JP2509101B2 - 取付管用内張り材の施工方法 - Google Patents

取付管用内張り材の施工方法

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JP2509101B2
JP2509101B2 JP3106545A JP10654591A JP2509101B2 JP 2509101 B2 JP2509101 B2 JP 2509101B2 JP 3106545 A JP3106545 A JP 3106545A JP 10654591 A JP10654591 A JP 10654591A JP 2509101 B2 JP2509101 B2 JP 2509101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、下水道の取付管の本
管接続部における侵入水等を防止する取付管用内張り材
及びその施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路や宅地から流れてくる雨水を受ける
ますや、家庭や工場等から発生する汚水を受けるます
と、下水道の本管とを接続するために、150mm〜200mm程
度の内径を有する取付管が使用されている。また下水道
の本管は、口径が250mm〜600mm程度の小径管には陶管や
ヒュ−ム管,塩化ビニル管が使用され、中径,大径管の
場合には鉄筋コンクリ−ト管が使用されている。
【0003】この陶管やヒュ−ム管等からなる本管に取
付管を接合するとき、かっては継手を使用せず、本管の
中心線より上方に取付管の口径に応じた孔をあけ、この
孔に取付管の先端を差し込み、本管に対して45度または
90度になるように取付管を布設していた。そして、取付
管と本管の空隙にモルタル等を詰めて、取付管の本管接
続部から地下水が本管内に侵入することを防止してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記取付管の本管接続
部は、施工当初は本管と取付管とがモルタル等で密着し
て、本管内に地下水が侵入することを防いでいるが、時
間の経過とともに、通行する車両の振動や地震等の影響
により本管と取付管との間がずれたり、はずれたりし、
取付管の本管接続部から地下水が侵入するようになって
しまう。
【0005】この本管と取付管との間のずれやはずれが
更に大きくなると、地下水とともに取付管の本管接続部
周囲の土砂が本管内に侵入して堆積し、本管の流下容量
の不足をまねくという短所があった。
【0006】また、地下水とともに土砂が侵入すると、
本管接続部の周囲に空洞が生じ、ときには路面の陥没を
引き起こして、他の構造物等に被害を与えることがある
という短所もあった。
【0007】この発明はかかる短所を解決するためにな
されたものであり、取付管の本管接続部からの地下水や
土砂の侵入を確実に防止することができる取付管用内張
り材及びその施工方法を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に使用する取付
管内張り材は、一端部に取付管の本管接続部の口径,形
状に合わせた孔が設けられ硬化性樹脂を付着若しくは含
浸したつばと、該つばの孔部に固定され、硬化性樹脂を
含浸したフェルトチューブと、該フェルトチューブより
長く形成され、フェルトチューブを覆った耐熱フイルム
チューブとからなる。
【0009】また、この発明に係る取付管用内張り材の
施工方法は、上記内張り材の内部に1又は複数の流体流
出口を有する加圧流体供給ホ−スを挿入し、流体流出口
を耐熱フイルムチュ−ブの後側に配置し、内張り材を断
面積が小さくなるように形状を変え、該内張り材を、一
端部がパッカ−表面に取り付けられ、パッカ−内を貫通
した後端に空気供給口と加圧流体供給ホ−ス挿入口を有
する反転ガイドパイプに挿入して、内張り材のつばをパ
ッカ−の表面に装着し、上記パッカ−を取付管の本管接
続部まで移動した後、パッカ−内部に加圧空気を供給し
てパッカ−を膨張させ、内張り材のつばを取付管の本管
接続部に固定し、反転ガイドパイプの空気供給口から加
圧空気を供給し、内張り材を取付管内に反転,挿入し、
加圧流体供給ホ−スから加熱加圧流体を供給して、反転
したフェルトチュ−ブとつばを加熱,硬化させることを
特徴とする。
【0010】また、この発明に係る取付管用内張り材の
他の施工方法は、上記内張り材を貫通させてドレンホ−
スを配置し、内張り材を断面積が小さくなるよう形状を
変え、該内張り材を、一端部がパッカ−表面に取付けら
れ、パッカ−内を挿通した後端に空気供給口を有する反
転ガイドパイプに挿入して、内張り材のつばをパッカ−
表面に装着し、ドレンホ−スの後端を反転ガイドパイプ
から一定長さ引出し、上記パッカ−を取付管の本管接続
部まで移動した後、パッカ−内部に加圧空気を供給して
パッカ−を膨張させ、内張り材のつばを取付管の本管接
続部に固定し、反転ガイドパイプの空気供給口から加圧
空気を供給し、内張り材を取付管内に反転,挿入し、反
転したフェルトチュ−ブとつばの硬化性樹脂が硬化する
までの間、ドレンホ−スの吸込口をフィルムチュ−ブ反
転面より突き出た状態に保持することを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明においては、端部に硬化性樹脂を付着
若しくは含浸したつばを有し、硬化性樹脂を含浸したフ
ェルトチュ−ブと、このフェルトチュ−ブの外面を覆っ
た耐熱フイルムチュ−ブとからなる内張り材を使用し、
この内張り材の内部に加圧流体供給ホ−スを挿入して、
内張り材を断面積が小さくなるように形状を変えて、内
張り材に加圧流体供給ホ−スを取付ける。
【0012】この内張り材をパッカ−に取り付けられた
反転ガイドパイプ内に挿入し、内張り材のつばをパッカ
−表面に取り付ける。この内張り材を取り付けたパッカ
−を取付管の本管接続部まで移動してから、パッカ−内
部に加圧空気を供給してパッカ−を膨張させ、内張り材
のつばを取付管の本管接続部に固定する。
【0013】その後、反転ガイドパイプの空気供給口か
ら加圧空気を供給し、加圧空気の圧力により内張り材の
フェルトチュ−ブと耐熱フイルムチュ−ブを取付管内に
反転,挿入し、フェルトチュ−ブを取付管の内壁に押圧
する。そして、加圧流体供給ホ−スに加熱加圧流体を供
給し、加圧流体供給ホ−スの流体流出口から加熱加圧流
体を噴出させてフェルトチュ−ブとつばの硬化性樹脂を
加熱し硬化させ、取付管の本管接続部を合成樹脂で覆
う。
【0014】また、この発明の他の施工方法において
は、上記内張り材の内部にドレンホ−スを挿入し、内張
り材を断面積が小さくなるように形状を変えて、パッカ
−に取り付けられた反転ガイドパイプ内に挿入し、内張
り材のつばをパッカ−表面に取り付け、ドレンホ−スの
後端を反転ガイドパイプから引出した後、上記と同様に
して内張り材を取付管内に反転,挿入し、フェルトチュ
−ブを取付管の内壁に押圧する。
【0015】このとき、ドレンホ−スの吸込口がフィル
ムチュ−ブ反転面より突き出た状態にして、フェルトチ
ュ−ブとつばの硬化性樹脂が常温硬化するまで保持し、
このドレンホ−スに本来の流体排出機能を持たながら、
取付管の本管接続部を合成樹脂で覆う。
【0016】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に使用する内張
り材とパッカ−を示す断面図である。図に示すように、
柔軟なゴムからなるパッカ−1には反転ガイドパイプ2
と空気供給ホ−ス3が取付けられている。反転ガイドパ
イプ2はパッカ−1の一方の側面を貫通し、先端部がパ
ッカ−1の表面に設けられた孔の位置に固定されてい
る。この反転ガイドパイプ2の後端部には空気供給ホ−
ス5が連結された空気供給口4と、シ−ル部が取付けら
れた加圧流体供給ホ−ス挿入口6を有する。
【0017】内張り材7は、図2の斜視図に示すよう
に、フェルトからなるつば8と、つば8に接合されたフ
ェルトチュ−ブ9及びフェルトチュ−ブ9の外面を覆う
耐熱フイルムチュ−ブ10とから形成されている。つば
8とフェルトチュ−ブ9は熱硬化性樹脂を含浸した合成
樹脂の織物や不織布からなり、つば8の中央には、施工
する取付管の本管接続部の口径,形状に応じた大きさの
楕円形の孔11があけられている。フェルトチュ−ブ9
は取付管の内径に対して90〜100%の外径を有し、取付
管の内径に応じて長さが10〜50cm程度と短く形成され、
つば8に加熱により接着されている。耐熱フイルムチュ
−ブ10はフェルトチュ−ブ9より長く形成されてい
る。
【0018】この内張り材7の内部には加圧流体供給ホ
−ス12を挿入する。加圧流体供給ホ−ス12は中間部
に流体を放出する1又は複数の流体流出口を有する流体
流出部13を有し、この流体流出部13が耐熱フイルム
チュ−ブ10の後方に位置するように配置されている。
そして、図3に示すように、フェルトチュ−ブ9と耐熱
フイルムチュ−ブ10を成形ロ−ラ等で断面積が小さく
なるように扁平にしたり、折り曲げてフェルトチュ−ブ
9と耐熱フイルムチュ−ブ10で加圧流体供給ホ−ス1
2を固定する。
【0019】上記のように形成された内張り材7を本管
20に取り付けられた取付管21の接続部22内面にラ
イニングする場合の動作を図4から図7の施工工程図を
参照して説明する。
【0020】まず、図4に示すように、フイルムチュ−
ブ23内に収納されたTVカメラ24を内蔵したエルボ
25を管内自走車26に連結して、本管20内を取付管
21の位置まで走行させる。エルボ25が取付管21の
位置に達したら、管内自走車26によりエルボ25を回
動して、エルボ25の先端を取付管21に対して位置決
めする。この状態で空気ホ−ス26から加圧空気を供給
し、フイルムチュ−ブ23を取付管21内に反転挿入し
ながら、TVカメラ24により接続部22のずれ,はず
れや、取付管21の口径,取付角度等を調査する。な
お、この取付管21内部の調査は取付管21の端部にあ
る雨水ます等からTVカメラを挿入して行っても良い。
【0021】上記の調査を終了した後、図1に示すよう
に、パッカ−1に取り付けられた反転ガイドパイプ2内
に加圧流体供給ホ−ス12を固定した内張り材7を挿入
し、つば8をパッカ−1の表面に仮装着する。このパッ
カ−1をマンホ−ル内で管内自走車26に連結し、加圧
流体供給ホ−ス12の両端部を外部のボイラ等加熱加圧
流体源に接続された加圧流体供給ホ−スに接続する。
【0022】その後、本管20内に管内自走車26を走
行させ、図5に示すように、パッカ−1が取付管21の
接続部22に達したら、管内自走車26を停止させ、パ
ッカ−1を管内自走車26の回動装置で回動して円周方
向の位置決めを行い、つば8を接続部22の位置に合わ
せる。
【0023】次にパッカ−1に取り付けられた空気供給
ホ−ス3からパッカ−1内に加圧空気を送り、パッカ−
1を膨張させて、図6に示すように、つば8を接続部2
2の端部に固定する。
【0024】その後、反転ガイドパイプ2に取り付けら
れた空気供給ホ−ス5から加圧空気を反転ガイドパイプ
2内に送る。この加圧空気の圧力により内張り材7のフ
ェルトチュ−ブ9と耐熱フイルムチュ−ブ10が取付管
21内に反転挿入され、図7に示すようにつば8とフェ
ルトチュ−ブ9が接続部22と取付管21の端部に密着
する。このフェルトチュ−ブ9と耐熱フイルムチュ−ブ
10の反転挿入により加圧流体供給ホ−ス12も取付管
21内を進行し、加圧流体供給ホ−ス12の流体流出部
13も接続部22の近傍に移動する。
【0025】この状態を保持しながら、加熱加圧流体源
を稼働して加圧流体供給ホ−ス12に蒸気又は温水を送
る。加圧流体供給ホ−ス12の送られた蒸気等の一部は
流体流出部13から耐熱フイルムチュ−ブ10と反転ガ
イドパイプ2で形成する空間に噴射され、その他蒸気等
は加圧流体供給ホ−ス12と加熱加圧流体源間で循環す
る。このように蒸気等を循環することによりつば8とフ
ェルトチュ−ブ9を所定温度で加熱することができる。
【0026】そして、つば8とフェルトチュ−ブ9に含
浸した熱硬化性樹脂が硬化するまで加熱温度を保つ。所
定時間経過して熱硬化性樹脂が硬化したら、蒸気等の循
環を停止し、反転ガイドパイプ2とパッカ−1に送って
いる加圧空気を止めて内部の加圧空気を抜く。この加圧
空気を抜くことによりパッカ−1が収縮し、耐熱フイル
ムチュ−ブ10が硬化したフェルトチュ−ブ9から離れ
る。そこでパッカ−1を本管20から引き抜くことによ
り、接続部22と取付管21の端部とを硬化したつば8
とフェルトチュ−ブ9で覆うことができる。
【0027】したがって、接続部22に割れやずれ等が
あっても、地下水や土砂が本管内に侵入することを防止
することができる。また、硬化性樹脂がこれら割れ等の
部分に浸透,硬化し、浸入水防止を図るとともに、本管
接続部を固定する役割も果たすことができる。
【0028】なお、上記実施例においては、つば8に熱
硬化性樹脂を含浸した場合について説明したが、つば8
をパッカ−1に仮装着した後に、つば8に熱硬化性樹脂
を付着させても良い。この場合は、接続部22の形状に
合わせて加工するつば8の楕円形の孔11を容易に加工
することができる。
【0029】また、パッカ−1に図1に示すように、複
数のホ−ス貫通孔14を設け、図8に示すように、加熱
加圧流体源に接続された複数本の加熱流体供給ホ−ス1
5を貫通孔14を通して他方のマンホ−ルまで引き込ん
でおくと、取付管21に反転挿入したフェルトチュ−ブ
9とつば8を加熱硬化しているときに、次の取付管21
aの位置に他のパッカ−1aを移動させることができ、
複数の取付管の接続部の止水工事を順次行うことがで
き、止水工事の作業能率を向上させることができる。
【0030】また、上記実施例は、つば8とフェルトチ
ュ−ブ9に熱硬化性樹脂を含浸した場合について説明し
たが、つば8とフェルトチュ−ブ9に常温硬化性樹脂を
含浸させても良い。
【0031】図9,図10は、つば8とフェルトチュ−
ブ9に常温硬化性樹脂を含浸させた場合の施工工程を示
す。この場合は、図9に示すように、ドレン吸込口31
とドレン排出口32を両端に有するドレンホ−ス30を
内張り材7の内部に挿入する。このドレンホ−ス30の
長さは、パッカ−1に取り付けられた反転ガイドパイプ
2の長さのほぼ2倍程度有し、ドレン吸込口31をつば
8の上部より若干突出させて配置する。そして、内張り
材7を断面積を小さくするように成形し、耐熱フイルム
チュ−ブ10とドレンホ−ス30とを固定する。
【0032】この内張り材7をドレン孔33を有するパ
ッカ−1に取り付けられた反転ガイドパイプ2内に挿入
し、ドレンホ−ス30のドレン排出口32を反転ガイド
パイプ2の挿入口6から外部に突出させ、つば8をパッ
カ−1の表面に仮装着する。その後、上記実施例と同様
にして、つば8を取付管21と本管20の接続部22に
位置合わせをする。そして、パッカ−1に取り付けられ
た空気供給ホ−ス3からパッカ−1内に加圧空気を送
り、パッカ−1を膨張させて、図10に示すように、つ
ば8を接続部22の端部に固定する。
【0033】その後、反転ガイドパイプ2に取り付けら
れた空気供給ホ−ス5から加圧空気を反転ガイドパイプ
2内に送り、内張り材7のフェルトチュ−ブ9と耐熱フ
イルムチュ−ブ10を取付管21内に反転,挿入する。
この内張り材7の反転,挿入に伴って、ドレンホ−ス3
0のドレン吸込口31は取付管21の内部に送り込ま
れ、耐熱フイルムチュ−ブ10の反転面10aより外側
に位置する。また、ドレンホ−ス30の後端のドレン排
出口32は反転ガイドパイプ2の外側近傍の本管20内
に位置する。したがって、フェルトチュ−ブ9と耐熱フ
イルムチュ−ブ10を取付管21に反転,挿入た状態
で、ドレンホ−ス30により取付管21と本管20を連
通することができる。
【0034】この状態でフェルトチュ−ブ9とつば8に
含浸してある常温硬化性樹脂が硬化するまで放置し、接
続部22に樹脂管を形成する。この常温硬化性樹脂を硬
化させているときに、取付管21と本管20を連通して
いるドレンホ−ス30が取付管本来の排出機能を発揮す
ることができる。
【0035】なお、上記各実施例は本管20と取付管2
1に直接つば8とフェルトチュ−ブ9を密着させる場合
について説明したが、本管20と取付管21の内面に合
成樹脂管をライニングした後、接続部22を硬化したつ
ば8とフェルトチュ−ブ9で覆うと、下水道の埋設管の
漏水や浸水対策あるいは流量改善を完全に行うことがで
きる。
【0036】さらに、上記各実施例は、取付管21の接
続部22近傍に樹脂管を形成する場合について説明した
が、取付管21の全長にわたり樹脂管を形成しても良
い。
【0037】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、硬化性
樹脂を含浸したつばとフェルトチュ−ブ及びフェルトチ
ュ−ブの外面を覆った耐熱フイルムチュ−ブとからなる
内張り材を使用し、この内張り材の内部に加圧流体供給
ホ−スを挿入して、内張り材を断面積が小さくなるよう
に形状を変えて内張り材に加圧流体供給ホ−スを取付
け、この内張り材をパッカ−に取り付けられた反転ガイ
ドパイプ内に挿入し、内張り材のつばをパッカ−表面に
取り付けて、取付管の本管接続部まで移動してから、パ
ッカ−内部に加圧空気を供給してパッカ−を膨張させる
ことにより、内張り材のつばを取付管の本管接続部に簡
単に固定することができる。
【0038】また、内張り材のつばを取付管の本管接続
部に固定した後、反転ガイドパイプに加圧空気をするこ
とにより、内張り材のフェルトチュ−ブと耐熱フイルム
チュ−ブを取付管内に反転,挿入し、フェルトチュ−ブ
を取付管の内壁に完全に密着させることができる。
【0039】そして、加圧流体供給ホ−スに加熱加圧流
体を供給し、加圧流体供給ホ−スの流体流出口から加熱
加圧流体を噴出させてフェルトチュ−ブとつばの硬化性
樹脂を加熱し硬化させることにより、取付管の本管接続
部を合成樹脂で完全に覆うことができ、接続部から地下
水や土砂が侵入することを防止することができる。
【0040】また、内張り材の内部にドレンホ−スを挿
入し、内張り材を断面積が小さくなるように形状を変え
て、内張り材の耐熱フィルムチュ−ブとドレンホ−スを
固定することにより、内張り材を取付管内に反転,挿入
したときに、ドレンホ−スにより取付管と本管を連通す
ることができるから、硬化性樹脂が硬化するまでドレン
ホ−スに取付管本来の排出機能を発揮させることができ
る。
【0041】また、この場合には本管側だけから施工を
行うことができるから、取付ますがない取付管や距離の
長い取付管の接続部近傍も容易に施工することができ
る。また、本管側だけから施工することにより、宅地内
や企業敷地内に入ることもないのから、いかなる場所で
も支障なしに施工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に使用する内張り材とパッカ
−を示す断面図である。
【図2】上記実施例の内張り材を示す斜視図である。
【図3】内張り材の加工状態を示す斜視図である。
【図4】上記実施例の施工工程を示す断面図である。
【図5】上記実施例の施工工程を示す断面図である。
【図6】上記実施例の施工工程を示す断面図である。
【図7】上記実施例の施工工程を示す断面図である。
【図8】他の実施例を示す断面図である。
【図9】第3の実施例の施工工程を示す断面図である。
【図10】第3の実施例の施工工程を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1,1a パッカ− 2 反転ガイドパイプ 3,5 空気供給ホ−ス 4 空気供給口 6 加圧流体供給ホ−ス挿入口 7 内張り材 8 つば 9 フェルトチュ−ブ 10 耐熱フイルムチュ−ブ 12 加圧流体供給ホ−ス 13 流体流出部 20 本管 21 取付管 22 接続部 30 ドレンホ−ス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に取付管の本管接続部の口径,形
    状に合わせた孔が設けられ硬化性樹脂を付着若しくは含
    浸したフェルトつばと、該つばの孔部に固定され、硬化
    性樹脂を含浸したフェルトチューブと、該フェルトチュ
    ーブより長く形成され、フェルトチューブを覆った耐熱
    フイルムチューブとからなる取付管用内張り材の内部に
    1又は複数の流体流出口を有する加圧流体供給ホースを
    挿入し、流体流出口を耐熱フイルムチューブの後側に配
    置し、内張り材を断面積が小さくなるように形状を変
    え、該内張り材を、一端部がパッカー表面に取り付けら
    れ、パッカー内を貫通した後端に空気供給口と加圧流体
    供給ホース挿入口を有する反転ガイドパイプに挿入し
    て、内張り材のつばをパッカーの表面に装着し、上記パ
    ッカーを取付管の本管接続部まで移動した後、パッカー
    内部に加圧空気を供給してパッカーを膨張させ、内張り
    材のつばを取付管の本管接続部に固定し、反転ガイドパ
    イプの空気供給口から加圧空気を供給し、内張り材を取
    付管内に反転・挿入し、加圧流体供給ホースから加熱加
    圧流体を供給して、反転したフェルトチューブとつばを
    加熱,硬化させることを特徴とする取付管用内張り材の
    施工方法。
  2. 【請求項2】 一端部に取付管の本管接続部の口径,形
    状に合わせた孔が設けられ硬化性樹脂を付着若しくは含
    浸したフェルトつばと、該つばの孔部に固定され、硬化
    性樹脂を含浸したフェルトチューブと、該フェルトチュ
    ーブより長く形成され、フェルトチューブを覆った耐熱
    フイルムチューブとからなる取付管用内張り材を貫通さ
    せてドレンホースを配置し、内張り材を断面積が小さく
    なるよう形状を変え、該内張り材を、一端部がパッカー
    表面に取付けられ、パッカー内を挿通した後端に空気供
    給口を有する反転ガイドパイプに挿入し、内張り材のつ
    ばをパッカー表面に装着して、ドレンホースの後端を反
    転ガイドパイプから一定長さ引出し、上記パッカーを取
    付管の本管接続部まで移動した後、パッカー内部に加圧
    空気を供給してパッカーを膨張させ、内張り材のつばを
    取付管の本管接続部に固定し、反転ガイドパイプの空気
    供給口から加圧空気を供給し、内張り材を取付管内に反
    転,挿入し、反転したフェルトチューブとつばの硬化性
    樹脂が硬化するまでの間、ドレンホースの吸込口をフィ
    ルムチューブ反転面より突き出た状 態に保持することを
    特徴とする取付管用内張り材の施工方法。
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