JP2509421B2 - 圧延機の形状制御用アクチュエ―タの動作管理装置 - Google Patents

圧延機の形状制御用アクチュエ―タの動作管理装置

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JP2509421B2 JP4230429A JP23042992A JP2509421B2 JP 2509421 B2 JP2509421 B2 JP 2509421B2 JP 4230429 A JP4230429 A JP 4230429A JP 23042992 A JP23042992 A JP 23042992A JP 2509421 B2 JP2509421 B2 JP 2509421B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延機の形状制御用ア
クチュエータの動作管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延機の形状制御に関する技術として、
例えば、特開昭62-214814 号公報に記載のものが公知で
ある。前記従来のものは、圧延材の板形状を検出するセ
ンサーの集合体である形状検出器と、前記板形状を制御
する適宜数の形状制御用アクチュエータと、前記形状検
出器で検出した圧延材の検出形状に基づき、前記アクチ
ュエータを制御すべき制御量を演算する制御手段とを備
えたものであった。
【0003】前記形状制御用アクチュエータとして、バ
ックアップロールクラウン調整用モータまたは油圧シリ
ンダ、ロールベンディング用油圧シリンダ、ロールシフ
ト用モータまたは油圧シリンダ、チルティング用油圧シ
リンダ、ロールクーラント用冷却液供給装置等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の圧延材の板
形状制御において、その制御手段は、検出形状を基に制
御量を決定して出力するだけで、アクチュエータに出力
した制御量に対する実績(実稼働量)については管理し
ていなかった。即ち、従来のものはオープンループ制御
のため、形状制御用アクチュエータに不具合のある場
合、該不具合のアクチュエータに対して出力された制御
量は、形状制御に対して効果がないという問題があっ
た。
【0005】また、単に効果がないというだけでなく、
複数のアクチュエータが協調して形状制御を行っている
場合は、複数の中のあるアクチュエータに不具合が発生
すると、不具合のないアクチュエータによって行われる
形状修正がかえって形状を乱してしまう可能性があっ
た。そこで、本発明は、不具合のあるアクチュエータを
検出することにより、前記問題点を解決するようにした
圧延機の形状制御用アクチュエータの動作管理装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明の形状制
御用アクチュエータの動作管理装置の特徴とするところ
は、圧延機に設けられた形状制御用アクチュエータへの
制御量を演算して出力する制御手段と、前記アクチュエ
ータの実働量を検出する実績検出手段と、前記制御手段
による制御量と、前記実績検出手段による実働量とを比
較して、アクチュエータの動作状態の正常、異常を判断
する判別手段とを備え、
【0007】前記制御手段は、前記判別手段により異常
と判断されたアクチュエータに対して制御対象から外す
ように構成されている点にある。
【0008】
【作用】本発明によれば、制御手段により各形状制御用
アクチュエータに出力すべき制御量が演算され、かつ出
力される。各形状制御用アクチュエータは、前記制御量
に基づき作動する。この稼働量は実績検出手段により検
出される。この実績検出手段による動作量と前記制御手
段による制御量とが、判別手段により比較され、動作量
と制御量の差が所定値以下の場合は、該アクチュエータ
の作動は正常と判断され、逆に、前記差が所定値以上で
あれば、該アクチュエータの作動は異常と判断される。
【0009】判別手段で異常と判断されたアクチュエー
タに対しては、制御手段が、その制御対象から外すこと
により、不具合のないアクチュエータ間のみで協調して
形状修正をすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づき詳述
する。図1において、1は薄板である圧延材、2は多段
圧延機である。この多段圧延機2 は、上下一対のワーク
ロールと、該ワークロールの背後に配置された中間ロー
ルと、該中間ロールの背後に配置されたバックアップロ
ールとを有する。
【0011】前記圧延機2 には、各種の形状制御用アク
チュエータが設けられている。前記形状制御用アクチュ
エータとして、モータまたは油圧シリンダからなるバッ
クアップロールクラウン調整用アクチュエータ3 、油圧
シリンダからなるロールベンディング用アクチュエータ
4 、バルブからなるロールクーラント用アクチュエータ
5 等が例示されている。
【0012】前記ロールクラウン調整用アクチュエータ
3 は、板幅方向に沿って複数個に分割されたバックアッ
プロールの押し込み量を制御するものであり、該分割ロ
ールの数に対応して複数個設けられている。前記ロール
ベンディング用アクチュエータ4 は、前記中間ロールの
両端部に設けられ、該ロールに曲げ力を付与するもので
ある。前記ロールクーラント用アクチュエータ5 は、圧
延材1 に供給するクーラントの量を制御するものであ
り、板幅方向に複数個設けられている。
【0013】前記各形状制御用アクチュエータ3,4,5 を
有機的に制御することにより、圧延材1 の板形状が制御
される。前記圧延機2 の出側に形状検出手段6 が設けら
れている。この形状検出手段6は、圧延材1 の形状を検
出するもので、板幅方向に沿って配置された複数個の形
状センサ素子(図示省略)から構成されている。
【0014】前記形状検出手段6 は、制御手段7 に電気
的に接続されている。この制御手段7 は、前記各形状制
御用アクチュエータ3,4,5 にも電気的に接続されてい
る。前記制御手段7 は、前記形状検出手段6 により検出
された圧延材1 の形状に基づき、前記各形状制御用アク
チュエータ3,4,5 に所定の制御量を出力するよう構成さ
れている。
【0015】前記圧延機2 には、前記各形状制御用アク
チュエータ3,4,5 の実稼働量を検出する実績検出手段が
設けられている。この実績検出手段は、前記制御手段7
からの制御量により駆動される各アクチュエータ3,4,5
の実動量を検出するものである。具体的には、前記ロー
ルクラウン調整用アクチュエータ3 に対しては位置検出
器8 が、ロールベンディング用アクチュエータ4 に対し
ては圧力計9 が、ロールクーラント用アクチュエータ5
に対してはフローメータ10が、夫々前記実績検出手段と
して構成されている。
【0016】前記各実績検出手段8,9,10は、判別手段11
に接続されている。この判別手段11は、前記制御手段7
による制御量と、前記実績検出手段8,9,10による前記各
アクチュエータ3,4,5 の実働量とを比較して、該アクチ
ュエータ3,4,5 の動作状態の正常、異常を判断する機能
を有するものである。前記判別手段11は、前記制御手段
7 に接続されている。該制御手段7 は、前記判別手段11
により異常と判断されたアクチュエータ3,4,5 に対して
制御対象から外すように構成さている。
【0017】更に、前記判別手段11は、通報手段12に接
続されており、該通報手段12は、前記判別手段11により
異常と判断されたアクチュエータ3,4,5 をオペレータに
通報するものである。この通報手段12として、警報ラン
プを用いることができる。前記制御手段7 、実績検出手
段8,9,10、判別手段11等により、形状制御用アクチュエ
ータの動作管理装置が構成されている。
【0018】図 2に基づき、ロールクラウン用アクチュ
エータ3 を例にとって、前記形状制御用アクチュエータ
の動作管理装置の動作を説明する。先ず、制御手段7 に
おいて、板幅方向に沿って複数個配置されたロールクラ
ウン用アクチュエータ3 は、初期値として全て正常であ
ると設定されている。この状態で制御がスタートする(
ステップ1)。
【0019】次に、ステップ1 の仮定の基に、制御手段
7 では、形状検出手段6 からの形状値と目標値とから形
状制御用アクチュエータ3 の制御量( Δxi ) を計算す
る(ステップ2)制御手段7 では、ステップ2 で決定した
制御量を各アクチュエータ3 の設定器へ出力する( ステ
ップ3)。
【0020】動作終了タイミング( 制御周期終了時点)
で、制御周期開始時点からの各アクチュエータ3 の実績
移動量( Δri ) を実績検出手段8 により検出する( ス
テップ4)。そして、判別手段11により、以下のチェック
を行う(ステップ5)。 α<Δri /Δxi <β…… 但し、0<α<1、1<β 即ち、制御量Δxi に対し、実績移動量Δri の比を、
アクチュエータ3 の正常移動率と定義し、該正常移動率
が値1を中心に、ある範囲に入っていることを前記式
で確認する。
【0021】前記式が成立しないときは、そのアクチ
ュエータ3 は不具合であると判断し、以下のステップ
6、7を行う。即ち、ステップ6では、当該アクチュエ
ータ3 を不具合アクチュエータとし、制御手段7 におけ
る形状制御機能から除外する。即ち、次回の制御量の計
算において、該アクチュエータ3 を計算対象から除外す
る。
【0022】また、ステップ7においては、通報手段12
により不具合アクチュエータ3 をオペレータに知らせ
る。尚、前記ロールベンディング用アクチュエータ4 に
対しては、制御周期後に圧力計9 で検出した圧力値と設
定圧力との差を比較することにより、また、、ロールク
ーラント用アクチュエータ5 に対しては、制御周期後
に、フローメータ10で検出した流量と設定流量との差を
比較することにより、前記と同様の処理が行われる。
【0023】尚、本発明は、前記実施例に限定されるも
のではない。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、判別手段で異常と判断
されたアクチュエータに対しては、制御手段が、その制
御対象から外すことにより、不具合のないアクチュエー
タ間のみで協調して形状修正をすることができるので、
形状修正が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の形状制御用アクチュエータの
動作管理装置を示す構成図である。
【図2】動作管理装置の動作を示すフローチャトであ
る。
【符号の説明】
2 圧延機 3 、4 、5 形状制御用アクチュエータ 7 制御手段 8 、9 、10 実績検出手段 11 判別手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機に設けられた形状制御用アクチュ
    エータへの制御量を演算して出力する制御手段と、前記
    アクチュエータの実働量を検出する実績検出手段と、前
    記制御手段による制御量と、前記実績検出手段による実
    働量とを比較して、アクチュエータの動作状態の正常、
    異常を判断する判別手段とを備え、前記制御手段は、前
    記判別手段により異常と判断されたアクチュエータに対
    して制御対象から外すように構成されていることを特徴
    とする圧延機の形状制御用アクチュエータの動作管理装
    置。
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