JPS6335593Y2 - - Google Patents

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JPS6335593Y2
JPS6335593Y2 JP18513083U JP18513083U JPS6335593Y2 JP S6335593 Y2 JPS6335593 Y2 JP S6335593Y2 JP 18513083 U JP18513083 U JP 18513083U JP 18513083 U JP18513083 U JP 18513083U JP S6335593 Y2 JPS6335593 Y2 JP S6335593Y2
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kneading tank
kneading
cylindrical
tank
main shaft
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JP18513083U
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  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば水と小麦粉のような液体と粉
体とを混合した材料を連続して練り上げる連続式
ミキサーに関するものである。
本考案を製麺工程に適用する場合を代表的事例
として以下説明すると、周知の如く、製麺工程に
おいては、小麦粉に食塩水を加えて混合するだけ
でなく、グルテンの網目構造を成形させるために
これらの混合物をよくこねる(混練する)作業が
不可欠とされている。この操作は麺の品質良否を
決定する極めて重要な要素となつており、手打ち
麺を作る場合特に重要であり、この操作によつて
麺の品質の良否が決定されると云つても過言では
ない。このために機械化した製麺装置において
も、手打ちに類似したこね状態を与えることがで
きるよう工夫された混練機も従来より種々提案さ
れている。
ところで、小麦粉と水との混合物を混〓する場
合、水の添加量、外気の温度および湿度によつて
混合物の混〓状態が著しく異なるためにこれらを
調整する手段として通常は混練機に入れる食品材
料の加水量を変えたりまた混練機の稼動時間を変
えることでこねの程度を変化させているのが普通
である。
このようなことから、除来一般に多加水麺の場
合実用化されている混練機は、稼動時間を適宜に
変化させて使用するのに適したバツチ式のものに
ならざるを得ず、連続的な製麺処理によつて生産
性の向上を図る上での大きな制約となつている。
このような状況は、以上述べた製麺の工程ばか
りでなく、同じ小麦粉を用いる製パンの工程にお
いても同様の問題がある。
本考案は、このような難点を解消して、予め加
水混合された食品材料を、混練槽の一側から連続
的に投入しつつ、混練槽の他側からは、混練を所
望する程度に選択設定した状態で排出できるよう
にした連続式ミキサーの提供を目的とするもので
ある。
このような目的に沿つてなされた本考案は、前
記のような加水混合された食品材料を、混練槽内
で一方向に移動させながらその移動速度を調節す
るようにすれば、結果として混練槽内における滞
溜時間を加減することができて、これが混練の程
度を調節することにつながることに着目し、更に
混練槽内でその一端側から他端側に向つて食品材
料を移動させる速度は、連続的に混練槽に導入す
る食品材料の量と、該混練槽の傾きの程度に関連
して定まることを本考案者が見い出した結果とし
てなされたものである。
而してかかる目的を達成するための本考案の要
旨とするところは、底部半円筒状の下半部および
略逆U字筒状の上半部からなる横長筒殻を両側筒
端で閉塞したケーシングであつて、一方の筒端近
傍の天井部には予め加水混合された素材を導入す
る開口が設けられ、かつ前記他方の筒端近傍には
混練後の素材を排出する開口が設けられた混練槽
と、この混練槽中空内の底部半円筒の中心を軸方
向に延設された回転主軸を有し、かつこの主軸に
平行する複数本(例えば3又は4本)のローラ軸
が該主軸からY型、X型、S型、Z型等の形状に
延出されたアームの先端に支持されてなるミキシ
ング機構と、前記混練槽の排出開口近傍において
槽底部内壁又はロー軸のいずれかに組付けられた
素材切断用の刃と、前記混練槽を筒軸を含む垂直
面内で姿勢傾動させうる支持装置とを備え、連続
ミキシングの稼動は、前記混練槽の排出開口側を
若干高くした傾斜姿勢で行うことを特徴とする連
続式ミキサーにある。
なお、かかる連続式ミキサーにおいては、ミキ
シング機構の各ローラ軸はアームに対して回転自
在の支持関係とすることが好ましい。これは接触
する素材(特に食品素材)に対してその表面を引
きちぎるような力を与えないようにすることが望
ましいからである。
以下本考案を図面に基づいて説明する。
図面に示された実施例は、製麺工程の途中にお
けるドウミキサーとして適用された場合を示して
おり、したがつて対象となる食品材料は小麦粉に
食塩水を予め加水混合させてなるもの(以下麺生
地という)である。加水量は小麦粉100重量部に
対して食塩水40〜65重量部を添加した多加水麺に
ついて特に有効である。
第1図はドウミキサーの正面図を示しており、
図において1はミキサーの基台、2,3はこの基
台1上に間隔をおいて立設された支柱、4,5は
これら支柱2,3の頂部から対向内側に向つて延
出された支持腕であり、これら支持腕4,5に渡
つて、後記する混練槽6の天井板8が固定的に支
持されている。
本例における混練槽6は、中空室をもつ横長筒
殻形状のケーシングとして形成されており、その
底部は半円筒をなし、半円筒の両上縁からほぼ接
線方向の上方に延出した壁面が、その上端におい
て前記天井板8と係合することで天井部と共に略
逆U字状の上半部をなしている。したがつて本例
における混練槽6は、半円筒状の底部およびこれ
に連らなる上方への壁面部が一体のものとして略
正U字形の本体7をなし、その上方開口を天井板
8が覆つている構成をなしているのであり、この
ように構成させている理由は、本体7を支持軸1
0,10回りに回転可能とすることで、天井板8
を固定したまま本体7を転倒させて上方開口を設
けることができるようにするためである。なお本
体7の筒軸方向両端は側壁9,9によつて閉塞さ
せており、これらの構成関係は第2図により簡明
に理解されよう。
前記混練槽6には、その長尺方向の一端側(第
1図の右側)において、天井板8に麺生地導入用
の開口11(第2図において図示)が設けられ、
また他端側(第2の左側)において、混練後の麺
生地排出用の開口12が設けられている。
更にまた、混練槽6が上面側に設置された基台
1は、その長尺方向の一端下底に昇降装置13が
床面との間に介挿され、これにより水平面に対し
て所定の傾斜した姿勢をとることができるように
されている。すなわち、図示しないコントロール
装置の操作により昇降装置13の支軸14を上動
させ、あるいは下動させることで、基台1は床面
(水平面)に対する角度θを変化させることがで
きるのであり、これによつて、前記混練槽内での
食品材料の滞溜時間を変化可能としているのであ
る。なお、前記角度θによる傾斜の範囲は格別限
定されるものではないが、製麺時の連続ミキシン
グのためには、排出開口12側を若干高くされ
る。なお、ミキシング終了時に混練槽6内に残る
食品材料を排出開口12から排出させるために
は、排出開口12側が低くなるよう基台1を傾斜
させることが好ましい。
次ぎに、混練槽6の中空内に設けられたミキシ
ング機構について述べると、このミキシング機構
自体の原理的構成は、既にバツチ式混練機におい
て汎用化されているものと同じである。すなわ
ち、混練槽本体7の底部半円筒のほぼ中心位置に
おいて軸方向に主軸16を延設し、この主軸16
を第1図に示した基台1上のモータ15に作動的
に連結することで回転駆動軸とする。そして本例
では、この主軸16の両端位置それぞれに、対を
なしてY型のアーム171,172,173および
181,182,183を固定し、その対向するア
ーム先端間に渡つて、主軸16と平行するローラ
軸191,192,193を架設させている。本例
においては、これらのローラ軸のアームによる支
持を、無給油型の軸受け部材を用いて回転自在な
ものとしている。またこれらの各ローラ軸の主軸
16に対する径方向位置関係は、一般に各々が互
いに異なる間隔位置にあるようにされるのが普通
であり、その最も外側(径方向間隔が最も離れ
た)のローラ軸、例えば191は、その主軸回転
に伴なう回転軌跡が、混練槽本体6の半円筒内壁
面に若干(例えば10mm程度)の間隙をもつている
ように設けられる。
以上のように構成されたミキシング機構は、例
えば毎分60〜100回転程度の速度で回転されるこ
とにより、第3図イ〜ヘに示す機械的な動作に
て、導入された麺生地に対して次のような作用を
与えることになる。(1)生地を押してグルテンの強
化および水和を行なう、(2)生地を引き伸ばしてグ
ルテン膜を形成する、(3)生地をたたきつけて空気
の混入、ゲルテンの引き締めを行なう。
ところで、本例のミキシング機構は、第1図に
おいて示した昇降装置13により傾斜されている
基台1上の混練槽6内にあり、しかも該混練槽6
には、麺生地導入開口11から連続的に所定量の
麺生地が導入される状態にあることから、ミキシ
ング機構によつて回転する麺生地は、導入される
新たな麺生地に押されて排出開口側に漸次移動す
ることになる。この移動は、混練槽6の傾斜に沿
つて斜上側に移動することを意味するから、傾斜
が大きいときには極めて緩やかな移動となり、反
対に傾斜が小さければ迅速な移動となる。したが
つて、導入開口から混練槽に入つた後排出開口か
ら出るまでの麺生地の滞溜時間は、単位時間当り
の導入量と混練槽の傾斜の角度によつて定まり、
ある麺生地に対して与えるべき混練(こね)の度
合は、これらを総合して実験的な結果に基づいて
無段階に自由に定めることができるのである。
以上述べたミキシング機構によつて、所定の加
水混合された麺生地は混練槽内で適度に混練さ
れ、排出開口より排出され、必要に応じて連続的
に次段の複合工程に送給されるが、この種の連続
式ミキサーでは排出を間欠的にではなくできるだ
け小量づつ連続的に行なうことが好ましい。これ
は、連続式ミキサーを使用するような一連の工程
を連続処理可能とする系では、次段の装置の処理
能力も、当然所定の連続処理に対応したように設
計されるのが通例であるからであり、本例で示す
ような製麺工程では、麺生地の風合を損なわない
ようにする上で、このような要望は特に顕著であ
る。
そこで、本実施例により代表的に示される本考
案の連続式ミキサーにおいては、このような連続
排出を実現する工夫が施され、図示例では、ロツ
グアーム171,181に支持されるロール軸19
の排出開口12近傍位置に、例えば円板状(又
はカマ状)の刃20,21を軸着させている。こ
の刃20,21は混練槽本体7の底部半円筒内面
に微小な間隙を保つ程度の大きさに設けられてお
り、ロール軸191と共に支軸16回りを回転す
ることで、排出開口12方向に漸次移動される麺
生地を切断し、小量づつの排出を可能としてい
る。なおこのような麺生地切断用の刃は、必ずし
も1本のロール軸にだけ組付けられるという限定
されたものではなく、複数のロール軸に組付けて
もよいし、あるいは排出開口近傍の本体7内面特
に排出開口の縁に沿つて固定的に設けてもよいも
のである。
以上述べた混練槽、ミキシング機構、更には麺
生地切断用の刃を有する連続式ドウミキサーによ
れば、麺生地だけでなく、同じ小麦粉を使用する
パン生地の場合にも極めて好適に適用される他、
モチの製造、水産加工品の製造、更には無機質粉
体と液体の混合物の混練にも適用できるものであ
る。また特に小麦粉を加水させた麺生地等の場合
には、対象の粘弾性が高いことから、装置の大き
さにもよるがローラ軸を支持するアームを主軸の
軸方向中間にも設けて補強を行なつてもよいし、
更にはローラ軸の軸方向中間等に円板状の刃を別
に設けることで、混練槽内の生地をいくつかに切
断させるようにしてもよい。この場合には、混練
槽の生地が小さな塊りに分割されるために槽内に
おける動きの自由度が増大し、この小塊に対して
与えられるミキシング効果(グルテンの強化、膜
形成、引き締め)が一層良好なものとなる利点が
ある。
以上述べた如く、本考案よりなる連続式ミキサ
ーは、素材の連続的な混練処理を行なう上で従来
問題とされていた難点を解消し、必要な混練状態
を簡単な操作によつて適宜得ることが可能とな
り、種々の分野における生産性の向上に多大な効
果をもたらしその実用上の利益は極めて大なるも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は、本考案の一実施例を示す連続式
ドウミキサーの正面図、第2図は混練槽部分の一
部を断面とした斜視図、第3図イ〜ヘはミキシン
グ機構の作用を説明するための図である。 1:基台、2,3:支柱、4,5:支持腕、
6:混練槽、7:本体、8:天井板、9:側壁、
10:支持軸、11:導入開口、12::排出開
口、13:昇降装置、14:支軸、15:モー
タ、16:主軸、171,172,173,181
182,183:アーム、191,192,193:ロ
ール軸、20,21:刃。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 底部半円筒状の下半部および略逆U字筒状の
    上半部からなる横長筒殻を両側筒端で閉塞した
    ケーシングであつて、一方の筒端近傍の天井部
    には予め加水混合された素材を導入する開口が
    設けられ、かつ前記他方の筒端近傍には混練後
    の素材を排出する開口が設けられた混練槽と、
    この混練槽中空内の底部半円筒の中心を軸方向
    に延設された回転主軸を有し、かつこの主軸に
    平行する複数のローラ軸が該主軸から延出され
    たアームの先端に支持されてなるミキシング機
    構と、前記混練槽の排出開口近傍において、槽
    底部内壁又はローラ軸のいずれかに組付けられ
    た素材切断用の刃と、前記混練槽を筒軸を含む
    垂直面内で姿勢傾動させうる支持装置とを備
    え、連続ミキシング稼動は、前記混練槽の排出
    開口側を若干高くした傾斜姿勢で行なうことを
    特徴とする連続式ミキサー。 2 各ローラー軸がアームに対して回転自在に支
    持されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載した連続式ミキサー。
JP18513083U 1983-11-30 1983-11-30 連続式ミキサ− Granted JPS6094086U (ja)

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JP18513083U JPS6094086U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 連続式ミキサ−

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JP18513083U JPS6094086U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 連続式ミキサ−

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JPS6094086U JPS6094086U (ja) 1985-06-27
JPS6335593Y2 true JPS6335593Y2 (ja) 1988-09-21

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JP18513083U Granted JPS6094086U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 連続式ミキサ−

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