JP2509793Y2 - はかりの緩衝装置 - Google Patents

はかりの緩衝装置

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JP2509793Y2
JP2509793Y2 JP1990024062U JP2406290U JP2509793Y2 JP 2509793 Y2 JP2509793 Y2 JP 2509793Y2 JP 1990024062 U JP1990024062 U JP 1990024062U JP 2406290 U JP2406290 U JP 2406290U JP 2509793 Y2 JP2509793 Y2 JP 2509793Y2
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祥嗣 梅田
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Yamato Scale Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、はかりの計量皿に載荷された品物の重量
を計測する重量はかりにおいて、品物を計量皿に載せた
時の衝撃荷重を緩和するようにした衝撃緩和機構に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来の衝撃緩和機構を有するものとして、例えば、特
公平1-20365号公報記載のものがある。これには、衝撃
を緩和するためにロードセルの可動端側に上下2枚の平
行な板ばねの各一端を連結すると共に、各板ばねの他端
を連結部材で連結固着してその連結部材に皿受ブラケッ
トを介して計量皿を取付けた構成の重量測定装置が示さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来の装置では、衝撃荷重を緩和するために板ば
ねが使用されており、この板ばねのばね常数が小さいほ
ど緩衝効果が大きくなるのであるが、あまりばね常数を
小さくすると、計量皿に偏荷重がかかった場合、板ばね
に圧縮方向の力が作用して座屈変形することがあるの
で、偏荷重により座屈変形しない程度の剛性を有する板
ばねを使用する必要がある。その板ばねから得られる緩
衝効果が緩衝効果の限界点になるのであるが、従来のも
のはこの板ばねを2枚用いてあるので、2枚の板ばねの
ばね常数の和が緩衝装置全体のばね常数になる。よって
1枚の板ばねで構成した場合と比べると、2倍のばね常
数となり、その分緩衝効果の限界点は低くなる。
そこで、この考案は、ばね常数を従来よりも小さくし
て緩衝効果の限界点を向上させ、これによって計量速度
が早くなると共にロードセルが破損し難いはかりを提供
しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、ロバーバル型ロードセルの固定端側を固
定用ブラケットに結合され可動端側を計量皿の支持部材
に結合される構成のはかりにおいて、上記固定端と上記
ブラケットとの結合部間又は上記可動端と上記支持部材
との結合部間のいずれか一方に介在せしめられており、
水平な状態で両端を対応する上記結合部に連結固定され
た1枚の板ばねと、この板ばねに上方又は下方に間隔を
隔てた平行な状態で両端を対応する上記結合部にリンク
ピンにより鉛直面に沿ってそれぞれ回動自在に連結され
たリンクと、両端を対応する上記結合部に連結固定され
た制振用ゴム部材とからなることを特徴とする。
〔作用〕
前記手段によれば、計量皿上に物品を載せたときその
衝撃値に応じて板ばねが撓み、その撓みにリンクが追従
して動き、ゴム部材も変形する。この板ばね及びゴム部
材の変形は、内部摩擦により衝撃エネルギーを熱に変え
て事実上衝撃エネルギーを吸収するから、衝撃の緩和と
制振作用をする。荷重が偏荷重である場合にリンク又は
板ばねに圧縮荷重が作用するから、いずれも座屈を生じ
ないように設計される。この1枚の板ばねのばね常数が
緩衝装置のばね常数となり、従来の2枚の板ばねの1/2
となる。
〔実施例〕
1実施例を第1図及び第2図を用いて説明する。図に
おいて、1はロードセルで、構造的には従来のロバーバ
ル型のものと同じであり、固定端側をブラケット2の垂
直部に結合固着されており、他方の可動端側を支点金具
3に固着されている。支点金具3は上部にリンク結合部
4を有し、下部に板ばね結合部5を有する。
6は計量皿、7は皿受、8は荷重受用ブラケットであ
り、これらは一体的に結合されている。ブラケット8は
前記支点金具3に間隔を隔てて対向する位置に配置さ
れ、支点金具3と同様にリンク結合部9、板ばね結合部
10を有する。
これら支点金具3と荷重受用ブラケット8との間に緩
衝機構として上方からリンク11、制振ゴム部材12、13、
板ばね14がそれぞれ間隙を隔てて設けられている。リン
ク11は両端をリンク結合部4、9にリンクピン15、16で
それぞれ枢支され回動自在である。ゴム部材12、13は両
端面を支点金具3とブラケット8の対向する面に接着剤
により接着結合されている。板ばね14は両端を板ばね結
合部5、10に押え板17、18と共にねじ19、20によって結
合固定されている。これらのリンク11、ゴム部材12、1
3、板ばね14は無荷重状態で図示のように水平で互いに
平行な状態にある。
なお、図において、21は皿受用ストッパ、22はロード
セル用ストッパ、23はベースである。
このように構成されたはかりの緩衝装置は、計量皿6
上に物品が載せられると、皿受7、荷重受用ブラケット
8、そして緩衝機構を介してロードセル1に荷重が伝達
され、ロードセル1がその荷重を検出する。このとき、
計量皿6に加わる衝撃に応じて板ばね14が撓むと共にゴ
ム部材12、13も変形し、リンク11がこれに従動して傾斜
する。これによって衝撃が緩和されてロードセル1側へ
荷重が伝わる。そしてゴム部材12、13の存在は特に衝撃
によって生じる振動を減衰させる作用が大きく、従って
物品を計量皿6上へ載せてからロードセルの検出する荷
重値の振動が早期に消滅し、つまり検出値が早期に安定
し、計量速度が早くなる。
また、第1図に見られる、荷重受用ブラケット8に対
する計量皿6及び皿受7の設け方は、計量皿6の中心部
から大きく片寄っている。この構成は皿受7の中心に荷
重Wが作用したときを考えると、リンク11に圧縮力が作
用し、板ばね14に引張り力が作用する。一般的には物品
は計量皿6の中心部に載せられるので板ばね14に圧縮力
が作用しないから、座屈が生じない。従って、板ばね14
はばね常数をより小さくできることになる。なお、荷重
Wが図の左方へ移動してリンクピン16の上方を左方へ越
えると板ばね14に圧縮力が作用するようになるから、そ
のときの最大圧縮力が板ばね14に座屈を生じさせない程
度に計量皿7のリンクピン16の上方から左方端までの寸
法を決められる。
第3図は第1図と略同様な構成のはかりであるが、リ
ンクピン16の略上側から右方の位置に計量皿6aが位置す
るように設けた点で異なり、他は同じである。この構成
によれば、計量皿6a上の荷重5Wが、リンクピン16の上方
のA点から任意の距離lにあるB点に作用するとして、
板ばね14には常に引張り方向に力wl/hが作用するので座
屈は生じない。hは板ばね14の結合部10からリンクピン
16までの高さ寸法である。
上記実施例において、緩衝機構、すなわちリンク11、
ゴム部材12、13、板ばね14を、ロードセルの可動端側と
計量皿の支持部材との間に設けたが、場合によっては、
ロードセルの固定端側と固定用ブラケットとの間に設け
てもよい。この場合は被計量物品を計量皿へ載せる衝撃
の緩和にも効果が認められるが、むしろはかりを設置し
ている床側からの衝撃の緩和及び振動の制振作用が大き
い。
上記実施例において、制振ゴム部材12、13を板ばね14
等と平行に設けるものを示したが、場合によっては斜め
に設けてもよい。その場合、引張り力が作用するように
支点金具3のリンク結合部4に近い位置と、荷重受用ブ
ラケット8の板ばね結合部10に近い位置とを結ぶように
して対角線状に設けるのがよい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、緩衝機構を1枚の板ばねとリンク
とゴム部材とで構成したことにより、従来よりも緩衝作
用が増大する効果が得られる。また、緩衝作用が従来と
同程度であるようにした場合は、従来2枚であった板ば
ねのばね常数の和を1枚の板ばねで受持つことになるた
め、板厚や板幅を大きくすることができ、偏荷重や衝撃
による板ばねの座屈変形に対する耐力が大きくなり、こ
の種の緩衝装置の弱点である板ばねの破損を防止する効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例を示す正面図、第2図は同
実施例のA-A断面図、第3図は計量皿の支持位置の異な
る他の実施例の概略正面図である。 1……ロードセル、2……ブラケット、3……支点金
具、4……リンク結合部、5……板ばね結合部、6、6a
……計量皿、7……皿受、8……荷重受用ブラケット、
9……リンク結合部、10……板ばね結合部、11……リン
ク、12、13……ゴム部材、14……板ばね。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロバーバル型ロードセルの固定端側を固定
    用ブラケットに結合され可動端側を計量皿の支持部材に
    結合される構成のはかりにおいて、上記固定端と上記ブ
    ラケットとの結合部間又は上記可動端と上記支持部材と
    の結合部間のいずれか一方に介在せしめられており、水
    平な状態で両端を対応る上記結合部に連結固定された一
    枚の板ばねと、この板ばねに上方又は下方に間隔を隔て
    た平行な状態で両端を対応する上記結合部にリンクピン
    により鉛直面に沿ってそれぞれ回動自在に連結されたリ
    ンクと、両端を対応する上記結合部に連結固定された制
    振用ゴム部材とからなることを特徴とするはかりの緩衝
    装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)に記載の上記可動端側と上記
    支持部材との結合部間に介在せしめられるはかりの緩衝
    装置において、上記リンクを上側に上記板ばねを下側に
    配置され、上記計量皿が、被計量物支持面の大部分を上
    記支持部材と上記リンクとの結合位置の上方位置よりも
    上記ロードセルの上方位置側へ片寄せて設けたことを特
    徴とするはかりの緩衝装置。
JP1990024062U 1990-03-08 1990-03-08 はかりの緩衝装置 Expired - Lifetime JP2509793Y2 (ja)

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JPH03114023U JPH03114023U (ja) 1991-11-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS603524A (ja) * 1983-06-21 1985-01-09 Ishida Scales Mfg Co Ltd 計量装置

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JPH03114023U (ja) 1991-11-22

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