JP2543656Y2 - 自走式噴霧機の噴霧高調節機構 - Google Patents

自走式噴霧機の噴霧高調節機構

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JP2543656Y2
JP2543656Y2 JP1990075637U JP7563790U JP2543656Y2 JP 2543656 Y2 JP2543656 Y2 JP 2543656Y2 JP 1990075637 U JP1990075637 U JP 1990075637U JP 7563790 U JP7563790 U JP 7563790U JP 2543656 Y2 JP2543656 Y2 JP 2543656Y2
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進 平野
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、園芸ハウスにおいて、作物の畝間を無人走
行しながら薬液を噴霧する自走式噴霧機の噴霧高調節機
構に関する。
(ロ)従来技術 従来から園芸ハウス内において無人走行しながら薬液
噴霧を行う自走式噴霧機に関する技術は公知とされてい
るのである。
例えば、実公平1−11333号公報や、実開平1−73032
号公報に記載の技術の如くである。
また、ブームスプレヤーにおいて、作物高さを検知し
て、噴霧機構を自動的に昇降する技術は公知とされてい
るのである。
例えば、実開昭56−87167号公報や、実開昭56−87168
号公報に記載の技術の如くである。
(ハ)考案が解決すべき課題 しかし、従来の技術において、ブームスプレヤーの左
右に伸びるブームを上下に回動して噴霧高を調整する技
術は公知とされていたが、自走式噴霧機の如く、垂直に
伸びる薬液噴霧ノズルの噴霧高さを調節する技術は開示
されていなかったのである。故に、従来の自走式噴霧機
の噴霧高は噴霧作業中は常時一定であり、オペレータが
これを手動で調節しなければ、変えることは出来なかっ
たのである。
そして、畝の全長において作物の高さがすべて同じと
いうわけではなくて、また畝毎に植付時期の相違によ
り、作物長が相違する場合等があり薬液噴霧ノズルの高
さは出来れば作物の高さ毎に変更するのが最も良いので
ある。
本考案は、作物高検出センサー1を設けて、作物の高
さ毎に、薬液噴霧ノズルの高さを自動的に変更可能とし
たものである。
(ニ)課題を解決する手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
畝間を無人走行しながら薬液噴霧を行う自走式噴霧機
において、機体上部に作物の高さを検出する作物高検出
センサー1を設け、高い位置まで設けた薬液噴霧ノズル
30の途中部分に、該作物高検出センサー1の検出信号に
応じて開閉される複数の部分開閉弁27,28,29を配置し、
前記作物高検出センサー1からの信号により、前記部分
開閉弁27,28,29を、上から順に開閉することにより、薬
液噴霧ノズル30を部分的に開閉して、噴霧高を調節すべ
く構成したものである。
(ホ)実施例 本考案の解決すべき課題および解決する手段は以上の
如くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説
明する。
第1図は本考案の自走式噴霧機の側面図、第2図は第
1図の実施例の液圧回路図、第3図は薬液噴霧ノズルを
自動的に伸縮可能とした実施例の側面断面図、第4図は
第3図の実施例の液圧回路図、第5図は薬液噴霧ノズル
の上の噴霧口を高さに応じて開閉する実施例の液圧回路
図である。
第1図、第2図の実施例について説明する。
自走式噴霧機は機体フレームFの前部に前輪3,3を配
置し、後部に後輪4,4を配置している。
機体フレームFの前部には駆動モータ10が配置されて
おり、前端に前部切換センサー11が、後部には後部切換
センサー12が配置されている。
機体フレームFの上部にはバッテリー7とホース巻取
リール5が配置されている。該バッテリー7とホース巻
取リール5の上部を被覆すべくボンネットカバー9が配
置されている。
ホース巻取リール5にホース14を巻取っており、畝間
を前進する場合にはこのホース14を畝間に引き出して載
置して行き、戻る場合にはこのホース14をホース巻取リ
ール5に巻き戻し乍ら戻るのである。
1条の畝の噴霧が終了した場合には、畝端において次
の畝間に移動する為の旋回操作が必要であり、該旋回操
作を容易にする為の旋回キャスター輪31と、該旋回キャ
スター輪31を後輪4,4よりも突出する為の踏み込みペダ
ル32が配置されている。
本考案は、前記ボンネットカバー9の上に設けた作物
高検出センサー1と、該作物高検出センサー1からの作
物Aの高さ信号に基づき噴霧高を調節する薬液噴霧ノズ
ル6,16に関するものである。
次に、第2図において説明する。
ハウスの外に動力噴霧ポンプ20が配置されており、該
動力噴霧ポンプ20からホース14を介して自走式噴霧機ま
で薬液が圧送されている。
23は動力噴霧ポンプ20のリリーフバルブ、24は圧力調
節タンク、25は圧力計である。
前記動力噴霧ポンプ20からの薬液が供給されているか
どうかを検出する液圧スイッチ21が設けられており、該
液圧スイッチ21の信号が制御ボックスCに送信されてい
る。
また、ボンネットカバー9の上部に設けた作物高検出
センサー1からの信号も制御ボックスCに送信されてい
る。
該作物高検出センサー1と液圧スイッチ21からの信号
に基づいて、噴霧高調節バルブ2を自動的に切換えるの
である。
即ち、液圧スイッチ21により薬液の供給圧が低い場合
には、噴霧高調節バルブ2を閉鎖して、薬液の垂れ流し
を阻止する。また作物Aが通常の高さの場合には、低い
方の薬液噴霧ノズル6に薬液を供給する。また作物Aが
特に高い場合には、高い方の薬液噴霧ノズル16に薬液を
供給するのである。
このように、第1図、第2図の実施例においては、低
い薬液噴霧ノズル6と高い薬液噴霧ノズル16との使い分
けにより、噴霧高の上下を調節すべく構成している。
次に、第3図、第4図の実施例を説明する。
該実施例の場合には、薬液噴霧機ノズル15,18を伸縮
可能なノズルとして構成している。
即ち、固定側薬液噴霧ノズル18の外側に、摺動側薬液
噴霧ノズル15を嵌装しており、該摺動側薬液噴霧ノズル
15は上下調節モーター17の正逆回転により、ラック&ピ
ニオン機構を介して上下に伸縮可能としている。
該摺動側薬液噴霧ノズル15はボンネットカバー9の側
から突出した摺動ガイド筒19により上下に摺動可能に支
持している。
第4図の液圧回路図において説明する。
動力噴霧ポンプ20から液圧スイッチ21までの回路は同
じであるが、制御ボックスCに上下調節モーター17と、
手動設定器22が設けられている。
故に、該手動設定器22により噴霧高を設定することに
よっても、上下調節モーター17を回転して、摺動側薬液
噴霧ノズル15の高さを変更することが可能である。
通常は、作物高検出センサー1からの作物Aの高さ信
号により、制御ボックスCにて比較判断して、上下調節
モーター17を回転し、摺動側薬液噴霧ノズル15を上下に
自動調節するのである。
次に、第5図の実施例について説明する。
該実施例においては、2本の薬液噴霧ノズルを選択す
るのではなく、また薬液噴霧ノズルを伸縮するのでもな
く、高い位置まで設けた薬液噴霧ノズル30の中の噴霧口
の一部を開閉可能とすることにより、噴霧高さを自動的
に調節可能としたものである。該作物高検出センサー1
からの信号により、噴霧高調節バルブ2を開閉するので
ある。
また、薬液噴霧ノズル30に設けた部分開閉弁27,28,29
を部分的に開放することにより、噴霧高を調節すべく構
成している。
部分開閉弁27,28,29の全てを開放した場合が最も噴霧
高の高い場合であり、部分開閉弁29,28を開放した場合
が次に高く、部分開閉弁29のみを開放した場合が更に低
くなり、部分開閉弁27,28,29の全てを閉じると最も低い
状態となるのである。
手動設定器26が設けられており、手動によっても部分
開閉弁27,28,29の開閉を行うことが出来るのである。
(ヘ)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するのである。
第1に、薬液噴霧ノズル30の中途部に複数の部分開閉
弁27,28,29を配置し、これを上から順番に閉じて、閉じ
た状態で下から順番に開く操作をすることにより、噴霧
高を変更するのであり、部分開閉弁27,28,29の開閉のみ
の操作で済むので、機構を簡略化して構成することが出
来るのである。
第2に、従来のブームスプレヤーの如く、長いブーム
を回動して噴霧高を調節するのではなく、垂直に配置し
た薬液噴霧ノズル30の噴霧高さを調整するのであるか
ら、作物Aの全体に渡り、均一に調節した高さにより噴
霧することができるのである。
第3に、作物Aの高さを検出して噴霧高を変更するこ
とにより、高い作物Aの上部に薬液が掛からなかった
り、低い作物Aであるのに上部の何も無い部分に無駄な
薬液を噴霧するということが無くなったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自走式噴霧機の側面図、第2図は第1
図の実施例の液圧回路図、第3図は薬液噴霧ノズルを自
動的に伸縮可能とした実施例の側面断面図、第4図は第
3図の実施例の液圧回路図、第5図は薬液噴霧ノズルの
上の噴霧口を高さに応じて開閉する実施例の液圧回路図
である。 1……作物高検出センサー 6,16……薬液噴霧ノズル 15……摺動側薬液噴霧ノズル 17……上下調節モーター 18……固定側薬液噴霧ノズル 20……動力噴霧ポンプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】畝間を無人走行しながら薬液噴霧を行う自
    走式噴霧機において、機体上部に作物の高さを検出する
    作物高検出センサー1を設け、高い位置まで設けた薬液
    噴霧ノズル30の途中部分に、該作物高検出センサー1の
    検出信号に応じて開閉される複数の部分開閉弁27,28,29
    を配置し、前記作物高検出センサー1からの信号によ
    り、前記部分開閉弁27,28,29を、順に開閉することによ
    り、薬液噴霧ノズル30を部分的に開閉して、噴霧高を調
    節すべく構成したことを特徴とする自走式噴霧機の噴霧
    高調節機構。
JP1990075637U 1990-07-17 1990-07-17 自走式噴霧機の噴霧高調節機構 Expired - Lifetime JP2543656Y2 (ja)

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