JP2508436B2 - テレビジヨン電話装置 - Google Patents
テレビジヨン電話装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテレビジョン電話(会議)装置に係り、特に
記憶手段の改良に関する。
記憶手段の改良に関する。
本発明は伝送されて来た精細画モード又は粗い動画モ
ードの映像信号を、記憶手段を構成する一対の記憶プレ
ーンに交互に書き込み、一対の記憶プレーンに書き込ま
れた精細画モードの映像信号又は粗い動画モードの映像
信号を交互に読み出して、受像機に供給して受像するよ
うにしたテレビジョン電話装置において、精細画モード
の映像信号が伝送されて来たときは、該精細画モードの
映像信号を記憶手段の一対の記憶プレーンの夫々の全領
域に交互に書き込むと共に、一対の記憶プレーンに記憶
されている精細画モードの映像信号を交互に読み出し、
粗い動画モードの映像信号が伝送されて来たときは、粗
い動画モードの映像信号を一対の記憶プレーンの夫々の
一部の記憶領域に交互に書き込み、夫々の一部の記憶領
域を除く夫々の記憶領域に精細画モードの映像信号を残
しておくと共に、一対の記憶プレーンに記憶されている
全記憶領域の映像信号を交互に読み出し、且つ精細画モ
ードの映像信号から粗い動画モードの映像信号に切り替
わって伝送されて来たときは、一対の記憶プレーンの一
方に記憶されている精細画モードの映像信号を読み出し
て、他方に書き込んで、一対の記憶プレーンに記憶され
ている精細画モードの映像信号の内容を等しくするよう
にして、フリッカのない表示画像を得る様にしたもので
ある。
ードの映像信号を、記憶手段を構成する一対の記憶プレ
ーンに交互に書き込み、一対の記憶プレーンに書き込ま
れた精細画モードの映像信号又は粗い動画モードの映像
信号を交互に読み出して、受像機に供給して受像するよ
うにしたテレビジョン電話装置において、精細画モード
の映像信号が伝送されて来たときは、該精細画モードの
映像信号を記憶手段の一対の記憶プレーンの夫々の全領
域に交互に書き込むと共に、一対の記憶プレーンに記憶
されている精細画モードの映像信号を交互に読み出し、
粗い動画モードの映像信号が伝送されて来たときは、粗
い動画モードの映像信号を一対の記憶プレーンの夫々の
一部の記憶領域に交互に書き込み、夫々の一部の記憶領
域を除く夫々の記憶領域に精細画モードの映像信号を残
しておくと共に、一対の記憶プレーンに記憶されている
全記憶領域の映像信号を交互に読み出し、且つ精細画モ
ードの映像信号から粗い動画モードの映像信号に切り替
わって伝送されて来たときは、一対の記憶プレーンの一
方に記憶されている精細画モードの映像信号を読み出し
て、他方に書き込んで、一対の記憶プレーンに記憶され
ている精細画モードの映像信号の内容を等しくするよう
にして、フリッカのない表示画像を得る様にしたもので
ある。
テレビジョン電話(会議)様の音声及び映像信号伝送
は最近、敷設が進められている伝送速度が64kb/sのデジ
タル回線を用いて行なう気運にある。然し画像情報を含
む映像信号を例えば、伝送速度64kb/sのデジタル回線で
伝送するにしても、画像情報は膨大であり情報量を削減
しなければ経済的に有利な伝送が出来ないだけでなく、
テレビ画像情報で考えれば少くとも伝送速度は50Mb/s程
度を必要とし、画像情報のデータを約1000分の1程度に
圧縮する必要がある。この様な画像情報削減の1つとし
て高能率符号化による低ビット符号化がある。一般に低
ビット符号化は上述の様に画像情報を1000分の1程度に
圧縮し、画素情報量が0.1〜0.01b/pel程度の動画像伝送
を目標とした符号化を指している。この様な低ビット符
号化だけでなくテレビジョン会議に用いられる伝送速度
1.5Mb/s等の高レート符号化に於いても、高能率符号化
は必要である。
は最近、敷設が進められている伝送速度が64kb/sのデジ
タル回線を用いて行なう気運にある。然し画像情報を含
む映像信号を例えば、伝送速度64kb/sのデジタル回線で
伝送するにしても、画像情報は膨大であり情報量を削減
しなければ経済的に有利な伝送が出来ないだけでなく、
テレビ画像情報で考えれば少くとも伝送速度は50Mb/s程
度を必要とし、画像情報のデータを約1000分の1程度に
圧縮する必要がある。この様な画像情報削減の1つとし
て高能率符号化による低ビット符号化がある。一般に低
ビット符号化は上述の様に画像情報を1000分の1程度に
圧縮し、画素情報量が0.1〜0.01b/pel程度の動画像伝送
を目標とした符号化を指している。この様な低ビット符
号化だけでなくテレビジョン会議に用いられる伝送速度
1.5Mb/s等の高レート符号化に於いても、高能率符号化
は必要である。
又、上述の高能率符号化を行なう場合に、毎秒伝送さ
れるフレーム数や、画面内の画素数を削減し、実用に耐
え得る範囲内で各種の画像パラメータ設定が同時に行な
われている。この様なパラメータ設定の具体的な方法と
しては伝送しようとする画像情報を毎秒のフレームに振
り分けるか、一枚の画像の画素数に振り分けるかを選択
するもので、次の如きものである。
れるフレーム数や、画面内の画素数を削減し、実用に耐
え得る範囲内で各種の画像パラメータ設定が同時に行な
われている。この様なパラメータ設定の具体的な方法と
しては伝送しようとする画像情報を毎秒のフレームに振
り分けるか、一枚の画像の画素数に振り分けるかを選択
するもので、次の如きものである。
(イ)伝送画像情報を毎秒のフレーム数として5〜10枚
を送出するもので、テレビジョン会議の撮像画像で考え
れば出席者の全体的な動きを見る場合等で画素数は少な
いが被撮像物が有る程度動いても表示画像としては適当
な画面として見える様にしたもので、本明細書ではこれ
を粗い動画モードと記す。
を送出するもので、テレビジョン会議の撮像画像で考え
れば出席者の全体的な動きを見る場合等で画素数は少な
いが被撮像物が有る程度動いても表示画像としては適当
な画面として見える様にしたもので、本明細書ではこれ
を粗い動画モードと記す。
(ロ)伝送画像情報を毎秒のフレーム数として0.5秒程
度とするもので、1枚のフレームを伝送するのに数秒を
必要とするもので、テレビジョン会議の撮像画像で考え
れば出席者の顔を大写しする場合であり、画素数が多
く、高精細画像伝送が可能であり、本明細書では以後、
これを精細画モードと記す。
度とするもので、1枚のフレームを伝送するのに数秒を
必要とするもので、テレビジョン会議の撮像画像で考え
れば出席者の顔を大写しする場合であり、画素数が多
く、高精細画像伝送が可能であり、本明細書では以後、
これを精細画モードと記す。
この様な高能率符号化及びパラメータ設定が成された
テレビジョン電話装置の従来例を第2図について説明す
る。
テレビジョン電話装置の従来例を第2図について説明す
る。
伝送路からの高能率符号化映像データを入力端子T1に
入力し、高能率復号化回路(1)に供給して送像側で符
号化した映像データの復号を行ない、第1の切換回路
(2)を介して記憶手段(23)に供給する。
入力し、高能率復号化回路(1)に供給して送像側で符
号化した映像データの復号を行ない、第1の切換回路
(2)を介して記憶手段(23)に供給する。
記憶手段(23)は2個バッファメモリ(3),(4)
から構成されているが、1個のバッファメモリ内に2画
面分の映像データを書き込み及び読み出し得る2つの記
憶領域を構成してもよく、本明細書ではこのようなバッ
ファメモリ(3),(4)夫々又は1個のバッファメモ
リの2つの領域夫々を、記憶プレーンと称する。
から構成されているが、1個のバッファメモリ内に2画
面分の映像データを書き込み及び読み出し得る2つの記
憶領域を構成してもよく、本明細書ではこのようなバッ
ファメモリ(3),(4)夫々又は1個のバッファメモ
リの2つの領域夫々を、記憶プレーンと称する。
第1及び第2バッファメモリ(3),(4)即ち、各
記憶プレーンの出力は第2の切換回路(5)を通してD/
A変換回路(6)に供給されてアナログ化され、CRTを備
える受像機(7)に供給されて、そのCRTに表示され
る。
記憶プレーンの出力は第2の切換回路(5)を通してD/
A変換回路(6)に供給されてアナログ化され、CRTを備
える受像機(7)に供給されて、そのCRTに表示され
る。
この電話装置の動作を説明するに、入力端子T1には送
像側(図示せず)のカメラ出力に応じて精細画モード、
又は粗い動画モードで映像データが入力される。今、精
細画モードの映像データが入力端子T1に供給されると高
能率復号化回路(1)で復号化された映像データは第1
の切換回路(2)に供給される。第1の切換回路(2)
が一方の記憶プレーン(3)側に、第2の切換回路
(5)が他方の記憶プレーン(4)側に切換えられる
と、精細画モードの映像データは第1の切換回路(2)
を通じて一方の記憶プレーン(3)の全領域(以下、こ
れを精細画記憶領域と記す)に一画面分が書き込まれ
る。又、一方の記憶プレーン(3)への書き込み期間に
おいて、他方の記憶プレーン(4)に以前に記憶されて
いる映像データは第2の切換回路(5)を介して何回も
読み出され、D/A変換回路(6)を介して受像機(7)
に精細画面(8)を表示する。即ち受像機(7)のCRT
の画面の全領域に大きく表示することで精細情報まで鮮
明に見ることが出来る様に成されている。
像側(図示せず)のカメラ出力に応じて精細画モード、
又は粗い動画モードで映像データが入力される。今、精
細画モードの映像データが入力端子T1に供給されると高
能率復号化回路(1)で復号化された映像データは第1
の切換回路(2)に供給される。第1の切換回路(2)
が一方の記憶プレーン(3)側に、第2の切換回路
(5)が他方の記憶プレーン(4)側に切換えられる
と、精細画モードの映像データは第1の切換回路(2)
を通じて一方の記憶プレーン(3)の全領域(以下、こ
れを精細画記憶領域と記す)に一画面分が書き込まれ
る。又、一方の記憶プレーン(3)への書き込み期間に
おいて、他方の記憶プレーン(4)に以前に記憶されて
いる映像データは第2の切換回路(5)を介して何回も
読み出され、D/A変換回路(6)を介して受像機(7)
に精細画面(8)を表示する。即ち受像機(7)のCRT
の画面の全領域に大きく表示することで精細情報まで鮮
明に見ることが出来る様に成されている。
一方の記憶プレーン(3)は1画面分の精細な映像デ
ータの書き込みが終わると、他方の記憶プレーン(4)
からの読み出しも終了し、今度は第1の切換回路(2)
が他方の記憶プレーン(4)側に、第2の切換回路
(5)が一方の記憶プレーン(3)側に切換えられて、
一方の記憶プレーン(3)が読み出し状態に、他方の記
憶プレーン(4)が書き込み状態と成る。以下この様な
状態を繰返えして行く。この様な動作を行なう記憶手段
(23)を一般にダブルバッファメモリと呼んでいる。
ータの書き込みが終わると、他方の記憶プレーン(4)
からの読み出しも終了し、今度は第1の切換回路(2)
が他方の記憶プレーン(4)側に、第2の切換回路
(5)が一方の記憶プレーン(3)側に切換えられて、
一方の記憶プレーン(3)が読み出し状態に、他方の記
憶プレーン(4)が書き込み状態と成る。以下この様な
状態を繰返えして行く。この様な動作を行なう記憶手段
(23)を一般にダブルバッファメモリと呼んでいる。
粗い動画モードの映像データが伝送されて来る場合も
第1及び第2の切換回路(2),(5)と一方及び他方
の記憶プレーン(3),(4)で構成するダブルバッフ
ァメモリ構成によって、例えば一方の記憶プレーン
(3)の精細画記憶領域の様に、記憶プレーンの全画面
でなく、その記憶プレーンの一部領域(以下、これを簡
易動画記憶領域と記す)に縮小して書き込む。そして、
先に縮小して他方の記憶プレーン(4)に書き込まれた
簡易動画記憶領域の映像データが第2の切換回路(5)
を介して読み出されてD/A変換回路(6)を通じて受像
機(7)のCRTの画面の全領域の一部に縮小して表示さ
れる。このために簡易動画モードでも走査線の粗さが目
立たない簡易画面(9)が得られる。
第1及び第2の切換回路(2),(5)と一方及び他方
の記憶プレーン(3),(4)で構成するダブルバッフ
ァメモリ構成によって、例えば一方の記憶プレーン
(3)の精細画記憶領域の様に、記憶プレーンの全画面
でなく、その記憶プレーンの一部領域(以下、これを簡
易動画記憶領域と記す)に縮小して書き込む。そして、
先に縮小して他方の記憶プレーン(4)に書き込まれた
簡易動画記憶領域の映像データが第2の切換回路(5)
を介して読み出されてD/A変換回路(6)を通じて受像
機(7)のCRTの画面の全領域の一部に縮小して表示さ
れる。このために簡易動画モードでも走査線の粗さが目
立たない簡易画面(9)が得られる。
上述の様に精細画モードで映像データを伝送し、その
後に粗い動画モードで映像データを伝送するときに、精
細画モードの映像データを記憶手段(23)の各記憶プレ
ーンに残しておき、両モードの映像データに基づく映像
を受像機(7)上にピクチャー・イン・ピクチャー(以
下PinPと記す)的に表示することが考えられる。この場
合、PinP用のメモリと精細画用メモリを別個に用意し、
夫々粗い動画モードと精細画モードの映像データを書き
込み、読み出すことも考えられているが、これは記憶手
段の容量が膨大なものとなり、制御回路も複雑となるた
め、第2図に示す様なダブルバッファ構成が有利とな
る。この様なダブルバッファ構成による出力処理は精細
画モードに於いても、粗い動画モードに於いても行なわ
れる。一方の記憶プレーン(3)の精細画記憶領域に精
細画モードで画像情報データを書き込む場合と精細画記
憶領域の一部である簡易動画記憶領域に粗い動画モード
の画像情報の映像データを書き込む場合では、一方はフ
レーム単位、他方は複数の画素数を単位としたものであ
り書き込み時間が異なっている。即ち、精細画モードか
ら、粗い動画モードに伝送される映像データが切換えら
れ、変更されたときを考えると記憶手段の各記憶プレー
ンには精細画記憶領域には精細画モードの画像情報が残
っている。この精細画記憶領域上にある簡易動画記憶領
域に縮小された粗い動画モードの映像データをPinP的に
書き込む場合には、精細画モードの書き込みとは異なる
時間で映像データが書き込まれる。ダブルバッファ構成
ではこれを交互に読み出すので、精細画記憶領域では時
間的に異なった画像情報データが読み出される。精細画
記憶領域に記憶された画像情報が静止画であれば問題は
ないが、例えば人の顔を大写しにした様な場合は目や口
或いはテレビカメラが動いて、一方の記憶プレーン
(3)と他方の記憶プレーン(4)の精細画記憶領域に
書き込まれた映像データは異なったものとなる、その為
に粗い動画モードの画像情報データを縮小しPinP構成に
して精細画記憶領域の一部である簡易動画記憶領域に書
き込み、これから読み出すときに精細画面(8)がフリ
ッカを発生する欠点があった。
後に粗い動画モードで映像データを伝送するときに、精
細画モードの映像データを記憶手段(23)の各記憶プレ
ーンに残しておき、両モードの映像データに基づく映像
を受像機(7)上にピクチャー・イン・ピクチャー(以
下PinPと記す)的に表示することが考えられる。この場
合、PinP用のメモリと精細画用メモリを別個に用意し、
夫々粗い動画モードと精細画モードの映像データを書き
込み、読み出すことも考えられているが、これは記憶手
段の容量が膨大なものとなり、制御回路も複雑となるた
め、第2図に示す様なダブルバッファ構成が有利とな
る。この様なダブルバッファ構成による出力処理は精細
画モードに於いても、粗い動画モードに於いても行なわ
れる。一方の記憶プレーン(3)の精細画記憶領域に精
細画モードで画像情報データを書き込む場合と精細画記
憶領域の一部である簡易動画記憶領域に粗い動画モード
の画像情報の映像データを書き込む場合では、一方はフ
レーム単位、他方は複数の画素数を単位としたものであ
り書き込み時間が異なっている。即ち、精細画モードか
ら、粗い動画モードに伝送される映像データが切換えら
れ、変更されたときを考えると記憶手段の各記憶プレー
ンには精細画記憶領域には精細画モードの画像情報が残
っている。この精細画記憶領域上にある簡易動画記憶領
域に縮小された粗い動画モードの映像データをPinP的に
書き込む場合には、精細画モードの書き込みとは異なる
時間で映像データが書き込まれる。ダブルバッファ構成
ではこれを交互に読み出すので、精細画記憶領域では時
間的に異なった画像情報データが読み出される。精細画
記憶領域に記憶された画像情報が静止画であれば問題は
ないが、例えば人の顔を大写しにした様な場合は目や口
或いはテレビカメラが動いて、一方の記憶プレーン
(3)と他方の記憶プレーン(4)の精細画記憶領域に
書き込まれた映像データは異なったものとなる、その為
に粗い動画モードの画像情報データを縮小しPinP構成に
して精細画記憶領域の一部である簡易動画記憶領域に書
き込み、これから読み出すときに精細画面(8)がフリ
ッカを発生する欠点があった。
本発明は叙上の欠点に鑑みなされたもので、その目的
とするところは精細画面(8)上にPinPの様に簡易画面
(9)を嵌め込んでも、フリッカの発生しないテレビジ
ョン電話装置を得るにある。
とするところは精細画面(8)上にPinPの様に簡易画面
(9)を嵌め込んでも、フリッカの発生しないテレビジ
ョン電話装置を得るにある。
本発明は伝送されて来た精細画モード又は粗い動画モ
ードの映像信号を、記憶手段(23)を構成する一対の記
憶プレーン(3),(4)に交互に書き込み、一対の記
憶プレーン(3),(4)に書き込まれた精細画モード
の映像信号又は粗い動画モードの映像信号を交互に読み
出して、受像機(7)に供給して受像するようにしたテ
レビジョン電話装置において、精細画モードの映像信号
が伝送されて来たときは、精細画モードの映像信号を記
憶手段(23)の一対き記憶プレーン(3),(4)の夫
々の全領域(3a),(4a)に交互に書き込むと共に、一
対の記憶プレーン(3),(4)に記憶されている精細
画モードの映像信号を交互に読み出し、粗い動画モード
の映像信号が伝送されて来たときは、粗い動画モードの
映像信号を一対の記憶プレーン(3),(4)の夫々の
一部の記憶領域(3b),(4b)に交互に書き込み、夫々
の一部の記憶領域を除く夫々の記憶領域に精細画モード
の映像信号を残しておくと共に、一対の記憶プレーン
(3),(4)に記憶されている全記憶領域の映像信号
を交互に読み出し、且つ精細画モードの映像信号から粗
い動画モードの映像信号に切り替わって伝送されて来た
ときは、一対の記憶プレーン(3),(4)の一方に記
憶されている精細画モードの映像信号を読み出して、他
方に書き込んで、一対の記憶プレーン(3),(4)に
記憶されている精細モードの映像信号の内容を等しくす
るようにしたものである。
ードの映像信号を、記憶手段(23)を構成する一対の記
憶プレーン(3),(4)に交互に書き込み、一対の記
憶プレーン(3),(4)に書き込まれた精細画モード
の映像信号又は粗い動画モードの映像信号を交互に読み
出して、受像機(7)に供給して受像するようにしたテ
レビジョン電話装置において、精細画モードの映像信号
が伝送されて来たときは、精細画モードの映像信号を記
憶手段(23)の一対き記憶プレーン(3),(4)の夫
々の全領域(3a),(4a)に交互に書き込むと共に、一
対の記憶プレーン(3),(4)に記憶されている精細
画モードの映像信号を交互に読み出し、粗い動画モード
の映像信号が伝送されて来たときは、粗い動画モードの
映像信号を一対の記憶プレーン(3),(4)の夫々の
一部の記憶領域(3b),(4b)に交互に書き込み、夫々
の一部の記憶領域を除く夫々の記憶領域に精細画モード
の映像信号を残しておくと共に、一対の記憶プレーン
(3),(4)に記憶されている全記憶領域の映像信号
を交互に読み出し、且つ精細画モードの映像信号から粗
い動画モードの映像信号に切り替わって伝送されて来た
ときは、一対の記憶プレーン(3),(4)の一方に記
憶されている精細画モードの映像信号を読み出して、他
方に書き込んで、一対の記憶プレーン(3),(4)に
記憶されている精細モードの映像信号の内容を等しくす
るようにしたものである。
本発明のテレビジョン電話装置によればダブルバッフ
ァ構成の複数の記憶プレーンの一方に記憶した精細画モ
ードの映像データを他方の記憶プレーンに転写して、粗
い動画モードで書き込み、読み出しを行なうので精細画
領域のフリッカは発生しない。
ァ構成の複数の記憶プレーンの一方に記憶した精細画モ
ードの映像データを他方の記憶プレーンに転写して、粗
い動画モードで書き込み、読み出しを行なうので精細画
領域のフリッカは発生しない。
以下、本発明のテレビジョン電話装置の1実施例を第
1図について詳記する。第1図で第2図との対応部分に
は同一符号を付して示す。入力端子T1には送像側から伝
送路を通じて高能率符号化された映像信号の映像データ
(以下データと記す)が入力され、復号回路(1a)で復
号が行なわれる。復号されたデータは信号処理回路(1
b)で適当な信号処理が施され、バスライン(17)を介
して第1の切換回路(2)に供給される。信号処理回路
(1b)、第1の切換回路(2)、記憶手段(23)を構成
する一方及び他方の記憶プレーン(3),(4)、第2
の切換回路(5)及びD/A変換回路(6)にはマイクロ
コンピュータ(10)から制御ライン(11),(12),
(13),(14),(15),(16)を通じて制御信号が供
給されて、各種制御がなされる。マイクロコンピュータ
(10)は、第1の切換回路(2)を一方の記憶プレーン
(3)と接する側に、第2の切換回路(5)を他方の記
憶プレーン(4)側に切換える様に制御し、例えば精細
画モードのデータ(1画面相当分)が一方の記憶プレー
ン(3)上の全領域即ち、精細画記憶領域(3a)に書き
込まれる。このとき他方の記憶プレーン(4)上の精細
画記憶領域(4a)では先に書き込まれている精細画モー
ドのデータを何回も読み出し、第2の切換回路(5)
と、この出力バスライン(22)を介してD/A変換回路
(6)に供給してアナログ変換し、受像機(7)のCRT
全画面領域に精細画面(8)を表示する。以下、一方又
は他方の記憶プレーン(3),(4)の書き込み、読み
出しが交互に切換えられる。今、精細画モードのデータ
が精細画記憶領域(3a)に書き込まれた状態でPinP的に
受像機(7)画面の一部に粗い動画モードのデータを縮
小表示させるために一方の記憶プレーン(3)の一部の
領域である簡易動画記憶領域(3b)にデータの書き込み
を行なう粗い動画モードがくればこの粗い動画モードの
前に精細画記憶領域(3a)に書き込まれたデータをバス
ライン(20)を通じて第1の切換回路(2)に供給し、
この第1の切換回路(2)の出力バスライン(19)を通
じて一方の記憶プレーン(4)上の精細画記憶領域(4
a)に転写(一時待機)させる。この様にすれば、一方
又は他方の記憶プレーン(3),(4)の精細画記憶領
域(3a),(4a)のデータは同一となる。
1図について詳記する。第1図で第2図との対応部分に
は同一符号を付して示す。入力端子T1には送像側から伝
送路を通じて高能率符号化された映像信号の映像データ
(以下データと記す)が入力され、復号回路(1a)で復
号が行なわれる。復号されたデータは信号処理回路(1
b)で適当な信号処理が施され、バスライン(17)を介
して第1の切換回路(2)に供給される。信号処理回路
(1b)、第1の切換回路(2)、記憶手段(23)を構成
する一方及び他方の記憶プレーン(3),(4)、第2
の切換回路(5)及びD/A変換回路(6)にはマイクロ
コンピュータ(10)から制御ライン(11),(12),
(13),(14),(15),(16)を通じて制御信号が供
給されて、各種制御がなされる。マイクロコンピュータ
(10)は、第1の切換回路(2)を一方の記憶プレーン
(3)と接する側に、第2の切換回路(5)を他方の記
憶プレーン(4)側に切換える様に制御し、例えば精細
画モードのデータ(1画面相当分)が一方の記憶プレー
ン(3)上の全領域即ち、精細画記憶領域(3a)に書き
込まれる。このとき他方の記憶プレーン(4)上の精細
画記憶領域(4a)では先に書き込まれている精細画モー
ドのデータを何回も読み出し、第2の切換回路(5)
と、この出力バスライン(22)を介してD/A変換回路
(6)に供給してアナログ変換し、受像機(7)のCRT
全画面領域に精細画面(8)を表示する。以下、一方又
は他方の記憶プレーン(3),(4)の書き込み、読み
出しが交互に切換えられる。今、精細画モードのデータ
が精細画記憶領域(3a)に書き込まれた状態でPinP的に
受像機(7)画面の一部に粗い動画モードのデータを縮
小表示させるために一方の記憶プレーン(3)の一部の
領域である簡易動画記憶領域(3b)にデータの書き込み
を行なう粗い動画モードがくればこの粗い動画モードの
前に精細画記憶領域(3a)に書き込まれたデータをバス
ライン(20)を通じて第1の切換回路(2)に供給し、
この第1の切換回路(2)の出力バスライン(19)を通
じて一方の記憶プレーン(4)上の精細画記憶領域(4
a)に転写(一時待機)させる。この様にすれば、一方
又は他方の記憶プレーン(3),(4)の精細画記憶領
域(3a),(4a)のデータは同一となる。
他方の記憶プレーン(4)の精細画記憶領域(4a)に
データが書き込まれ、一方の記憶プレーン(3)から読
み出しを行っているときに粗い動画モードとなったとき
は、他方の記憶プレーン(4)の精細画記憶領域(4a)
に書き込まれたデータをバスライン(21)を通じて第1
の切換回路(2)に供給し、この第1の切換回路(2)
の出力バスライン(18)を通じて一方の記憶プレーン
(3)の精細画記憶領域(3a)にデータを転写させる。
この様に第1及び第2の精細画記憶領域(3a),(4a)
の記憶データを一致させた後に、粗い動画モードでPinP
的に縮小表示を行なうために、簡易動画記憶領域(3
b),(4b)を精細画記憶領域(3a),(4a)上の一部
に設けて、この簡易動画記憶領域(3b),(4b)のデー
タをダブルバッファ構成で書き込み読み出しを行なえ
ば、受像機(7)の精細画面(8)はフリッカを発生せ
ず精細画面(8)にPinP的に縮小表示された簡易画面
(9)が得られる。
データが書き込まれ、一方の記憶プレーン(3)から読
み出しを行っているときに粗い動画モードとなったとき
は、他方の記憶プレーン(4)の精細画記憶領域(4a)
に書き込まれたデータをバスライン(21)を通じて第1
の切換回路(2)に供給し、この第1の切換回路(2)
の出力バスライン(18)を通じて一方の記憶プレーン
(3)の精細画記憶領域(3a)にデータを転写させる。
この様に第1及び第2の精細画記憶領域(3a),(4a)
の記憶データを一致させた後に、粗い動画モードでPinP
的に縮小表示を行なうために、簡易動画記憶領域(3
b),(4b)を精細画記憶領域(3a),(4a)上の一部
に設けて、この簡易動画記憶領域(3b),(4b)のデー
タをダブルバッファ構成で書き込み読み出しを行なえ
ば、受像機(7)の精細画面(8)はフリッカを発生せ
ず精細画面(8)にPinP的に縮小表示された簡易画面
(9)が得られる。
上述の実施例では一対の記憶プレーン(3),(4)
を制御ライン(13),(14)で制御して、第1切換回路
(2)を通じて一方の記憶プレーンのデータを他方の記
憶プレーンに転写させたが、第2の切換回路(5)を通
じて転写を行ってもよい。又、マイクロコンピュータ
(10)内に一方の記憶プレーンのデータを読み込み、マ
イクロコンピュータ(10)を介して他方の記憶プレーン
に書き込み、転写を行なう様にしてもよい。
を制御ライン(13),(14)で制御して、第1切換回路
(2)を通じて一方の記憶プレーンのデータを他方の記
憶プレーンに転写させたが、第2の切換回路(5)を通
じて転写を行ってもよい。又、マイクロコンピュータ
(10)内に一方の記憶プレーンのデータを読み込み、マ
イクロコンピュータ(10)を介して他方の記憶プレーン
に書き込み、転写を行なう様にしてもよい。
本発明のテレビジョン電話装置によればPinP的に簡易
動画モードの情報を精細画面に縮小表示してダブルバッ
ファ構成で切換えてもフリッカのない表示画面を得るこ
とが出来る。
動画モードの情報を精細画面に縮小表示してダブルバッ
ファ構成で切換えてもフリッカのない表示画面を得るこ
とが出来る。
第1図は本発明のテレビジョン装置の受像側の一実施例
を示す系統図、第2図は従来のテレビジョン装置の系統
図である。 (2)は第1の切換回路、(3),(4)は一対の記憶
プレーン、(5)は第2の切換回路、(7)は受像機、
(10)はマイクロコンピュータである。
を示す系統図、第2図は従来のテレビジョン装置の系統
図である。 (2)は第1の切換回路、(3),(4)は一対の記憶
プレーン、(5)は第2の切換回路、(7)は受像機、
(10)はマイクロコンピュータである。
Claims (1)
- 【請求項1】伝送されて来た精細画モード又は粗い動画
モードの映像信号を、記憶手段を構成する一対の記憶プ
レーンに交互に書き込み、該一対の記憶プレーンに書き
込まれた上記精細画モードの映像信号又は上記粗い動画
モードの映像信号を交互に読み出して、受像機に供給し
て受像するようにしたテレビジョン電話装置において、 上記精細画モードの映像信号が伝送されて来たたとき
は、該精細画モードの映像信号を上記記憶手段の一対の
記憶プレーンの夫々の全領域に交互に書き込むと共に、
該一対の記憶プレーンに記憶されている上記精細画モー
ドの映像信号を交互に読み出し、 上記粗い動画モードの映像信号が伝送されて来たとき
は、該粗い動画モードの映像信号を上記一対の記憶プレ
ーンの夫々の一部の記憶領域に交互に書き込み、該夫々
の一部の記憶領域を除く夫々の記憶領域に上記精細画モ
ードの映像信号を残しておくと共に、該一対の記憶プレ
ーンに記憶されている全記憶領域の映像信号を交互に読
み出し、且つ 上記精細画モードの映像信号から上記粗い動画モードの
映像信号に切り替わって伝送されて来たときは、上記一
対の記憶プレーンの一方に記憶されている上記精細画モ
ードの映像信号を読み出して、他方に書き込んで、該一
対の記憶プレーンに記憶されている上記精細画モードの
映像信号の内容を等しくするようにしたことを特徴とす
るテレビジョン電話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5105887A JP2508436B2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | テレビジヨン電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5105887A JP2508436B2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | テレビジヨン電話装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63217783A JPS63217783A (ja) | 1988-09-09 |
JP2508436B2 true JP2508436B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=12876206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5105887A Expired - Fee Related JP2508436B2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | テレビジヨン電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508436B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03229587A (ja) * | 1990-02-02 | 1991-10-11 | Sharp Corp | テレビ電話装置 |
JPH03229588A (ja) * | 1990-02-02 | 1991-10-11 | Sharp Corp | テレビ電話装置 |
JP2590285B2 (ja) * | 1990-02-28 | 1997-03-12 | シャープ株式会社 | テレビ電話装置 |
JPH03250889A (ja) * | 1990-02-28 | 1991-11-08 | Sharp Corp | 留守録機能付きテレビ電話装置 |
JPH04119088A (ja) * | 1990-09-07 | 1992-04-20 | Sharp Corp | 画像伝送装置 |
JPH08214300A (ja) * | 1994-11-30 | 1996-08-20 | Sanyo Electric Co Ltd | デコーダおよびmpegビデオデコーダ |
-
1987
- 1987-03-05 JP JP5105887A patent/JP2508436B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63217783A (ja) | 1988-09-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |