JP2003184042A - 散布車輌の散布制御装置 - Google Patents

散布車輌の散布制御装置

Info

Publication number
JP2003184042A
JP2003184042A JP2001391100A JP2001391100A JP2003184042A JP 2003184042 A JP2003184042 A JP 2003184042A JP 2001391100 A JP2001391100 A JP 2001391100A JP 2001391100 A JP2001391100 A JP 2001391100A JP 2003184042 A JP2003184042 A JP 2003184042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spraying
sprinkling
nozzle
water
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001391100A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Horinouchi
良和 堀之内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP2001391100A priority Critical patent/JP2003184042A/ja
Publication of JP2003184042A publication Critical patent/JP2003184042A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で散布幅の変更が容易に行なえ、し
かも散布幅を変更させても単位面積当たりの散布量を均
一にすることのできる散布車輌の散布制御装置を提供す
る。 【解決手段】車体上に貯留タンクが搭載され、この貯留
タンクに貯留された貯留物を散布する散布ノズル3を備
えた散布車輌1において、前記散布ノズル3は、所定間
隔を隔てて配設された複数の散布部32を有する少なく
とも2本の散布管31からなり、当該各散布管31は、
端部同士が回動自在に直列的に連結されるとともに、散
布時においては進行方向に対して同じ角度θで回動配置
されるように構成されている。開度が調整可能な制御弁
を介して前記散布ノズル3から貯留物が散布されるよう
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯留タンクに貯留
した液体や湿塩などの貯留物を散布する散布車輌の散布
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、散布車輌としての例えば散水車輌
においては、車体上に貯留タンクが搭載され、この貯留
タンクの水を散水ポンプの作動により散水ノズルに供給
し、該散水ノズルから路上などに走行しながら散水する
ようにしている。
【0003】ところで、例えば路上に水を散水する際に
は、当該路上の幅に応じて散水幅を変更する必要が生じ
る場合がある。
【0004】この場合、従来では散水ノズル自体を取り
替えて幅を変更したり、散水ノズルに複数設けられた各
ノズル部からの散水を開閉弁の操作により調整すること
で散水幅を変更していた。また、散水ノズルを複数に分
割し、例えば左右に配置された分割ノズルを車輌の側方
へ回動させて張り出させることで散水幅を変更してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のものでは、以下のような問題があった。
【0006】まず、散水ノズル自体を取り替えるもので
は、取り替え作業に手間と時間がかかり、取り替え頻度
が高いほど作業効率の低下を招いていた。
【0007】また、各ノズル部からの散水を開閉弁の操
作により調整することで散水幅を変更するものでは、開
閉弁の操作を手動で行なう場合には作業が煩雑であり、
自動で行なう場合には制御系や配線など構造が複雑にな
る。
【0008】さらに、分割ノズルを側方に張り出させる
ものでは、張り出さない分割ノズルと張り出した分割ノ
ズルとでは単位面積当たりの散水量が変化して均一な散
水が得られない。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、簡単な構造で散布幅の
変更が容易に行なえ、しかも散布幅を変更させても単位
面積当たりの散布量を均一にすることのできる散布車輌
の散布制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の散
布車輌の散布制御装置は、車体上に貯留タンクが搭載さ
れ、この貯留タンクに貯留された貯留物を散布する散布
ノズルを備えた散布車輌において、前記散布ノズルは、
所定間隔を隔てて配設された複数の散布部を有する少な
くとも2本の散布管からなり、当該各散布管は、端部同
士が回動自在に直列的に連結されるとともに、散布時に
おいては進行方向に対して同じ角度で回動配置されるよ
うに構成されたものである。
【0011】請求項2に係る発明の散布車輌の散布制御
装置は、開度が調整可能な制御弁を介して前記散布ノズ
ルから貯留物が散布されるように構成されたものであ
る。
【0012】請求項3に係る発明の散布車輌の散布制御
装置は、回転数が調整可能な散布ポンプにより前記散布
ノズルから貯留物が散布されるように構成されたことを
特徴とする請求項1記載の散布車輌の散布制御装置。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、本実施の形態では、散布車
輌として路上等に水を散水する散水車輌を例に採って説
明する。
【0014】図1は、散水車輌の概略の全体構成を示し
ている。
【0015】図1において、1は散水車輌で、この散水
車輌1の車体上に貯留タンク2が搭載されるとともに、
車体の例えば後部に散布ノズルとしての散水ノズル3が
配置されている。
【0016】散水ノズル3は、図4に示すように散水ポ
ンプ5と制御弁6とを備えた送水管4によって貯留タン
ク2に連通されている。
【0017】図2は、散水ノズル3の具体的構成を示し
ている。
【0018】散水ノズル3は、4本の散水管31からな
り、これら4本の散水管31の端部同士が回動自在に直
列的に連結されている。各散水管31には所定間隔を隔
てて複数の散水部32が設けられており、これら散水部
32から水を路上に散水する。
【0019】また、これら散水管31は、真ん中の2本
の散水管31の連結部31aが車体の後部に支持されて
おり、他の両側の連結部31bは移動自在になされてい
る。このようにして連結された各散水管31は、図示し
ない駆動装置により上記連結部31a、31bを中心に
して同一水平面上において回動自在になされるととも
に、散水時においては図3に示すように進行方向に対し
て同じ角度θで回動配置するように構成されている。
【0020】つまり、散水時においては図3(a)に示
すように連結された各2本の散水管31のなす角度が全
て同じ角度になるW状に配置されるとともに、最大に回
動した際には図3(b)に示すように横幅方向に一直線
状に配置され、これにより散水幅が可変になっている。
【0021】図4は、貯留タンクの水を散水ノズルから
散水するための構成を示している。
【0022】散水ポンプ5は、車輌に搭載された走行用
のエンジン7に動力取出装置であるPTO8を介して接
続されている。従って、エンジン7の駆動によりPTO
8を通じて散水ポンプ5を作動させることで、貯留タン
ク2の水を当該散水ポンプ5から制御弁6を通じて散水
ノズル3に供給する。
【0023】前記制御弁6は、散水車輌1に搭載された
制御装置10により後述するようにその開度が制御され
るように構成されている。
【0024】制御装置10は、操作部11及び位置検出
器12から各信号が入力される。
【0025】操作部11は、散水ノズル3による散水幅
を設定するためのもので、例えば作業者が手動によりス
イッチを操作することで散水幅を設定し、この設定に応
じて散水幅指令信号を制御装置10に出力する。
【0026】位置検出器12は、散水ノズル3の前述し
た各散水管31の配置位置を検出するためのもので、散
水管31の配置位置に応じて位置検出信号を制御装置1
0に出力する。
【0027】そして、制御装置10では、散水幅指令信
号に基づいて駆動装置に駆動信号を出力し、この駆動装
置により各散水管31を回動させ、位置検出器12から
の位置検出信号により各散水管31が設定した散水幅に
なった時に駆動装置に停止信号を出力し、これにより各
散水管31を操作部11で設定した散水幅にする。
【0028】また、制御装置10では、上記散水幅に応
じて前記制御弁6の開度を制御し、散水幅を変更しても
単位面積当たりの散水量が均一になるようにしている。
【0029】さらに、制御装置10では、車速に応じて
水の散水量を制御する車速同調制御を行うようになされ
ている。具体的には、車速同調制御は、車速センサ13
で検出される車速の変化に応じて路上の単位面積当たり
への水の散水量が一定になるように制御弁6の開度を制
御しており、これにより制御弁6の開度に応じた水が散
水ノズル3を通じて散水される。つまり、車速が早くな
れば散水量を増やし、また、車速が遅くなれば散水量を
減らすように制御弁6の開度を制御しており、予め設定
した設定速度で設定散水量が得られるようにしている。
【0030】一方、上述したように制御装置10では、
制御弁6の開度を制御することによって散水幅に応じた
均一な散水量を得るようにするとともに、車速同調制御
を行なっているが、制御弁6の開度制御の他に、散布ポ
ンプとしての散水ポンプ5の回転数を増減することによ
っても同様な制御を行なうことができる。具体的には、
散水幅に応じて制御弁6を一定開度のままで散水ポンプ
5の回転数を増減制御し、散水幅を変更しても単位面積
当たりの散水量が均一になるようにする。また、車速セ
ンサ13で検出される車速の変化に応じて路上の単位面
積当たりへの水の散水量が一定になるように散水ポンプ
5の回転数を制御装置10によって増減制御し、これに
より散水ポンプ5の回転数に応じた水が散水ノズル3を
通じて散水される。つまり、車速が早くなれば散水量を
増やし、また、車速が遅くなれば散水量を減らすように
散水ポンプ5の回転数を制御しており、予め設定した設
定速度で設定散水量が得られるようにしている。
【0031】このように構成された散水車輌1の制御装
置10により路上に水を散水する場合には、水を貯留タ
ンク2に貯留するとともに、操作部11を操作して各散
水管31を回動させ散水ノズル3を所定の散水幅が得ら
れる長さに配置する。そして、散水車輌1を走行させな
がら散水ポンプ5を作動させることにより、貯留タンク
2から水を制御弁6を通じて散水ノズル3の各散水管3
1に供給し、これら散水管31の各散水部32から路上
に散水する。
【0032】この際、散水管31は、連結された各散水
管31のなす角度θが全て同じ角度になるW状、もしく
は一直線状に配置されることから、散水幅を変更しても
各散水管31から散水する単位面積当たりの散水量を一
定にすることができる。
【0033】しかも、散水幅の変更に応じて制御弁6の
開度もしくは散水ポンプ5の回転数を変更することで、
散水幅の変更にかかわらず単位面積当たりに対して同量
の散水を行なうことができる。つまり、散水管31を一
直線状に配置すればするほど散水幅が広くなることか
ら、この散水幅が広くなる分だけ散水量を多くすること
で、単位面積当たりの散水量を一定にすることができ
る。
【0034】また、車速同調制御により車速の変化に応
じて散水しているので、車速の変化にかかわらず、単位
面積当たりの散水量を一定にすることができる。
【0035】このようにこの散水車輌1では、簡単な散
水ノズル3の構成によって散水幅を可変にすることがで
き、しかも散水幅及び車速の変更に関わらず、単位面積
当たりの散水量を一定にすることができる。
【0036】なお、本実施の形態では、水を路上に散水
する場合について説明したが、これに限らず、例えば湿
塩などの散布にも適用することができる。
【0037】また、散水管31は4本に限らず、2本以
上であれば同様の効果を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の散布車輌の
散布制御装置によれば、散布ノズルを、所定間隔を隔て
て配設された複数の散布部を有する少なくとも2本の散
布管で構成し、当該各散布管を、端部同士で回動自在に
直列的に連結するとともに、散布時においては進行方向
に対して同じ角度で回動配置するようにしたことで、簡
単な散布ノズルの構成によって散布幅を可変にすること
ができ、しかも制御弁の開度もしくは散布ポンプの回転
数を制御することで散布幅の変更に関わらず、単位面積
当たりの散布量を一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】散水車輌の概略の全体構成を示す側面図であ
る。
【図2】散水ノズルの具体的構成を示す底面図である。
【図3】散水ノズルの各散水管の配置状態を示す平面図
である。
【図4】貯留タンクの水を散水ノズルから散水するため
の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
2 貯留タンク 3 散水ノズル(散布ノズル) 31 散水管(散布管) 32 散水部(散布部) 5 散水ポンプ 6 制御弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上に貯留タンクが搭載され、この貯
    留タンクに貯留された貯留物を散布する散布ノズルを備
    えた散布車輌において、 前記散布ノズルは、所定間隔を隔てて配設された複数の
    散布部を有する少なくとも2本の散布管からなり、当該
    各散布管は、端部同士が回動自在に直列的に連結される
    とともに、散布時においては進行方向に対して同じ角度
    で回動配置されるように構成されたことを特徴とする散
    布車輌の散布制御装置。
  2. 【請求項2】 開度が調整可能な制御弁を介して前記散
    布ノズルから貯留物が散布されるように構成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の散布車輌の散布制御装置。
  3. 【請求項3】 回転数が調整可能な散布ポンプにより前
    記散布ノズルから貯留物が散布されるように構成された
    ことを特徴とする請求項1記載の散布車輌の散布制御装
    置。
JP2001391100A 2001-12-25 2001-12-25 散布車輌の散布制御装置 Pending JP2003184042A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001391100A JP2003184042A (ja) 2001-12-25 2001-12-25 散布車輌の散布制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001391100A JP2003184042A (ja) 2001-12-25 2001-12-25 散布車輌の散布制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003184042A true JP2003184042A (ja) 2003-07-03

Family

ID=27598791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001391100A Pending JP2003184042A (ja) 2001-12-25 2001-12-25 散布車輌の散布制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003184042A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108773178A (zh) * 2018-05-25 2018-11-09 江西双林彩印包装有限公司 一种方便成品印刷制品进行上光的印刷用上光装置
CN109468989A (zh) * 2018-11-27 2019-03-15 吴天宋 一种城市生态环境治理用路面洒水降温装置
CN110685242A (zh) * 2018-07-05 2020-01-14 郑州宇通重工有限公司 保洁车喷水压力调节控制方法、控制系统及保洁车
CN113430977A (zh) * 2021-05-18 2021-09-24 宿州海翔环保科技有限公司 一种环卫用多功能高压清洗车

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108773178A (zh) * 2018-05-25 2018-11-09 江西双林彩印包装有限公司 一种方便成品印刷制品进行上光的印刷用上光装置
CN110685242A (zh) * 2018-07-05 2020-01-14 郑州宇通重工有限公司 保洁车喷水压力调节控制方法、控制系统及保洁车
CN109468989A (zh) * 2018-11-27 2019-03-15 吴天宋 一种城市生态环境治理用路面洒水降温装置
CN109468989B (zh) * 2018-11-27 2021-04-23 吴天宋 一种城市生态环境治理用路面洒水降温装置
CN113430977A (zh) * 2021-05-18 2021-09-24 宿州海翔环保科技有限公司 一种环卫用多功能高压清洗车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5021783B2 (ja) 噴霧装置及び噴霧方法
US4763836A (en) Irrigation system for precise water and chemical application
KR101243654B1 (ko) 살수차량 살수용 노즐 상하좌우 방향 조절장치
WO2006060854A1 (en) Robotic land transporter
CN110075641A (zh) 一种建筑工地喷淋降尘系统
AU2004243098A1 (en) Flow control for irrigation machines
JP2003184042A (ja) 散布車輌の散布制御装置
JP2010022333A (ja) 粒状物の散布装置
JPH08214719A (ja) 方形面の散水装置
KR101214928B1 (ko) 살수 장치
JPH10168847A (ja) 水路清掃用カート
CN209243656U (zh) 一种具有车头喷头的洒水车
CN110712656B (zh) 架空轨道交通系统和用于架空轨道交通系统的浇灌装置
US4195781A (en) Self-propelled irrigation apparatus
JP2012245455A (ja) トラクター直装式ブームスプレーヤ
JP2510980Y2 (ja) 粒体散布装置
JP2578457Y2 (ja) 薬剤散布機における噴霧方向制御装置
JP2001140593A (ja) コンクリート材料の吹付け装置及びコンクリート材料の吹付け方法
JP2558724Y2 (ja) 管理作業機における散布装置
JP3466258B2 (ja) 自走式防除機のノズル揺動速度調節機構
JPH0516248Y2 (ja)
JP2001269025A (ja) 肥料散布機
JPH04176354A (ja) スピードスプレーヤの散布方向制御装置
JPH08844Y2 (ja) 散水装置
JPH09314008A (ja) スピードスプレーヤ