JP2508332Y2 - 建築用材 - Google Patents
建築用材Info
- Publication number
- JP2508332Y2 JP2508332Y2 JP10985389U JP10985389U JP2508332Y2 JP 2508332 Y2 JP2508332 Y2 JP 2508332Y2 JP 10985389 U JP10985389 U JP 10985389U JP 10985389 U JP10985389 U JP 10985389U JP 2508332 Y2 JP2508332 Y2 JP 2508332Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- building
- heat insulating
- heating element
- present
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、特に外気温を遮断しうる例えば寒地建築物
の躯体、梁、柱などに使用される建築用材に関するもの
である。
の躯体、梁、柱などに使用される建築用材に関するもの
である。
(従来技術) 従来の建築物においては、躯体、梁、柱などの建築用
材として例えばH型鋼などの鉄骨材そのものを使用する
場合がある。
材として例えばH型鋼などの鉄骨材そのものを使用する
場合がある。
この場合、この鉄骨材は、特に熱遮断のための工夫が
なされていないのが一般的である。そして外気温の遮断
効果を得ようとするためには、断熱パネルを適宜位置に
配設するだけである。
なされていないのが一般的である。そして外気温の遮断
効果を得ようとするためには、断熱パネルを適宜位置に
配設するだけである。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記従来の建築用材のように、鉄骨材に単
に断熱パネルを適宜配設するだけのものでは、特に寒地
などにおいては、鉄骨材を伝わって熱が逃げるため、熱
遮断効果が低いという問題点があった。
に断熱パネルを適宜配設するだけのものでは、特に寒地
などにおいては、鉄骨材を伝わって熱が逃げるため、熱
遮断効果が低いという問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決することを目的とし、躯
体、梁、柱などに使用される建築用構造材の熱遮断部位
に発熱体を卷着するとともに、前記発熱体の外周を断熱
材および断熱成型体にて包囲して熱遮断部としたことを
特徴とするものである。
体、梁、柱などに使用される建築用構造材の熱遮断部位
に発熱体を卷着するとともに、前記発熱体の外周を断熱
材および断熱成型体にて包囲して熱遮断部としたことを
特徴とするものである。
(実施例) 第1図乃至第2図は、本考案建築用材の一実施例を示
す図であり、第1図は本考案の要部を示す第2図I−
I′線に沿う横断平面図、第2図は本考案を建築物の柱
構造の一部に適用した場合の一部縦断側面図である。
す図であり、第1図は本考案の要部を示す第2図I−
I′線に沿う横断平面図、第2図は本考案を建築物の柱
構造の一部に適用した場合の一部縦断側面図である。
図中、1は建築物の躯体、梁や柱などに使用される、
例えばH型鋼からなる建築構造材で、本実施例では、第
2図に示す如く建築物に必要な所要の長さを有する柱構
造に使用したものである。なお、本考案の実施例ではH
型鋼を使用したがこれに限らず、C型、T型、I型のい
ずれでも良いこと勿論である。
例えばH型鋼からなる建築構造材で、本実施例では、第
2図に示す如く建築物に必要な所要の長さを有する柱構
造に使用したものである。なお、本考案の実施例ではH
型鋼を使用したがこれに限らず、C型、T型、I型のい
ずれでも良いこと勿論である。
Sは上記建築構造材Iの所要部位に所要長さをもって
卷着された発熱体であって、例えば特許第728463号のよ
うな従来周知の熱半導体と電源用リード線からなる面状
発熱体に電気絶縁被覆を施したようなものである。2は
グラスウール成型板であり、第2図に示す如く、前記発
熱体Sおよび建築構造材1の周囲を全面的に包囲すべ
く、かつ第1図に示す如く所要の長さLに形成してい
る。このグラスウール成型板2の内外全面には、アルミ
ニウムなどの金属箔3が貼着されている。4は上記建築
構造材1と所要の長さのグラスウール成型板2との間に
充填されているグラスウールと、その他断熱発熱体、無
機質軽量骨材、石綿等適宜の断熱充填物である。
卷着された発熱体であって、例えば特許第728463号のよ
うな従来周知の熱半導体と電源用リード線からなる面状
発熱体に電気絶縁被覆を施したようなものである。2は
グラスウール成型板であり、第2図に示す如く、前記発
熱体Sおよび建築構造材1の周囲を全面的に包囲すべ
く、かつ第1図に示す如く所要の長さLに形成してい
る。このグラスウール成型板2の内外全面には、アルミ
ニウムなどの金属箔3が貼着されている。4は上記建築
構造材1と所要の長さのグラスウール成型板2との間に
充填されているグラスウールと、その他断熱発熱体、無
機質軽量骨材、石綿等適宜の断熱充填物である。
上記グラスウール成型板2の金属箔3外表面には、一
対のL字状のアルミニウムカバー5,5′を、一対のコー
ナー部の各端部をボルト、ナットなどの結合部材6で結
合することにより被着してある。7は本考案の熱遮断部
Aの周辺に適宜取付けられた胴縁であた、8は断熱パネ
ル、9は外壁である。10は上記建築構造材1を垂直に固
定させるための床基礎部材であり、11は天井に固定させ
た断熱パネルである。
対のL字状のアルミニウムカバー5,5′を、一対のコー
ナー部の各端部をボルト、ナットなどの結合部材6で結
合することにより被着してある。7は本考案の熱遮断部
Aの周辺に適宜取付けられた胴縁であた、8は断熱パネ
ル、9は外壁である。10は上記建築構造材1を垂直に固
定させるための床基礎部材であり、11は天井に固定させ
た断熱パネルである。
本考案の熱遮断部Aは、天井の断熱パネル11の直下方
部に所要の長さLをもって配設されている。この所要の
長さLは、必要に応じて自由に変更が可能である。
部に所要の長さLをもって配設されている。この所要の
長さLは、必要に応じて自由に変更が可能である。
次に作用について説明する。上記のように、本考案の
熱遮断部Aを天井の断熱パネル11の直下方部、その他図
示してないが適宜躯体、梁などの建築構造材1の所要部
位に配設するし、発熱体Sを発熱させると、前記発熱体
Sの熱により前記建築構造材1が加温されるとともに、
外部から前記建築構造材1を伝わって室内へ侵入しよう
とする外気は前記熱遮断部Aによって確実に遮断される
ものであり、また、反対に前記建築構造材1を伝わって
室外へ逃げようとする熱は前記熱遮断部Aによって確実
に遮断され、断熱効果は著しく向上する。
熱遮断部Aを天井の断熱パネル11の直下方部、その他図
示してないが適宜躯体、梁などの建築構造材1の所要部
位に配設するし、発熱体Sを発熱させると、前記発熱体
Sの熱により前記建築構造材1が加温されるとともに、
外部から前記建築構造材1を伝わって室内へ侵入しよう
とする外気は前記熱遮断部Aによって確実に遮断される
ものであり、また、反対に前記建築構造材1を伝わって
室外へ逃げようとする熱は前記熱遮断部Aによって確実
に遮断され、断熱効果は著しく向上する。
また前記熱遮断部Aはグラスウール等の充填材により
クッション効果が生じ、外壁などに対して振動防止とも
なる。
クッション効果が生じ、外壁などに対して振動防止とも
なる。
(考案の効果) 以上説明したようにに本考案によれば、躯体、梁、柱
などに使用される建築用構造材の熱遮断部位に発熱体を
卷着するとともに、前記発熱体の外周を断熱材および断
熱成型体にて包囲して熱遮断部としたものであるから、
建築物内にこの熱遮断部を設けた建築構造材を配設する
と、建築物内の熱は遮断されて外部に出にくく、建築物
外の気温は遮断されて内部に影響しないため、断熱効果
がより優れるばかりか、遮音効果も向上するものであ
る。
などに使用される建築用構造材の熱遮断部位に発熱体を
卷着するとともに、前記発熱体の外周を断熱材および断
熱成型体にて包囲して熱遮断部としたものであるから、
建築物内にこの熱遮断部を設けた建築構造材を配設する
と、建築物内の熱は遮断されて外部に出にくく、建築物
外の気温は遮断されて内部に影響しないため、断熱効果
がより優れるばかりか、遮音効果も向上するものであ
る。
また、充填されたグラスウール等の充填材によって外
壁などに対し、クッション効果を得ることができ、また
構造が簡単であるので、建築物の施工も簡単となるなど
の効果がある。
壁などに対し、クッション効果を得ることができ、また
構造が簡単であるので、建築物の施工も簡単となるなど
の効果がある。
第1図乃至第2図は、本考案建築用材の一実施例を示す
図であり、第1図は第2図のI−I′線に沿う横断平面
図、第2図は本考案を建築物の柱構造の一部に適用した
場合の一部縦断側面図である。 1……建築構造材、2……グラスウール成型板、3……
金属箔、4……断熱充填物、5,5′……アルミニウムカ
バー、6……結合部材、7……胴縁、8,11……断熱パネ
ル、9……外壁、10……床基礎部材、A……熱遮断部、
L……所要の長さ、S……発熱体。
図であり、第1図は第2図のI−I′線に沿う横断平面
図、第2図は本考案を建築物の柱構造の一部に適用した
場合の一部縦断側面図である。 1……建築構造材、2……グラスウール成型板、3……
金属箔、4……断熱充填物、5,5′……アルミニウムカ
バー、6……結合部材、7……胴縁、8,11……断熱パネ
ル、9……外壁、10……床基礎部材、A……熱遮断部、
L……所要の長さ、S……発熱体。
Claims (1)
- 【請求項1】躯体、梁、柱などに使用される建築用構造
材の熱遮断部位に発熱体を卷着するとともに、前記発熱
体の外周を断熱材および断熱成型体にて包囲して熱遮断
部としたことを特徴とする建築用材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10985389U JP2508332Y2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 建築用材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10985389U JP2508332Y2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 建築用材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0348010U JPH0348010U (ja) | 1991-05-08 |
JP2508332Y2 true JP2508332Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=31658412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10985389U Expired - Lifetime JP2508332Y2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 建築用材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508332Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-20 JP JP10985389U patent/JP2508332Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0348010U (ja) | 1991-05-08 |
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