JP2508884B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2508884B2 JP12154590A JP12154590A JP2508884B2 JP 2508884 B2 JP2508884 B2 JP 2508884B2 JP 12154590 A JP12154590 A JP 12154590A JP 12154590 A JP12154590 A JP 12154590A JP 2508884 B2 JP2508884 B2 JP 2508884B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、回転ヘッドで記録再生を行う磁気記録再
生装置(以下、「VTR」という)の記録消去装置に関す
る。
〔従来の技術〕
第3図は、従来のHiFi方式VTRの記録系の構成を示す
ブロック回路図、第4図はこの従来例のオーディオヘッ
ドの記録過程とテープ記録磁化の様子を示す図である。
図において、(1)はバイアス発振回路、(2)は消去
ヘッド、(3)はオーディオ記録アンプ、(4a),(4
b)はアジマス角が異なるギャップ長Glが0.9〜1.3μm
(この例では1.2μmとする)の回転オーディオヘッ
ド、(5)はビデオ信号記録アンプ、(6a),(6b)は
アジマス角が異なる回転ビデオヘッド、(7)は磁気テ
ープで、オーディオ変調回路(3)はオーディオ変調回
路(8)とアンプ(9)で構成されている。
つぎに、動作を説明する。
従来のHiFi方式VTRで記録を行う場合、まず消去ヘッ
ド(2)を用いて、磁気テープ(7)を全幅にわたって
消去し、つぎに回転オーディオヘッド(4a),(4b)
で、オーディオ信号を記録し、その後、その記録トラッ
クの上に回転ビデオヘッド(6a),(6b)で、ビデオ信
号を記録する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のVTRでは、回転ビデオヘッド(6a),(6b)お
よび回転オーディオヘッド(4a),(4b)とも、記録ト
ラックピッチより幅の広いヘッドを用いてヘリカルスキ
ャン記録を行っているため、記録トラックの一部は、2
度書き込みが行われるいわゆる重ね書き方式になってい
る。そのために生じるノイズのため、再生時のビデオ信
号およびオーディオ信号の劣化が問題になっている。
また、記録スタート時における、消去ヘッド(2)と
回転ビデオヘッド(6a),(6b)および回転オーディオ
ヘッド(4a),(4b)との間の磁気テープ(7)の未消
去部分でのノイズも同様に問題になっている。
この発明は、上記のような問題点を解決するためにな
されたもので、重ね書き部分からの再生ノイズ、および
消去ヘッドによる未消去部分からの再生ノイズを小さく
おさえ、再生ビデオ信号、および再生オーディオ信号の
S/Nの改善を計ったVTRを得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るVTRは、回転オーディオヘッドのギャ
ップ長を、オーディオ信号記録バイアス信号の波長をテ
ープ長に換算した値の2倍以上に設定し、かつ記録すべ
きオーディオ信号に10MHz以上のバイアス信号を重畳し
て記録を行うようにした点を特徴とする。
〔作用〕
この発明における回転オーディオヘッドは、ギャップ
長を、バイアス信号の波長換算値の2倍以上に形成する
とともに、バイアス信号を10MHz以上に設定したので、
磁気テープの任意の点が、回転オーディオヘッドのギャ
ップ部を通過する時、ヘッドギャップに形成されるバイ
アス信号による磁界の反転を2回以上(2波長分以上)
遭遇させ、充分な消去効果を得ることができる。
またバイアス信号の周波数を10MHz以上としたので、
磁気テープ上には、ほとんど記録されず(記録磁化反転
が残らない)、バイアス効果で、重畳されたオーディオ
信号のみがビデオテープ上に記録される。このため従来
のVTRと同じ記録が行え、互換性を保つことができる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図はこの実施例の記録系の構成を示すブロック回路
図、第2図はこの実施例のオーディオヘッドの記録過程
とテープ記録磁化の様子を示す図である。図において
(10は11MHzのバイアス信号を発生するオーディオバイ
アス発振回路である。また、図中のvはテープ−ヘッド
の相対速度で、VHS−VTRでは5.8m/s、また、fAはオーデ
ィオ信号変調波の周波数で、1.7MHzであり、同信号の磁
気テープ上の記録波長は、λ=v/fA≒3.4μmであ
る。また、fBはオーディオバイアス信号の周波数で、こ
の例では11MHzであり、このオーディオバイアス信号の
磁気テープ上の記録波長換算値は、λ=v/fB≒0.53μ
mである。このため、回転オーディオヘッド(4a),
(4b)のギャップ長Glは、Gl≧2×λ≒1.05μmに設
定する必要があり、この例では1.2μmに設定されてい
る。
つぎに動作を説明する。
従来のオーディオ信号記録では、第4図に示すよう
に、磁気テープ(7)がオーディオヘッド(4a),(4
b)のギャップ部を通過する時、Gl/λはGl/λ=1.2
μm/3.4μm≒1/3となり、オーディオ信号の磁界反転の
1/3しか影響を受けず、それ以上のテープ上の記録(重
ね書きあるいは未消去部)に対する消去効果はほとんど
期待できず消去率は20〜22dB程度(以前の記録はこのオ
ーディオ信号の書き込みにより20〜22dB減衰する)であ
った。
これに対し、この実施例のバイアス重畳オーディオ信
号記録では、第2図に示すように、磁気テープ(7)が
オーディオヘッド(4a),(4b)のギャップ部を通過す
る時、Gl/λは Gl/λ=1.2μm/0.53μm≧2となり、少なくともバ
イアス信号の磁界反転の2回分(2波長分)の影響を受
けるので、それ以前の磁気テープ(7)上の記録をかな
り消去でき、ギャップ長Glを1.2μm、バイアス周波数f
Bを11MHzのときの消去率は実使用限界の35dB程度が得ら
れる。
また、バイアス信号周波数fBは、10MHz以上に設定す
るため、バイアス記録波長λは計算上 λ=v/fB≦5.8m/s/10MHz=0.58μmすなわち0.58μ
m以下となり、磁気テープ(7)上には記録(磁化反
転)がほとんど残らないが、若干残ったとしても、周波
数がビデオ信号あるいはオーディオ信号の変調周波数よ
りもはるかに高いため、再生ビデオ信号および再生オー
ディオ信号への影響はない。
なお、この発明によれば、たとえば記録方式が、長時
間用(記録トラックピッチがせまい方式)と、短時間用
(同ピッチが広い方式)の2種類もしくはそれ以上の種
類がある場合でも、短時間用のトラック幅の広い回転ヘ
ッドを用いて、長時間用の記録トラックピッチのせまい
記録が、重ね書きのノイズを軽減した形で実現できる。
つまり、先行するギャップ幅の広いヘッドによる幅の広
い記録トラックのうち、不要な部分(重ね書き部分)を
バイアス重畳記録により消去しながら新たな記録を行う
ことができるので、記録用ヘッドの数を少なくするこ
と、または消去専用の回転ヘッドを追加する必要がなく
なる等の効果もある。
〔発明の効果〕 以上のように、この発明によれば、オーディオバイア
ス信号を10MHz以上に設定するとともに、回転オーディ
オヘッドのギャップ長Glを、オーディオバイアス信号の
磁気テープ上の記録波長換算値λの2倍以上に形成し
たので、不必要な信号の消去がオーディオバイアス回路
の追加だけで構成でき、再生ビデオ信号および再生オー
ディオ信号のS/N改善が計れる効果がある。また、記録
用ヘッドあるいは消去用ヘッドの数を少なくできる経済
的効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の記録系の構成を示すブロ
ック回路図、第2図はこの実施例のオーディオヘッドの
記録過程と磁気テープの記録磁化の様子を示す図、第3
図は従来のHiFi方式VTRの記録系の構成を示すブロック
回路図、第4図はこの従来例のオーディオヘッドの記録
過程とテープ記録磁化の様子を示す図である。 (1)……バイアス発振回路、(2)……消去ヘッド、
(3)……オーディオ記録アンプ、(4a),(4b)……
回転オーディオヘッド、(5)……ビデオ記録アンプ、
(6a),(6b)……回転ビデオヘッド、(7)……磁気
テープ、(10)……オーディオバイアス発振回路。 なお、各図中、同一符号は同一、または相当部分を示
す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープ上に、複数の回転磁気ヘッドを
    用いて、ビデオ信号とオーディオ信号を多層記録するHi
    Fi方式磁気記録再生装置であって、10MHz以上のオーデ
    ィオバイアス信号を発生する手段と、ギャップ長が上記
    オーディオバイアス信号のテープ上の記録波長換算値の
    2倍以上に設定された回転オーディオヘッドとを備え、
    オーディオ信号に上記オーディオバイアス信号を重畳し
    て上記回転オーディオヘッドで記録することによって磁
    気テープ上に記録されている信号を消去してオーディオ
    信号を記録する構成としたことを特長とする磁気記録再
    生装置。
JP12154590A 1990-05-10 1990-05-10 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JP2508884B2 (ja)

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JPH0417102A JPH0417102A (ja) 1992-01-21
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