシリコーン
シート体2の全周が肌に密着し、肌と高分子樹脂成型体
の内面との間に密閉空間を形成し、第1の切換弁115 が
断電し、コンプレッサ72が停止する。
【0023】次に往復ポンプ4のモ―タ48に通電し、こ
れによりピストン47が上下往復動し、各オリフィス付ノ
ズル17,17A,17B,17C及びノズル19から温められた
温水が噴射し、かつサクションモ―タ86の吸引力により
各温風口20,20A,20Bから温風が20〜50分間吹き出
す。この間、排泄物吸込口21からは排泄物が前記温水及
び温風とともに吸い出され、しかも温水と温風により洗
浄され続ける。この場合、往復ポンプ4のモ―タ48は例
えば1分間に50回転しており、これによりピストン47が
1分間に上下往復動を50行程行い、図21に示すように
一行程ごとに圧送行程125 ,吸引行程126 を繰り返して
温水が間欠状態で圧送される。所定時間経過後、往復ポ
ンプ4を停止しサンクションモ―タ86を作動させ続け、
これにより温風口20,20A,20Bから温められた空気が
供給され続け密閉空間内を乾燥させる。この乾燥行程を
20〜50分間行ったのち、第2の切換弁116 を通電させて
エアシ―ル部41および腰当バッグ12内の空気をコンプレ
ッサ72により吸引して収縮させ装置を停止し処理動作を
完了するものである。
【0024】このように上記実施例においては、液体供
給手段たる温水供給部5から液体たる温水を供給する
体供給口たるノズル17,17A,17B,17C,19と、排泄
物排出手段たる排泄物排出部8により排泄物を吸引排出
する排泄物吸込口21とを排泄用着用体3の内面に備えて
る排泄処理装置において、前記温水供給部5は温水を
脈動圧送して供給する往復ポンプ4を備えるものである
から、往復ポンプ4の往復駆動により温水は間欠状態で
圧力を受けてノズル17,17A,17B,17C,19へと送ら
れて脈動を持って噴射され、使用者の会陰部並びにその
周囲を効果的に洗浄することができ、従来の一定圧で液
体を圧送するものに比ぺて少量の温水で優れた洗浄効果
が得られ、脈動圧送により噴射された温水は肌への感触
も良好となり、また、水タンク5Aの容量も少なくて
むとともに水タンク5Aへの水の補給回数も少なくな
り、さらに排泄物と共に排出されて排泄物タンク84内に
収容される水量も少なくなるため排泄物タンク84の容量
も小さくなり装置の小型化が図られ、また水の補給や排
泄物の廃棄の回数も減少し作業の簡素化も図られる。
【0025】さらにまた本考案の往復ポンプ4はモ―タ
48の回転をクランク軸52,55を介してピストン47を往復
駆動するものであり、モ―タ48の回転数を調整すること
により簡単に温水の間欠圧送の調整を行うことができ、
したがって、例えばコンプレッサ,一定圧のポンプ等を
用いた場合温水を間欠圧送するには、切換弁及びこれら
を制御する装置を要するものに比べて構造簡単にして温
水の間欠圧送ができ、この脈動する噴射水は肌への感触
も良好である。また、大型のコンプレッサを用いるもの
に比べて装置作動時の騒音の発生が小さいものとなる。
【0026】また、本考案においては、サンクションモ
―タ86の吸引力により、密閉空間状の排泄用着用体3内
に空気供給部6から温風を吸引して供給するものである
から、コンプレッサ72の小型化が図られる。
【0027】なお、本考案は前記実施例に限定されるも
のではなく本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば空気供給部6にコンプレッサ72
を接続してこのコンプレッサ72により空気を圧送して排
泄用着用体3内に送るようにしてもよい。また、弁63,
64のスプリング67に換えて平板状バネ等適宜付勢手段を
用いることができる。
【0028】
【考案の効果】本考案は液体供給手段からの液体を供給
する液体供給口と、排泄物排出手段により排泄物を吸引
排出する排泄物吸込口とを排泄用着用体の内面に備えて
なる排泄処理装置において、前記液体供給手段は液体を
脈動圧送して供給する往復ポンプを備えるものであり、
装置の小型化が可能で、少量の液体で優れた洗浄効果
得られると共に、使用感にも優れた排泄処理装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す排泄用着用体の斜視図
である。
【図2】本考案の一実施例を示す排泄用着用体の断面図
である。
【図3】本考案の一実施例を示す排泄用着用体の断面図
である。
【図4】本考案の一実施例を示す高分子樹脂成型体とエ
ルボの斜視図である。
【図5】本考案の一実施例を示す高分子樹脂成型体の断
面図である。
【図6】本考案の一実施例を示す高分子樹脂成型体の断
面図である。
【図7】本考案の一実施例を示す概略説明図である。
【図8】本考案の一実施例を示す圧送手段の断面図であ
る。
【図9】本考案の一実施例を示す圧送手段の正面図であ
る。
【図10】本考案の一実施例を示す圧送手段の要部の断
面図である。
【図11】本考案の一実施例を示す圧送手段の要部の分
解斜視図である。
【図12】本考案の一実施例を示す各部を台車に搭載し
た状態の斜視図である。
【図13】本考案の一実施例を示す各部を台車に搭載し
た状態の平面図である。
【図14】本考案の一実施例を示す排泄物排出部の断面
図である。
【図15】本考案の一実施例を示す図14のA−A線拡
大断面図である。
【図16】本考案の一実施例を示すサクション構造の断
面図である。
【図17】本考案の一実施例を示すオリフィス付ノズル
の断面図である。
【図18】本考案の一実施例を示すセンサの断面図であ
る。
【図19】本考案の一実施例を示すセンサの斜視図であ
る。
【図20】本考案の一実施例を示す空気および水の流れ
を示す説明図である。
【図21】本考案の一実施例を示す圧送手段の工程の説
明図である。
【符号の説明】
3 排泄用着用体 4 往復ポンプ(圧送手段) 5 温水供給部(液体供給手段) 8 排泄物排泄部 17,17A,17B,17C,19 ノズル(液体供給口) 21 排泄物吸込口
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−48139(JP,A) 特開 昭54−124598(JP,A) 特開 昭56−27250(JP,A) 特開 昭62−286462(JP,A) 実開 昭51−13194(JP,U) 実開 昭58−39225(JP,U) 実開 昭58−168316(JP,U) 実開 昭62−170028(JP,U) 実開 昭63−109127(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体供給手段からの液体を供給する液体
    供給口と、排泄物排出手段により排泄物を吸引排出する
    排泄物吸込口とを排泄用着用体の内面に備えてなる排泄
    処理装置において、前記液体供給手段は液体を脈動圧送
    して供給する往復ポンプを備えることを特徴とする排泄
    処理装置。
JP1991000162U 1990-12-25 1991-01-08 排泄処理装置 Expired - Lifetime JP2526083Y2 (ja)

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