JP2510058Y2 - 保温弁当容器 - Google Patents

保温弁当容器

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JP2510058Y2
JP2510058Y2 JP1993004698U JP469893U JP2510058Y2 JP 2510058 Y2 JP2510058 Y2 JP 2510058Y2 JP 1993004698 U JP1993004698 U JP 1993004698U JP 469893 U JP469893 U JP 469893U JP 2510058 Y2 JP2510058 Y2 JP 2510058Y2
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勉 新田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、ご飯、おかず等を適
当な容器に入れて保温状態で収容する携帯用の保温弁当
容器に関し、さらに詳しくは保温弁当容器の吊紐掛止部
における本体ケースと肩部材との結合構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】所謂ランチジャーと称される携帯用の保
温弁当容器は、従来から良く知られており、有底筒状の
本体ケースと該本体ケース上端に結合された筒状の肩部
材と該肩部の上端に螺着脱される蓋体と保温構造の内容
器とを備え、該内容器内にご飯、おかず等を適当な容器
に入れて収容するものとされている(例えば、実公昭6
3ー31628号公報参照)。
【0003】そして、上記公知例のものにも開示されて
いるように、本体ケースと肩部材とはその外周数個所を
適宜な止着子(例えば、ビス等)を介して結合されること
となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記公知例
におけるように、本体ケースと肩部材との結合を外周数
個所に設けられる止着子による場合、止着子が露出して
しまうため、そのままでは外観性状が好ましくないもの
となる。また、止着子の露出を防止するために特別なカ
バー部材を設けるようにすることも考えられるが、その
場合部品点数の増大およびコスアップを招くという不具
合が生ずる。
【0005】本願考案は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、本体ケースと肩部材との結合を強固ならしめると
ともに、結合部における外観性状の向上を図ることを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案では、上
記課題を解決するための手段として、本体ケース3と該
本体ケース3の肩部を形成する肩部材4と本体ケース3
の2と保温構造の内容器5とを備えた保温弁当容器にお
いて、前記本体ケース3の外周面における互いに反対側
となる位置に、吊紐15を掛止するための所定の高さを
有する断面コ字状の吊紐掛止部16,16を一体に形成
して、該各吊紐掛止部16と前記本体ケース3との間
に、前記吊紐掛止部16に囲まれ、しかも前記吊紐15
を挿入し得る間隔を有する隙間Sを介在させ且つ本体ケ
ース3における吊紐掛止部形成位置と前記肩部材4とを
前記隙間S内に位置する止着子22,22を介して結合
するとともに、前記各吊紐掛止部16に、前記止着子2
2と対応して止着子22を挿入するための穴26をそれ
ぞれ形成している。
【0007】請求項2の考案では、上記課題を解決する
ための手段として、前記請求項1記載の保温弁当容器に
おいて、前記本体ケース3における一方の吊紐掛止部1
6の内方に箸箱収納筒12を一体に形成している。
【0008】
【作用】請求項1の考案では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。
【0009】即ち、止着子22,22により本体ケース
3と肩部材4との結合状態が強固になるとともに、各吊
紐掛止部16に掛止される吊紐15によって止着子22
および止着子挿入用の穴26がそれぞれカバーされるこ
ととなる。また、止着子22の止着作業は、吊紐掛止部
16に形成された穴26から容易に行われる。さらに、
両吊紐掛止部16,16は本体ケース3との同時成形に
より形成され得ることとなる。
【0010】請求項2の考案では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0011】即ち、箸箱収納筒12も本体ケース3との
同時成形により形成されるとともに、箸箱収納筒12の
上方開口は、吊紐掛止部16に掛止される吊紐15によ
ってカバーされることとなる。
【0012】
【考案の効果】請求項1の考案によれば、本体ケース3
と該本体ケース3の肩部を形成する肩部材4と本体ケー
ス3の2と保温構造の内容器5とを備えた保温弁当容器
において、前記本体ケース3の外周面における互いに反
対側となる位置に、吊紐15を掛止するための所定の高
さを有する断面コ字状の吊紐掛止部16,16を一体に
形成して、該各吊紐掛止部16と前記本体ケース3との
間に、前記吊紐掛止部16に囲まれ、しかも前記吊紐1
5を挿入し得る間隔を有する隙間Sを介在させ且つ本体
ケース3における吊紐掛止部形成位置と前記肩部材4と
を前記隙間S内に位置する止着子22,22を介して結
合するとともに、前記各吊紐掛止部16に、前記止着子
22と対応して止着子22を挿入するための穴26をそ
れぞれ形成したので、本体ケース3と肩部材4との結合
状態が強固になるとともに、各吊紐掛止部16および該
吊紐掛止部16に掛止される吊紐15によって止着子2
2および止着子挿入用の穴26がそれぞれカバーされる
こととなり、本体ケース3と肩部材4との不用意な脱落
が防止できるとともに、特別なカバー部材を設けなくと
も製品外観を良好に保持できるという実用的な効果があ
る。
【0013】また、各吊紐掛止部16を本体ケース3と
一体に形成しているので、各吊紐掛止部16を本体ケー
ス3との同時成形により形成できることとなり、吊紐1
5の確実な支持が得られるとともに、部品点数・製作工
数の低減に寄与するという効果もある。
【0014】さらに、各止着子22の止着作業は、各吊
紐掛止部16に形成された穴26を介して容易に行うこ
とができるので、組付作業性も向上する。
【0015】請求項2の考案によれば、請求項1記載の
保温弁当容器において、前記本体ケース3における一方
の吊紐掛止部16の内方に箸箱収納筒12を一体に形成
するようにしているので、箸箱収納筒12も本体ケース
3との同時成形により形成されるとともに、箸箱収納筒
12の上方開口は、吊紐掛止部16に掛止される吊紐1
5によってカバーされることとなり、部品点数・製作工
数の低減に寄与するとともに、箸箱収納筒12の上端開
口の露出による外観性状低下も防止できるという実用的
な効果がある。
【0016】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願考案の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0017】実施例1 図1ないし図4には、本願考案の実施例1にかかる保温
弁当容器が示されている。本実施例は、請求項1および
2の考案に対応するものである。
【0018】本実施例の保温弁当容器は、図1に示すよ
うに、断熱構造を有する有底円筒状の本体1と、該本体
1の上部開口を密閉状態で覆蓋する蓋体2とによって構
成されている。
【0019】前記本体1は、合成樹脂製の有底円筒状の
本体ケース3と、該本体ケース3上端に結合された合成
樹脂製の円筒状の肩部材4と、真空二重ステンレス壁か
らなる保温構造の有底円筒状の内容器5とによって構成
されており、前記蓋体2は、前記肩部材4の上端部に対
して螺着脱自在とされている。符号6は内容器5の底部
を支承する支承部材、7は本体ケース3の底部空間に配
設された断熱材である。
【0020】そして、前記本体1と蓋体2とで構成され
る空間には、汁物を入れる汁器8、ご飯を入れる飯器
9、おかずを入れる菜器10が下から順番に積層された
状態で収容されている。
【0021】次いで、本体ケース3と肩部材4との結合
構造について図3および図4を参照して詳述する。
【0022】前記本体ケース3の上端部外周面には、互
いに反対側となる位置に吊紐15の両端部を掛止するた
めの断面コ字状の吊紐掛止部16,16が一体に突設さ
れている。該各吊紐掛止部16は、所定の高さを有して
おり、前記本体ケース3との間には、前記吊紐掛止部1
6に囲まれ、しかも吊紐15を挿入し得る間隔を有する
隙間Sが介在せしめられている。
【0023】一方、前記肩部材4の下端部において前記
本体ケース3の吊紐掛止部16,16と対応する部位に
は、前記吊紐掛止部16,16内に上方から挿入され、
前記本体ケース3上端部を肩部材4と共同して挟み付け
る係止突片17が一体に形成されている。そして、該係
止突片17と本体ケース3上端部と肩部材4下端部と
は、前記隙間S内に位置してそれらを貫通する止着子2
2(本実施例の場合、ビス)によって結合されている。ま
た、前記各吊紐掛止部16には、前記止着子22と対応
する位置に止着子22を挿入するための穴26がそれぞ
れ形成されている。該穴26は、止着子22の止着作業
時における作業穴として作用する。
【0024】なお、本体ケース3と肩部材4とは、前記
止着子22により結合されている部位以外においては、
図2に示すように、本体ケース3の上端部に形成された
内向きの係合片20が肩部材4の下端部に形成された係
合凹部21に対して外側から被さる無理嵌め結合部Bを
介して結合されている。従って、止着子22により結合
されている部位以外においては、本体ケース3と肩部材
4との結合部外周面は連続した同一面とされており、両
者の境界を示す線しか表れないこととなっているのであ
る。
【0025】また、本実施例の場合、本体ケース3の周
壁における一方の吊紐掛止部16内方には、箸箱11を
収納するための箸箱収納筒12が本体ケース3と同高に
一体形成されている。また、前記蓋体2には、前記箸箱
収納筒12の上方を覆蓋する蓋部13が一体形成されて
いる。このように構成すれば、箸箱収納筒12も本体ケ
ース3との同時成形により形成されるとともに、箸箱収
納筒12の上方開口は、吊紐掛止部16に掛止される吊
紐15によってカバーされることとなり、部品点数・製
作工数の低減に寄与するとともに、箸箱収納筒12の上
端開口の露出による外観性状低下も防止できる。符号1
4は水抜き孔である。
【0026】上記のように構成したことにより、肩部材
4下端部に突設された係止突片17と本体ケース3上端
部と肩部材4下端部とが止着子22によって強固に結合
されることとなり、本体ケース3と肩部材4との結合強
度が大幅に向上するとともに、止着子22および止着子
挿入用の穴26は吊紐掛止部16および該吊紐掛止部1
6に掛止される吊紐15によってカバーされているため
外側から見えることはなくなる。従って、本体ケース3
と肩部材4との不用意な脱落が効果的に防止できるとと
もに、特別なカバー部材を設けなくとも製品外観を良好
に保持できるのである。
【0027】また、各吊紐掛止部16を本体ケース3と
一体に形成するようにしているため、各吊紐掛止部16
を本体ケース3との同時成形により形成できることとな
り、吊紐15の確実な支持が得られるとともに、部品点
数・製作工数の低減に寄与することとなる。
【0028】さらに、各止着子22の止着作業は、各吊
紐掛止部16に形成された穴26を介して容易に行うこ
とができるので、組付作業性も向上する。
【0029】実施例2 図5および図6には、本願考案の実施例2にかかる保温
弁当容器の要部が示されている。本実施例は、請求項1
および2の考案に対応するものである。
【0030】本実施例の場合、箸箱収納筒12の上端部
と肩部材4下端部とを結合する止着子22としてリベッ
トを用いている。このようにできる理由は、箸箱収納筒
12の上端が開放されているので、該開放部位側からリ
ベット22のカシメ作業が行えるためである。その他の
構成および作用効果は実施例1と同様なので重複を避け
て説明を省略する。
【0031】本願考案は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、考案の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施例1にかかる保温弁当容器の縦
断面図である。
【図2】図1のII−II半截縦断面図である。
【図3】本願考案の実施例1にかかる保温弁当容器の要
部断面図である。
【図4】本願考案の実施例1にかかる保温弁当容器の要
部を示す正面図である。
【図5】本願考案の実施例2にかかる保温弁当容器の要
部断面図である。
【図6】本願考案の実施例2にかかる保温弁当容器の要
部を示す正面図である。
【符号の説明】
1は本体、2は蓋体、3は本体ケース、4は肩部材、5
は内容器、12は箸箱収納筒、15は吊紐、16は吊紐
掛止部、17は係止突片、18は係合孔、19は係合突
起、20は係合片、21は係合凹部、22は止着子(ビ
スあるいはリベット)、23は係合部、24は係合突
片、26は穴、Bは無理嵌め結合部、Sは隙間。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース(3)と該本体ケース(3)の肩
    部を形成する肩部材(4)と本体ケース(3)の蓋体(2)と
    保温構造の内容器(5)とを備えた保温弁当容器であっ
    て、前記本体ケース(3)の外周面における互いに反対側
    となる位置には、吊紐(15)を掛止するための所定の高
    さを有する断面コ字状の吊紐掛止部(16),(16)を一
    体に形成して、該各吊紐掛止部(16)と前記本体ケー
    ス(3)との間には、前記各吊紐掛止部(16)に囲ま
    れ、しかも前記吊紐(15)を挿入し得る間隔を有する
    隙間(S)を介在させ且つ本体ケース(3)における吊紐
    掛止部形成位置と前記肩部材(4)とを前記隙間(S)内
    に位置する止着子(22),(22)を介して結合する
    とともに、前記各吊紐掛止部(16)には、前記止着子
    (22)と対応する位置に止着子(22)を挿入するた
    めの穴(26)をそれぞれ形成したことを特徴とする保
    温弁当容器。
  2. 【請求項2】 前記本体ケース(3)における一方の吊
    紐掛止部(16)の内方には、箸箱収納筒(12)を一
    体に形成したことを特徴とする前記請求項1記載の保温
    弁当箱。
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