JP2508536Y2 - 鉄道車両用電気指令式空気ブレ―キ装置 - Google Patents
鉄道車両用電気指令式空気ブレ―キ装置Info
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- JP2508536Y2 JP2508536Y2 JP11301790U JP11301790U JP2508536Y2 JP 2508536 Y2 JP2508536 Y2 JP 2508536Y2 JP 11301790 U JP11301790 U JP 11301790U JP 11301790 U JP11301790 U JP 11301790U JP 2508536 Y2 JP2508536 Y2 JP 2508536Y2
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- brake
- electropneumatic
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は，鉄道車両用電気指令式空気ブレーキ装置に
関するものである。
関するものである。
（従来の技術） 従来の鉄道車両用電気指令式空気ブレーキ装置は，第
２図に示す通りである。同鉄道車両用電気指令式空気ブ
レーキ装置では，運転台ブレーキ指令器（01）からのブ
レーキ指令をブレーキ指令受信器（02）を経てブレーキ
指令変換器（03）へ送る一方，荷重条件設定器（08）か
らの荷重条件信号を同ブレーキ指令変換器（03）へ送
り，ここでブレーキ指令を変換して，電空演算部（04）
へ送る一方，回生ブレーキ力検出器（09）からの回生ブ
レーキ力信号を電空演算部（04）へ送り，ここでヒステ
リシスの影響を減少させる演算を行って，この演算結果
を電空変換弁アンプ（05）→電空変換弁（06）を経てブ
レーキシリンダへ出力するようになっている。
２図に示す通りである。同鉄道車両用電気指令式空気ブ
レーキ装置では，運転台ブレーキ指令器（01）からのブ
レーキ指令をブレーキ指令受信器（02）を経てブレーキ
指令変換器（03）へ送る一方，荷重条件設定器（08）か
らの荷重条件信号を同ブレーキ指令変換器（03）へ送
り，ここでブレーキ指令を変換して，電空演算部（04）
へ送る一方，回生ブレーキ力検出器（09）からの回生ブ
レーキ力信号を電空演算部（04）へ送り，ここでヒステ
リシスの影響を減少させる演算を行って，この演算結果
を電空変換弁アンプ（05）→電空変換弁（06）を経てブ
レーキシリンダへ出力するようになっている。
第３図は電気指令が０〜７ステツプにあることの説明
図，第４図は電空併用時におけるブレーキ指令出力時か
ら停止車時までの電空ブレーキ力分担割合を示す説明
図，第５図は電空演算部（04）のブロツク図である。
図，第４図は電空併用時におけるブレーキ指令出力時か
ら停止車時までの電空ブレーキ力分担割合を示す説明
図，第５図は電空演算部（04）のブロツク図である。
（考案が解決しようとする課題） 前記第２図に示す従来の鉄道車両用電気指令式空気ブ
レーキ装置では，電空変換弁（06）の空圧出力精度を向
上させるため，下降圧力指令時に空圧を余分に変化させ
るようにしている。そのため，回生ブレーキ作動時に
は，回生ブレーキ力が吸気に変動する。電空変換弁
が作動する度に再起電力が発生する。電気と空気との
応答性にタイムラグがある。路線からの上下の衝撃振
動等により電空変換弁が共振し，鳴動して，弁漏れが発
生する。場合がある。
レーキ装置では，電空変換弁（06）の空圧出力精度を向
上させるため，下降圧力指令時に空圧を余分に変化させ
るようにしている。そのため，回生ブレーキ作動時に
は，回生ブレーキ力が吸気に変動する。電空変換弁
が作動する度に再起電力が発生する。電気と空気との
応答性にタイムラグがある。路線からの上下の衝撃振
動等により電空変換弁が共振し，鳴動して，弁漏れが発
生する。場合がある。
本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり，そ
の目的とする処は，電空変換弁の出力圧力を安定化でき
て，弁漏れの発生を防止できる鉄道車両用電気指令式空
気ブレーキ装置を提供しようとする点にある。
の目的とする処は，電空変換弁の出力圧力を安定化でき
て，弁漏れの発生を防止できる鉄道車両用電気指令式空
気ブレーキ装置を提供しようとする点にある。
（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために，本考案の鉄道車両用電
気指令式空気ブレーキ装置は，電空制動のときに演算を
行う電空演算機構と，空気制動のときに電空変換弁の出
力からヒステリシスの影響を減少させるための演算を行
う演算機構とを有し，上記電空演算器をブレーキ指令変
換器及び回生ブレーキ力検出器と電空変換弁との間に介
装し，上記演算機構を上記ブレーキ指令変換器と上記電
空変換弁との間に介装している。
気指令式空気ブレーキ装置は，電空制動のときに演算を
行う電空演算機構と，空気制動のときに電空変換弁の出
力からヒステリシスの影響を減少させるための演算を行
う演算機構とを有し，上記電空演算器をブレーキ指令変
換器及び回生ブレーキ力検出器と電空変換弁との間に介
装し，上記演算機構を上記ブレーキ指令変換器と上記電
空変換弁との間に介装している。
（作用） 本考案の鉄道車両用電気指令式空気ブレーキ装置は前
記のように構成されており，電空制動時には，ブレーキ
指令変換器からのブレーキパターン指令と回生ブレーキ
検出器からの回生フイードバツク信号とを電空演算機構
へ出力し，ここで得られた演算結果を電空変換弁へ出力
する。また空気制動時には，ブレーキ指令変換器からの
ブレーキパターン指令を演算機構へ出力し，ここでヒス
テリシスの影響を減少させる演算を行い、この演算結果
を電空変換弁へ出力する。
記のように構成されており，電空制動時には，ブレーキ
指令変換器からのブレーキパターン指令と回生ブレーキ
検出器からの回生フイードバツク信号とを電空演算機構
へ出力し，ここで得られた演算結果を電空変換弁へ出力
する。また空気制動時には，ブレーキ指令変換器からの
ブレーキパターン指令を演算機構へ出力し，ここでヒス
テリシスの影響を減少させる演算を行い、この演算結果
を電空変換弁へ出力する。
（実施例） 次に本考案の鉄道車両用電気指令式空気ブレーキ装置
を第１図に示す一実施例により説明すると，（３）がブ
レーキ指令変換器，（4a）が電空演算機構，（4b）がヒ
ステリシスの影響を減少させる演算機構，（８）が信号
選択器，（５）が電空変換アンプである。
を第１図に示す一実施例により説明すると，（３）がブ
レーキ指令変換器，（4a）が電空演算機構，（4b）がヒ
ステリシスの影響を減少させる演算機構，（８）が信号
選択器，（５）が電空変換アンプである。
次に前記第１図に示す鉄道車両用電気指令式空気ブレ
ーキ装置の作用を具体的に説明する。
ーキ装置の作用を具体的に説明する。
電空制動の場合には，次のように制御する。電空変換
弁の弁漏れは，シールリングの変更で対応できるが，電
空変換弁の指令電流の変動を少なくする方法として回生
ブレーキと併用して空気ブレーキを用いるときには，回
生ブレーキ力の変動が大きく，電空変換弁が絶えず給排
を繰り返すので，演算機構（4b）（出力に対するヒステ
リシスの影響を減少させる演算機構（4b））をバイパス
させる必要があり，この電空制動時には，ブレーキ指令
変換器（３）からのブレーキパターン指令と回生ブレー
キ力検出器（９）からのフイードバツク信号とを電空演
算機構（4a）へ出力し，ここで得られた演算結果を信号
選択器（８）を経て電空変換弁アンプ（５）→電空変換
弁→ブレーキシリンダへ出力する。
弁の弁漏れは，シールリングの変更で対応できるが，電
空変換弁の指令電流の変動を少なくする方法として回生
ブレーキと併用して空気ブレーキを用いるときには，回
生ブレーキ力の変動が大きく，電空変換弁が絶えず給排
を繰り返すので，演算機構（4b）（出力に対するヒステ
リシスの影響を減少させる演算機構（4b））をバイパス
させる必要があり，この電空制動時には，ブレーキ指令
変換器（３）からのブレーキパターン指令と回生ブレー
キ力検出器（９）からのフイードバツク信号とを電空演
算機構（4a）へ出力し，ここで得られた演算結果を信号
選択器（８）を経て電空変換弁アンプ（５）→電空変換
弁→ブレーキシリンダへ出力する。
空気制動時には，ブレーキ指令変換器（３）からのブ
レーキパターン指令を演算機構（4b）へ出力し，ここで
ヒステリシスの影響を減少させる演算機構を行って，こ
の演算結果を信号選択器（８）を経て電空変換弁アンプ
（５）→電空変換弁→ブレーキシリンダへ出力する。
レーキパターン指令を演算機構（4b）へ出力し，ここで
ヒステリシスの影響を減少させる演算機構を行って，こ
の演算結果を信号選択器（８）を経て電空変換弁アンプ
（５）→電空変換弁→ブレーキシリンダへ出力する。
（考案の効果） 本考案の鉄道車両用電気指令式空気ブレーキ装置は前
記のように構成されており，電空制動の場合には，ブレ
ーキ指令変換器からのブレーキパターン指令と回生ブレ
ーキ検出器からの回生フイードバツク信号とを電空演算
機構へ出力し、ここで得られた演算結果を電空変換弁へ
出力する。また空気制動の場合には，ブレーキ指令変換
器からのブレーキパターン指令を演算機構へ出力し，こ
こでヒステリシスの影響を減少させる演算を行い，この
演算結果を電空変換弁へ出力する。つまり電空変換弁の
ヒステリシスによる影響を減少させる余分な電気指令値
変化を空気制動時のみに有効とし，電空制動時の鳴動の
誘発要因になっていたヒステリシスによる精度悪化に対
する影響を，演算機構（ヒステリシスの影響を減少させ
る演算機構）のバイパスにより，解消させており，電空
変換弁の出力圧力を安定化できて，弁漏れの発生を防止
できる効果がある。
記のように構成されており，電空制動の場合には，ブレ
ーキ指令変換器からのブレーキパターン指令と回生ブレ
ーキ検出器からの回生フイードバツク信号とを電空演算
機構へ出力し、ここで得られた演算結果を電空変換弁へ
出力する。また空気制動の場合には，ブレーキ指令変換
器からのブレーキパターン指令を演算機構へ出力し，こ
こでヒステリシスの影響を減少させる演算を行い，この
演算結果を電空変換弁へ出力する。つまり電空変換弁の
ヒステリシスによる影響を減少させる余分な電気指令値
変化を空気制動時のみに有効とし，電空制動時の鳴動の
誘発要因になっていたヒステリシスによる精度悪化に対
する影響を，演算機構（ヒステリシスの影響を減少させ
る演算機構）のバイパスにより，解消させており，電空
変換弁の出力圧力を安定化できて，弁漏れの発生を防止
できる効果がある。
第１図は本考案に係わる鉄道車両用電気指令式空気ブレ
ーキ装置の一実施例を示す系統図，第２図は従来の鉄道
車両用電気指令式空気ブレーキ装置の系統図，第３図は
電気指令がＯ〜７ステツプにあることを示す説明図，第
４図は電空併用時におけるブレーキ指令出力時から停止
車時までの電空ブレーキ力分担割合を示す説明図，第５
図は電空演算部のブロツク図である。 （３）……ブレーキ指令変換器，（4a）……電空演算機
構，（4b）……ヒステリシスの影響を減少させる演算機
構，（５）……電空変換アンプ，（８）……信号選択
器。
ーキ装置の一実施例を示す系統図，第２図は従来の鉄道
車両用電気指令式空気ブレーキ装置の系統図，第３図は
電気指令がＯ〜７ステツプにあることを示す説明図，第
４図は電空併用時におけるブレーキ指令出力時から停止
車時までの電空ブレーキ力分担割合を示す説明図，第５
図は電空演算部のブロツク図である。 （３）……ブレーキ指令変換器，（4a）……電空演算機
構，（4b）……ヒステリシスの影響を減少させる演算機
構，（５）……電空変換アンプ，（８）……信号選択
器。
Claims (1)
- 【請求項１】電空制動のときに演算を行う電空演算機構
と，空気制動のときに電空変換弁の出力からヒステリシ
スの影響を減少させるための演算を行う演算機構とを有
し，上記電空演算器をブレーキ指令変換器及び回生ブレ
ーキ力検出器と電空変換弁との間に介装し，上記演算機
構を上記ブレーキ指令変換器と上記電空変換弁との間に
介装したことを特徴とする鉄道車両用電気指令式空気ブ
レーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11301790U JP2508536Y2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 鉄道車両用電気指令式空気ブレ―キ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11301790U JP2508536Y2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 鉄道車両用電気指令式空気ブレ―キ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0469376U JPH0469376U (ja) | 1992-06-19 |
| JP2508536Y2 true JP2508536Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=31860554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11301790U Expired - Fee Related JP2508536Y2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 鉄道車両用電気指令式空気ブレ―キ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2508536Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-30 JP JP11301790U patent/JP2508536Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0469376U (ja) | 1992-06-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |