JP2509827B2 - 航空機の訓練装置 - Google Patents

航空機の訓練装置

Info

Publication number
JP2509827B2
JP2509827B2 JP15104491A JP15104491A JP2509827B2 JP 2509827 B2 JP2509827 B2 JP 2509827B2 JP 15104491 A JP15104491 A JP 15104491A JP 15104491 A JP15104491 A JP 15104491A JP 2509827 B2 JP2509827 B2 JP 2509827B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aircraft
recording
cockpit
track
video tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15104491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04349487A (ja
Inventor
武史 渡辺
徳 川田
茂 吉田
明 藤原
健太 笠置
聖 國頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP15104491A priority Critical patent/JP2509827B2/ja
Publication of JPH04349487A publication Critical patent/JPH04349487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2509827B2 publication Critical patent/JP2509827B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、航空機搭乗員
の訓練のための戦技評価装置に関する。さらに詳細には
この出願の発明は、実際に飛行して戦技を訓練する際
に、訓練内容を評価するために、航空機に搭載して戦技
訓練結果をビデオテープに記録する装置、この戦技訓練
結果をビデオテープから再生する装置、並びに両装置及
びビデオテープとからなる訓練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、訓練中の航空機のコックピッ
トからの外景とコックピット内の音声をビデオテープに
撮像・録音し、地上で再生して、戦技を評価する装置が
知られている(この技術分野に関する公報は見当たらな
いが、地上の訓練用のシミュレータに関する技術の一例
としては特開昭62−284382号がある)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術にあっては、単なる外景と音声表示のみの評価であ
ったため、実際の訓練者の技能を評価するには不十分で
あるという問題点があった。一方、多種多様な訓練情報
を複雑かつ大型の装置で記録・再生するとすれば、高額
かつ重量の大なるシステムとなり、実用に適さないこと
となる。
【0004】この出願の発明の目的は、上記の課題を解
決すべく、訓練者の技能を適正に評価するための簡易な
戦技評価装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ため、この出願の発明は、航空機に搭載して航空機の戦
技訓練情報をビデオテープに記録する装置であって、前
記航空機の計器表示及びコックピットからの外景を前記
ビデオテープのビデオトラックに記録する手段1 、コッ
クピット内の音声を前記ビデオテープのノーマル音声ト
ラックに記録する手段6 、飛行データを前記ビデオテー
プのハイファイ音声トラックに記録する手段9 、からな
る航空機の訓練記録装置としたものである。
【0006】また、航空機に搭載して航空機の戦技訓練
情報をビデオテープに記録する装置であって、前記航空
機の計器表示及びコックピットからの外景からなるビデ
オ情報を撮像する手段2、3 、コックピット内の音声を録
音する手段7 、前記航空機の飛行データを検出する手段
10〜13、ビデオ情報を前記ビデオテープのビデオトラッ
クに、コックピット内の音声をノーマル音声トラック
に、飛行データをハイファイ音声トラックにそれぞれ記
録する手段5、8、16、からなる航空機の訓練記録装置とし
たものである。
【0007】さらに、航空機の戦技訓練情報を入力した
ビデオテープを再生する装置であって、前記ビデオテー
プに記録された航空機の計器表示及びコックピットから
の外景を再生して画面表示する手段21、前記ビデオテー
プに記録されたコックピット内の音声を再生する手段2
8、前記ビデオテープに記録された飛行データを再生し
て前記航空機の飛行航跡を演算し、該飛行航跡を画面表
示する手段31、からなる航空機の訓練記録再生装置とし
たものである。
【0008】また、航空機の戦技訓練情報を入力したビ
デオテープを再生する装置であって、前記航空機の計器
表示及びコックピットからの外景を前記ビデオテープの
ビデオトラックから、コックピット内の音声をノーマル
音声トラックから、前記航空機の飛行データをハイファ
イ音声トラックからそれぞれ再生する再生手段22、29、3
2、前記再生手段からの計器情報を画面表示する手段2
5、前記再生手段からのコックピットからの外景を画面
表示する手段27、前記再生手段からの音声信号を音声に
変換する手段30、前記再生手段からの飛行データから飛
行航跡を演算し、画面表示する手段35、とからなる航空
機の訓練記録再生装置としたものである。
【0009】ビデオテープ17と、航空機に搭載されて、
前記航空機の計器表示及びコックピットからの外景、並
びに飛行データを前記ビデオテープのオーディオトラッ
ク、音声トラック及びハイファイトラックに記録する訓
練記録装置と、前記ビデオテープを再生して、航空機の
計器表示、コックピットからの外景、及び飛行航跡を画
面表示し、コックピット内の音声信号を音声に変換する
訓練記録再生装置とからなる航空機の訓練装置としたも
のである。
【0010】
【実施例】この出願の発明の実施例を図1から図5に基
づいて説明する。図1はこの出願の発明の戦技訓練記録
装置の基本実施例である。本装置は、飛行訓練中の訓練
情報を航空機に搭載したビデオテープに入力する装置で
あって、航空機内に設置する。
【0011】1は戦術用の計器表示及び外景をビデオテ
ープのビデオトラックに記録するための第1記録手段で
ある。このうち、2はコックピット内に設置されて、コ
ックピットからHUD(Head Up Display )を通して外
景を撮像してビデオ変換するテレビセンサCTVS(Co
ckpit TV Sensor )である。3は多機能ディスプレー
(Multi Function Display)に表示される戦術用の計器
表示等のビデオ信号を出力するディスプレイプロセッサ
DP(Display Processor )である。CTVS及びDP
からのビデオ情報は、例えば一画面に縦割りに入れ込ま
れる縦割りスクリーン制御ユニット4で合成する。5
は、この合成ビデオ情報をテープのビデオトラックに入
力するビデオテープレコーダのビデオ記録部である。ビ
デオテープレコーダとしては、航空機に通常使用される
耐振動仕様のAVTR(Airborne Video Tape Recorde
r)を使用する。
【0012】6は、コックピット内の音声をビデオテー
プのノーマル音声トラックに記録する第2記録手段であ
る。このうち、7はコックピット内の音声、たとえば、
パイロットの報告音声、パイロットへの指令音声を入力
するための内部コミュニケーションセットICS(Inter
nal Communication Set )である。8はこの音声をテー
プに入力するビデオテープレコーダのノーマル音声記録
部である。
【0013】9は飛行データをオーディオビデオテープ
のハイファイ音声トラックに記録するための第3記録手
段である。このうち、10は、航空機の姿勢、位置、加
重倍数を計測するINS(Inertial Navigation Syste
m)、11は航空機の高度、速度を計測するADC(Air
Data Computer)、12は火器を管制するACS(Armame
nt Control Set)である。13はプロビジョンであっ
て、エンジン(又はスロットル)操作、スピードブレー
キ操作状況を計測してA/D変換する。これらの計測器
等からのデジタル信号は周知の信号変換装置15によっ
て、音声信号に変換し、ハイファイ音声データとしてビ
デオテープレコーダのハイファイ音声記録部16に入力す
る。なお、8mmテープ等にあっては、このハイファイ
音声トラックはPCM(Pulse Code Modulation)データ
記憶部に相当する。
【0014】上記の入力された情報は、市販のビデオカ
セットテープ17に記録する。ビデオカセットテープ17
は、飛行後取りはずされ、次に述べる地上に設置する訓
練記録再生装置で再生する。なお上述の第1から第3記
録手段は、一体の記録装置として構成できる。図2はコ
ックピット後方から前方への外形図である。
【0015】図3はこの出願の発明の戦技訓練記録再生
装置の基本実施例である。21はビデオテープのビデオ
トラックに記録された戦術用の計器表示及び外景のビデ
オ情報を再生する第一再生手段である。22は再生機の
ビデオ再生部である。ビデオ情報は、標準モニタ23で表
示し、あるいは、プロビジョンのスキャン変換機24、26
で変換し、多機能ディスプレー(MFD)表示モニタ25
で計器等を表示し、ヘッドアップディスプレー(HU
D)/外形モニタ27でHUD表示及び外景を表示する。
【0016】28は、ビデオテープのノーマル音声トラ
ックに記録されたコックピット内の音声情報を再生する
第二再生手段である。29は再生機のノーマル音声再生
部である。ノーマル音声は、この再生機で再生されてス
ピーカ30で音声として再生する。
【0017】31はビデオテープのハイファイ音声トラ
ックに記録されたこの飛行データ情報を再生する第三再
生手段である。この飛行データは、ハイファイ音声再生
部32で再生し、データ復調器33で音声信号からデジタル
信号に復調し、計算機(グラフィック・ワークステーシ
ョン)34で周知の演算方法によって飛行航跡を演算解析
し、高解度モニタ35で飛行航跡表示をする。この際、訓
練相手機の飛行航跡表示も同時に入力することにより、
訓練相手機と訓練機との相互の航跡を表示可能となる。
【0018】図4にこの実施例の戦技訓練記録再生装置
の外形図を示す。図5には、多機能ディスプレー(MF
D)表示モニタ25で表示する計器表示の例、ヘッドアッ
プディスプレー(HUD)/外景モニタ27で表示する外
景の例を示す。図6に解析後の飛行航跡例をしめす。飛
行航跡表示としては図のように一定位置を視点として航
跡を表示する鳥瞰表示、訓練機後方の一定距離を視点と
して、訓練機を追跡するチェイサ・ヴュー表示、パイロ
ットを視点とするパイロットヴュー表示など、上記計算
機の演算により表示の変更が可能である。飛行後、コッ
クピット内の音声を聞きながら、図5、図6の画面を見
ることにより、飛行訓練の評価が可能となる。
【0019】
【発明の効果】本出願は上記の様に構成されているので
以下に述べる効果を奏する。まず、飛行データをハイフ
ァイ音声トラックに記録することにより、訓練内容を適
正に評価し得るに十分な情報を、市販のビデオテープに
収納可能となった。これにより、適正な戦技の評価が、
安価・軽量なシステムにより可能となる効果を奏する。
すなわち、従来の音声、外景などの情報の他に、飛行デ
ータを同時に記録・再生するため、訓練者の熟練度を適
正に評価することができる。これとともに、豊富なこれ
らの情報を、ビデオテープの各トラックに記録すること
により、これらの情報を一つのビデオテープのみに一括
記録することができ、その結果、安価な市販のビデオセ
ットを利用できるとともに、軽量な装置とすることがで
きる効果が期待できる。しかも、従来の評価システムの
軽微の改造によって、本願発明の装置を装備できる効果
も奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の戦技訓練記録装置のブロッ
ク図である。
【図2】図1の実施例の装置の外形図である。
【図3】本発明の一実施例の戦技訓練再生装置のブロッ
ク図である。
【図4】図3の実施例の装置の外形図である。
【図5】戦技訓練再生装置で表示される外景、計器表示
例を表す図である。
【図6】戦技訓練再生装置で表示される飛行航跡図であ
る。
【符号の説明】 1 第一記録手段 6 第二記録手段 9 第三記録手段 17 ビデオテープ 21 第一再生手段 28 第二再生手段 31 第三再生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 明 岐阜県各務原市川崎町1番地 川崎重工 業株式会社 岐阜工場内 (72)発明者 笠置 健太 岐阜県各務原市川崎町1番地 川崎重工 業株式会社 岐阜工場内 (72)発明者 國頭 聖 岐阜県各務原市川崎町1番地 川崎重工 業株式会社 岐阜工場内 (56)参考文献 実開 昭56−97717(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機に搭載して航空機の戦技訓練情報
    をビデオテープに記録する装置であって、前記航空機の
    計器表示及びコックピットからの外景を前記ビデオテー
    プのビデオトラックに記録する手段、コックピット内の
    音声を前記ビデオテープのノーマル音声トラックに記録
    する手段、飛行データを前記ビデオテープのハイファイ
    音声トラックに記録する手段、からなる航空機の訓練記
    録装置。
  2. 【請求項2】 航空機に搭載して航空機の戦技訓練情報
    をビデオテープに記録する装置であって、前記航空機の
    計器表示及びコックピットからの外景からなるビデオ情
    報を撮像する手段、コックピット内の音声を録音する手
    段、前記航空機の飛行データを検出する手段、ビデオ情
    報を前記ビデオテープのビデオトラックに、コックピッ
    ト内の音声をノーマル音声トラックに、飛行データをハ
    イファイ音声トラックにそれぞれ記録する手段、からな
    る航空機の訓練記録装置。
  3. 【請求項3】 航空機の戦技訓練情報を入力したビデオ
    テープを再生する装置であって、前記ビデオテープに記
    録された航空機の計器表示及びコックピットからの外景
    を再生して画面表示する手段、前記ビデオテープに記録
    されたコックピット内の音声を再生する手段、前記ビデ
    オテープに記録された飛行データを再生して前記航空機
    の飛行航跡を演算し、該飛行航跡を画面表示する手段、
    からなる航空機の訓練記録再生装置。
  4. 【請求項4】 航空機の戦技訓練情報を入力したビデオ
    テープを再生する装置であって、前記航空機の計器表示
    及びコックピットからの外景を前記ビデオテープのビデ
    オトラックから、コックピット内の音声をノーマル音声
    トラックから、飛行データをハイファイ音声トラックか
    らそれぞれ再生する再生手段、前記再生手段からの計器
    表示を画面表示する手段前記再生手段からのコックピッ
    トからの外景を画面表示する手段、前記再生手段からの
    音声信号を音声に変換する手段、前記再生手段からの飛
    行データから飛行航跡を演算し、画面表示する手段、か
    らなる航空機の訓練記録再生装置。
  5. 【請求項5】ビデオテープと、航空機に搭載されて、前
    記航空機の計器表示及びコックピットからの外景、コッ
    クピット内の音声、並びに飛行データを前記ビデオテー
    プのオーディオトラック、音声トラック及びハイファイ
    音声トラックに記録する訓練記録装置と、前記ビデオテ
    ープを再生して、航空機の計器表示、コックピットから
    の外景、及び飛行航跡を画面表示し、コックピット内の
    音声信号を音声に変換する訓練記録再生装置とからなる
    航空機の訓練装置。
JP15104491A 1991-05-27 1991-05-27 航空機の訓練装置 Expired - Fee Related JP2509827B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15104491A JP2509827B2 (ja) 1991-05-27 1991-05-27 航空機の訓練装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15104491A JP2509827B2 (ja) 1991-05-27 1991-05-27 航空機の訓練装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04349487A JPH04349487A (ja) 1992-12-03
JP2509827B2 true JP2509827B2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=15510075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15104491A Expired - Fee Related JP2509827B2 (ja) 1991-05-27 1991-05-27 航空機の訓練装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2509827B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04349487A (ja) 1992-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6064355A (en) Method and apparatus for playback with a virtual reality system
US20020124260A1 (en) Video production system for vehicles
US8947253B2 (en) Immersive vehicle multimedia system
JP2001500981A (ja) 時間同期的に複数のデータストリームを検索かつ表示するための事後報告システムおよび方法
US5499146A (en) Method and apparatus for recording images for a virtual reality system
US4419920A (en) Apparatus for recording and reproducing musical performance
US9240213B2 (en) Method and assembly for improved audio signal presentation of sounds during a video recording
JPH085521A (ja) 巡回検査装置及び巡回検査のための表示方法
JP2509827B2 (ja) 航空機の訓練装置
JPH023592B2 (ja)
JP2021027381A (ja) 撮像システム
SE1250533A1 (sv) Förfarande och system för utvärdering av markstridsfordonsmanövrering
JP3685574B2 (ja) 運転支援画像取り込み装置
KR100327675B1 (ko) 디지털 영상을 이용한 열차 시뮬레이터
JP3672973B2 (ja) 訓練評価用データ記録再生方法及び訓練評価用データ記録方法及び訓練評価用データ記録再生装置
KR100464100B1 (ko) 운전면허 시험(연습)용 자동차의 운전(교습) 기록장치 및그 방법
JPH099189A (ja) ビデオシステム
US5377173A (en) Jog method for optical disk players having a constant linear velocity
JP3094921U (ja) 運転模擬装置
JP3503457B2 (ja) 移動物体における画像表示システム
US20060245719A1 (en) Digital airborne video cassette recorder and player
JP4041316B2 (ja) 映像編集再生システムおよびコンピュータプログラム
JPS63313382A (ja) プログラム再生装置
CN113873206A (zh) 一种多路视频录制方法及系统
JPH0823503A (ja) 映像記録装置、映像再生装置およびそれらの装置に使用される記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees