JP2508402Y2 - スピ―ドスプレ―ヤ - Google Patents

スピ―ドスプレ―ヤ

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JP2508402Y2
JP2508402Y2 JP8678890U JP8678890U JP2508402Y2 JP 2508402 Y2 JP2508402 Y2 JP 2508402Y2 JP 8678890 U JP8678890 U JP 8678890U JP 8678890 U JP8678890 U JP 8678890U JP 2508402 Y2 JP2508402 Y2 JP 2508402Y2
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幸樹 遠藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、噴頭幅を調整自在のスピードスプレーヤ
に関するものである。
〔従来の技術〕
特開平1-203068号公報は、旋回時に旋回方向外側への
散布液の散布量を内側に対して増大させて、左右各側の
散布対象物への散布液の散布を均等化するスピードスプ
レーヤを開示する。このスピードスプレーヤでは、旋回
時には、旋回方向外側と内側とで散布液の散布量に差を
つけているが、風量は左右等分となっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
特開平1-203068号公報のスピードスプレーヤでは、旋
回時に旋回方向外側では、散布液の散布量が増大するも
のの、風量は直進時と同じであるので、旋回方向外側へ
の風量が不足し、散布液が適正の距離まで届き難く、結
果として旋回方向外側奥部の方への散布液の散布量が不
足し、散布が不均一になっている。なお、旋回時に送風
機の出力を増大させることは、逆に旋回方向内側におい
て散布液が遠方へ達し、近傍範囲の散布量が減少してし
まう。
この考案の目的は、旋回時における各側への風量を適
正化できるスピードスプレーヤを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して
説明する。
この考案の前提となるスピードスプレーヤ(10)で
は、噴頭(30)は、周方向に沿って複数個のノズル(2
8)備え、ノズル(28)からの散布液(20)は、送風機
(32)から送られて来る風に搬送されて、周囲へ散布さ
れる。
そして、この考案のスピードスプレーヤ(10)は次の
(a)〜(c)の構成要素を有してなる。
(a) 左右へ揺動自在でかつ噴頭(30)の前後方向少
なくとも一方を区画する揺動区画部材(44) (b) 左右各側への散布液(20)の散布流量を検出す
る流量検出手段(82a,82c) (c) この流量検出手段(82a,82c)の検出値に関係
して作動し散布流量の多い側が少ない側より噴頭(30)
の幅が広がるように揺動区画部材(44)を操作するアク
チュエータ(50a,50c) 〔作用〕 旋回時等において左右各側への散布液(20)の散布量
に差をつける場合、この差は流量検出手段(82a,82c)
の検出値より検出される。アクチュエータ(50a,50c)
は、揺動区画部材(44)を操作して、散布流量の多い方
が少ない方より噴頭(30)の幅を広げる。送風機(32)
から噴頭(30)へ導かれた風は噴頭(30)の幅に応じて
分配され、噴頭(30)の幅の広い側からの風量は狭い側
より増大する。散布液(20)は、ノズル(28)から噴出
され、送風機(32)からの風に搬送されて、風量及び散
布液(20)の量に応じた距離範囲へ到達する。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明する。
第9図はスピードスプレーヤ10の概略的な側面図であ
る。スピードスプレーヤ10は、駆動軸としての前輪12及
び後輪14を備え、前後進可能となっている。さらに、ス
ピードスプレーヤ10は、前側から順番に、ステアリング
ホィール16を装備する運転席18と、薬液20を内部に貯蔵
し上部ほぼ中央に蓋22を開閉自在に設けられる薬液タン
ク24と、エンジン及び噴霧ポンプ64(第1図)等の機械
部を収容するエンジンルーム26と、側方及び上方へ薬液
20を噴霧する複数個のノズル28を周辺部に沿って配列さ
れている噴頭30と、最後部に配設され後方から吸い込ん
だ空気を噴頭30へ吐出する送風機32とを有している。
第3図及び第4図は噴頭30の防渦板44がそれぞれ噴頭
板42に対峙する向き及び右方への向きにあるときの状態
で噴頭30及び送風機32を含む範囲の構成を示す平面図で
ある。化粧胴34は送風機32の吸入口側の内外周を区画
し、防塵網36は、送風機32の吸入口を覆って、送風機32
内への異物の吸入を阻止する。動翼38は、化粧胴34の内
周側に配設されて、回転により防塵網36側から空気を吸
入して、噴頭30へ吐出する。吐出口ケース40は、球面状
の壁部を有し、動翼38の噴頭30側に配設され、送風機32
の吐出口を区画する。噴頭板42及び防渦板44は、それぞ
れ噴頭30の前面側及び後面側を区画し、吐出口ケース40
から吐出された風は、防渦板44の内周側を通って噴頭30
内へ導入され、噴頭板42との衝突により向きを左右及び
上方へ変更され、噴頭板42と防渦板44との間を通って、
噴頭30から左右及び上方へ吐出される。球面嵌合部46は
防渦板44の内周と吐出口ケース40の外周との間に形成さ
れ、球面嵌合部48は防渦板44の外周と化粧胴34の外周壁
の内周との間に形成され、球面嵌合部46,48の球面の中
心は吐出口ケース40の中心Pとなっている。防渦板44
は、Pを中心として三次元的に回転自在に球面嵌合部4
6,48において支持され、向きを上下左右へ変更自在とさ
れる。左、上及び右の電動シリンダ50a,50b(第7図),
50cは、防渦板44の左の下端部、中央上端部及び右の下
端部に対応する位置にそれぞれ配設され、前後の端部に
おいてそれぞれエンジンルーム26内の支持部材及び防渦
板44に鉛直線及び水平線の周りに回転自在に結合してい
る。
第5図及び第6図はそれぞれ電動シリンダ50a,50b,50
cの平面図及び正面図である。電動シリンダ50a,50b,50c
は、シリンダ部52とシリンダ部52からの突出量を変化可
能なロッド54とを有している。クレビスピン56は、電動
シリンダ50a,50b,50cの前後の端部において、それぞれ
鉛直方向及び水平方向とされ、電動シリンダ50a,50b,50
cの端部及び止め金具58に挿通され、割ピン59により抜
けを阻止されている。前後の止め金具58は、それぞれエ
ンジンルーム26内の支持部材及び防渦板44に固定され、
この結果、電動シリンダ50a,50b,50cは、前後の端部に
おいてクレビスピン56の周りに回転自在とされ、すなわ
ち前端部においてはエンジンルーム26内の支持部材に鉛
直線の周りに回転自在に結合し、後端部においては水平
線の周りに防渦板44に回転自在に結合する。
第7図は防渦板44の回転機構の構成図である。電動シ
リンダ50a,50b,50cは、左の下端部、中央上端部及び右
の下端部にそれぞれ配設され、各電動シリンダ50a,50b,
50cの伸縮により防渦板44が送風機32側の球面嵌合部46,
48において回転し、防渦板44の向きが変化する。
第8図は防渦板44が噴頭板42に対峙する向きに対して
右方へ向けられたときの噴頭30を上方から示す図であ
る。中央上端部の電動シリンダ50bは中立長さとされ、
左右下端部の電動シリンダ50a,50cがそれぞれ縮小及び
伸長され、この結果、噴頭30は、右側における幅を左側
より広げられる。逆に、噴頭30の左側の幅を右側より広
げる場合は、左右下端部の電動シリンダ50a,50cをそれ
ぞれ伸長及び縮小する。
第1図は薬液20の流れ系統並びに薬液20の流量及び風
量の制御装置の構成を示す図である。左ノズルパイプ60
a、上ノズルパイプ60b及び右ノズルパイプ60cは噴頭30
内において左ノズルパイプ62a、上ノズルパイプ62b及び
右ノズルパイプ62cより前側に配置され、複数個のノズ
ル28が、左ノズルパイプ60a、上ノズルパイプ60b、右ノ
ズルパイプ60c、左ノズルパイプ62a、上ノズルパイプ62
b及び右ノズルパイプ62cに取付けられている。薬液タン
ク24内の薬液20は、噴霧ポンプ64の作動により送液弁66
及びストレーナ68を経て噴霧ポンプ64へ吸入され、噴霧
ポンプ64よりコック70を経て分水器72へ送られる。調圧
弁73は、噴霧ポンプ64の吐出側に接続されて、噴霧ポン
プ64の吐出圧を調整するとともに、余剰の薬液20を薬液
タンク24へ戻す。コック74a,74b,74cは、それぞれ左ノ
ズルパイプ60a,62a、上ノズルパイプ60b,62b、及び右ノ
ズルパイプ60c,62cに対応して設けられ、分水器72の出
力側に接続される。コック76a,78aは、それぞれ左ノズ
ルパイプ60a,62aに対応して設けられ、コック74aと左ノ
ズルパイプ60a,62aとの間の接続を制御し、コック76b,7
8bは、それぞれ上ノズルパイプ60b,62bに対応して設け
られ、コック74bと上ノズルパイプ60b,62bとの間の接続
を制御し、コック76c,78cは、それぞれ右ノズルパイプ6
0c,62cに対応して設けられ、コック74cと右ノズルパイ
プ60c,62cとの間の接続を制御する。流量調整弁80a,80
b,80cは、それぞれコック74a,74b,74cに対応して設けら
れ、それぞれ左ノズルパイプ60a,62a、上ノズルパイプ6
0b,62b、及び右ノズルパイプ60c,62cへの薬液20の供給
流量を制御し、流量センサ82a,82b,82cはそれぞれ左ノ
ズルパイプ60a,62a、上ノズルパイプ60b,62b、及び右ノ
ズルパイプ60c,62cへの薬液20の供給流量を検出する。
制御装置84は、流量センサ82a,82b,82cの検出値を入力
されるとともに、電動シリンダ50a,50b,50c及び流量調
整弁80a,80b,80cを操作する。ステアリング角センサ86
はステアリング角、すなわちステアリングホィール16の
回転角度を検出し、検出値は制御装置84へ送られる。
第2図はスピードスプレーヤ10の旋回時の散布状況を
示している。A1及びA2はそれぞれスピードスプレーヤ10
の旋回方向内側及び外側の散布範囲を示し、A2はA1より
大きくなっており、左右の樹木88への薬液20の散布を均
等化させるためには、旋回方向外側へ内側より多量の薬
液20を散布する必要がある。
実施例の作用について説明する。
制御装置84は、ステアリング角センサ86からの入力信
号により旋回時及び旋回角度を検出し、流量調整80a,80
b,80cを操作して、旋回方向外側への薬液20の散布流量
を内側に対して増大させる。旋回方向外側と内側との散
布流量の差は、旋回角度が大きいとき程、増大させる。
流量センサ82a,82b,82cは、左ノズルパイプ60a,62a、上
ノズルパイプ60b,62b、及び右ノズルパイプ60c,62cへの
薬液20の供給流量を検出し、制御装置84は、この検出値
に基づいて、電動シリンダ50a,50b,50cへ操作して、防
渦板44を左右へ揺動させ、旋回方向外側の噴頭30の幅を
内側より広げる。左右における噴頭30の幅の比は流量セ
ッサ82a,82cの検出値に基づく流量の比に対応させる。
送風機32から噴頭30へ導入された風は、噴頭30の幅に応
じて噴頭30の周方向へ分配され、噴頭30の幅が広がって
いる所程、多量に導かれる。こうして、旋回方向外側へ
は、多量の薬液20と共に多量の風が供給され、薬液20
は、多量の散布にもかかわらず、樹木88の所望の個所ま
で、到達する。
〔考案の効果〕
この考案では、スピードスプレーヤにおいて、左右各
側への散布液の散布量に差がある場合は、各側における
噴頭の幅が調整され、多量に散布される側の風量を少量
側より増大する。したがって、多量に散布される側へ
も、十分な距離まで散布液を到達させることができ、均
等散布を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図は薬液の流れ系
統並びに薬液の流量及び風量の制御装置の構成を示す
図、第2図はスピードスプレーヤの旋回時の散布状況を
示す図、第3図及び第4図は噴頭の防渦板がそれぞれ噴
頭板42に対峙する向き及び右方への向きにあるときの状
態で噴頭及び送風機を含む範囲の構成を示す平面図、第
5図及び第6図はそれぞれ電動シリンダの平面図及び正
面図、第7図は防渦板の回転機構の構成図、第8図は防
渦板が噴頭板に対峙する向きに対して右方へ向けられた
ときの噴頭を上方から示す図、第9図はスピードスプレ
ーヤの概略的な側面図である。 10……スピードスプレーヤ、20……薬液(散布液)、28
……ノズル、30……噴頭、32……送風機、44……防渦板
(揺動区画部材)、50a,50c……電動シリンダ(アクチ
ュエータ)、82a,82c……流量センサ(流量検出手
段)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】噴頭(30)が、周方向に沿って複数個のノ
    ズル(28)を備え、前記ノズル(28)からの散布液(2
    0)が、送風機(32)から送られて来る風に搬送され
    て、周囲へ散布されるスピードスプレーヤ(10)におい
    て、左右へ揺動自在でかつ前記噴頭(30)の前後方向少
    なくとも一方を区画する揺動区画部材(44)と、左右各
    側への散布液(20)の散布流量を検出する流量検出手段
    (82a,82c)と、この流量検出手段(82a,82c)の検出値
    に関係して作動し散布流量の多い側が少ない側より前記
    噴頭(30)の幅が広がるように前記揺動区画部材(44)
    を操作するアクチュエータ(50a,50c)とを有してなる
    ことを特徴とするスピードスプレーヤ。
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