JP2509482Y2 - 穀物乾燥機における熱風温度均一装置 - Google Patents
穀物乾燥機における熱風温度均一装置Info
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- JP2509482Y2 JP2509482Y2 JP7584389U JP7584389U JP2509482Y2 JP 2509482 Y2 JP2509482 Y2 JP 2509482Y2 JP 7584389 U JP7584389 U JP 7584389U JP 7584389 U JP7584389 U JP 7584389U JP 2509482 Y2 JP2509482 Y2 JP 2509482Y2
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- Japan
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- hot air
- chamber
- grain dryer
- hot
- grain
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、熱風発生用の火炉内に複数台のバーナを設
置した場合においても、均等温度の乾燥熱風を速やかに
得さしめて穀物乾燥機に送風することで均一な乾燥穀物
を容易に得ることができる穀物乾燥機における熱風温度
均一装置に関する。
置した場合においても、均等温度の乾燥熱風を速やかに
得さしめて穀物乾燥機に送風することで均一な乾燥穀物
を容易に得ることができる穀物乾燥機における熱風温度
均一装置に関する。
[従来の技術] 従来、連続流下式の穀物乾燥機の一側に熱風送風室と
排塵風室とを設け、前記熱風送風室には、内部にバーナ
を設置した熱風発生用の火炉を基端側に設けた接続ダク
トを接続せしめると共に排塵風室には吸引排風機の吸気
側を接続して、熱風発生用の火炉において発生した乾燥
熱風を連続状に流下する穀物に浴びせて乾燥するように
した穀物乾燥機は本出願前例えば実開昭63−57493号公
報に記載されて公知である。
排塵風室とを設け、前記熱風送風室には、内部にバーナ
を設置した熱風発生用の火炉を基端側に設けた接続ダク
トを接続せしめると共に排塵風室には吸引排風機の吸気
側を接続して、熱風発生用の火炉において発生した乾燥
熱風を連続状に流下する穀物に浴びせて乾燥するように
した穀物乾燥機は本出願前例えば実開昭63−57493号公
報に記載されて公知である。
[考案が解決しようとする課題] ところで、従前のこの穀物乾燥機においては、大容量
の穀物を連続流下させながら乾燥作業を能率的に達成さ
せようとした場合には火炉内に複数台のバーナを併設し
ないと所定量の熱風を得ることができない。
の穀物を連続流下させながら乾燥作業を能率的に達成さ
せようとした場合には火炉内に複数台のバーナを併設し
ないと所定量の熱風を得ることができない。
しかしながら、火炉内に複数台、例えば二台のバーナ
を併設した場合には、左右のバーナの燃焼量をたとえ同
一としても、一方側が他方側より温度が高い分布状態の
まま穀物乾燥機に送風される。
を併設した場合には、左右のバーナの燃焼量をたとえ同
一としても、一方側が他方側より温度が高い分布状態の
まま穀物乾燥機に送風される。
したがって、上述の如く不均等温度の熱風で乾燥作業
を営ませると均一乾燥ができないことで乾燥ムラが生
じ、良質の乾燥穀物を得ることができない問題点を有し
ていた。
を営ませると均一乾燥ができないことで乾燥ムラが生
じ、良質の乾燥穀物を得ることができない問題点を有し
ていた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、火
炉内に複数台のバーナを設置した場合にあっても、夫々
のバーナの燃焼熱気を平面より見て互いに反対方向に向
け傾斜せしめた状態のもとで交差状に重設した上下二枚
の熱風均等誘導板に噴き当てて左右方向に向け沿流せし
めたことで攪拌混合を確実ならしめ、もって均一温度の
熱風を連続して熱風送風室より連続流下する穀物に浴び
せ、乾燥ムラのない均一な乾燥穀物を容易に得ることが
できる穀物乾燥機における熱風温度均一装置を提供しよ
うとするものである。
みてなされたものであり、その目的とするところは、火
炉内に複数台のバーナを設置した場合にあっても、夫々
のバーナの燃焼熱気を平面より見て互いに反対方向に向
け傾斜せしめた状態のもとで交差状に重設した上下二枚
の熱風均等誘導板に噴き当てて左右方向に向け沿流せし
めたことで攪拌混合を確実ならしめ、もって均一温度の
熱風を連続して熱風送風室より連続流下する穀物に浴び
せ、乾燥ムラのない均一な乾燥穀物を容易に得ることが
できる穀物乾燥機における熱風温度均一装置を提供しよ
うとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における穀物乾燥
機における熱風温度均一装置は、穀物乾燥機の一側に熱
風送風室と排塵風室とを設け、前記熱風送風室には、内
部に複数台のバーナを併設した熱風発生用の火炉を基端
側に設けた接続ダクトを接続せしめると共に、排塵風室
には吸引排風機の吸気側を接続したものにおいて、前記
バーナの前面側の接続ダクト内部には平面より見て互い
に反対方向に向け傾斜せしめた上下二枚の熱風均等誘導
板を交差状に重設してなるものである。
機における熱風温度均一装置は、穀物乾燥機の一側に熱
風送風室と排塵風室とを設け、前記熱風送風室には、内
部に複数台のバーナを併設した熱風発生用の火炉を基端
側に設けた接続ダクトを接続せしめると共に、排塵風室
には吸引排風機の吸気側を接続したものにおいて、前記
バーナの前面側の接続ダクト内部には平面より見て互い
に反対方向に向け傾斜せしめた上下二枚の熱風均等誘導
板を交差状に重設してなるものである。
[作用] 穀物の乾燥に際し、所定量の穀物を穀物乾燥機に張込
ませる。次いで熱風発生用の火炉内に併設した複数台の
バーナを燃焼せしめると同時に吸引排風機を運転せしめ
る。
ませる。次いで熱風発生用の火炉内に併設した複数台の
バーナを燃焼せしめると同時に吸引排風機を運転せしめ
る。
さすれば、前記複数台のバーナの燃焼熱気は、バーナ
の前面に配設された上下二枚の熱風均等誘導板に衝突し
た後、互いに反対方向に向け傾斜した熱風均等誘導板に
沿って前方に噴出される。したがって、複数台のバーナ
の燃焼熱気の温度にたとえ差が生じた場合があっても、
前記燃焼熱気は上下二枚の熱風均等誘導板による攪拌混
合作用により均等化され、均一温度の熱風となりながら
接続ダクトにより熱風送風室内に送風され、次いで熱風
送風室から連続状をなしながら順次竪流下する穀物に浴
びせて穀物を乾燥し、その排塵風を吸引排風機の吸引作
用により排塵風室を経て機外に集中排塵せしめる。
の前面に配設された上下二枚の熱風均等誘導板に衝突し
た後、互いに反対方向に向け傾斜した熱風均等誘導板に
沿って前方に噴出される。したがって、複数台のバーナ
の燃焼熱気の温度にたとえ差が生じた場合があっても、
前記燃焼熱気は上下二枚の熱風均等誘導板による攪拌混
合作用により均等化され、均一温度の熱風となりながら
接続ダクトにより熱風送風室内に送風され、次いで熱風
送風室から連続状をなしながら順次竪流下する穀物に浴
びせて穀物を乾燥し、その排塵風を吸引排風機の吸引作
用により排塵風室を経て機外に集中排塵せしめる。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図ないし第4図において、1は、頂部に搬入装置
2を横設した穀物乾燥機であって、該穀物乾燥機1は、
上段より下段に向け排風室4の両側に乾燥通路5を介し
て熱風室3,3を配設したものと、熱風室3の両側に乾燥
通路5を介して排風室4,4を配設したものとを順次複数
段に亘り交互に縦設し、前記乾燥通路5の終端側には繰
出しロール6を回転自在に軸架して、該繰出しロール6
の回転作動により乾燥通路5に沿って連続状に竪流下す
る穀物に対し熱風を反対方向より交互に浴びせて乾燥
し、これが乾燥穀物を最下段に設けた取出し室7に排出
できるように構成したものである。前記穀物乾燥機1の
一側には熱風送風室8が設けられ、前記熱風室3と熱風
送風室8とは送風窓9を介して接続されている。10は、
熱風送風機8の外側に隣接状に配設された排塵風室であ
って、前記排風室4と排塵風室10とは排風ダクト11を介
して接続されている。
2を横設した穀物乾燥機であって、該穀物乾燥機1は、
上段より下段に向け排風室4の両側に乾燥通路5を介し
て熱風室3,3を配設したものと、熱風室3の両側に乾燥
通路5を介して排風室4,4を配設したものとを順次複数
段に亘り交互に縦設し、前記乾燥通路5の終端側には繰
出しロール6を回転自在に軸架して、該繰出しロール6
の回転作動により乾燥通路5に沿って連続状に竪流下す
る穀物に対し熱風を反対方向より交互に浴びせて乾燥
し、これが乾燥穀物を最下段に設けた取出し室7に排出
できるように構成したものである。前記穀物乾燥機1の
一側には熱風送風室8が設けられ、前記熱風室3と熱風
送風室8とは送風窓9を介して接続されている。10は、
熱風送風機8の外側に隣接状に配設された排塵風室であ
って、前記排風室4と排塵風室10とは排風ダクト11を介
して接続されている。
12は、前記排塵風室10の一側に吸気側を接続した吸引
排風機であり、13は、内部に複数台のバーナ14,14を併
設した熱風発生用の火炉15を基端側に設けた接続ダクト
であって、該接続ダクト13の先端側は熱風送風室8に接
続せしめてある。前記併設したバーナ14,14の前面側に
位置した接続ダクト13の内部には、平面より見て互いに
反対方向に向け傾斜せしめた直立状を呈する上下二枚の
熱風均等誘導板16,16を交差状に重設したものが配設さ
れており、これが二枚の熱風均等誘導板16,16により複
数台のバーナ14,14により発生した燃焼熱気を左右方向
に誘導せしめながら攪拌混合して均一温度の熱風を接続
ダクト13を介して熱風送風室8内へ送風せしめる。
排風機であり、13は、内部に複数台のバーナ14,14を併
設した熱風発生用の火炉15を基端側に設けた接続ダクト
であって、該接続ダクト13の先端側は熱風送風室8に接
続せしめてある。前記併設したバーナ14,14の前面側に
位置した接続ダクト13の内部には、平面より見て互いに
反対方向に向け傾斜せしめた直立状を呈する上下二枚の
熱風均等誘導板16,16を交差状に重設したものが配設さ
れており、これが二枚の熱風均等誘導板16,16により複
数台のバーナ14,14により発生した燃焼熱気を左右方向
に誘導せしめながら攪拌混合して均一温度の熱風を接続
ダクト13を介して熱風送風室8内へ送風せしめる。
なお、バーナ14は大型であれば一台であってもよい。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおりに構成されているので、次に
記載する効果を奏する。
記載する効果を奏する。
併設した複数台のバーナにより得られた大量の熱風を
接続ダクト及び熱風送風室を介し穀物乾燥機に送風して
連続状をなしながら竪流下する穀物に浴びせて乾燥し、
乾燥に供された以後の排塵風は排塵風室を経て吸引排風
機により機外に集中排塵せしめることができるので、如
何に大容量の穀物といえども迅速に乾燥することができ
る許りか、たとえ併設した複数台のバーナにより得られ
た燃焼熱気の温度が異なる場合があっても、前記燃焼熱
気を上下二段に亘り交差状に重設した熱風均等誘導板に
夫々衝突せしめた後、左右方向に沿流せしめて攪拌混合
し、均一温度の熱風としながら穀物に浴びせることがで
き、その結果、大容量の穀物を乾燥ムラや胴割れ現象も
発生させることなく、能率的に乾燥せしめることができ
る。
接続ダクト及び熱風送風室を介し穀物乾燥機に送風して
連続状をなしながら竪流下する穀物に浴びせて乾燥し、
乾燥に供された以後の排塵風は排塵風室を経て吸引排風
機により機外に集中排塵せしめることができるので、如
何に大容量の穀物といえども迅速に乾燥することができ
る許りか、たとえ併設した複数台のバーナにより得られ
た燃焼熱気の温度が異なる場合があっても、前記燃焼熱
気を上下二段に亘り交差状に重設した熱風均等誘導板に
夫々衝突せしめた後、左右方向に沿流せしめて攪拌混合
し、均一温度の熱風としながら穀物に浴びせることがで
き、その結果、大容量の穀物を乾燥ムラや胴割れ現象も
発生させることなく、能率的に乾燥せしめることができ
る。
第1図は穀物乾燥機の一部を破断した正面図、第2図は
第1図の側面図、第3図は第1図A−A線矢視方向の側
断面図、第4図は一部を切欠した要部の拡大平断面図で
ある。 1…穀物乾燥機、8…熱風送風室、10…排塵風室、12…
吸引排風機、13…接続ダクト、14…バーナ、15…火炉、
16,16…熱風均等誘導板
第1図の側面図、第3図は第1図A−A線矢視方向の側
断面図、第4図は一部を切欠した要部の拡大平断面図で
ある。 1…穀物乾燥機、8…熱風送風室、10…排塵風室、12…
吸引排風機、13…接続ダクト、14…バーナ、15…火炉、
16,16…熱風均等誘導板
Claims (1)
- 【請求項1】穀物乾燥機の一側に熱風送風室と排塵風室
とを設け、前記熱風送風室には、内部に複数台のバーナ
を併設した熱風発生用の火炉を基端側に設けた接続ダク
トを接続せしめると共に、排塵風室には吸引排風機の吸
気側を接続したものにおいて、前記バーナの前面側の接
続ダクト内部には平面より見て互いに反対方向に向け傾
斜せしめた上下二枚の熱風均等誘導板を交差状に重設し
た穀物乾燥機における熱風温度均一装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7584389U JP2509482Y2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 穀物乾燥機における熱風温度均一装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7584389U JP2509482Y2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 穀物乾燥機における熱風温度均一装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0318495U JPH0318495U (ja) | 1991-02-22 |
JP2509482Y2 true JP2509482Y2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=31616780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7584389U Expired - Lifetime JP2509482Y2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | 穀物乾燥機における熱風温度均一装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509482Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0554535U (ja) * | 1991-12-17 | 1993-07-20 | 富士電子工業株式会社 | 等速ジョイントの内面焼入装置 |
JP2731883B2 (ja) * | 1992-08-31 | 1998-03-25 | 富士電子工業株式会社 | 環状ワークの内周面高周波焼入装置 |
JPH07324864A (ja) * | 1994-05-31 | 1995-12-12 | Kubota Corp | 穀物乾燥機 |
JP4737679B2 (ja) * | 2006-01-25 | 2011-08-03 | エイケン工業株式会社 | 乾燥機用バーナ装置 |
-
1989
- 1989-06-28 JP JP7584389U patent/JP2509482Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0318495U (ja) | 1991-02-22 |
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