JP2508470Y2 - 自走式バリケ―ド - Google Patents
自走式バリケ―ドInfo
- Publication number
- JP2508470Y2 JP2508470Y2 JP1993035856U JP3585693U JP2508470Y2 JP 2508470 Y2 JP2508470 Y2 JP 2508470Y2 JP 1993035856 U JP1993035856 U JP 1993035856U JP 3585693 U JP3585693 U JP 3585693U JP 2508470 Y2 JP2508470 Y2 JP 2508470Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- barricade
- vehicle
- self
- propelled
- work
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、現に通行の用に供し
ている道路上での作業や工事などの現場の安全確保を図
るための自走式バリケードに関する。
ている道路上での作業や工事などの現場の安全確保を図
るための自走式バリケードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工事等の現場において、他の通行
車両や歩行者等に工事等の存在を示し、また外部から現
場内にみだりに入らないようにするとともに作業員の保
護等を目的に種々の一時的な防護柵(以下「バリケー
ド」という)を施してきた。
車両や歩行者等に工事等の存在を示し、また外部から現
場内にみだりに入らないようにするとともに作業員の保
護等を目的に種々の一時的な防護柵(以下「バリケー
ド」という)を施してきた。
【0003】このバリケードは、作業や工事などを始め
るに当りこれらの資材を積み込んだ車両に搭載して現場
に赴き、その場で展張される。
るに当りこれらの資材を積み込んだ車両に搭載して現場
に赴き、その場で展張される。
【0004】また、撤収するときはまた元の車両に積載
して撤去する。
して撤去する。
【0005】さらに、この工事や作業の現場が移動する
ときは、それに合わせてバリケードも工事や作業の終わ
った部分の資材を、これから新たに始めようとする部分
に移設し作業を行う。
ときは、それに合わせてバリケードも工事や作業の終わ
った部分の資材を、これから新たに始めようとする部分
に移設し作業を行う。
【0006】近年、舗装工事等も機械化、高速化が進み
移動する現場が増加しており、また、道路などの維持工
事、作業、清掃など当初から移動を前提にした作業現場
では、このような展張、撤去、移動を一日に何度も繰り
返しているのである。
移動する現場が増加しており、また、道路などの維持工
事、作業、清掃など当初から移動を前提にした作業現場
では、このような展張、撤去、移動を一日に何度も繰り
返しているのである。
【0007】さらに、近年になって歩道上の維持清掃を
行う機械が生産されるに至り、これらの作業を行いなが
ら歩道上を移動するためには人力のみに頼るバリケード
の移動をしなければならなかった。
行う機械が生産されるに至り、これらの作業を行いなが
ら歩道上を移動するためには人力のみに頼るバリケード
の移動をしなければならなかった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】これら展張、移動、撤
去に際し、大変な労力と時間が掛かる。
去に際し、大変な労力と時間が掛かる。
【0009】さらに、安全面から見ると展張時には現場
に到着してから展張が終了するまでの間、また撤収時に
はバリケードを外し始めてから現場を離れるまでの間、
全くバリケードが無い空白の時間が存在する。
に到着してから展張が終了するまでの間、また撤収時に
はバリケードを外し始めてから現場を離れるまでの間、
全くバリケードが無い空白の時間が存在する。
【0010】実はこの一時的なバリケードの空白の時間
が一番危険性が高く、事実、事故等の発生率も一番高い
のである。
が一番危険性が高く、事実、事故等の発生率も一番高い
のである。
【0011】しかし、従来この様に危険で、手間暇のか
かるバリケードを効果的に素早く展張、移動、撤去する
工夫は見当たらなかった。
かるバリケードを効果的に素早く展張、移動、撤去する
工夫は見当たらなかった。
【0012】また、歩道上での作業においては、機械の
性能は十分早いにも拘らずバリケードの移動に伴う時間
が掛かり過ぎるため、機械の性能を全く発揮出来ない状
態であった。
性能は十分早いにも拘らずバリケードの移動に伴う時間
が掛かり過ぎるため、機械の性能を全く発揮出来ない状
態であった。
【0013】この様に、現に交通の用に供されている道
路上で行う工事や作業の安全をより確実に保ち、またこ
のために費やされる多大な労力や時間を少しでも減少さ
せることを鋭意検討した結果以下の考案をするに至っ
た。
路上で行う工事や作業の安全をより確実に保ち、またこ
のために費やされる多大な労力や時間を少しでも減少さ
せることを鋭意検討した結果以下の考案をするに至っ
た。
【0014】
【課題を解決するための手段】前に述べた不都合は全て
バリケードを移動するのに多大な労力と時間を費やすこ
とに起因している。
バリケードを移動するのに多大な労力と時間を費やすこ
とに起因している。
【0015】そこで、本考案はバリケード自体に走行機
能を持たせる。
能を持たせる。
【0016】すなわち、この考案は、サイドロープ用の
一対の巻取装置のうちの一方の巻取装置を備え、資材運
搬車の前方に位置する前方用車両と、前記一対の巻取装
置のうちの他方の巻取装置を備え、前記資材運搬車の後
方に位置する後方用車両と、前記資材運搬車に設けら
れ、前記一対の巻取装置間のサイドロープを弛まないよ
う保持する保持ローラと、を備えることを特徴とする自
走式バリケードである。
一対の巻取装置のうちの一方の巻取装置を備え、資材運
搬車の前方に位置する前方用車両と、前記一対の巻取装
置のうちの他方の巻取装置を備え、前記資材運搬車の後
方に位置する後方用車両と、前記資材運搬車に設けら
れ、前記一対の巻取装置間のサイドロープを弛まないよ
う保持する保持ローラと、を備えることを特徴とする自
走式バリケードである。
【0017】車道上で作業を行う場合は、自走式標識車
2両(前方用車両および後方用車両)の間に側面からの
侵入に備えて、それらの車間距離に応じて伸縮できる簡
易防護柵(サイドロープ)を施し、また歩道上での作業
においては、歩道上を走行可能な三輪式自転車などに前
後の標識を施し、同じくそれらの車間距離に応じて伸縮
できる簡易防護柵(サイドロープ)で繋ぐのである。
2両(前方用車両および後方用車両)の間に側面からの
侵入に備えて、それらの車間距離に応じて伸縮できる簡
易防護柵(サイドロープ)を施し、また歩道上での作業
においては、歩道上を走行可能な三輪式自転車などに前
後の標識を施し、同じくそれらの車間距離に応じて伸縮
できる簡易防護柵(サイドロープ)で繋ぐのである。
【0018】
【考案の作用効果】今まで現場に到着して車両などを停
止させてから予め積み込んできたバリケード用材料を設
置したり、撤収時において車両などを移動する前にバリ
ケード用資材の積み込みをするなどのバリケードの空白
時間の危険を犯すこと無く、予め安全な枝道やパーキン
グスペース等で、作業できる編成を作った上で、現場に
移動し、作業終了時には安全な場所までそのまま移動す
ることができる。
止させてから予め積み込んできたバリケード用材料を設
置したり、撤収時において車両などを移動する前にバリ
ケード用資材の積み込みをするなどのバリケードの空白
時間の危険を犯すこと無く、予め安全な枝道やパーキン
グスペース等で、作業できる編成を作った上で、現場に
移動し、作業終了時には安全な場所までそのまま移動す
ることができる。
【0019】また、小刻みに移動する現場では、移動の
ためにバリケード資材を搬送する労力を省くことができ
る。
ためにバリケード資材を搬送する労力を省くことができ
る。
【0020】さらに、歩道上においては、今までバリケ
ード移設のために犠牲にしていた歩道維持清掃用機械の
性能を犠牲にすること無く作業の能率を向上させる事が
できる。
ード移設のために犠牲にしていた歩道維持清掃用機械の
性能を犠牲にすること無く作業の能率を向上させる事が
できる。
【0021】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0022】図1は実施例に係る自走式バリケードの平
面図(車道用)を示している。
面図(車道用)を示している。
【0023】最後尾に巻取装置5を備え工事標識9を施
した車両1を配置し、最前部には巻取装置5を備えた車
両2を置き、これらの間を後述するサイドロープ3で結
ぶ。
した車両1を配置し、最前部には巻取装置5を備えた車
両2を置き、これらの間を後述するサイドロープ3で結
ぶ。
【0024】サイドロープ3は、視覚的に目立つ黄色と
黒のロープ(通称「トラロープ」)を使用し、一定間隔
に「工事中」または、「作業中」の表示幕4を配置す
る。
黒のロープ(通称「トラロープ」)を使用し、一定間隔
に「工事中」または、「作業中」の表示幕4を配置す
る。
【0025】巻取装置5は、このサイドロープ3を表示
幕4と共に巻き取る巻取ドラムと、これに回転トルクを
与え常に適切な張力でサイドロープ3を展張するための
タービン式油圧モーターを備える。
幕4と共に巻き取る巻取ドラムと、これに回転トルクを
与え常に適切な張力でサイドロープ3を展張するための
タービン式油圧モーターを備える。
【0026】タービン式油圧モーターは、油圧回路をと
おして油圧ポンプにより駆動される。
おして油圧ポンプにより駆動される。
【0027】油圧ポンプを駆動する動力は、外部からモ
ーターまたは補助エンジン等で供給するサイドロープ3
は、車両1及び2の間の資材運搬車6に備えた自由に回
転する保持ローラー7により途中弛まないよう、また道
路の線形に合わせた形になるよう保持される。
ーターまたは補助エンジン等で供給するサイドロープ3
は、車両1及び2の間の資材運搬車6に備えた自由に回
転する保持ローラー7により途中弛まないよう、また道
路の線形に合わせた形になるよう保持される。
【0028】巻取装置5は、サイドロープ3に一般通行
車両が飛び込んだりしたときのため一定の速度で引かれ
たときにサイドロープをロックするガバナー式のストッ
パーを備える。
車両が飛び込んだりしたときのため一定の速度で引かれ
たときにサイドロープをロックするガバナー式のストッ
パーを備える。
【0029】図2は請求項2の一実施例に係る歩道用自
走式バリケードの平面図それぞれ示している。
走式バリケードの平面図それぞれ示している。
【0030】この場合において車両1及び2は、歩道上
で使用することを勘案して、三輪自転車等とし、歩行者
保護のため車両1の後部及び車両2の全部に歩行者保護
用クッション8を設ける。
で使用することを勘案して、三輪自転車等とし、歩行者
保護のため車両1の後部及び車両2の全部に歩行者保護
用クッション8を設ける。
【0031】さらにこのクッションには、工事または作
業をしている旨の表示9を施す。
業をしている旨の表示9を施す。
【図1】請求項1の一実施例に係る自走式バリケードの
平面図
平面図
【図2】請求項2の一実施例に係る歩道用自走式バリケ
ードの平面図
ードの平面図
1 車両(後方用) 2 車両(前方用) 3 サイドロープ 4 表示幕 5 巻取装置 6 資材運搬車 7 保持ローラー 8 歩行者保護用クッション 9 工事または作業をしている旨の表示
Claims (2)
- 【請求項1】 サイドロープ用の一対の巻取装置のうち
の一方の巻取装置を備え、資材運搬車の前方に位置する
前方用車両と、 前記一対の巻取装置のうちの他方の巻取装置を備え、前
記資材運搬車の後方に位置する後方用車両と、 前記資材運搬車に設けられ、前記一対の巻取装置間のサ
イドロープを弛まないよう保持する保持ローラと、 を備えることを特徴とする自走式バリケード。 - 【請求項2】 前記前方用車両の前部および前記後方用
車両の後部に、それぞれ、歩行者保護用クッションが施
されていることを特徴とする請求項1に記載の自走式バ
リケード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035856U JP2508470Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 自走式バリケ―ド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993035856U JP2508470Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 自走式バリケ―ド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0715813U JPH0715813U (ja) | 1995-03-17 |
JP2508470Y2 true JP2508470Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=12453636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993035856U Expired - Lifetime JP2508470Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 自走式バリケ―ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508470Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997007005A1 (en) * | 1995-08-18 | 1997-02-27 | Yoshitaka Hirano | A safety device for a passenger on a platform |
JP7296357B2 (ja) * | 2020-10-28 | 2023-06-22 | 大成ロテック株式会社 | 立入抑制装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58160915U (ja) * | 1982-04-23 | 1983-10-26 | 國分 要 | セフテ−ガ−ド |
JP2578008Y2 (ja) * | 1991-04-02 | 1998-08-06 | 株式会社 小糸製作所 | 情報表示装置 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP1993035856U patent/JP2508470Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0715813U (ja) | 1995-03-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |