JP2508503Y2 - 車載式細断物梱包装置 - Google Patents

車載式細断物梱包装置

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JP2508503Y2
JP2508503Y2 JP1991039956U JP3995691U JP2508503Y2 JP 2508503 Y2 JP2508503 Y2 JP 2508503Y2 JP 1991039956 U JP1991039956 U JP 1991039956U JP 3995691 U JP3995691 U JP 3995691U JP 2508503 Y2 JP2508503 Y2 JP 2508503Y2
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JP
Japan
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shredded
packing device
vehicle
crop
roll
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JP1991039956U
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JPH08151U (ja
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昌宏 宮崎
紘一郎 岡崎
裕司 長崎
信次 香川
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農林水産省四国農業試験場長
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  • Agricultural Machines (AREA)
  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主に細断収穫された
飼料作物を、収穫したその場で小容量に梱包する車載式
細断物梱包装置に関する。
【0002】
【従来の技術】西南暖地の水田転換畑では、分散した小
区画・不整形な圃場で多様な飼料作物が栽培されてお
り、作物の省力的な収穫・調製技術と効率的な流通技術
の開発が要請されている。
【0003】従来では、細断収穫された飼料作物(粗飼
料)は、運搬車に積まれて貯蔵場所に運搬され、この貯
蔵場所で粗飼料の調製、貯蔵が行われている。この場
合、一般的に細断収穫された粗飼料を梱包することはな
く、運搬車にバラ積みして貯蔵場所に運搬している。
【0004】また、飼料作物を梱包して貯蔵場所に運搬
しようとする場合、飼料作物を梱包する梱包装置は、細
断されていない飼料作物を拾い上げながら梱包する機構
になっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、細断
収穫された粗飼料は梱包されずに貯蔵場所に運搬されて
いるため、運搬途中で荷くずれ等が発生し、簡易に運搬
することが困難な場合が生じる。
【0006】また、細断収穫された粗飼料を調製する
際、粗飼料は梱包されていないため、大型の調製装置が
必要となり、さらに、調製された粗飼料の運搬にも大型
の機械が必要になる。
【0007】さらに、実際に飼料作物を梱包して運搬し
ようとする場合、まず、飼料作物を刈り取り、その後細
断されていない飼料作物を拾い上げて細断し、これを梱
包するために、作業効率が悪いという問題がある。
【0008】この考案は上述した問題点に鑑みて成され
たものであり、作物の細断収穫と同時に、これを小容量
に梱包することにより、貯蔵施設への効率的運搬、作物
の調製装置の簡易化を図ることが可能な車載式細断物梱
包装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用】前記課題を解決す
るために、本考案の車載式細断物梱包装置は、作物を収
穫しこれを細断する収穫機と、細断された作物を搬送す
る搬送手段と、この搬送手段によって搬送された作物を
円筒状に梱包可能にするロールべーラと、を有すること
を特徴としている。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面に沿って具
体的に説明する。図1は、本考案に係る車載式細断物梱
包装置の概略図であり、図2は、車載式細断物梱包装置
の梱包部の概略を示す図である。この車載式細断物梱包
装置は、大きく分けて搬送部1および梱包部2から構成
されている。
【0011】まず、搬送部1の構成について説明する。
細断物梱包装置を備えた多輪型万能作業車(以下、運搬
車)4の前端部には収穫機3が設けられており、この収
穫機3は運搬車4が前進することによって、とうもろこ
し等の飼料作物を刈り取り、細断を行う。また運搬車4
には収穫機3の飼料吐出し口3aから吐出された細断飼
料を受け止めるようにホッパ5が設けられている。ホッ
パ5の下方には、チェン駆動のスラットコンベア6が配
置されており、ホッパ5から落下する飼料を後方に搬送
するようになっている。なお、このスラットコンベア6
を実際に駆動する駆動源については、詳細に図示されて
いない。
【0012】このようにスラットコンベア6によって搬
送された飼料は、梱包部2へ案内され、ここで、搬送さ
れてきた飼料を小型のロール状(小型ロールベール)に
成形するようになっている。この梱包部2は、運搬車4
の荷台に、改造した小型ロールベーラ7を搭載すること
によって構成されている。このロールベーラ7内には、
タイトバー駆動チェン11によって無端状に連設された
タイトバー列9が図2に示すように配されており、中央
部に円筒形の中空部7aが規定されている。図におい
て、連設されたタイトバー列9の内、1つのタイトバー
9aを代表的に取り出して示してある。このタイトバー
9aの長手方向両端には、横板10が角度をつけて取り
付けられており、タイトバー列9はこの横板10が互い
に重なるようにして連設されている。このように、タイ
トバーに横板を取り付けたことによって、細断物でも梱
包可能となっている。この無端状に連設されたタイトバ
ー列9は、タイトバー駆動チェン11を介して油圧モー
タ14によって矢印で示す方向に回動され、この回動動
作の際に中空部7a内に細断された飼料が導入されるこ
とにより、円筒形のロールベール12が形成されるよう
になっている。ロールベーラ7には、チャンバ口8が形
成されており、前述したスラットコンベア6によって搬
送された飼料を、中空部7aに受け入れるようになって
いる。
【0013】この実施例では、搬送されてきた飼料を受
け入れやすいように、チャンバ口8が水平軸に対して1
0〜15度と上向きになるように、ロールベーラ7を運
搬車4に設置した。また、中空部7aに導入された飼料
が、スラットコンベア6へ逆流し、ロールベール12の
成形ロスが増大しないように、タイトバー駆動チェン1
1の速度を0.5〜0.7m/s と低速にした。
【0014】以上説明した車載式細断物梱包装置の動作
について説明する。
【0015】収穫機3によって刈り取られたとうもろこ
し等の飼料作物は、細断されてホッパ5に供給される。
ホッパ5に供給された細断物は、スラットコンベア6に
落下し、ロールベーラ7に搬送される。スラットコンベ
ア上にホッパ5を配置したことにより、収穫機3より吐
出される細断物を直接ロールベーラ7に搬送することが
できる。スラットコンベア6によって搬送された細断物
は、チャンバ口8を介して中空部7aへ導入される。チ
ャンバ口8は水平軸に対して上向きに傾いているため
に、ロールべーラ7から細断物が落下するようなことは
ない。そして、中空部7aに導入された細断物は、横板
10が取り付けられたタイトバー9によって押し付けら
れながら次第に円筒状の小容量ロールベールに形成され
る。このようにタイトバー9に横板10を取り付けたこ
とによって、長さ2cmの細断物でも梱包することが可能
である。また、タイトバーの移動速度は低速であるため
に、ロールベールの成形ロスを少なくすることができ
る。
【0016】中空部7a内において、ロールベールが設
定された堅さに形成されると、ブザーが鳴り、ホッパ5
の吐き出し口を閉めると共にトワイン(ひも)が自動的
に繰り出されてロールベールに巻き付く。そして、結束
終了後にチャンバ開閉レバー13を操作することによ
り、図1の破線で示すように、ロールベール12が運搬
車4から排出される。
【0017】実際に、この車載式細断物梱包装置を用い
て、細断長32.8cmの牧草、細断長8.1cmのワラ、
細断長2.0cmのとうもろこし、の梱包性能を測定し
た。その結果、梱包されずに落下した材料の供給した材
料に対する割合は、牧草で1.2%,ワラで4.4%,
とうもろこしで6.9%であり、いずれも幅75cm直径
43〜45cmの円筒状のロールベールに梱包できた。さ
らに、成形されたロールベールをラッピングすることに
より高品質サイレージを調製することができた。
【0018】
【考案の効果】本考案は、作物を収穫しこれを細断する
収穫機と、細断された作物を搬送する搬送手段と、この
搬送手段によって搬送された作物を円筒状に梱包可能に
するロールべーラと、を有することを特徴としている。
このため、とうもろこし等の細断収穫物をその場で梱包
することができ、貯蔵施設への運搬を簡易に行うことが
可能となる。
【0019】また、細断収穫物を小容量に梱包するの
で、調製装置も小型化することが可能になる。さらに、
粗飼料の効率的な流通を図ることができ、市場のニーズ
に合致した粗飼料の提供が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車載式細断物梱包装置の実施例を
示す概略図である。
【図2】図1に示した車載式細断物梱包装置の梱包部を
示す図である。
【符号の説明】
1…搬送部、2…梱包部、3…収穫機、4…運搬車、5
…ホッパ、6…スラットコンベア、7…ロールベーラ、
8…チャンバ口、9…タイトバー列、12…ロールベー
ル、14…油圧モータ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作物を収穫しこれを細断する収穫機と、
    収穫機によって細断された作物を収容しこれを落下させ
    るホッパと、ホッパから落下する作物を搬送する搬送手
    段と、この搬送手段によって搬送された作物をチャンバ
    口から収容し円筒状に梱包可能とするロールベーラと、
    を有することを特徴とする車載式細断物梱包装置。
  2. 【請求項2】 前記ロールベーラのチャンバ口は、水平
    軸に対して10〜15度上向きに配設されていることを
    特徴とする請求項1に記載の車載式細断物梱包装置。
JP1991039956U 1991-05-30 1991-05-30 車載式細断物梱包装置 Expired - Lifetime JP2508503Y2 (ja)

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JP1991039956U JP2508503Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 車載式細断物梱包装置

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Publication Number Publication Date
JPH08151U JPH08151U (ja) 1996-02-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002360055A (ja) * 2001-06-08 2002-12-17 Star Farm Machinery Mfg Co Ltd ロールベーラ
JP4583663B2 (ja) * 2001-06-08 2010-11-17 株式会社Ihiスター 飼料収穫梱包機
JP5276403B2 (ja) * 2008-10-01 2013-08-28 ヤンマー株式会社 ロールベーラ
JP6214277B2 (ja) * 2013-08-23 2017-10-18 株式会社Ihiスター ロールベーラ
CN106102447B (zh) * 2014-03-24 2019-03-26 株式会社久保田 玉米收获机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61254123A (ja) * 1985-05-02 1986-11-11 高北農機株式会社 ロ−ルベ−ラ−

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JPH08151U (ja) 1996-02-02

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