JP2509856B2 - 小麦粉等の捏練装置 - Google Patents

小麦粉等の捏練装置

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JP2509856B2
JP2509856B2 JP29757592A JP29757592A JP2509856B2 JP 2509856 B2 JP2509856 B2 JP 2509856B2 JP 29757592 A JP29757592 A JP 29757592A JP 29757592 A JP29757592 A JP 29757592A JP 2509856 B2 JP2509856 B2 JP 2509856B2
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JP
Japan
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tank
noodle
dough
strips
flour
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JP29757592A
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省三 平山
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HIRAYAMA SEIMEN JUGENGAISHA
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HIRAYAMA SEIMEN JUGENGAISHA
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  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 〔産業上の利用分野〕本発明は製麺生地の加水、混合、
混和、捏練の工程において少加水の製麺生地から多加水
の製麺生地の製造にいたる巾広い領域で製麺特性の優れ
た良質の製麺生地を効率よく生産できる小麦粉等の捏練
装置である。
【0002】 〔従来の技術〕横型1軸式又は2軸式で撹拌羽根を有し
回転数毎分80回から120回で加水率25%から38
%までとし、それ以上の加水製麺生地の製造の場合は生
地が回転軸に巻き込んで運転不能となる、高速回転のた
め初期の段階で原料粉の飛散も激しく、湿潤生地のせん
断、発熱等によって小麦粉等の製麺特性を著しく低下さ
せ装置内に生地の付着も多く掃除にも手間がかかる。
【0003】横型アーム式U字形タンク両側にアームを
軸架し互いに相反する方向に回転することにより製麺生
地をタンク中央にこねよせることで捏練する。低速回転
で多加水製麺生地製造に専ら利用されている。加水添加
の原料粉内への均一分布に時間が必要なため、運転初期
に吸水した生地と中期、後期に吸水した生地の吸水時間
のズレで小麦粉に含有するグルテンの生地の均衡がくず
れ、製麺特性が低下し不安定な生地となる。
【0004】減圧方式にて横型1軸式でタンクを密閉し
た減圧容器内での撹拌混合装置で加水率45%位迄は可
能である、製麺生地の密度が非常に高くなるので、小麦
粉特有のソフト感のある弾力性が失われて、硬い食感が
でてくるので、マカロニー、スパゲッティー系の食感と
なり従来の麺、いわゆるうどん、ソーメン、そば、ラー
メンには不向きとされている。
【0005】以上は従来製麺業界で主におもに利用され
ている生地製造の装置である。これらの生地製造用の混
合機又は捏練機によってつくられた生地をロール機によ
り、圧延、複合を繰り返し、又はプレス等による圧延、
複合等によって小麦粉等に含有するグルテン繊維の発生
と結合を促しながら整形作業を行なってきた。従ってそ
の作業工程の操作の適、不適が麺製品の品質を決める重
要な要素となり、良質の麺製品を生産するためには作業
者の経験と勘が必要とされている。
【0006】 〔発明か解決しようとする課題〕従来製麺生地のグルテ
ン生成、結合の成果を生地の圧延、複合等の操作に期待
していたが、本発明は製麺生地の混合、混和、捏練の段
階で可能な限りグルテンの発生とその網目構造の生成結
合を促進することにより、圧延、複合の作業は整形を主
目的とし、該製麺生地を無理なく整形し麺線に仕上げる
ことで食味食感のすぐれた麺製品を提供するものであ
る。しかも製麺原料に対する加水率25%から50%と
広い巾の領域で安定した良質の製麺生地の製造を可能と
した。
【0007】〔課題を解決するための手段〕 円筒型で
横形タンクの内周面に複数個の弧状突帯片をタンク両側
板より中央にむけて互いに相反するねじれ角となるよ
う、間隔をおいて複数列になるよう固着し、回転軸の軸
周面に攪拌羽根を有する複数個の弧状突帯片を回転軸の
両端より中央にむけて間隔をおいて互いに相反するねじ
れ角となるよう、しかもタンク内周面に設けた弧状突帯
片と同じ方向のねじれ角となるよう、放射状に突設した
回転軸を軸架してなる小麦粉等の捏練装置。
【0008】〔作用〕 本発明は円筒タンクの形状と円
筒型タンク内周面に装着されたねじれ角を有する複数の
弧状突帯片と回転軸の軸周面に設けた攪拌羽根を有する
複数の弧状突帯片の相乗作用によって小麦粉等の製麺原
料のもっている製麺特性を充分に引き出すことができ
る。すなわち本装置に小麦粉等の製麺原料を投入し毎分
10回〜20回にて回転しながら食塩水等を加水する
と、低速回転にもかかわらずタンク内の製麺原料全体が
回転軸を中心に緩やかに回転しながらタンクの中央にむ
けて万遍なく移動を繰り返し、加水初期の段階では添加
水の分布が原料全体に速やかに分布し時の経過とともに
水分の浸透が無理なく効率よく進行し、生地内に水分の
浸透が進むにつれて捏練作用を発揮し、小麦粉のグルテ
ンの発生と結合を促進することによって、食味、食感の
すぐれ安定した製麺生地の生産を可能とした。多加水生
地製造の場合は運転時間を短く(例えば10分)少加水
製麺生地製造の場合は運転時間を長く(例えば20分)
する。本装置により製造された製麺生地は多加水の生地
は多数の塊となり、少加水の生地は顆粒状となる。該生
地をロールにて圧延又はプレスによって整形された麺帯
は弾性にとみ縦方向、横方向ともに展延性がすぐれてい
る。
【0009】〔実施例〕 図1、図2および図3にもと
づいて好適な実施例を説明する。上方に投入口にを有す
る円筒型で横形のタンク1の内周面に複数個の弧状突帯
片3をタンク両側板2より中央にむけて互いに相反する
ねじれ角となるよう間隔をおいて固着し、回転軸4の軸
周面に攪拌羽根5を有する複数個の弧状突帯片6を回転
軸4の両端より中央にむけて互いに相反するねじれ角と
なるよう、しかもタンク内周面に固着した弧状突帯片3
と同じ方向のねじれ角となるよう間隔をおいて放射状に
突設した回転軸4を軸架してなる装置。
【0010】 〔発明の効果〕実施例に示す装置構造の相乗作用によっ
て水分の浸透が非常に早く、製麺生地の温度上昇も少な
く製麺原料である小麦粉等の製麺特性を混合、混和、捏
練の工程で充分活性化できるので以後の圧延、プレス等
整形操作が簡単となり従来非常に難しいとされていた手
打、手延べ等による麺製品の食味、食感に劣らぬ安定し
た麺製品の製造を可能とした。
【図面の簡単な説明】
〔図1〕この発明に係る小麦粉等の捏練装置実施例の正
面図 〔図2〕図1の側面図 〔図3〕図1及び図2のタンク内周面の孤状突帯片の配
置を示す展開図 〔符号の説明〕 1 円筒型横形タンク 2 タンク側板 3 タンク内周面の孤状突帯片 4 回転軸 5 撹拌羽根 6 回転軸周上の撹拌羽根を有する孤状突帯片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に投入口を設けた円筒型横形タンク
    の両端に軸穴を有する側板を設け、該タンク内周面に複
    数個の弧状突帯片をタンク両側板より中央にむけて、互
    いに相反するねじれ角となるよう間隔をおいて複数列
    よるよう固着し、回転軸の軸周面に攪拌羽根を有する複
    数個の弧状突帯片を間隔をおいて回転軸の両端より中央
    にむけて互いに相反するねじれ角となり、しかもタンク
    内周面に設けた弧状突帯片のねじれ角と同じ方向のねじ
    れ角となるよう放射状に突設した回転軸を軸架してなる
    ことを特徴とした小麦粉等の攪拌装置。
JP29757592A 1992-09-25 1992-09-25 小麦粉等の捏練装置 Expired - Lifetime JP2509856B2 (ja)

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JPH06105639A JPH06105639A (ja) 1994-04-19
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